千年を越える命。99回の転生。ようやくたどり着いたのは、静かな森の中の丸太小屋。
紅茶を飲み、星空を眺め、ロッキングチェアでうたた寝――そんな極上のスローライフを満喫するのは、不老長寿の種族・エルフのフィーネ。
そこへ現れたのは、転生1回目
の少女・リリィ。好奇心旺盛で元気いっぱい、森の生活に憧れを抱く人間の少女。
彼女と過ごす賑やかな日々は、穏やかなフィーネの暮らしにちょっとした刺激と、かけがえのない温もりをもたらしていく。
さらに、ドリアードの子供・モック、女神イブ、元気すぎるドンキーまで加わり、森の家はいつしか奇妙な家族の居場所に。
しかし――
「転生は100回まで。君は、世界の鍵になる存在だ。」
女神が告げる衝撃の言葉。フィーネの最後の転生を前に、世界の運命が静かに動き出す。
紅茶と温泉、追いかけっこと魔法、そしてちょっとの涙。
これは、“のんびり”を愛する者たちが、世界の命運と向き合ってしまうファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 17:00:00
59629文字
会話率:47%
十九歳の大学生・花園蘭は、親も知らない施設育ちの青年だった。奨学金で大学に通い、バイトに明け暮れる日々。どこにいても感じる疎外感を抱えながら、平凡な毎日を送っていた。
そんな蘭の前に突然現れたのは、銀尽くめの怪しい男・ギンレイ。「君は魔女ニ
ーヒルの転生体だ」「魔女を継がないと国が滅ぶ」と一方的に告げ、蘭の生活に強引に入り込んでくる。
胡散臭いギンレイの言葉を信じられずにいた蘭だったが、彼が持参する不思議な道具の数々――勝手に洗濯する桶、自動で鳴る鐘、完璧に調理する石板――に徐々に興味を惹かれていく。
そして遂に、ギンレイに誘われるまま深い森の奥にある白い館を訪れることに。そこで蘭を待っていたのは、想像を絶する光景だった。
「お帰りなさいませ、ニーヒルさま!」
館では数々の不思議な遺物たちが、蘭を「お帰り」と歓迎したのだ。ぱたぱたと足に纏わりつく手箒、優しく揺れるロッキングチェア、美しい歌声で起こしてくれるカーテン――。
彼らは皆、前世であるニーヒルを慕い、転生体である蘭の帰りをずっと待ち続けていたのだった。
初めて感じる「帰ってきた」という不思議な安らぎ。蘭は戸惑いながらも、この場所に惹かれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 18:00:00
92306文字
会話率:54%
アンティークなデスクの向こう、革製のロッキングチェアに収まっている小柄な女の子。に見える成人女性。その『記録的な』低身長と童顔は、『如何にも人生経験豊富なご老体が座っていそうな椅子』に似つかわしく無い筈なのに、今日もやけに様になっている。
きっとバレンシアオレンジを彷彿とさせるようなハッキリとしたオレンジ色の革と、彼女のパーソナルカラー(所謂スプリングカラーとかイエベ春と言われるようなタイプ)が調和しているのだろう。
ブラブラと足を放り出して、完全に椅子に抱き込まれている様な彼女には、似合うかどうかはさておき、実用性の意味であの椅子は不釣り合いなのだが、本人曰く、『地に足つかないのが楽しい』らしい。
僕も『彼女が楽しいなら何より』と思っている。
軽いパーマの掛かったロングヘアーは栗色で、恐らく亜麻色という言葉を連想する人もいるのだろう。
つまり阿僧祇那由多は今日も可愛いということだ。
阿僧祇那由多は霊能者のようなもので、僕は彼女の助手のようなものである。彼女は独特な視点で物事を見、様々な事について疑問を抱き、それを僕に語ってくれる。ブレインストーミングにも通ずる点があるそういう話し合いは、僕に取っては彼女と関われる至福の時間でもあるのだが、これは彼女は知らないだろうし、気づかれないようにしないとね。
今日も彼女との談義が始まる。それはいつも、『ツッコミどころ』から始まるのだ。
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※本連載は外部サイト「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 04:08:23
17725文字
会話率:62%
ギィ…ギィ…。ロッキングチェアは今日も揺れる。
最終更新:2024-01-01 02:25:04
12117文字
会話率:43%
少年は暖炉を欲した。
燃え上がる炎を火掻き棒で動かすのも、ロッキングチェアを揺らすのもいい。
その話に共感した父は、翌日、暖炉を作ったと告げて―ー
最終更新:2023-12-24 22:08:38
945文字
会話率:53%
