普通を望む男子高校生・慎爺(しんじ)は、自由で温かな校風の私立・鵬桜条学園で、目立たずマイペースな日々を送っていた。
唯一の相棒、陽キャの龍一と「面白いことを共有する、関わらず傍観する」という“協定”を結び、恋愛騒動やクラスの人間模様を遠巻
きに眺めてきた。
──そのはずだったのに。
クラスメイトの鈴谷未来(すずや・みく)と最悪な出会いから始まったふたりは、なぜか少しずつ、友達になっていく。
けれど未来には、秘密があった──それは、かつて慎爺に救われた「過去」。
けれど「憧れ」と「恋」の境界線が曖昧なまま、未来は一歩を踏み出せずにいた。
慎爺もまた、未来への想いを抱きながら、壊れるのが怖くて手を伸ばせない。
すれ違い、照れ隠し、踏み出せない想い。
距離ゼロセンチメートルの場所で、心だけが、まだ触れられない。
過去から繋がった、ふたりだけの青春。
これは、「まだ始まらない恋」の物語。
「好き」と言えないふたりが、
それでも、互いの心に触れようとする、
小さな勇気の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 21:00:36
80620文字
会話率:25%
気がつけば子供の頃祖父母や曽祖父母が話すお伽話の中では、犬猿雉といった動物達が人と一緒に大活躍が生き生きと描写され、鬼といった人ではない大きな力を持つ者達が登場していた。何処から来て何処へ行ったのか、ただ懲らしめられて終わっている。海外のお
伽話では、もっと多くの者達が現れては通り過ぎていく。不思議な出来事はすべて魔法の力とされていて片付けられていたように思う。本当にそうだったのか?人の想像は切りがなく、実話のように語られ続けるようになる。神話や伝承という形を借りて。異次元の物語が見聞されて者から伝承されることとなる。
そう、それは本当にあったこと。ただ、すぐ隣にあった次元に紛れ込んだだけのこと。剣と魔法の世界は転生などせずとも、隠されていた入口にふと足を踏み入れただけのこと。そう、すぐ隣に。何かのきっかけで能力のある者が紛れ込んで行くだけのこと。次元の歪みという扉は何処にでもあるのだ。
そして、次元の管理者は頭を悩ませつつ、次元のバランスを崩さぬよう、誰にも気づかれぬよう、次元を整えていく。そんな話の山程あること。次元の管理者を神と呼ぶ者もいれば、世界を造る者と呼ぶ人達もいる。確かに次元の管理者は存在する。そして数多(あまた)の創造主も存在する。この物語もそんな話の一つである。
物語の主人公は次元の管理者である。彼女は悠久を生き、次元の創造主にさえ成り得る能力(ちから)を持つ。新しく次元の歪みから能力持つ者が現れた時、静かに傍観するのみ。ただ、能力ある者はその存在を感じ取る。だからこそ、世界を歪なものとならぬよう整えていく…次元管理人アクシー・ア・ストレイディア
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 10:56:26
17227文字
会話率:40%
物を書く者として、今回の侵略戦争を傍観するのは、黙って居られないので、自分の考えを述べさせて頂きます。
最終更新:2025-05-19 02:20:00
338802文字
会話率:0%
こんにちは、青色矮星です。
映画を傍観すると同じように、俺の作品を見てくれたら嬉しいです。映画館に、様々な物語が上映されていくように、このシリーズでは少しずつ短編小説が増えていきます。
其々に、特段のつながりは在りませんが、もしかした
ら何年も経った時、1つの世界へ帰結するかもしれないですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 19:00:00
3241文字
会話率:49%
ここは渦巻く星々が織りなす異次元空間「分岐点」
そこでは、影のような存在が訪れた者の人生における「運命の分岐点」を示し、過去に戻って異なる選択、そして別の人生を歩む機会を与える。
戸惑いを感じながらも、あなたは他の「お客様」の選択を傍観する
機会を与えられる。
しかし、その結末は、残酷な運命の分岐点へとつながっていくことを、あなたはまだ知らない。
宇宙の鼓動が導く、運命の分岐点。選択が紡ぐ無限の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 15:00:09
