ただの取材旅行で訪れたつもりが、二年前にここで起こった真紀子氏の不審死、———あるいは未解決事件———について、調べることになるとは。
その悲劇が起こったのは、主人兼光氏の不在中であり、その時この島にいたのは、現在もこの館に泊まっている長男
俊典とその妻子真希と美香、次男の隆平に専属医の小山内咲、使用人三名と雪子氏。彼女の遺体には外傷や毒物反応が一切無かった。右腕の付け根には、火事の中俊典によって運ばれた際に付いたと見られる焦げ跡が残っていたと云うが、死因は依然不明である。しかし、ここからどのように犯人を探すのか。主人の懇願と私的興味に負けて先生は依頼を引き受けたものの、真相を突き止めるための策はあるのだろうか。そもそも、犯人は外部の人間で、今頃本土のどこかで何食わぬ顔で生きている可能性だってある。と云うか、その可能性の方が高いように思う。もしそうであったなら、いくら身を粉にして証拠を探したとしても、徒労以外の何でもない。ゴールのない迷路を右往左往するようなものである。
しかし、夕食前にご主人が云いかけた言葉が気になる。ご主人は、真紀子氏を殺した犯人が今ここに居ると云うような口振りだったが、彼には何かしらの———現在この島にいる人間の中に犯人がいると云う証拠———或いは、その犯人を見つけ出す手がかりでも持っているのだろうか。
夕食の席でのあの様子だと、ご主人はそれを家族にも教えていない。
明日からは、あくまで表向きは小説執筆のための取材として、容疑者でもある各人に二年前の事件について尋ねることになるのだろう—————
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 17:17:35
103554文字
会話率:51%
ある日ナルシスト青年、美一百 打刀は急に変な奴が出るようになった。
最終更新:2024-11-08 22:27:26
1068文字
会話率:61%
たなばたさまの夜、ベランダで子猫のシロが鳴いていた。手すりの向こうには半分に透けた女の人が立っていた。ここは3階なのに。
「お姉さん誰?」思わず指をさしてしまった僕の右手の指人差し指が、付け根から消えてしまった。人を刺す指で、神様を刺すと
そうなってしまうのだ。
お姉さんは迷子になった。恋人を探していて、僕とシロに手伝ってくれと言う。
天馬に乗ったエルキュールおじさんとともに、僕達は、七夕の空に飛び出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 13:16:54
2803文字
会話率:35%
夜な夜な、初恋の付け根をまさぐっていた。
最終更新:2024-08-30 02:42:01
1101文字
会話率:0%
「この世界は四葉のクローバーだ。
まあ、幸福とは程遠いけどね。
で、クローバーがクローバーたりえるのに一番重要なのは付け根だってだけの話だよ」
東西南北4つの大陸を繋ぐ聖地は、そのあまりにも高い地政学的な重要性の為に各大陸の大国による介入
が後を立たず、戦火が燻り続けている。
聖地の郊外には、とある魔法のせいで何処の国も“表立っては”手をつけようとしない空白地域がある。
他の無法地帯と同様、そこには常に難民や各国の悪党が流れ込んでくる。
面積に対して過剰になってしまった人間を収容する為、まともな国なら即刻違法建築とされて取り壊しになってしまうような増築が上へ上へと繰り返され、いつしか“魔窟”と呼ばれる様になった。
魔窟内の違法建築のとある一室に、汚い字で書き殴られた看板が掲げられている。
“何でも屋『クローバー』
金さえ積まれれば凄く悪い事からちょっと悪い事まで何でもやります!
※賢者の石での支払も可”
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 17:27:59
6435文字
会話率:44%
【本を落とした後の反応】
1.「あ、落とした」
2.指の付け根に本の角が攻撃
その後茫然自失
5秒経過
3.「……スゥ、、いてぇぇぇ」
┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈
はいさーい、はいたーい
朝夕の温度差に震えている人です(
(( '-' )))ガタガタ
いつもに増して文章力語彙力その他もろもろ崩れてます、すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 20:21:07
798文字
会話率:0%
数か月の間、雨らしい雨が降ってない遼夏(りょうか)の国で人々は不安に思っていた。このままでは飢えてしまうのでは?
