両親はもちろん優秀な兄と姉たちがいるおかげで安泰なレヴィン侯爵家の末っ子で、未だ結婚せず婚約者もいないエスメラルダ。学園で首位争いをするほど秀才な彼女は、王弟のアルガスが所長を務める変人が多いと噂の王立第三研究所に就職して、同い年の同僚で
ある天才肌のユランと後輩をいびったり、可愛がったり泣かせたり…。時に裏ではコソコソと第二騎士団長や第一王子と逢引きしたりなんかして、楽しく仕事をする日々を過ごしていた。そんなある日、国王からの命令で社交界で噂のバルテミア辺境伯と結婚することになってしまう。もしかして、逢引きしてた罰?まさか、そんなワケないよね。
奔放な有能レディが些細な噂も嫌がらせもなんのそので楽しく仕事する話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 20:54:41
61744文字
会話率:56%
第三王女のアンナは、美男美女の兄姉に囲まれ劣等感を抱えて生きている。
容姿や才能で突出できず、努力しても一番にはなれない自分に悩む日々。
そんな彼女を支えるのは、完璧な執事、グレンヴィル。
彼の優しさに触れながら、アンナは自分の価値を見つけ
出す。
※以前投稿した『自己肯定感の低い第三王女ですが、専属執事に溺愛されていたようです』をブラッシュアップした作品です
※他サイト掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 12:13:36
9814文字
会話率:33%
ブランチェット伯爵家はずっと昔から、体の弱い末の娘ベアトリーチェを中心に回っている。
両親も使用人も、ベアトリーチェを何よりも優先する。そしてその次は跡取りの兄。
中間子のアイシャは両親に気遣われることなく生きてきた。
もちろん、
冷遇されていたわけではない。衣食住に困ることはなかったし、必要な教育も受けさせてもらえた。
ただずっと、両親の1番にはなれなかったというだけ。
愛されていないわけじゃない。
わがままを言わず、良い子にしていればいつかきっと、両親は自分の方を見てくれる。
アイシャはずっと、自分にそう言い聞かせながら生きてきた。
しかし、その願いが届くことはなかった。
アイシャはある日突然、病弱なベアトリーチェの代わりに、『戦場の悪魔』の異名を持つ男爵の元へ嫁ぐことを命じられたのだ。
かの男は血も涙もない冷酷な男と噂の人物。
加えて男爵領のある北部は痩せた貧しい土地。魔族の襲撃の危険もある場所。
アイシャだってそんな場所に嫁ぎたくないのに、両親は『ベアトリーチェがかわいそうだから』という理由だけでこの縁談をアイシャに押し付けてくる。
当のベアトリーチェも『ごめんなさい』と涙を流すだけで、それ以上は何も言わない。
ーーーああ。やはり私は一番にはなれないのね。
アイシャはとうとう絶望した。どれだけ願っても、両親の一番は手に入ることなどないのだと、思い知ったから。
結局、アイシャは傷心のまま辺境へと向かった。
望まれないし、望まない結婚。アイシャはこのまま、誰かの一番になることもなく一生を終えるのだと思っていたのだが………?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-10 22:50:52
390339文字
会話率:51%
穂希は乾いていた。学業、部活、青春、どれも全て充実していた。一番にはなれないけれど、無難なテストの順位。エースと呼ばれることは無いけれど、上手と言われるくらいの身体能力。彼女はいないけれど、異性の恋人にしたいランキングではそれなりに。
そ
ういう充実が退屈過ぎた。劇的な変化をもたらす起爆剤を心底から願っていた。
故に、彼の趣味は読書であった。それもこの時代では風化してしまったファンタジーや神話、伝説、そういった空想でしかない虚偽にまみれた物語をこよなく愛した。
だからだろう。あまりにも渇望し過ぎた穂希の願いを受け入れた神が、一般人である彼を超人、魔人、神人と呼ばれる化け物の住まう裏の世界へと案内したのは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-17 17:14:33
21168文字
会話率:38%
公爵令嬢の婚約破棄?
シスコン姉妹と王子たちの物語。
最終更新:2015-07-24 20:56:48
7715文字
会話率:32%
アタシが見つめるあんたは、あの子の事が一番好きで、アタシの方があんたと先に出会ってあの子が現れるまでは何をするにも二人だった。
もしもアタシ達の前にあの子が現れなければ、アタシはあんたの一番になれたのかなと考えてしまうような奴は、例え生まれ
変わったってあんたの一番にはなれないのだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-18 19:14:23
2426文字
会話率:49%
彼女にとって決して一番にはなれない男性の哀愁を、とても短いお話にしました。
女性の方は共感できるかどうかは分りませんが、主人公になったつもりで読んでみてください。
最終更新:2012-07-11 04:31:21
1059文字
会話率:53%