人間関係に疲れて仕事を辞めた俺は、VRMMORPG「アナザーワールド・オンライン」に没頭していた。自由度の高いこのゲームで、かつての憧れであった料理人の職業を選んだものの、気づけばゲーム内でも負け組に。非戦闘職であり、戦闘に役立つ武器や防
具を作れる生産職でもない料理人は、このゲームで主人公になれるような職業ではなかったのだ。
そんなある日、フレンドに誘われ、主に料理係としてレベル上げに参加していた俺は、ランダムに出現するネームドモンスター「猛き猪」と遭遇してしまう。まともに戦うには3パーティ18人が必要と言われる強敵・猛き猪に対し、俺たちはたったの6人。絶望的な状況の中、肝心のアタッカー3人は早々に強制ログアウトで逃げ出し、残されたのは熊型獣人のタンク役クマサンとヒーラーのミコトさん、そして料理人の俺だけ。
クマサンとミコトさんは俺に逃げるよう促すが、フレンドを見捨てることなんて俺にはできなかった。死を覚悟し、俺はダメ元で猛き猪に包丁を振り下ろす。どうせ勝てないのなら、せめて料理人として包丁で戦って死ぬつもりだった。ところが、本来は食材にしか使えないはずの料理スキルが、なぜか猛き猪相手に通用した。おまけに、与えるダメージは並のアタッカーを遥かに上回っていたのだ。
そこから、負け組だった俺の新たな日々が始まった。猛き猪との戦いを終えた俺は、クマサンとミコトさんと共にギルドを結成することに。そして、ある出来事をきっかけに、俺は現実のクマサンと出会い、その秘密を知る。クマサンの正体を知ったことを契機に、俺はクマサンとミコトさんと共にVチューバーを始めることになったのだ。
リアルでは無職、ゲームでは負け組職業だった俺が、リアルでもゲームでも奇跡を起こしていく――これはそんな物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 19:26:05
698051文字
会話率:31%
「キスでスキルをコピー!?外れスキル《譲受》が最強能力だった件」
冒険者に憧れる少年リーゾットは、15歳になりギルド登録をする。しかし、彼のスキル《譲受》は味方の傷や状態異常を肩代わりするだけのハズレスキルだった。
パーティに入れてもらえて
も、毒やダメージを押し付けられるタンク役として酷使される日々。それでも、仲間のためならと耐え続けていたリーゾットだったが、ある日ダンジョン探索中に"魔王"と遭遇してしまう。
仲間たちはリーゾットとヒーラーの少女サーシャを置いて逃走。しかし、逃げた者は全員、魔王の手下によって殺されてしまう。
絶望的な状況の中、リーゾットはサーシャを守るため魔王に立ち向かうが、圧倒的な力の前に敗北。
だが、魔王はリーゾットの覚悟に興味を持ち、トドメを刺さずに見逃す。しかし、その代償として「3日間キスをしなければ死ぬ」という呪いをかけられてしまった——。
ギルドへ戻ったリーゾットは、助けてもらったサーシャに「お礼に何でもする」と言われ、思わず「キスがしたい」と口走ってしまう。
戸惑いつつも応じたサーシャとキスをした瞬間、リーゾットの体が熱を帯び、ステータスに"ある変化"が起こる。
《譲受》の本当の能力——
それは**「キスをした相手のスキルをコピーできる」**ことだった!!
こうして、魔王に呪いをかけられたリーゾットは、様々な冒険を通して多くの女性とキスを交わし、スキルをコピーしていく。
その先に待ち受けるのは、世界を滅ぼそうとする暴君との戦い——!!
「ハズレスキル」と蔑まれた少年の、キスによる最強冒険譚が今、幕を開ける——!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 20:00:00
76470文字
会話率:48%
タンク役という概念が生まれた話
最終更新:2025-04-05 00:05:59
3589文字
会話率:64%
荷物持ちとしてパーティーに同行していた商人のリアンは、突然タンク役を命じられた。タンクであるガミアさんが、ぎっくり腰で戦線離脱してしまったから。リアンが、タンクをしなければパーティーは全滅してしまう!
