ある日、俺はクラゲに色が認識できなくなる呪いをかけられた。ほんのり茜づいていた空の色、キラキラと光る碧い海、右手に広がっている岬の緑は、灰色や、黒や白になった。
呪いの期限は2年間、高校を卒業するまで。人魚の涙を手に入れれば呪いが解ける
らしい。別に、色が無くても困ることは特にない。それに人魚なんていないと、そう思っていた。
ある日聞こえてきたのは、歌。人魚の声だった。今にも消えてなくなってしまいそうな、ひどく透き通った美しい声。
彼女も呪われていた。それは、涙を流せない呪いだと言う――。
現実世界に混ざるほんの少しのファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 12:00:00
1797文字
会話率:60%
それは夏の放課後。
立ち入り禁止の屋上で、二人の高校生が偶然的な出会いをした。
出会いをしたのは、特に好きな事のない、知らない事だらけの主人公と、クラゲになりたいと話す、自殺未遂の女子高生。
屋上で女子高生の自殺を阻止してしまった主人公は、
彼女から執拗に絡まれることになり、普段の日常が変化して行く事になる。
最初は面倒に感じていた主人公だったが、彼女によって、彼の日常は彼が想像したこともないような、新たな日常へと変化して行った。
それと同時に、彼女の奥底にある問題を知り、彼女とより親密になっていくのだが、それはこの夏に起こる事件を、より悲惨にするものだった。
世界を知らない主人公と、クラゲになりたい女子高生。
これは彼らが紡ぐ、一夏の、永遠の物語。
この物語の末に、彼らは……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 21:00:00
29264文字
会話率:31%
ベニクラゲについての一言。
最終更新:2024-06-09 18:00:59
908文字
会話率:0%
国内最大の湖であるBeーWa湖。その畔にあるS賀県立博物館「骨の館」は陸の動物をはじめ、海や空の動物たちなど、実に多種多様な生き物たちの骨格標本や剥製を常設展示している。そのため、地元小学校の社会見学の定番になったり、BeーWa湖観光のつ
いでに立ち寄った外国人客が「Oh! Cool!」と叫んだり、はたまた骨マニアの聖地と崇められたりと、それなりの好評を博している。ただし、デートスポットとしてはお勧めできないことは言うまでもない。
そんな「骨の館」には一匹の黒猫がいる。名を「クラゲ」といい、今はオフィスペットとしてここで働く学芸員たちを癒し、訪れる様々な人たちと活発に交流している。だが、ここに至るまで、迎い入れる動物で犬派、猫派と真っ二つに割れての大論争やカラス派の乱入があったものの、なんやかんやでクラゲに落ち着いたのである。
この物語は黒猫クラゲを仲間の一員として迎い入れるまでの苦難を乗り越えた学芸員たちの熱き魂の記録である。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 19:00:55
30260文字
会話率:48%
陸上でもクラゲの大量発生することが増えてきた近頃、
クラゲが大量発生した街はもう住めない街になるという。
主人公の街もそうなってまた移動式住居を転々とすることになるが、主人公はその得体の知れないクラゲに興味を持つようになる。
最終更新:2024-02-08 04:03:46
1494文字
会話率:44%
将来何になるかも決まってない、そんなことに不安を抱えて視野が狭くなった女子高生が、クラゲに吸われてふわふわ世界を彷徨う話です。当事者視点で見ると視野が狭くなって、病んでしまうこととかも人間ありますが、俯瞰的にみるとそうでもないこともあります
し、意外と世界ってよく観察してみると楽しいですよね。私もクラゲに吸い込まれて世界を彷徨って、ここってこうなんだーって観察してまわりたい。そういう欲求をここにぶつけました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 22:11:18
3399文字
会話率:0%
クラゲに憧れ続けた少女時代。あの頃は、未来が明るく見えていた。
夢も将来も見失ってしまった21歳小鳥遊葉子の挫折と再起の物語。
最終更新:2023-05-21 17:27:35
2503文字
会話率:20%
何が起こったのか理解出来ないまま、気が付いたらクラゲっぽい何かになっていた。このまま漂っていたらそのうち食われて死んでしまうのが目に見えている。何とかして弱肉強食の海の世界を生き残らなければ。
最終更新:2023-02-09 12:00:00
66239文字
会話率:20%
クラゲに殺されクラゲに転生した俺。
異世界らしき海中では目も見えないし耳も聞こえないし体の感覚もない。
不安しか感じないそんな状況で思い出すのは、クラゲマニアになった甥っ子「まーちゃん」の言葉。
『海亀とかペンギンはぁ、クラゲをいっぱいた
べるんだよぉ』
そして始まる命をかけたサバイバル。
海亀とペンギンの影に怯えながら、俺は生きるために必死の活動を開始する!