2335文字
会話率:0%
高校に通う水田涼と篠原まり。幸せへの順番を傍観するかのような短編小説。
ちなみに作者はこれが初作品なので大目に見てください。
キーワード:
最終更新:2024-12-07 20:49:58
1268文字
会話率:50%
小心者だからかな?積極的に攻めることができないんだよね何ごとも。。だから傍観する側に回っちゃって…そうすると、見方なんかが人より屈折しちゃう。屈折しちゃうと、まあ話しがすべるのなんのって。
人生、いろいろあるね。難しく考えるより、愉しくいき
たいね。
街角ウォッチも、読書も、音楽も、お仕事も、ご飯も、テレビも、ツイストしたらほら。。
今だから話せる私の思考回路の体験談。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 15:01:21
212548文字
会話率:19%
特級聖癒士リテリア・ローデルクは、国の為に、騎士達の為にと日々奔走している。
そんな彼女が、突如として罪人の汚名を被せられ、追われることに。
リテリアに救われた多くの者達が何とか彼女を助けうようとするも、国家権力には太刀打ち出来ず、その非道
なる運命をただ傍観するしか出来ない。
遂に捕らえられ、極刑を待つ投獄の日々。
しかし、諦めかけたリテリアの前にひとりの屈強な男が現れた。
端正な顔立ちと鍛え抜かれた体躯を誇るその男は、自らソウルケイジと名乗った。
彼は――人間ではなく、1200年前にとある任務の為に製造された、局地戦用アサルトゴーレムだった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-04 21:12:25
312878文字
会話率:24%
現実世界をエンジョイしていた「オレくん」は、交通事故にあい、極楽でボサツを名乗る人物と出会う。輪廻転生は面倒くさいというオレくんに対し、ボサツはオレくん好みの人生を検索して楽しいだけの『輪廻再生』をしようともちかける。オレくんは剣と魔法の世
界に住む小さな男の子の人生を傍観することになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 14:53:28
78566文字
会話率:38%
ある時、地球全土を巻き込む大戦争が勃発した。
傍観することなど許されない。世界の国々は二つの勢力に分かれて争い、そして次々と滅んでいった。その最中に吸い尽くされていく資源。地球は荒れ果て、それでもまだ終わりは見えない。どちらかが負けを認
めるか、または手を取り合うまでは。
「……この戦争を終わらせる。いいな!」
「はい!」「はい!」「はい!」
ある日、おれたち特殊部隊隊員十数名は上官に呼び出された。
ついにこの日が来たとおれは思った。目隠しをして連れて来られたこの軍事秘密基地に、最終兵器が眠っているに違いない。その存在はにわかに噂になっていたのだ。おれたちはそのパイロット。さすがに高揚を抑えきれない。それは上官も同じようだ。鼻から息を吐き、上官は声を張り上げた。
「君たちは厳しい訓練を乗り越えたエリート部隊だ!」
「はい!」「はい!」「はい!」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-08 11:00:00
2844文字
会話率:78%
退屈しながら人間の世を傍観する神が1人の人間のとある行動を見て興味を持ってしまう。
好奇心でその人間の記録をみようとしたら記録が書かれた手帳を落とした神が取りに行くことになった
最終更新:2024-06-26 10:52:12
1117文字
会話率:34%
創れた世界に生きる創れた登場人物。
誰が書いたかも分からない世界は、その頁をゆっくりと捲り始める。
決められた物語で進む世界で、誰が抗い何人が従い何が傍観するのか。
狂った世界で、一人の男はただ生きる。
世界を救う熱血ヒーローじゃない。世
界を支配する悪役でもない。
勇者や英雄やダークヒーローに成るつもりはない。
気分で生きる男はただ、自分のセカイだけを描く。
※この作品は以前投稿していたものを削除し、完全リメイクしたものです。
