星たちがうっすらと散りばめられた夜明けを、一隻の飛行船が翔けていく。針路の先、遥か彼方には逆さになった城が浮かび、まるで絨毯を敷くように無数の飛行岩が流れている。
舞台は、飛行石の恩恵を受けた、魔術と古代遺物の世界『レストリア』。
安住の地
を求めて追手から逃げ続ける少女イユは、異形の翼と耳を持った『龍族』の少年リュイスに助けられる形で、飛行船『セーレ』に同乗することになる。
『異能者』であることでセーレの船員たちから厭われつつも、少しずつ打ち解けていくイユ。しかし彼女は、リュイスたちには知られてはいけないある秘密を抱えていたのだった。
これは、思いのままに生きようと足掻く少女の、生き様を綴った冒険譚である。
※更新:火、木、土(火、木は19時or20時台、土は不定)
※感想、評価、ブクマ、誠にありがとうございます。非常に励みになります。頑張ります! 誤字報告もとても助かります。
※クリスマスショートストーリーは、一番下のリンクよりお読みいただけます。(2018.12.25/2019.12.24/2020.12.24)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 19:04:42
3099564文字
会話率:41%
ある国では、クリスマスとは死者が還る日を示すという。水辺に無数の明かりを灯すことで、死者に故郷への行き先を伝える道標とする。そうして、故郷へ帰った死者の魂をもてなすことで、生者も死者もただクリスマスを楽しむのだ。
※本作品は、なろ
うで公開している長編小説「カルタータ」の番外編です。カルタータ本編は一番下のリンクにございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 12:59:44
5926文字
会話率:54%
えへへ、こんにちは!シルヴァーナだよ~!今日はロウィンの物語についてちょっとお話しするね!…あ、もちろん、ネタバレはしないから安心してね!
このお話は、ロウィンっていう、ちょっとシャイで、でもとっても優しい男の子のお話なんだ。彼、実はね、
学園で一番下のクラス、「村人Aコース」っていうところに入ってるんだけど、最初は全然自信がなくて、みんなの足を引っ張っちゃうことばっかりなの。でもね、それでも彼、諦めないんだよ。うん、すっごく頑張るんだ。
そして、私がロウィンを助けるために、ちょっとした秘密道具を渡してみたの。ふふふ、それは…ゲームの世界に入れる装置!だって、試練を乗り越える力を見つけるためには、ちょっと冒険に出ないとだめでしょ?でもね、その冒険、ただのゲームじゃないの!本当に、異世界に行っちゃうんだよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 12:05:41
491962文字
会話率:31%
俺は佐々木義正。高校二年生の**佐々木義正(ささき・よしまさ)**は、テニス部に所属しながらも、いつも補欠だった。身長170cmと平均的だが、驚異的な反射神経とスピードを持っていた。でも、この才能は「コントロール不足」という欠点に阻まれて、
試合で活躍できずにいた。 テニスを2年間してきたガッ、、、部活で一番下手だ。
そんな俺のスマッシュの練習を見ていた謎のコーチ 風間瞬 が、俺にテニスを教えた結果・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 18:34:54
3063文字
会話率:34%
時田とめるはダンジョン探索者である。
とはいっても、所詮は一番下の三級探索者。時間を止めるなんて大層な能力を持っていても、バイト代わりに稼ぐ程度しか活動しない程度の探索者でしかない。
巨大なドラゴンから人気ダンジョン配信者を助けた
り。
人同士の諍いを止めたり、怪我人を入り口まで送ったり。
そんな感じで起こしてきた所業のせいでダンジョンの死神、なんて都市伝説にされてしまうが気にすることはなく。
わざわざ能力を誇示することもなく、我こそがと名乗り出ることもなく、時間の止まった世界でやりたい放題するわけでもない。
時間停止を日常やダンジョンの中で自分なりに活かしながら、ちょっぴり山あり谷ありダンジョンあり、そんな大学生活を謳歌するだけである。
投稿時間は18:06を予定しています。
本小説はカクヨム様でも投稿させていただいています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 18:06:24
136144文字
会話率:24%
35歳、独身サラリーマンの俺がある日、寝て起きたら15歳に戻っていた。
運動神経は良かったし、歌が好きだったからファンしてたアイドルのオーディションに応募したら人生1回目にいなかった大人気グループの6人目になれちゃった!?
