ルルヌイ川は、マスカダイン島の赤き火の国アマランスと、青き水の国ヒヤシンスを分かつ大河であり、人々の足として渡し舟が使われていた。
その渡し舟を操るのは、ルルヌイの子と呼ばれるアマランス国ロワンザの町の孤児たちだ。
ルルヌイの子のグル
ープリーダーであるウォルセフは、渡しの客を宿に案内した帰り道、マスカダイン一の歓楽街ネマの島で、イオネツという不思議な少年と出会う。
アマランスの国は褐色人種の国であるにも関わらず、イオネツは白い肌と透き通るような金の髪を持っており、ウォルセフの目の前で不思議な力を操ってみせた。
二人は仲良くなり、また会おうという約束をする。しかしイオネツは盗みの罪を着せられ、地下牢へとつながれてしまうのだった。
2017年作品。加筆修正版
(ストーリー・観月/絵・朔羽ゆきhttps://www.pixiv.net/users/4552112)
※この作品はタカノケイ&甲姫&観月が企画したシェアワールド企画「Muscadine Chronicles」の別世界線の作品です。
※他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 06:00:00
98310文字
会話率:36%
まだ見ぬ愛(いと)し子よ、君に逢えるのを心待ちにしている。
君がどのような足跡を刻んでゆくのか、どのような試練に出会い、成長するのか。どのように世界を変えてゆくのか。これから見守れる悦びが、君にわかるだろうか。
此処は良い島だ。きっと
君も気に入ってくれる。
どんな場所かと言うと——ああいや、先に教えてしまっては楽しみが減ってしまうな。自分の五感で確かめるといい。そしてできれば君にもこの世界を愛してほしい。
さあ目を覚ましておくれ。はやく声を聞かせておくれ。
愛し子よ、力の限り叫びたまえ。
――わたしはここにいる、と――
*世界線47858のコンテンツをPixivに同名義で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-08 04:03:15
50929文字
会話率:33%
アンソロジー小説企画「マスカダインクロニクルズ」(http://muscadine2525.wixsite.com/chronicles)参加作品です。
パラレルワールドですので、設定に若干の変更があります。
精霊がまだ現世にあ
る太古の時代。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-11 01:12:28
33384文字
会話率:33%
アンソロジー小説企画「マスカダインクロニクルズ」(http://muscadine2525.wixsite.com/chronicles)参加作品です。
精霊がまだ現世にある太古の時代。
青年が死霊に憑かれた男を背負い、山道を歩く
。
死にかける男を救ってくれるはずの神殿を目指して。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-17 09:27:28
6617文字
会話率:8%
九つの神霊が存在する島で、神霊と人が織りなすファンタジー。
お子様お断り。
卑小なワノトギであるヨシュアは、生き残る手段として神官の道を選び、神殿に上がった。その先で彼は少女の姿のままで長い時を生きる眷属ミラルディと出会う。彼女は気に入っ
た神官を食い物にして、今まで暇を潰してきたというが……。
この話は マスカダインクロニクルズ 企画参加作品です。
七話目の疫病から、元のマスカダインとは世界が分かれます。
七話目からは元のマスカダインと同名キャラクターは同名ですが別人になります。
ヨシュアを中心にして展開する群像劇ですが、割と大人関係の男女の話が続きます。
下記のバナーからHPに入れますので、世界観、設定等はご確認ください。
《マスカダインクロニクルズ》
九つの神霊の加護を受けるマスカダイン島。
その島は、五つの地方に分かれ、それぞれには神霊を身体に降ろした器、それに失敗した眷属たちが住む神殿が存在する。
器、眷属、そして神霊の加護を受け、人智を超えた力を持ちながら過酷な運命と戦うワノトギたちの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-02 23:53:17
179674文字
会話率:30%
あげまん。
その言葉通り、この世には、確実に男をアゲる能力をもった女の一族が存在する。
歴史上の権力者たちは彼女たちの力によって世界を手にしたのだ。
そんな能力を持った一族、エインズワース家に生まれた女の子、ミラルディ。男選びは責任重大。
好きな男の子は、アゲちゃっても問題の無い男の子なの……?
しかも、その男の子はどうやら命の危機らしく……?
彼女と彼女を取り巻く仲間たちが、マスカダイン島という島で巻き起こす愉快な騒動劇。
少女小説を目指した内容です。R15指定は保険です。
この作品はマスカダインクロニクルズ企画第二弾参加作品ですが、単独で読めます。
※マスカダインクロニクルズと同名のキャラクターが出てきますが名前だけで全くの別人です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-16 06:00:00
99999文字
会話率:31%
夏休み、お義兄さんの故郷マスカダイン島にあそびに来た小学二年生の圭吾は、教会で九人のこどもたちに会います。
そのこどもたちは妙なあそびを始めるのですが……。
マスカダインクロニクルズ企画第二弾参加作品です。
マスカダインクロニクルズについ
ては下のバナーからどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-18 11:35:02
12812文字
会話率:38%
ファンタジー企画「マスカダイン・クロニクル」参加作品です。
HP→(http://muscadine2525.wixsite.com/chronicles)
マスカダイン島は神霊と精霊たちのおわす島。
神霊という神聖な存在、それに乗り移る人
間の器。
神霊の器がいなくなって久しいダフォディル地方は、「もはや神霊様の加護など受けられまい」と民たちは絶望した。
アティファは、義賊の盗賊団をとりしきる女盗賊。それでも自分より立派だった姉のことが忘れることができず……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-24 19:42:59
5737文字
会話率:40%
「」の世界観での切ない恋物語です。甲姫様の『共に刻む絆』の後日談です。
http://muscadine2525.wixsite.com/chronicles
最終更新:2016-09-19 21:43:42
6311文字
会話率:50%
神霊の器に選ばれた者は、神殿で数百年を過ごす定めを受け入れなければならない。
しかし器もひとりではなく、寄り添う者も従えている。
それは、神霊の眷属と呼ばれる者。器の候補に選ばれ、神霊に触れたことがありながら適合することができなかった者。
人ならざる者に変わったために、眷属は神殿を離れることができないのだが、今、ひとりの眷属が暇乞いを申し出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-15 08:06:54
9331文字
会話率:46%
死んだ夫は死霊となって帰って来た。
そして今は精霊となって他の男に憑いている。
彼女を抱くのは夫ではない男の腕、名を呼ぶのは夫ではない声――でも夫の心は残っているはず。
背徳感を覚えながら、夫の霊との逢瀬に縋る彼女だったが――
最終更新:2016-09-15 08:06:30
11663文字
会話率:39%