すべての記憶をなくした彼女は姉同然の友と旅立つ。
彼女の力は当代随一だがちっとも思いどおりにならない。
「また失敗しちゃった……」
それでも持ち前の直感でつながりと家族を求め、自分の存在意義と果たすべき役割を探す。
「お姉さまを頼りにしてい
ます……」
ここは止めどなく湧く大群が大地を破壊し、人の住む場所が失われていく世界。
何ごともとことんやらないと気がすまない彼女は、少しずれた感覚の持ち主。
「……どうして?」
崩壊に向かう地に生きるかわいらしい存在とともに、時に戦いや過酷な展開、たまにはのんびり、世の理に頭を悩ませ己の過去に思いを馳せる。
「……お母さんと呼んでもいいですか?」
そんな女性たちが紡ぐ、ちょっぴり謎解きを交えた王道ファンタジー。
さあ、彼女たちとともに冒険の旅に出ませんか。
出会いと経験を積み重ねるにつれ、あらゆる行動に報いと代償が伴うことを痛感した彼女たちは、やがて宿命と向き合うこととなる。
ああ、こんなにもつながりを渇望するのはなぜかしら……。
(ほかで公開していたものを改稿、連載します)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 16:40:00
1236905文字
会話率:49%
中流貴族クラーク家の令嬢、シェイラにはふたつの問題がある。
ひとつはつい最近幼馴染に婚約破棄をされたこと。もうひとつは生まれつきゴーストが見える体質のせいで「霊感令嬢」とその名をとどろかせていることである。
ゴーストのせいで貴族
界では遠巻きにされているし、シェイラ本人もわざわざ恐々見てくるようなひとたちと付き合うのは面倒くさい。せっかくだし、このまま自由気ままな独身人生を謳歌してしよう。
そう思っていたのに、どこでなにを間違ったら、カリスマ性抜群のみんなの憧れ「魅惑の鬼隊長」に求婚をされる破目になるのやら――――。
王立劇場を襲うゴースト騒ぎをきっかけに始まる、社交界嫌いの令嬢ととある秘密を抱えたエリート騎士のじわじわ恋愛ストーリー。
R15は保険、のんびり更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-24 00:45:50
308304文字
会話率:44%
裸の女が墓石と夜な夜なまぐわっている――奇妙な怪談噺が初秋の市中で流行っていた。町商人であった森村武臣は、かつての学友で、食医の九摺李笈助の元に相談に訪れる。武臣の悩みと、墓石とまぐわう“けらけら女”の正体とは? 和風、ホラー、人情、ちょっ
ぴり謎解き。*エブリスタにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-09 17:11:58
9568文字
会話率:57%
小説家が、自分の書いた物語の中で創造主(女神)になるのはわかるよ。でもなんで、しがない出版社員の私が物語の中にトリップして、巫女になるの!? 二重人格の神官との微妙な恋愛が進行するなか、世界は少しずつ変化を遂げて行く……私、帰れるの? ちょ
っぴり謎解き要素もアリの、異世界トリップ恋愛ファンタジー。9/20本編完結、12/15その後完結。時々番外編? ※「その後のふたり」の章は現代恋愛ものになります。そちらだけ読む方のために、章の最初に本編あらすじ(ネタばれ版)を入れました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-04 12:43:09
99104文字
会話率:39%