そんな中、張南村に生まれ両親とともに平穏な暮らしを送っていた梅玲玲の元に王宮からの使者が訪れる。
「お前が梅玲玲か。王妃様より
の命令である。直ちに王宮に出頭せよ!」
身に覚えのない玲玲(りんりん)であったが、後宮に入ることができると勘違いした両親によって王宮へと送り出されてしまう。
「ああ、おいたちはよか孝行娘ば持った果報者たい!」
「こん、薄情者(はくじょうもん)!」
王宮に着いた玲玲に王妃は「この国を救ってくれ。頼む」と頭を下げ、中庭の離れで暮らすように伝える。
訳も分からずに離れに着いた玲玲。戸惑いながらも部屋の探索をしていると、ふわふわの布団を発見する。誰もいないと思っていたのにそこには少年が寝ていて、布団だと思って触っていたものは、少年の足の付け根……
「早く手を離せ! このままじゃヤバいって、そこはおいらの……」
これは黄龍の巫女となった梅玲玲が、いつか猫まみれになれる日を夢見て仲間と一緒に国を救っていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 09:30:16
165165文字
会話率:58%
今日はツイてない。
野球部のファールボールが脳天を直撃。倒れた先は冬のドブ川。
ボロボロになって帰ると母親からは「高校生にもなって制服を汚すな!」と怒られる。
汚れを落とすために風呂入ったら、妹に見られて変態呼ばわり。いやまてそれは
俺のせいじゃないだろ。
とにかくツイてない。そう思って飼い猫のミケを撫でていると、奇妙な声が聞こえてくる。
「ご主人、気落ちしてるみたいだけど、ミケはご主人が優しい人だって分かってるにゃあ」
……えっ?
「あっ、ちょ、尻尾の付け根トントンしてほしいにゃあ」
これは、誰にも好かれないと思っていた俺が、意外な存在にモテモテだったってだけの話だ。
カクヨムに投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 21:00:00
6254文字
会話率:56%
いいな〜と思って萌えながら読んでいた恋愛小説(Hなのとか特に)の末尾に「恋人との体験談です♡」と書かれていたらどんな気持ちになりますか?
もし、推しキャラクターのデザインが、イラストレーターが配偶者への欲求をこっそり忍ばせたものだったとした
ら、どんな気持ちになりますか?
推しキャラのキャラデザがイラストレーター(創造神)の性癖に準拠しているのは百も承知だ。だが、「その性癖はイラストレーターの配偶者が歪めている可能性がある」という考えまで辿り着いたら、どうだろうか……。
妄想が飛躍しすぎて脳を破壊されたオタク女子(大学院中退)が、ひとまわり年上のイラストレーター(バツイチ)と出会い、2023年東京を舞台にお互い悩みながらくっつくかくっつかないか悩む話です。
タイトルは過剰な不安です。
この作品はフィクションであり、現実に存在する人物や団体とは何の関係もありません。
【主人公】
田中百合子。2000年2月17日生まれ。23歳。女。
身長156cm、体重47kg。お尻と太腿の付け根のお肉は気になるが、そこさえ隠せばそこそこイイ体型に見える(はず)。
白い肌、黒髪ストレートのボブに、大きめで丸っこいタレ目。俗に「たぬき顔」と言われる顔のはずだが、奥二重で隈が濃いめなのと不器用なせいで化粧が映えない。
オタクとして応援するのは女性アイドルや女の子キャラが多く、基本的に公式ありきで、推しすぎるとどんどん不健全な妄想ができなくなるタイプのオタク。胸を盛られた推しのファンアートに発狂したり、二次創作漫画の展開に都合よく使われる推しに咽び泣いたりしながら、見る専門でオタクをやっている。
貧乳派で、ツリ目が好き。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 22:37:34
42165文字
会話率:41%
目の前にいるダリオは私の知っているダリオではありませんでした。体型や髪型はよく似ていたけど、彼のうなじにはホクロがなかったのです。その代わり親指の付け根に小さな火傷痕がありました。それは私の弟が昔暖炉から跳ねた火の粉に当たってしまったときに
出来た痕とよく似ていました。私はそのことに気づいてしまいましたが、誰にも言うつもりはありません。ダリオにも、もう会えない家族にも。――結局は私も彼の共犯者なのですから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 02:24:12
5347文字
会話率:21%
……雑文 と なり ます
……面白く は あり ませ ん
最終更新:2022-05-02 02:52:31
295文字
会話率:0%