獲物を触手で捕らえて捕食する。スキルを使って戦いを繰り返す。レベルを上げて進化を続ける。
このゲームみたいな異世界で目指すのは、とりあえず海亀すら撃退する最強のクラゲ!!
……だったん、だけど。
『喜べクラゲよ。お主に妾の加護を与えよう。さすれば我が使徒となり、妾の手足となって働くのじゃ!』
俺の目の前に現れたのは海神を名乗る女神様。
半ば無理矢理使徒にされたクラゲは、女神様の使徒となって、この異世界に関わっていくことになる――。
……あの、使徒って給料とか出ますよね?
注・女神様登場まで、少し長めです。序盤はクラゲのサバイバルが主になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 19:11:34
249404文字
会話率:16%
クラゲに生まれたかったんだよ。
不透明になりたかったんだ。
✳︎こちらの作品は、自殺を仄めかす描写があります。しかし、自殺を推奨するものでは一切ありません。
最終更新:2022-01-26 21:28:02
645文字
会話率:25%
7割実話で3割が、起きそうだけど起きてほしくないことです。
最終更新:2021-07-20 01:35:35
248文字
会話率:0%
クラゲがそこかしこにいる世界の話
最終更新:2021-01-25 20:06:45
416文字
会話率:0%
魚沼航はクラゲになることができた。生きる意味を見つけられずに日々を過ごしていた航は、ある日、幼なじみの月島透子に遊びに誘われる。動き出す日常。果たして無気力な生活から脱却できるのか。そして、クラゲになれるようになった理由とは。
※「カクヨ
ム」にても掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-19 19:25:44
6561文字
会話率:45%
ある日、目が覚めたら自分は見知らぬ山小屋にいた。窓の外を見てみると自分の記憶では住宅街が広がるはずだったのに、そこにあるのは生茂る森と見たことがない動物の数々…ツノが生えたウサギに火を拭く狼、それにあれは…スライム?どうみても浜辺に打ち上げ
られたクラゲにしか見えないけど。
えっと、夢でも見てるのかな?これだと、まるで異世界に転移してしまったことになるけど…それにしてはありがちなステータスは現れないし、神様みたいな人とお話したり言葉が頭に浮かび上がるとかもまったくないし、この世界にはないスキルが使えてチートじゃん!みたいなこともない。本当にただただ転移されただけ?
とりあえず夢(?)から覚めないみたいなので、それまで放浪してみようと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-20 21:23:31
17014文字
会話率:34%
JELLYFISH(クラゲ)
いつも流れに身を任せてて
泣きもせず笑いもせず
忘れた頃に毒を刺しては
また同じように流されて行って…
もう心が疲れたんだ
だから私は自由になりたくて
心を何かにとらわれたくなくて
クラゲになりたいと願
ったんだ…________
※この作品は「ケータイ小説サイト野いちご(https://www.no-ichigo.jp/read/book/book_id/1549550)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-30 21:16:50
2339文字
会話率:6%
ぷかぷか海の中を浮いていたら? クラゲになっちゃった!?
僕は、子供の頃から海が大好きで、、、。
決まって夏休みは、田舎で海で泳ぐ。
でも、海が好きなクセにカナヅチで上手く泳げない!
それでも、バタバタ溺れながらも海に入るんだ、、、!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-05 03:00:00
1477文字
会話率:48%
世界中の殆どの都市、町、村に突然現れた物体。クラゲに似ていることから「ソラクラゲ」と名付けられた。捕獲することも、撃退することも出来ず、ただプカプカと空に浮いている「ソラクラゲ」。そんな「ソラクラゲ」に振り回される国家や人々。それらは一体
何なのか。どんな目的があって空にプカプカと浮いているのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-08 17:04:09
4780文字
会話率:15%
この思いを、クラゲに向けて。
最終更新:2012-11-24 21:22:28
1621文字
会話率:44%