独立したばかりのルリユールであるイシュカは、黒森之國の北東にあるリグハーヴスに越して来た。開店準備の大掃除をしていた晩、イシュカの元に黒髪の少年とケットシーが訪れる。
行く当てがない二人とイシュカは同居する事を決め、彼らと共にルリユール<L
angue de chat>を開業する。
<Langue de chat>ではルリユールの仕事ぶりを見て貰う為、孝宏が物語を書き、イシュカが製本した本で貸本を行う事にする。
一回一冊ハルドモンド銅貨三枚。貸出期間は二週間。早めに返却した場合は期間内にもう一冊無料で借りられる。
小さなルリユール兼貸本屋さんのお話。
*不定期更新になります。のんびりとお待ち下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 13:30:00
2411410文字
会話率:54%
『エンデュミオンと猫の舌』の簡単な設定集です。
登場人物が増えてきたため、御要望のあった設定集を作りました。
ネタバレは最低限にしてありますが、最新の内容になっております(作者の忘備録を兼ねているため)。
少しずつ追記していきます。
最終更新:2024-02-04 13:50:46
16147文字
会話率:0%
きらきらと輝く瞳が印象的だった。
幼い彼女はたどたどしい足取りで私の元まで来ると、荒っぽく棚から引っ張り出して抱きしめてくる。
そして彼女は私を抱いたまま、お気に入りの窓辺に移動すると、床にぺたんと座り込んだ。
そこで彼女は私の物語
に浸る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 22:06:26
3202文字
会話率:10%
交易都市ソレル大公の娘『小公女』リゼットは、大層な変わり者として有名だった。
彼女がが心から愛するもの――それは心躍る物語ではなく、本の『装丁』だけ!?
毎日のように古書街へと繰り出しては装丁本に頬ずりする日々。そんなリゼットにある日、運
命の出会いが訪れる。
大切な装丁本を盗まれたリゼットは、犯人を追いかけるうちに不思議な場所へと迷い込む。
光が舞う道の先にある禍々しい黒の扉を開けば――そこはなんと装丁本の楽園だった。
煌びやかな装丁本が飾られた図書館に、リゼットは狂喜乱舞の声を上げる。
「ああっ、すりすりしたい!」
「本から離れろ変態!」
剣呑な表情で現れたのは、装丁図書館の主にして『ルリユール』(装丁師)でもある青年クライドだった。
脊髄反射で弟子入り志願したリゼットだが、どうやらそれは簡単ではないようで――?
「何があっても、本だけは守ってみせます!」
リゼットとクライド。
水と油のような二人が『魔法装丁』によって引き起こされた事件に挑む。
これはいつかリゼットが、真実の愛にたどり着くための――少しだけ長い寄り道の話。
※カクヨムにて先行公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 17:45:38
100933文字
会話率:60%
魔書を修復する魔術師の家系に生まれた穂稀 詩凪(ほまれ しいな)は、ある魔書を追っていた。
一年前、両親の死とともに、解けて散らばってしまった〈ルルー異録〉のページ。かつて異国のある街に起きた悲劇を記したその魔書は、詩凪の住む篠庭の街々で怪
異を引き起こしていた。
幼馴染の柾、穂稀家の使用人のキキ、そして新しい仲間の凌時の三人とともに、詩凪は今日も魔書の怪異に立ち向かう。
※「カクヨム」でも連載しています。
※ルビ多め。
※月、水、金更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-27 18:00:00
167579文字
会話率:40%
【第6回ネット小説大賞 受賞作】
高三の夏、菜月は自分の進路に悩んでいた。
自分は何をやりたいのか。その答えを見つけられず、焦る菜月。
そんな彼女が出会ったのは、一人の年老いた職人だった。
職人が見せる魔法のような技術に胸を躍らせた菜月は
、彼の工房の門を叩く。
そして季節は廻り、春――。
桜の舞う市立図書館の一室で、菜月の新しい生活は始まった。
三峰菜月、18歳。一人前の古書修復家を目指して、ただいま修行中!
※挿図が入ることがあります。
※本作に登場する市名ならびに施設名は架空のものです。
※アルファポリス様、カクヨム様にも掲載中。
※改稿版をアップロードしました。(2017/7/31)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-14 21:11:57
106184文字
会話率:34%
どこかの世界のどこかの大陸。
魔道書を作る製本職人である少女の、のんびりまったり時々ドタバタな日常話。
最終更新:2013-10-12 21:46:34
13560文字
会話率:36%