王国軍に所属する戦車長であるグリムの正体は、王国の魔術省に呼び出された悪魔であった。そんな彼は、休日に要塞内で出合った謎の少女、フローラに一目ぼれする。
そして、今度の任務はなんとそのフローラを輸送を護衛する任務であった。
しかし、どう言う
訳か、彼女は執拗に狙われていた。
果たして間抜けな悪魔は、恋した一人の少女を助ける事が出来るのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-12 22:48:53
84388文字
会話率:51%
東の大帝国と西の国々の戦争のさなか、戦場となっているとある弱小国のとある村。一人で農作業に励む子供―――ハインリヒは、自らの家の近くで各坐している戦車に乗っていた目付きの悪い軍人―――ジャンを助ける。
しかし、ジャンは敗走する部隊に置いて行
かれた身であり、辺りは帝国軍に包囲されてしまっていた。ただの農民だったハインリヒもそれに巻き込まれてしまい、戦車の砲手としてジャンを手伝う事になってしまう。
戦場で出合った凸凹コンビの脱出作戦が、今始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-12 22:07:20
83132文字
会話率:55%
東の大帝国との戦争のさなか、公国軍の戦車長であるシグは、何度大隊が全滅しようとも生き残るほどの強運体質の持ち主だった。しかし、そのせいで彼が属する部隊は全滅すると噂が立ち、仲間から「死神」と忌み嫌われた。そのため、彼は所属する部隊もなく、退
屈な毎日を送っていた。
しかしそんな時、彼は「死神」と敵から恐れられる工作員の少女、トートと出会う。彼女は自らの作戦の失敗により窮地に立たされた街を救ってくれる部隊を探していた。
街一つを敵の小規模部隊から救うだけだという依頼に軽い気持ちで協力したシグだったが、たどり着いてみれば敵はとんでもない規模。しかも、撃退せねば戦争に負けかねない状況にまで迫られていた。
二人の死神は、街を―――いや、この国を救う事が出来るのか・・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-12 18:40:51
83059文字
会話率:52%