※この物語には恋愛要素はほぼ皆無です。主格となる登場人物には恋愛はありません。
※この世界は異能のある世界です。その点をご注意の元お読みください。
※各話数最低でも四千文字から六千文字で執筆致します。それ以下にはなりません。
※主人公となる男には友情もクソッタレもありません。胸熱展開の主人公でもなければ、異世界を救うような勇者でもありません。是非、ご注意を。
※カクヨム様にも同様に投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 21:10:00
40641文字
会話率:41%
寄せる。
皺を、寄せる。
服の皺を、寄せる。
該当の時代まで行くには、俺の皺だけでは、足りない。
顔の皺、身体の皺、諸々足しても、足りない。
だから、服にも、手伝ってもらう。
皺を使って、過去にも、未来にも行ける。
が、過去と未来では、
ちょっと、違う。
過去は、実際には、触れられない。
干渉できない。
過去に行っても、過去の人々や物に、一切、触れられない。
間に、薄いが、強靭な膜が、有るが如し。
強引に触りに行っても、俺の身体(未来から来た人の身体)は、すり抜けてしまう。
過去の人々や物を、すり抜けてしまう。
当に、見るだけの、バーチャル・リアリティ。
対して、未来には、触れることが、できる。
干渉できる。
未来の人々と話も出来るし、未来の物を使うこともできる。
膜の存在なんて、無い。
思うに、過去は、『もう、固まってしまっている』んだろう。
『ガチっと、固定されてしまっている』んだろう
対して、未来は、『まだ、固まっていない』んだろう。
『フラフラと揺らぐほど、遊びがある』んだろう。
つまり、過去は、決定済みの時間。
未来は、仮決定の、まだまだ変わる可能性がある時間。
だから、未来に行く方が、楽しい。
見るだけの、傍観するだけの過去と違って、自分も関われるから、楽しい。
が、せっかく、いい感じの未来なのに、自分が関わることで、それが損なわれる可能性も、無きにしも非ず。
自業自得ではあるが、それを避ける判断材料は、無い。
まあ、それをなるべく避ける為に、自然と働く【時間矛盾解消現象】とか、
時間警察とか、あるんやけどね
言い換えれば、未来は、行き当たりばったりの、出たとこ勝負。
『ええ目が出たら、結果オーライ』の精神だ。
と云う違いはあるものの、過去にも未来にも、行くことはできる。
で、今日は、未来に行く。
本来は、顔と身体の皺だけで、タイム・リープできる。
でも、今回は、時間指定が、厳しい。
だから、念の為、服の皺にも、手伝ってもらう。
行き先の未来は、一週間後の未来。
タイム・リープは、未来へ行くのも、過去に行くのも、近い時間に行くのが、案外難しい。
行き先は、ある高校の合格発表の、当日及び翌日。
そこで、新聞やニュースを、調べる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 10:12:01
40385文字
会話率:34%
後に世界を救う英雄───ヨーゼル・ドレア。彼の物語は記憶喪失から始まった。天涯孤独の身となったヨーゼルはマリー・ドレアという女性に連れられて彼女の故郷へと向かう。
マリーの息子となったヨーゼルは彼女の故郷で様々な出会いを経て、新たな故郷を
見つけることができた。
大切な母に両手では足りないたくさんの仲間たち。彼の世界は幸せに満ちていた。
しかし、彼は思い知ることになる。
自らが英雄であることを。そして、過酷な運命を。
──拝啓、我らが英雄へ
──傍観することは許さない
──汝は切望されし我らが神なのだから折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 18:10:00
168460文字
会話率:47%
殺人を計画する男を、傍観する男の話
最終更新:2024-02-18 21:35:32
3050文字
会話率:58%
2000年代、蝦夷。
街に跋扈する『異端』を狩る少年。
両親を殺した『アカ』を探す少女。
『緑の地』に派遣された自暴自棄の少女。
銃を振り翳す赤い少女。
双子の姉の復讐を傍観する少年。
少年少女達がすれ違い、血を流す時、その『異端』は厄災と
成る。