「メンバーカラ
ー何がいい?」
「無色透明で!!」
俺はメンバーだけど透明ぐらいでちょうど良いんだ!
そんな前例にないメンバーカラーを持ったアイドル生活が始まったー…!
【登場人物紹介】
上田陽太(うえだようた)メンバーカラー:透明
35歳の社畜サラリーマンだったが、ある日寝て起きたら15歳に戻っていた。好きだったアイドルグループのオーディションに応募し、人生1回目にいなかったclear sky(クリアスカイ)の6人目に決まった。実は歌、ダンス、演技、トークがオールマイティーにできる。メンバーからの呼び名は「パピー」
西田夏(にしだなつ)メンバーカラー:青
陽太の1個下でリーダー兼まとめ役。冷静沈着で感情をあまり面に出さないが、陽太・優希には甘える。演技が得意。メンバーからの呼び名は「ナツ」か「なっちゃん」。たまに「マミー」
三浦優希(みうらゆうき)メンバーカラー:ピンク
夏と同い年。ほんわかして周りを見守るタイプ。歌が得意でメインボーカル担当。メンバーからの呼び名は「ゆうちゃん」
坂田翠(さかたすい)メンバーカラー:緑
陽太の3個下。やんちゃ担当。服が好きでモデルもしている。こだりが強めなのでコンサートも主担当で進める。メンバーからの呼び名は「スー(くん)」
山之内寅之助(やまのうちとらのすけ)メンバーカラー:黄
陽太の5個下。見た目イカつめなのに怖がり。ダンスはグループで一番。反応、トークも上手いのでバライティー担当。メンバーからの呼び名は「トラ(くん)」
手塚楓(てづかかえで)メンバーカラー:赤
陽太の6個下。夏と同じく演技、特に舞台が好き。一番下なので甘えたな部分も出るが、メンバーが弱ってるのを一番に気づく。陽太と夏にベタベタしがち。年上メンバーをまとめて「にぃに達」と言ってる。メンバーからの呼び名は「楓」。
岡本大和(おかもとやまと)
マネージャー。28歳。のちにチーフマネージャーになる。メンバーの相談役。逆にメンバーの方向性などの相談は陽太と夏にする。メンバーからの呼び名は「ボス」。
※本作の芸能界は作者の妄想です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 08:00:03
117288文字
会話率:52%
(*一番下に注意事項あります)
神秘の息吹が宿る豊穣の地と呼ばれる地・テレスファイラ。その地に、大いなる〝力〟を持ち、過酷な運命を告げる予言を受けながら、誕生した少女・エリンシェ。
彼女は魔法を学ぶため赴いた学舎で、様々な人々や出来事に
出逢う。守りたいひと、立ち向かうべき敵。友情、絆、愛、成長――。
果たして、彼女の運命は。
ଓ Episode 1 あらすじ
学舎に初めて赴いたエリンシェは様々な人々に出会いながら、学舎生活を送っていた。――が、ある日、彼女はとある事件をきっかけに、自分自身に大きな〝力〟が秘められていることに気付いて――!? やがて〝覚醒〟へと至る、出逢い編。
ଓ 注意事項
こちらの作品はカクヨムにて連載中の作品を転載したものになります。Episode 1までの投稿予定です。また、色々思うところがありますので、期間を限定しての公開になるかと思います。
また、Episode 1最後まで投稿完了しましたら、一旦完結という形を取らせていただきます。お手数ですが、続きが気になる方はプロフィールのツイッターご参照下さい。何とぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 19:15:19
471477文字
会話率:20%
童話や昔話のキャラクター達が暮らす世界があった。しかし、そんなメルヘンな世界にもカースト制度があり、一番下のものはとても酷い扱いをされていた。
そんな一番下の位に生まれた少女黒雪は顔がとても見にくくいつも「お面」をかぶっていた。
そんな、彼
女は学園1のイケメンのプリンスと謎の白い壁に直面することになる。
学園×童話×恋愛×ミステリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 23:03:43
12058文字
会話率:28%
一ページ、数行で怖がらせることができるならば!
一ページ、数行で笑わせることもできるはずだ!
