一九四一年九月に始まったナチスドイツによるソ連第二の大都市レニングラードの包囲は年が明けた一九四二年一月の今も解ける気配はない。
飢えに凍てつく寒さが加わり死神たちはさらに忙しく働きまわる。
この街で死はありふれたものになり、当たり前のよう
に、道の至るところに転がっているものになった。
***
ノベプラの「魔法のお守り」短編小説コンテスト参加作。お守りは「魔法のスプーン」。
ノベプラ(https://novelup.plus/story/992797561)、カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16817330657956017555)でも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 23:36:31
7227文字
会話率:12%
三重陽子は高校の芸術選択科目の音楽で他のクラスの古城ミフユと知り合いになった。古城ミフユは彼女の同じクラスの男子生徒同士の間で起きたいざこざをたった一言告げて終わらせた。友人となった古城ミフユとお昼ご飯を食べながらこの時何があったのか知る。
最終更新:2020-07-20 11:44:45
7679文字
会話率:41%
「消えたリコーダーの謎、レニングラードの爆音と共に陽子は何が起きたか知る」
三重陽子は進学した高校の芸術選択授業で古城ミフユと知り合う。
そして彼女のクラスメイトの中で起きていたあるいじめ事件の顛末を聞き、彼女なりに何が起きていたのか全貌
を推測するのだった。
登場人物:
三重陽子 1年E組。クラス委員長
古城ミフユ 1年A組。帰宅部。陽子の友達
川上未来 1年E組。放送委員会
會川尚 1年A組。帰宅部
萩生直 1年A組。バレーボール部
多賀蹴斗 1年A組。バスケ部。會川を嫌っている
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-22 11:14:13
7412文字
会話率:44%
二○二三年、ロシア・レニングラード州のサンクトペテルブルク市に隕石が落下し、パブロフスク要塞が崩壊した。
だが、この記事は、各国への混乱を防ぐ為に捏造されたものに過ぎなかった。
事実。
それは、異世界からの魔物の襲来だった。
そして、魔
物を退けたのは、警察でも、軍でもなく、ただ一人の魔法少女であった。
ロシアは少女を軍に、少女は忠誠をロシアに。
今、魔法少女の防衛戦が幕を開く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-18 23:23:31
2462文字
会話率:48%
1943年初頭、第二次世界大戦後のソ連政府の受け皿を作るために、連合国の後押しにより、ロシア諸民族解放委員会が、レニングラードを改称したサンクトペテルブルクにて発足しようとしていた。
その発足を寿ぐために、日本からは吉田茂外相と梅津美治
郎陸相が赴いていた。
その頃、日本から遥々派遣された海兵隊を含む日本の遣欧総軍は、第二次世界大戦を終わらせるために、主にサンクトペテルブルク周辺に展開していたが、大量の戦死者等を出したことから、その内実は台湾からの志願兵や女性が、それなりに含まれる有様となっていた。
何としても早く第二次世界大戦を終わらさねば、多くの人がそう想いを交わし、第二次世界大戦を終わらせるための攻勢が春を期して始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-09 19:26:07
181135文字
会話率:19%
一九三五年 ナチス・ドイツの研究機関『アーネンエルベ』がハインリヒ・ヒムラーらによって発足される。
北欧人種が世界を支配していたことを証明するために作られた、オカルト研究機関である。
一九四四年。ソ連はレニングラード包囲網を突破し、破竹の快
進撃を繰り広げていた。既にソビエト連邦は開戦前の領土をほぼ完全に取り戻し、更なる侵攻を進めていた。
これに対しアドルフ・ヒトラーは戦況を一気に覆すべく、最終手段として『アーネンエルベ』へ世界に散らばる異能の存在、"聖遺物"の強行回収を命令。
それを受けたアーネンエルベは聖遺物"を極少数で改修する為の特殊実行部隊「スピアー」を編成。
時はその一九四四年、「スピアー」編成から二か月後。女性親衛隊員エッリ・ハーパライネン中尉を中心とする、「スピアー」特殊実行部隊の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-01 21:17:40
13311文字
会話率:30%