ピクシブ、カクヨム、掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 08:00:00
61082文字
会話率:20%
ある日、見知らぬ一室で目覚めた男には、一切の記憶が無かった。
目に映る光景は元より、何もかも現実味がなく、自分が何者かも分からない。
そこに現れる一国の姫、ケルスティン。
彼女は戦闘中の事故により、記憶を失ったのだと説明した。
そして自分
は、五年も前にこの世界へ召喚されていた勇者らしい。
現在、王国は魔物による蹂躙により、未曽有の危機にあると知らされる。
そして、記憶を無くそうとも、その危機に否応なく巻き込まれていく。
「あなたは記憶を失ったのではない、奪われたのです」
協力を申し出るメイドから伝えられる、衝撃の事実。
魔物を退けつつ、奪われた記憶を取り戻すため、奮闘するのだが……。
勇者を助けようとする者は、善意から出た行動なのか。
それとも、利用しようと動かす者なのか。
記憶を奪われた理由とは……。
一つ記憶を取り戻す度、関わる者達を信用できなくなり、疑心暗鬼の波に飲まれていく。
これは記憶を取り戻す物語であり、それを傍観する物語であり、そして最後に選択を迫られる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 18:35:01
194859文字
会話率:23%
僕の名前は只野康太
名字が示す通り只の高校生だ、表向きには、
僕には前世の記憶がある、前世といってもそれは未来の、大学入試時点までの自分自身の記憶だ、
所謂時間逆行者というやつなのだろうがそれ以外は至って平凡な男子高校生だ、
そんな僕には前
世に友達がいた、
中学から中の良かった男の友達、
彼は変わっていて、よく言えば自信家、
悪く言えば拗らせ陰キャだった、
そんな彼もまた時間逆行者だった、
小学校の時に彼と再開したのだが、彼は女になっていた、そして高校一年になった今現在、彼女は校内屈指の美少女の名を欲しいままにしている清楚系美少女へと進化を果たしていた。
元々の過剰な自信と拗らせた性格は美少女になった後も変わらず厄介なままだったがそんな性格が功を奏したのか彼女は男子は勿論のこと、女子からも人気でいつも人集りが出来ていて当然彼女はその中心に君臨していた、
そんな彼女の友人たる僕は遠い窓際の席から女になった友人をただ傍観するだけだったのだが…、
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 16:50:05
231388文字
会話率:44%
「地上の愛」Side Story Part.3
本編から遡ること数十年。
総合情報局の秘密情報部では、とある "事件" を追っていた。
しかし手掛かりはなく、お手上げ状態の諜報部員たちは大天使長であるルフェルを頼ら
ざるを得ない。
切羽詰まった状況を傍観するわけにもいかず、ルフェルは事件解決に向け地上へと降り立つが……
大天使長は無事に事件を解決し、再びエデンに戻ることができるのか。
***
この物語はアルファポリス、ほか下記Webサイトにて公開されています。
Fetish Garden
https://fetish-garden.net/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 06:27:22
11303文字
会話率:63%
記憶を失った少女が目覚めた場所は〝ゲームの世界〟だった。
化け物に襲われかけていたところをゾンビバグと戦うプログラムたちが集うサイバースペースセキュリティーフォースに所属する特殊部隊GOCEに拾われる。少女を人一倍気に掛ける「Bb」に少
女をバグだと疑う「ネイル」、表面的な関心しか寄せない「ろっく」とそれらを傍観する「仁」。そんな四人とともに自分の名前すら分からない少女は不思議な電脳世界──CSOGで記憶を取り戻すために奮闘しながらも優しいBbに心惹かれていく。
※以前サイトに載せていたものを大幅に加筆修正して投稿しています。今後も予告なく本文を修正することがあります。
※ジャンル分けを一応異世界転生にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 19:02:40
126368文字
会話率:45%