途方に暮れるリアンに、神官であり憧れ
のクルリちゃんが、商人としてアイテムを活用してみてはどうかとアドバイスしてくれた。
リアンは持っていた「不死の護符」を使用してみることにするが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 21:51:32
4622文字
会話率:37%
「セレナ、ただ今をもって君との婚約を破棄し、君を我がパーティーから追放する!」
「――!」
冒険者たちでごった返している、朝のダンジョンの入り口前。
そこでわたくしは、婚約者であり、我が国の王太子殿下でもあらせられるレックス殿下から、
唐突にそう告げられました。
「あ、朝からご冗談はおやめください殿下。パーティーの士気に関わりますわ」
「フン、もちろん冗談などではないさ! これは極めて合理的な判断だ。君は婚約者としても、パーティーメンバーとしても役者不足。――その自覚はあるだろう?」
「そ、それは……!」
まったく身に覚えがないとは言えないので、言葉に詰まるわたくし。
確かに幼児体型のわたくしは、女性としての魅力には欠けているかもしれません……。
わたくしのような女が未来の王太子妃では、王家の沽券に関わるという陰口もよく耳にします。
そしてパーティーメンバーとしても、わたくしは攻撃面ではまったくお役に立てていないのが実状……。
「ですが、わたくしがいなくなったら、パーティーのタンク役は誰が担うのですか?」
攻撃面では役者不足でも、タンク役としては、わたくしより向いている人間はいないという自負はございますから。
「フン、タンク役などもう不要だ。時代は変わったんだ。今はタンク役などに貴重な人員は割かず、パーティーメンバー全員を攻撃面で優れている者のみで構成し、迅速に魔獣を倒すのが最適解な時代なんだよ」
「と、とはいえ、あなた様は我が国の王太子殿下。御身にもしものことがあったら……」
「ええい、うるさいうるさい! 僕の剣の腕は君もよく知っているだろう!? 君なんかに守られずとも、僕は冒険者としてやっていけるさ! ――と、いうわけで、今日から新たに僕の婚約者兼、パーティーメンバーとなる女性を紹介しよう!」
「どーもー、お久しぶりでーす」
「っ!」
そこに現れたのは、男爵令嬢で魔法使いのドロシーさんでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 21:00:00
18649文字
会話率:51%
古の昔、前衛でパーティーを守るタンク役が重宝され
後衛の攻撃役が不遇の扱いを受ける王国にあって
実は「パーティーの陰の実力者」を担っていた剣士は
パーティーメンバーには話せない事情からその役目を
抜けようとしていた。
初投稿作品としての
短編になります。
恐らく20話程度完結の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 11:52:54
46996文字
会話率:18%
時は、冒険者の能力が上がり過ぎ、先制攻撃でモンスターを倒せるようになった時代。
マイティはベテランのタンク。
冒険者パーティで長い間、敵の攻撃を引き付けて受け止めるタンク役を務めてきた。
生来不器用で魔法も使えない彼にはタンクしかできない
。
そんな攻撃ができない彼は、パーティによって戦力外通告を受けてクビになってしまう。
自由の身になったマイティは、モンスターにやられそうな一人の少女と出会う。
彼女こそ、やがて現れる魔王に唯一抗えるという勇者エクセレンだった。
まだ未熟なエクセレンに可能性を見出したマイティは、彼女を守り、じっくり育成するべくともに冒険することになる。
実はマイティは、タンクのみを務めてきた経験から、あらゆる攻撃を受け流し、食い止め、ダメージをゼロにするスペシャリストだったのだ。
彼の技巧が、モンスター、魔法、ドラゴンブレスや自然災害までも食い止める。
彼に守られ、のびのびと勇者としての力を鍛えていくエクセレン。
勇者とタンクのじっくりのんびり育成記……。
というのは彼らの主観。
魔王は本当に降臨するらしく、モンスターたちの戦闘能力が跳ね上がっていく。
先制攻撃でもモンスターを仕留められなかったらどうなる?
そう、タンクが必要だね!
そんなわけで。
彼らが向かう先には、常に世界の危機があり……!
その道程は、まさに勇者の旅路となっていくのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 19:21:03
278816文字
会話率:42%
「クリス、悪いがお前をもうパーティに置いておくことはできない。理由は、分かってるよな?」
その言葉に応じて、クリスはパーティを離脱した。
パーティのタンク役であったクリスは、呪いの盾を装備させられてしまったことで、女の子になってしまう。
さらに盾は外せなくなり、大盾を持てなくなったクリスはパーティから不要、とされてしまったのだ。
冒険者として同一人物と認められず、AランクだったクリスはEランクからスタートすることになってしまい、失意の底に。
それでも仕事をしなければ、と森の中を歩いていると、少女が魔物に追われているところに遭遇する。
それを助けようとしたクリスの『呪いの盾』の能力が解放されて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 00:16:13
4114文字
会話率:31%
魔法使いの少女イシュカは、不思議な魔法の盾を持つパーティーのタンク役。伝説の剣に選ばれた勇者と共に魔王討伐の旅をしていました。
ですが魔王城を目の前にして、イシュカは勇者からクビを宣告されてしまいます。
防御の固さにものを言わせて突進
を繰り返すイシュカの無謀なやり方に、みんなついていけなくなったのです。
それでも過去に魔王によって与えられたトラウマを払拭したい彼女は、たったひとりで魔王城へ向かいます。
ひとりぼっちの魔法使い対一万の魔族軍。
今、イシュカの超魔法の暴力が炸裂する––––!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-19 12:15:42
22689文字
会話率:30%
私は、世界一のテイマーになる女。
魔王が支配し魔物が跋扈する暗黒時代。
16歳の誕生日に、晴れてテイマーとしての第一歩を踏み出したの。
ただ、テイムした子たちは何故かみんな癖が強いような…。
でも、どんな子であっても、テイムした子た
ちが戦闘で傷つくのは我慢ならないわ!
早く魔王を倒して、この子たちが傷つかない世界をつくらなければ。
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少し思い込みが激しい新米テイマーとテイムされた『ビースト』たちの冒険活劇。
自分がテイムした『ビースト』たちを傷つけたくないセシルは、自分がタンク役となって戦闘に立ち『ビースト』全体にバフを掛け、力及ばず傷ついた『ビースト』に回復魔法を施し、火力が足りないときには率先して武器を手に取る。
そんな彼女の奮闘記を御覧あれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-28 22:26:16
765文字
会話率:0%
好きだった女性を助けたら、異世界転移することになってしまった
幼馴染も巻き添え食らって同時に転移しちゃうしどうなるんだこれ
男二人の英雄談の始まり始まり
最終更新:2018-11-28 14:23:45
2224文字
会話率:56%