彼女には婚約者がいる。そして、来年彼女は結婚する。
――けれど、未来は決まっていても、心は決まっていない。
凪原司は、和泉まほらの「下僕」である。
名門・鴻鵠館学園では、誰もがそれを知っている。
初めての出会いは、小学五年の夏。
初めて
の別れは、中学三年の夏。
そして――二人は再び出会う。
とある事故をきっかけに途切れかけた彼らを繋ぎとめたのは、“主従契約”という――
嘘と罰と、そして優しさで結ばれた不器用な約束だった。
名家の娘にして、現役閣僚の娘でもある和泉まほら。
その仮面の裏に隠された本心を知る者は、誰もいない。
そしてもう一人、凪原にまっすぐな好意を向ける少女・黄泉辻渚。
素直で優しい彼女の存在が、閉ざされた関係に静かな波紋を広げていく。
仮面と嘘と、少しの本音。
過去に負った傷と、未来への約束。
名門学園を舞台に、こじれた“主従”から始まる――
幼馴染と言うには出会うのが遅すぎて、
友人と呼ぶには歪で、
恋人と呼ぶには遠すぎた、
赤い鎖で繋がれた二人と、もう一人の少女が紡ぐ、再生の青春恋愛群像劇。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 20:00:00
170758文字
会話率:52%
ここはアシハラの中つ国、霊山の麓にあるまほらの里。
「さあ、もうお前は用済みだ。さっさと出ていけ!」
巫覡選定の儀で落第したサトは、養父の言葉に喜び勇んで家を出た。
なんでか着いてきた小鬼三匹と仕掛け蔵の管理人をしながら暮らしていたサトは、
ある日大ガエルに呑まれた旅人を助ける。
彼には目標があった。神様も妖怪もケダモノも跋扈するこの時代で、誰よりもまず、自分のための道を往くための目標が。
*江戸時代モチーフのファンタジーです。あくまでモチーフなので緩く見てください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 17:28:07
91832文字
会話率:43%
アデリオール王国魔法省に勤める東方人のまほらはその日、長年後生大事に抱えてきた恋心を棄てることにした。
初恋の相手ブレイズ。彼にとって自分はどこまでも幼馴染でしかない事を悟り、その報われる事のない想いと決別する事にしたのだ。
そのために必要
なプロセスを、まほらは順に辿ってゆく。
そしてそんなまほらが急に気になり出したブレイズと、転属して初めてのバディとなったハウンドと、二人の男性の間で揺れに揺れ……るわけでもなく、前向きに生きようとするそんなまほらの物語。
※メインの投稿時間は毎日19時20分ですがたまに不定期な時間でのゲリラ更新もアリそうです。
どうかご承知おきくださいませ。
いつもながらの完全ご都合主義。
ノーリアリティノークオリティノーリターンなお話です。
誤字脱字が点在します(断言)菩薩の如き広いお心でお読み頂けますと幸いです。
R15作品ですが、ギリギリラインのエチなワードが出てくる可能性があります。
苦手な方はご自衛のほどよろしくお願い申し上げます。
アルファポリスさんにも時差投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 19:33:53
53514文字
会話率:37%
糞虫
ある日、ある単細胞の男が天罰を受けた…
最終更新:2022-12-26 23:16:30
1018文字
会話率:5%
時は未来。人類は第二の地球となる星を目指し、巨大宇宙艇[まほら]に乗って、長い航海へと旅立った。旅路の中、独自の都市と社会を構成した[まほら]では、多くの稀人(まれびと)が誕生する。いわゆる〝超能力〟を保有する彼らは、閉鎖空間にあえぐ人々の
心を見張る第八の存在〝八部〟へと発展を遂げた。異端と恐れられる彼らは、みずからの存在に悩み、それでも人々を守るためにテロリストと対峙していく――。※サイトからの改稿転載。SF要素は希薄です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-08 22:35:54
574270文字
会話率:54%
婚約者と喧嘩してふて寝していたはずなのに、なぜか見知らぬ男が目の前にいた。「一分やる。君がここにいる理由を説明しろ」――って、ここはどこ? 真紀と屁理屈な閻魔大王男のだらだらな攻防。中篇(11話)です。*『魔法王国へようこそ!』の後日談IF
編。本編読了後推奨。**一部HP公開の長編とリンクしています。2015/1/25:誤字等改稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-23 00:00:00
40200文字
会話率:41%
本格的な歴史小説で御座います。
物語は小碓ことヤマトタケルの命の波乱に富んだ生き様を通じて、日本の創成期物語を綴ったものです。同時に千光年余という途方もない距離を隔てた別世界に住む少女アルテミスが、宇宙望遠鏡を通して同じ時代を生き、永遠
に満たされる事のない愛を切望する乙女の祈りを描いた物語でもあります。
「アルテミスの祈り」のタイトルを改名致しました。二千枚を越える長編で御座います。著作権の都合上、前作も残しておきました。
SFで始まりますが、あくまでもリアルを追求した歴史小説で御座います。限りなく歴史に忠実に、調査と研究により仕上げました。なおSFのストーリーも摩訶不思議現象などではなく、全ていずれは可能になると信じて描いております。
毎週水曜、土曜に更新いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-16 12:00:00
567833文字
会話率:35%
まほろば[真△秀ろば] すばらしい場所。まほら。まほらば。
※The copyright of this novel is in Isuzu Riku. Please do not reprint without permission.
最終更新:2013-02-04 17:18:24
1187文字
会話率:11%
玻璃の里の民は、口を揃えて皆言った。
「この里はとても良い里。何一つ不満などございません」綴命記第5章。
最終更新:2012-01-30 23:47:55
67949文字
会話率:25%
彼女たちは一心不乱に歩き続けます。行列をなした、黒い姿の話。
最終更新:2011-12-15 13:03:32
2354文字
会話率:22%