ゆるーい一発ネタを1日1回くらいのペースで挙げていくコーナーです。
※とはいえ、初見にネタ数行だけですとさすがに意味がわからなさすぎるかと
思いますので、初日だけは十個程度挙げます。
※文字数の関係でページを切り替えられないので、更新するときは一番下に追加していきます。
※不謹慎なネタもございます。注意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 10:01:43
6518文字
会話率:79%
冒険者。
この世界にはそんな職業が存在している。
斎藤蒼真(さいとう そうま)、相田理紗(あいだ りさ)、鈴木拓也(すずき たくや)の三人も冒険者である。
チームsai。それが三人のパーティー名。
もっとも、五段階に分けられたランクの中で一
番下のまま、もう五年も経っている。
一つ上のランクに上がるまでが平均三年と言われているのでかなり遅い。
他の冒険者たちには馬鹿にされ、ランクが低い為、受けれる依頼も少なく、収入も低い。
そんな、その日暮しが精一杯な三人はある日、一人の幼女と出会う。
ジャグリーン・ベル。
それが幼女の名前である。
その可愛らしい見た目に反して、ジャグリーン、通称リーンは規格外の強さを誇っている。
とある事件をきっかけに蒼真達はリーンとパーティーを組むことになった。
このお話は、そんなリーンに振り回されながらも冒険者として成長していくチームsai改め、チーム最弱のお話である。
更新ゆっくりめです。
ブックマークや評価、コメントを頂けると作者が小躍りします、してやってもいいぞという寛大な方がおりましたら、是非お願いしますm(_)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 13:59:47
296131文字
会話率:33%
一番下っ端の聖女として、修行という名の下働きをするマリエッタは今日も身をすり減らしていた。そんな時偶然出会ったのが、伯爵令嬢ながら男装姿で活動するサーシャ。身分や立場の違いを乗り越えて二人は無二の親友となる。しかし、楽しい時間は永遠に続くは
ずがなかった。やがて、サーシャは貴族の青年アドルファスと、マリエッタは裕福な農場主キリアンとそれぞれ結婚することになる。二人の道は分かれ、新しい家族と新しい人生を歩むことになる。それでも一度誓った友情は変わることはなかった。苦楽の末に再び出会った二人は何を選択するのだろうか。
女の友情+男女の恋愛+女の一代記みたいな話です。途中辛い展開もありますが、ハッピーエンドなので最後までお付き合いくださると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 19:48:22
81518文字
会話率:55%
私は3級神エリカ、発明を司る神だ。一番下の身分の女神だけど、私はいずれ主神オーディンすらも倒してやろうと画策している。私と交流がある神は、運命の3女神と1級神のノルンくらいだ。美と豊穣の女神フレイア? あいつは私の敵でしかない。いずれ倒して
やる。そんな野心あふれる私の成り上がり物語……になるはずだったんだけどなあ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 10:21:57
68584文字
会話率:37%
連載作品のトップページ。目次のページの一番下の方にある『この作品をブックマークに登録している人はこんな作品も読んでいます』の欄。自分の作品についていると、どういう読者層が自分の投稿をブクマしてくれているのかが、よく分かって面白いですね。あと
[ランキングタグ]なるもの設定。使い方を知ったら、すごい便利。今回はそんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 14:51:32
848文字
会話率:7%
一番下の弟の無邪気により、弟のある部分の写真が紙飛行機に折られて飛ばされてしまった。この弟の一大事に、立ち上がるしかない! ……のか、立ち上がりたくなんてないんだけど。
なろうラジオ大賞6参加作品。使用キーワード「紙飛行機」
最終更新:2024-12-11 19:06:09
996文字
会話率:49%
俺様横暴皇太子様はしっかり者な迷い人の涙に陥落します!
姫乃結月には弟が四人いる。
一番下の弟はなんと14歳も離れていて、いまはワガママの絶頂期。
そんな小憎らしくもかわいい弟の、どうしてもハンバーグが食べたいの!!という願いを叶えるべ
く、夜のスーパーで買い物をした帰り道。
結月は満月に見惚れて階段から足を踏み外した。
あ、卵が割れちゃう。なんて思ったのが最後で、気がついたら見知らぬ場所に座り込んでいた。
周りには知らない男の人。何もわからないまま皇様やら皇子様やらに引き合わされて……。だというのにこの皇子は横暴で。
右も左も知らないというのに「俺の足を引っ張るな」ですって!?
