──"聖剣は、簡単に抜かれてはいけない"。半端ものが抜いたその時、その莫大な力故に暴走して、世界を滅ぼしかねないからだ。
俺──ルイは、聖剣が抜かれないようにメンテナンスをしている。
非常に退屈な仕事だし、給料も少ない。
まぁけど、まったりゆったり過ごせたら良いんだけどな。
ある日。
いつも通りメンテナンスをしに行くと──聖剣と、それが刺さっている岩の間に隙間ができていることに気づいた。
いけない……このままでは誰かに聖剣が抜かれてしまうかもしれない!
「よし、一旦抜いて刺し直すか」
これは、聖剣が抜かれないようにする男が、メンテナンスのために聖剣を抜く、だいぶ頭のおかしい物語である──。
カクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 23:54:10
30001文字
会話率:41%
エネルギーとエントロピーの兄弟のはなしです。
最終更新:2022-09-28 12:00:00
582文字
会話率:0%
勇者パーティー【銀翼の剣】に所属する若き付与術士ファストは雑用係兼荷物持ちをこなす日々を送っていた。
理由はたった一つ、誰もが所持する汎用スキル【ステータスオープン】をどういう訳かユニークスキルの枠で所持していた為に他の冒険者より軽く見られ
ていたからだった。
それでも腐らず地道な努力でスキルを最大レベルまで上げた結果、得た能力はステータス画面の仕様変更というよくわからないモノ。
リーダーであるアクセルによって最難関ダンジョンの奥深くでパーティー追放を言い渡された挙句に谷底へと突き落とされてしまう。
「他人に寄生するだけの半端ものはいらない」
アクセルの心無い言葉が脳裏に木霊する中、運よく地底湖に着水し生き延びることが出来たもののそこは伝説の魔物が跋扈する前人未踏の魔境。それでも生き延びて脱出することを決意したとき【ステータスオープン】の秘めたる性質に気付く。
全てを想像するしかない伝説が今始まる‼
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 19:46:37
5402文字
会話率:0%
声が聞こえた方へ足を運ぶとそこは見慣れない部屋でした。
助けを求めるその声の主は15歳の少女『ニーナ』。高砂千尋は彼女の身を案じ人前から逃亡することを決意。
この世界では、獣人と人の子は『半端もの』として迫害を受け、エルフと人の子は『
実験体』として扱われている。ニーナはその『半端もの』と『実験体』の血を宿す少女であった。
なぜ人はここまで血にこだわるのか。なぜ人はその命を潰そうとするのか。その答えは1000年前の人魔戦役に原因があった。
千尋はニーナを始め、多くの仲間と共にその呪われた連鎖を断ち切るために戦うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-23 01:56:28
28220文字
会話率:33%
大量の戦車で央州へと侵攻してきた北の大帝国と、央州の国々の間で激しい戦争が起きていた。そんなさなか、帝国の物量に徐々に押され始める央州の国々に、遠く離れた極東の島国である皇国から、一つの戦車隊が派遣されていた。しかし、所属する兵はみな問題が
ある半端ものばかり。配備された戦車は旧式の豆タンク。しかも、戦車隊を指揮するのは小さな一人の少女だった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-30 23:32:05
87412文字
会話率:56%
私は死んだのかもしれない。でも死んでいないのかもしれない。曖昧な境界線をまたいで踏みにじってきっと私は人じゃないものになったのだろう。目覚めた場所は知らない世界。この世界は半端ものの私に、いったい何の役をさせたいんだ***現在休止中***
最終更新:2009-04-06 12:36:54
11997文字
会話率:25%