13話完結 18時更新
結婚の時期を迎えたラバナン王国の王子ジルリアと双子の王女アンジェリーナとフランシーヌ。
フランシーヌがダンドリオン侯爵家に嫁ぎ、その半年後ジルリアとライラの結婚式が執り行われた。
その後で、アンジェリーナはフィラン
ジェ王国へ入ったが、婚約者の妹のビアンカに悩まされる。
自分勝手なビアンカを利用されてベッキーノ伯爵は王子を取り込み、外戚になろうと企むがあっけなく阻まれる。
ビアンカを持て余したフィランジェ王国一同は、アンジェリーナの取り成しで修道院に入る前の最後の機会を与えるため、祖国のラバナン王国へ行儀見習いに出すことになった。
ビアンカがやってきたラバナン王国では不気味な事件が頻発し、末っ子の十一歳になったばかりのベアトリスがデーティアを伴ない解決に導く。
≪赤の魔女は恋をしない8≫
8月24日に36歳の若さで亡くなったブレイ・ワイアットことウィンダム・ロタンダに捧げる、私のFireflyです
あの世界観(Gimmick)が大好きでした
大好きなFirefly Fun Houseへのオマージュです
彼の若すぎる死を悼んで、WWEやAEWでは『Firefly』と呼ぶ追悼が行われました
リング中央にロッキングチェアがおかれ、客席は暗闇
そこで観客が白のペンライトやスマホを静かに振るのです
WWEでのリングネームのブレイ・ワイアットと本名のウィンダム・ロタンダの名前とGimmicと技をお借りしました
彼のキャラクターのいくつかに着想を得たのが悪霊(The Fiend)とロタンダです
He's got the whole world in his hands #ThankYouBray
※10月1日から「カクヨム」にも投稿致します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 18:00:00
27983文字
会話率:29%
整い椅子がロッキングチェアとして配置されているわけではないことは重々承知しております…でもね、やっぱ揺らしたいじゃんね?!
最終更新:2022-09-11 20:00:00
2752文字
会話率:30%
今日はつらつらと思い浮かぶことを書いてゆく。
最終更新:2021-11-23 21:36:01
1159文字
会話率:6%
森の奥深くにある、こじんまりとした小さなログハウス。
窓辺に並ぶのは毛糸で編んだ小物や羊毛フェルトの人形たち。
中をのぞくと、白いもこもこの動物がロッキングチェアでゆらゆらと揺れながら編み物をしていました。
「私のオーダーを聞いてくれるか
い?」
今回のお客様はちょっと風変わりで、仕立てのオーダーも変わったもの。
ここは森で一番の『仕立て屋さん』。
変わったオーダーだって引き受けてあげたいのですが、何しろ初めてのオーダーで悩んでしまいました。
「やっぱりここにも『わたの花』はないのか……」
風変わりなお客様は、残念そうにつぶやいて出て行ってしまいました。
ひだまり童話館の第22回『もこもこな話』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 04:15:39
9963文字
会話率:34%
ロッキングチェアを買った
最終更新:2019-04-12 23:58:06
858文字
会話率:20%
初夏、ロッキングチェアに座る彼女に手紙が届く。
最終更新:2018-04-11 21:00:13
1852文字
会話率:30%
「大変ですっ!」
ロッキングチェアでくつろいでいたお爺さんのところに、小人さんが駈け込んできました。
大人向けの童話です。
最終更新:2017-12-24 23:36:25
3156文字
会話率:35%
黒曜の瞳黒く長い髪黒曜石の簪の麗人はこの骨董屋の店主です
そしてロッキングチェアの制服の女の子は私八尋
私がみた景色は
最終更新:2014-12-19 23:48:42
5161文字
会話率:84%
主人公「僕」といつもロッキングチェアに揺られている祖母のショートストーリー
(pixivとの重複投稿です)
最終更新:2014-01-12 10:19:23
1331文字
会話率:6%
或る日曜の午後だった。
金色の麦畑の中に小さな農夫の小屋があった。
その小屋の前の
僅かばかりの花畑には老婆が一人
花の手入れをして居た。
小屋のデッキには老爺が
ロッキングチェアにもたれて
淡い夢路に入って居た。
どうやら、未だ後編が有
るらしい
『壱百壱夜物語結』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-20 08:03:37
2126文字
会話率:38%