僕──クロウル・シルベスタは、冒険者ギルドのサポーター組合制度に登録したC級冒険者。
今は、S級クラン「紅龍の牙」の臨時サポーター要員。
呼び名はどん亀、または亀ちゃん。
使えるスキルは、アイテムボックス・真甲羅の2つだけ。
味方の周囲に甲
羅盾を何枚か並べると、自らの背を丸めて亀の甲羅のように変化させ、後は、戦いが終わるのを只管待つのが僕の十八番。
毎回十八番の必殺技を繰り出していたら、そりゃ─、誰だって、いつかはそうするさ。
強敵に負けそうになったら、必ずそうなるだろうって覚悟はしてた。
そう、僕は囮にされた。
重傷を負って、辛うじて生き残った「紅龍の牙」のメンバー達から見捨てられた。
敢え無く強敵に食われた僕は、消化液が溢れる強敵の腹の中で、自分の死に様を嘲笑う。
だが、待てど暮らせど、僕は死ななかった。
真甲羅スキルは、再生化、魔素浄化吸収、状態異常完全無効化の効果もある、ぶっ壊れスキルだったからだ。
今まで貯めていたスキルPTを消費して真甲羅スキルを一気にレベルUPさせた僕は、念願の甲羅素材の一戸建ての家を新築、強敵に一緒に食われた聖女様達と一つ屋根の下、一緒に暮らし始める。
其の内に強敵の内に内在する穢れた魔素をどんどん吸収していき、新たな種族『玄武人族』に進化した僕は、強敵を内側から爆死させてしまう。
大量の経験値を取得した真っ裸の僕は、諦めの表情を浮かべた。
だって、人間の姿じゃなくなったから。
見た目は亀人の魔物。
全身が硬い鱗に覆われて、背中が甲羅を背負った姿。
そして、何故か僕の大事な息子が、とぐろを巻いた喋る蛇になっちゃった?
その蛇は伸び縮みができるけど、元の長さにするのは無理だって言うしさ。
付け根の部分から分裂するみたいに何本も生やせる特技があるって偉そうに自慢をし始める蛇。
さあ、これからどうする。
これは、亀の蛇が織り成す異世界ファンタジー巨編。
ちょっとエロちっくな蛇と臆病な亀が繰り広げる物語が今、幕が上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 18:00:00
113257文字
会話率:27%
私はキモい芋虫に口説かれプリティ白菜魔法少女になってしまった。変身すると白菜から手足が生えているだけのキモイ見た目になっていた。白菜が白菜と戦っていいのだろうか。白菜である意味はあるのだろうか。人生とは何なのだろうか。
最終更新:2021-05-15 11:53:02
1449文字
会話率:40%
紫がかった朝焼けが、赤みがかった紅葉を仄かに照らす。
陽が出ればとても積極的に外に長居する気は起きないが、この時間は風が吹けば少し涼しく感じる程度の、快適な気温。
風から火を守るため、左手で覆いながらライターを二度、三度ほど鳴らす。
ライ
ターをポケットに仕舞い、右手の人差し指と中指の付け根辺りで煙草を軽く押さえたまま、息を吸う。
口の中を軽い苦味と、酸味、甘味が、順に満たし、混ざり合う。
軽く鼻で息をすると新鮮で冷たさを含む空気が入ってきて、味に上品さが加わる。
その動作を幾度か繰り返せば、目の前の山間の隙から陽が顔に差す。
携帯灰皿に吸殻を入れて、スライドさせて蓋を閉じる。
俺は4トントラックに乗って、全国に荷物を運ぶ、個人だが配送業をやっている。
だが、仕事はもう1つ……というよりも、そっちがメインだ。
「おい幸音、起きろ」
背後のトラックの方へ向き直り、叫ぶ。
「……起きてますよ、勇雄おじさん」
「何言ってんだ、散々呼んでも起きなくなった癖によ」
「今日のターゲット《勇者候補》は?」
「山口の団地のガキだ。さっきあの似非女神から連絡があった」
「わかりました。山口……幾つか見てみたい所があるんですけど……」
「ああ、勇者候補のガキを轢き殺して、仕事終わった後に時間がありゃ連れてってやるよ」
そう、俺の仕事は、この世界に生きる《勇者となりうる逸材》をトラックを使い、異世界に転生させること。
今日もいつもと同じ。助手席に少女を乗せ、鍵を回し、エンジンをかける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-07 12:59:21
4170文字
会話率:39%
女の子の排尿・・
おしっこが飛散したり、
ヒップを伝ってポタポタと落ちたり。
けっこうたいへん。
最終更新:2019-12-14 14:19:52
566文字
会話率:0%
「うぐっ!」
シオンの太ももに矢が突き刺さったが、俺の足を止めるほどのダメージは負わされなかった。
木の陰に隠れ、次の攻撃から身を守る。
先ほどまでは敵の場所が分からなかったが、今は矢が振ってきた方角に絞り敵を索敵する。
発見することに成功
し、敵の2射目が放たれる前に太もものわけない痛みを無視して標準を正確に合わせトリガーを引く。