「勝手に放り出されて、勝手に庇護しておいて、挙げ句の果てにそんな暴言吐かれておとなしくしてろって言うの!? 冗談じゃないわ! いいからわたしをもとの場所に帰してよーー!」
「え、あ……ああ、おう……わ、悪かった。悪かったって。いいか、泣くんじゃねぇぞ? 頼むから……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 20:10:00
26962文字
会話率:35%
なろうを一番下にスクロールさせると質問板というものがあります。編集ページメニューにもあります
最終更新:2024-10-26 05:55:54
800文字
会話率:0%
普通。その言葉が似合う人生を送ってきた。後悔がないと言えば嘘になる。しかし、それが自分の人生だと思うと、なんだか納得してしまう。
私は皆が思い浮かべるであろう普通の人生を送り、今サラリーマンとして東京と言う都市を動き回っている。そんなあ
る日、私はステージ4の癌だと宣告された。人生に不満は無かった。私よりも不幸な人生を送る人間なんて十億と居る。まだ、食えているだけマシだ。そんな事は駅前のホームレスを見る度にそう思えた。それでも、何か心に引っ掛かる。こうして病室で一人寂しく寝ているが見舞いに来る人なんて居なかった。私には妻子が居ないが為に、お金は腐るほどある。それこそ余命の時間は個室の病室を借りて、それでも余るぐらいには。
「何の為にお金を、仕事をしてきたのだろう」
お金をいくら稼いでも使う事は無かった。仕事をいくらしても心からの満足は得られなかった。そして唯一残せるお金も相続する先が居ない。
別に私が特別不幸なわけでは無い。そんな事は社会にでれば耳にタコができるほど聞く言葉だ。そんな事は言われなくても分かっている。世界で一番上になる事はとても難しいが、一番下になる事も同様に難しい。故に、私より下の人間なんて腐るほどいる。そんな事は分かっている。分かってはいるのだ。
静かな病室をギョロリと睨む。その掛布団から出た細く枯れ枝のような腕は見るに堪えない。首を傾けると横に置いてあった鏡に自分の姿が映る。中年とはいえ未だふさふさに生えそろっていた髪の毛が抜け落ちている自分の姿が映る。
「…」
私よりも不幸な人間は山ほどいる。それな事は社会にでれば耳にタコができるほど聞く言葉だ。でもそれは、なんの救いにもならない。私より不幸な人間が居たって私には何の救いにもならない。
「一体私の人生は何だったんだろうか」
何も残せなかった人生。何も成せなかった人生。ただ、生きただけの人生。それは本当に生きているのだろうか?それは単純に死んでいないだけではないのか?
普通。その言葉が似合う人生を送ってきた。後悔がないと言えば嘘になる。しかし、それが自分の人生だと思うと、なんだか納得してしまう。でも、もしも、もしも次が在れば私は今度こそ生きてみよう。まだ見ぬ世界を旅して。大切な人と出会って。そして、後悔しない人生を、死んでいない人生を歩んでみよう。その日、私は、死んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 22:00:00
195159文字
会話率:34%
この世界では『魔法』が発展している。
魔法少女や、魔法使いが普通の職業としてある。
職務内容は、主に怪人退治と、人を救うこと全般。
主人公、横尾成美は18歳の時に、
妖精のサクライと出会い魔法少女デビューする。
当時は、現在ほど魔法少女の全
体数もいなかった為、
成美はそこそこ活躍していた。
そこから10年。魔法が使える人間も増えていき、
魔法が使える人間の階級も決まった。
成美は、一番下の階級の魔法少女。28歳で少女と名乗るのも
恥ずかしくなり、10年という節目に成美は魔法少女の引退を決意する。
『何かを始める勇気と同じくらい、辞める勇気には覚悟がいる』
10年間、二人三脚で頑張ってきた妖精のサクライは寂しさを押し殺し、成美の引退を受け入れる。
そんな、成美の決断を受け入れれない後輩達や、
もっと早くに決断をした仲間、
続けるという決断をした親友と関わり、
いつかくる終わりが来た瞬間、成美は何を思うのか?
