ベルタリア王国の名門・ヴァレンティア家に仕える従者カイルは、主であるセリーヌに対する叶わぬ恋心を抱えていた。彼の胸には、「報われぬ想い」を抱く者がかかるという病――“花吐き病”が静かに進行していた。この病を治すには、想い人と愛を通わせるしか
ないが、従者としての誇りがカイルにその想いを口にさせない。愛を告げぬまま死ぬ覚悟を決めたカイル。その想いはセリーヌのため、だたそれだけだったはずなのに。冷たく響く鎖の音と、凍えるような視線と、焼け付きそうな愛情。
「お前の心は誰に向いているの?」
すれ違う想いと秘められた真実――花が織りなす愛の奇跡が、二人に訪れるとき、果たしてその愛は永遠のものとなるのか。
◯花吐き病パロディ、全15話、完結まで執筆済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 19:00:00
4217文字
会話率:26%
白魔女をテーマにした作品集です。
☆白魔女裁判→怖くないです。残酷描写もありません。
☆魔女のきょうだい→白魔女の兄は普通のひと!?
☆白魔女姫→素敵な王子様と結婚。
☆白魔女姉妹→目が覚めたら白魔女になってた!?
☆白魔女の片思い→気ま
ぐれ猫さんに片想い。
☆白魔女の図書館→報われぬ恋。
☆西の白魔女はこうして死んだ→共演:イカれ帽子屋14世とぼしゅんと言う三月生まれのうさぎ。
☆白魔女の田舎ライフ→白魔女からの手紙。
☆恐ろしの白魔女→人助けの異名!?
☆常夏の白魔女日記→あの有名な旅人作家アリアス登場。
☆美しき元白魔女→白魔女が「次の魔王」を孕む話。
★ロード・ピリオド・グッド~RPG~→外伝的作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 16:25:18
11140文字
会話率:32%
これに疑問を抱いたのは小学生になる前、それを知ったのは中学になってから。
男の僕は女の子で、男の人に恋をした。
身体と心の違いに僕は深く悩んでいた。
周りはみんな普通だ。
親友はとてもいい親友だ。
兄はとてつもない兄(クソ)だ。
僕は男
に生まれた女だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 00:13:32
3951文字
会話率:16%
恋に落ちるというのはこういう事なのでしょうか。ああ、でもそれは駄目なこと、目の前の人物は隣国の王で、私はこの国の王太子妃。報われぬ恋。たとえこの想いが届かなくても・・・。
王太子は愛妾を愛し、自分はお飾りの王太子妃。しかし、自分の立場
ではこの思いを言葉にすることはできないと恋心を己の中に押し込めていく。そんな彼女の生き様とは。
*いつもどおり誤字脱字はほどほどにあります。
*主人公に少々問題があるかもしれません。(これもいつもどおり?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-15 22:00:00
18510文字
会話率:44%
キャロライナ・テンプトンは商家のお嬢様。恋に恋する箱入り娘、いつか素敵な恋ができると夢見る毎日。
ある日、友人に誘われて参加した仮面舞踏会にて、一人の男の子と出会い、めちゃくちゃ盛り上がり、恋をした。なんと、彼はキャロライナと同じ学校に
通っているという。
再会を約束し、お揃いのブローチを手に別れる二人。学園内を探検するキャロライナはついに『彼』をみつけるのだが……
「な、な、なんでライバルのウィリアムがブローチを手にしているのよ!!」
なんと、ブローチを手にしていたのはライバル商会の一人息子、ウィリアム・ノーランド。いつも意地悪なことを言う彼。キャロライナは報われぬ恋に頭を悩ませ、ついに閃く。
「『あなたの為じゃない』って明言しながら渡せば確実にバレないはずっ! 私、天才だわ! 勝った!!」
宿命のライバルにぽいぽいと差し入れとツンデレ台詞を投げつけるッ!!
さらには調子に乗って色々ツンデレめいた発言でトラブルを解決ッ!!
誰も何も言ってこないからバレていないと確信するキャロライナ!
その光景を見て真っ赤な顔を俯かせて肩を震わせるウィリアム!
そして生暖かい目でそれを周囲は生暖かく見守るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-06 11:00:00
37769文字
会話率:47%
物心がつく前から『予知夢』という力を持っていたシュゼット。
8歳になったある日、夢を視る。18歳の自分が恋敵に嫌がらせを繰り返し、最期には全てから疎んじられて命を落とすという最低最悪な夢を。
回避する道を探し始めたシュゼットは一つの打開策を
思い付く。
夢に出てきた、シュゼットの恋敵に想いを寄せるレオガルド。彼もまた、未来で報われぬ恋に振り回され身を滅ぼしていた。
同じような境遇の彼なら手を組めるのではないかと仮初の婚約を持ちかける……が。
「お前ごときとこの俺が釣り合うとでも? 冗談は鏡を見てから言え」
レオガルドはとんでもない俺様で我儘自己中男だった。
心底関わりたくないが、背に腹は変えられない。こうなったらこの当て馬俺様系を矯正していくしかない――!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 15:51:23
143789文字
会話率:46%
手に入らぬものを求めるのは罪なのか?
今なら届きそうだというその時に、手を伸ばすのは罪なのか?
報われぬ恋の痛みと苦しみはいつしか歪んだ愛という名の実を結び、その禁断の果実は摘んだ者を内側から苛むのだろう。自戒と自罰の放つ熱が今もず
っと消えないでいる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-13 12:41:34
3822文字
会話率:44%
天使や悪魔が神秘の存在から単なる奴隷になった時代。ただ使われるだけの天使と悪魔の、報われぬ恋の物語。
最終更新:2016-07-20 01:06:01
5100文字
会話率:23%
これは末尾ルコ(アルベール)のメインブログ(http://beaute3yoshitaka.blog.so-net.ne.jp/)かつて短期連載された(現在のところ)未完の恋愛小説だ!
最終更新:2015-07-29 12:00:00
407文字
会話率:7%
京では、秀郷の末裔太田政光という男が、かつての将門と同様、悶々とした日々を送っていた。
内裏大番役を命じられていた彼は、後宮の女官なの葉と知り合い、夫婦となる。しかし、神官出身の父を持つ妻は、不思議な女だった。
京からの帰り道、夫婦
の一行は山賊に襲われるが、なの葉を守り切れなかった政光のもとに、龍神が現れて彼女を助ける。霊威に打たれた政光はいっそう妻を大切にし、関東で領地の拡大を目指し本拠を下野小山に遷す。
やがて、世は源平合戦や奥州征伐など殺伐とした時代を迎えるが、政光の息子たちは、なの葉が童女のころ源頼朝の遊び相手だったことで主君に引き立てられる。朝政・宗政・朝光の三兄弟は実戦でも活躍し、鎌倉の御所内で重きを置く。
政光の死後、なの葉は長寿を保ち、尼となって悩める女性たちの相談相手となっていた。そのなかには美しくも悲しい過去を持つ女性がまぎれてこんでおり……
※この物語は、前作、『永遠なるものが~』の狐女と重衡が出会う数十年前に遡ります。さらに、前々作の『Brotherhood』の時代をはさみ、小山三兄弟のその後が描かれています。
また、つねに報われぬ恋をしていた狐女ですが、この物語のラストでようやく救いの手が差し伸べられます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-01 13:54:57
33574文字
会話率:30%