敵は脳天を突かれ後ろにのけぞり、動かなくなった。
シオンは敵の死亡を再確認し、自分の負傷部位を確認する。
推測通り、矢はそれほど深くない。
矢が飛んできたときは、時代劇を見ているのかと疑った。
弓道以外の矢を見ることになるとは、受けることになるとはと、シオンは少し自嘲気味な笑みをこぼした。
時代背景の古い武器は殺傷威力が弱い。
だがあたり何処によっては死んでいたなと他人事のように思った。
とりあえず矢を抜こうとしたが、太ももにぐさっと入り込んでいて皮膚がえぐれてしまう。
刺さったままにするか無理やり抜くか試案して、もっていたナイフで矢を短くカットしようとした。
(あれ、歯の付け根が合わない。)
シオンはガクガクと自分の口が痙攣していることに気づいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-26 03:00:53
9708文字
会話率:23%
口説いた女はオトコノコ?!──脚フェチ男×女装男子BL。
酔って口説いた相手は男の娘だった……。
知らない部屋で目覚めた瑛海(えいみ)は、隣に眠るその綺麗な脚の付け根に自分と同じモノが着いているのを見てしまう。
怒って、泣いて、笑
って──と、ワガママな男の娘・ノリに振り回され始める瑛海、二人の距離が縮まる中、突然ノリの前に現れた不穏な男の影──。
脚フェチバンドマン・瑛海と女装男子・ノリの勘違いの朝から始まる恋。
『奏でるネコは夜空に歌う』と同じバンドですが話には全く関係していません(笑)
エブリスタにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-17 22:00:00
14859文字
会話率:40%
喫茶店を題材にしてる小説ってなんだか最近多いんだよなぁと、僕なんかは思っている。
それはやっぱり、そういった場所には様々な人たちが集まるものだし、しかも、その地に深く密着できもするから、非常に濃くて熱い(コーヒーとかけまして。……アホか。
)人間ドラマも扱いやすくなるという利点も、かなりあるのだと店主としては納得してしまうのである。
――でもこの「日記」には、そんなエンタメ系の推理能力に長(た)けているかわいい女性も出てこないし、人の機微にさとい店主も全く(僕だし)出てこない。
様々な悩みを抱えており、それを解消するための場所としての機能の喫茶店でも、全然ない。(この日記もまぁ多少、……そうである時もあるんだろうけれども……)
ここに書かれていることは、たった「ひとつ」だけ。
僕がこの世で一番好きなひとがどれくらいに可愛く、そしてやさしくって健気(けなげ)でそして儚(はかな)くって辛い過去も背負っているのに、まるで緩やかな微風(美風?)のようにして、周囲の人々をも癒してくれているのかという。
その、彼女がいかに素晴らしいかを讃(たた)えるという、たった「ひとつ」の事実だけなのである――……。
僕の大好きなひとは、『妖怪』でした。
……しかも、あの学校の怪談では、おそらくもっともポピュラーな存在でもあるらしいのです。
まぁ、関係ないんだけどねー、別に。
とりあえず、これを読んでもらって、どのくらいにその人が可愛くって美しくってまた、「素晴らしい」のががわかってもらえるのなら、それ以外に望むものなんてチリひとつほども、ない。
彼女の名前は《綺麗華子さん》と、いう。
……そしてちなみに、数あるチャーム・ポイントのひとつを挙げるのならば、左足の付け根付近にある、ちょうど、隠れてしまう位置にある雫のような形をしたほく――「……みいいぃいいいいん、……ちゃああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんッッッッッ(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)!!!!!!!!!!!」
……本文にのってないからサービスで出してみた『情報』だったのにねぇ。
それ以外にも知りたいひとがいるならばまぁ――――……『本文』を、……どうぞ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-04 16:49:35
96587文字
会話率:23%
ある日、俺はこの世で一番、人差し指と中指の付け根を描くのが上手い女性に出会った。
最終更新:2015-10-14 06:30:49
3185文字
会話率:72%
小学校の体育の授業で足の付け根をひねった。それだけのはずだった。けれど話はおかしな方向へ転がってゆき……
これは少年が決断し、自らの生き様を決めてゆく物語。
少しリアル風味のTSものです。
最終更新:2014-03-01 10:00:00
36705文字
会話率:32%