『辞める』という決断ができた人を応援する。
ハートフルコメディー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 18:00:00
1757文字
会話率:38%
50年前、世界中に突如現れた天にまで登る巨大な塔。その日を境にゲートとダンジョンが大量に発生した。
モンスターと戦うため人類の1割が覚醒者となり、ハンターとして人類を救うための戦いが始まった。
小さい頃ハンターに助けられた花王実(かおうみ
のる)は、その日からハンターになることを夢見ていた。
夢が叶いハンターになれたが、一般人と大して変わらない一番下のE級。
それでも憧れの人に少しでも近づければと思い、毎日鍛錬を続けモンスターと戦う日々を過ごした。
ある日、協会からの応募でD級ダンジョンを調査することになった。
そこで仲間に裏切られ生け贄にされてしまう。
死ぬ直前にダンジョンに隠されたシークレットミッションをクリアし新たな能力を手に入れた。
実にだけ与えられるミッション。
それにクリアすれば新たな力を手に入れられる。
ウィンドウの指示に従い力を手に入れた実は一体どこまでレベルアップできるのか……?
最弱ハンターの成り上がりが今始まる!!
アルファポリス・カクヨムにも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 22:42:15
84892文字
会話率:28%
おれ、辰彦。昔からレイカンってやつがあって、生きてる人と同じように〈生きてないヒト〉も見えてしまうんだ。
夏休みのある日、親友の勝たちにダマされて旧校舎で幽霊探しをすることになってしまったおれは、記憶喪失のユーレイ、ユウコさんと出会った―
―。
【登場人物】
辰彦………「おれ」。どこにでもいる平凡な十二歳とおもいきや、母譲りの霊感があり幽霊が見える。お人好しで、やや巻き込まれ体質。
勝…………辰彦の親友。スポーツが得意なガキ大将。足の速さといざというときの瞬発力はピカイチ。態度はデカいがビビり。
大夢………辰彦の親友。勉強が得意な大人しい少年。オカルトが三度の飯より好きで、幽霊探しの言い出しっぺ。
ユウコさん…「旧校舎のユーレイ」。辰彦たちより年上らしい少女。記憶喪失になっており、自分の名前もどうして死んだかも、生きていた頃何をしていたかも忘れてしまった。どうやら戦時中に亡くなったらしい。
トモちゃん…ユウコさんの一番下の弟。ユウコさんによると、いつもお腹を空かせて泣いていた。ユウコさんは自分のことを忘れてもなお「トモちゃん」が心配で成仏できずにいた。
モトチョー…辰彦たちの通う小学校の先代校長。「元校長先生」を略して「モトチョー」と呼ばれている。
ひいじいちゃん…辰彦のひいじいちゃん。戦時中兵隊に取られ、南の島で餓死した。幽霊になって戻ってきたとき、自分の妻と娘に霊感があることに初めて気がついた。お盆になると帰ってくる。
橋の少年……辰彦が夏祭りから帰る途中、橋のたもとで出会った少年。実は川に落ちたことで亡くなっており、両親に気づいてもらえない寂しさから声をかけてくれた辰彦を道連れにしようとした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 11:46:18
41121文字
会話率:47%
アルレギオン王国。
剣術の腕によって階級が決まる世界に生まれた主人公“アシル”だが、幼い頃に父親が戦死してしまう。大切なものを奪った剣に対して、恐怖や怒りを抱くのだが、名門ティアハイト学園に一番下の階級として入学することとなってしまう。
剣羽という階級は通称“見習い”と呼ばれ、最弱として罵られながらも彼は剣術を学ぶ道に努める。
そんな中、“シーナ”という同学年でトップクラスの実力を誇る少女と出会い、彼の運命は大きく変わっていく。
そんな学園生活の裏で、アシルは“魔法”というおとぎ話の言葉に興味を持ち、ひとりで研究をしていた。
ヒロインたちとの出会いの裏で、魔力を生成することに成功した主人公は一人だけ魔法が使えるようになり、剣術✕魔法によって最高階級である“煌導十二剣聖”への階段を駆け上がる!!
これは奇跡を起こしてしまった少年の、成長と決断の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 06:40:00
127826文字
会話率:45%