からたちは棘があるので穀物を守るためにうえられる
痛々しくも、棘の真ん中に咲く白い花は甘い薫り
優しくゆれている
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最終更新:2024-04-17 00:25:16
330文字
会話率:0%
寺に身を寄せていた没落貴族の娘「斎(セイ)」は、そこで年上の「入道の宮」と出会う。彼は親王でありながら、政から遠ざけられやむなく出家した不遇の人だった。
しかし流行り病で帝や春宮が相次いで死去すると、入道の宮は還俗して即位、「花琉帝(か
りゅうてい)」となる。誰よりも彼の近くに居たい斎は、「斎(いつき)」と名乗り男子として昇殿する――。
それから五年。
武官として活躍する斎はいつしか「枸橘の君(からたちのきみ)」と呼ばれるようになっていた。しかし女だと隠し通せていると思っているのは本人だけで、実は宮中では斎が女であること、帝の寵愛が異様に深いことはバレバレだった!
いつ彼女が女に戻って入内するのだろうと周囲がやきもきする中、左大臣が自分の娘を中宮にと画策していることを知った斎。迷いながらも帝に「左大臣の姫を娶って中宮をお立てください!」と奏上すると、帝から返ってきた言葉は……。
「では私と勝負しよう。お前が勝ったらお前の願いをきく。だが私が勝ったら――」
かくて始まる、嫁取りを賭けた腹黒帝と天然男装少女の宮中三番勝負!
※ふんわり平安時代風のファンタジーです
※この作品は、カクヨム、ノベマ!にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-03 22:12:10
26107文字
会話率:36%
「最果ての星に集うのは、どいつもこいつもクズばかり」
銀河の辺境に開拓された植民惑星エンデラは、入植から三十年経ってもなお自立の気配なく、今なお本国の支援にたかり続けるお荷物惑星。しかも『龍』と呼びならわされる現地の巨大生物が時折暴れまわ
るというからたちが悪い。
そんな問題の星の住人たちも、負けず劣らずひと癖もふた癖もある輩ばかり。龍を仕留めることに執念を燃やすハンター紛いの保安官、怪しげな情報が飛び交うバーを営む義眼の女、本国に戻る日を指折り数える役人気質丸出しの責任者、ちっぽけな星の経済を牛耳る大物気取りのちょび髭オヤジ、等々。
そこに現れたのは、女遊びが過ぎて出世街道から転げ落ちた、元エリートのニヤけた青年。本国の宇宙港爆発事故の責任を押し付けられて左遷されたという彼には、どうやらそれだけではなさそうな雰囲気がつきまとう。果たして彼の登場がこの星に新たな風を吹き込むのか、それともさらなる混乱を巻き起こすだけなのか。
宇宙港爆発事故の謎を縦軸に、龍が棲まうという辺境の惑星で繰り広げられる、個性豊かなクズ共の競演、どうぞご笑覧ください。
※カクヨム、ノベルアップ+にも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 22:27:22
123874文字
会話率:47%
あるとき僕光輝の高校に美桜となのるじょせいがてんこうしてきた。根暗な僕に対し優しくかわいらしい顔立ちからたちまちクラスの人気者にしかしそんな彼女には大きな問題を抱えていて,,,,,,,,
最終更新:2021-07-26 01:53:55
983文字
会話率:27%
いつもの放課後。帰り道。僕は親友と二人で歩いてゆく。
からたちの生け垣の向こうから聴こえてくるのは、カノン。
──違うだろ。これは輪唱の曲だよ。
小さな諍い。少しずつ覚える違和感。ねえ、僕たちずっと二人だけだった?
僕は君と歩いてゆく
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 20:00:00
3729文字
会話率:47%
タイトル通りです。
小説って面白いものが簡単そうに書けるように見えやすいからたちが悪いよね。
最終更新:2020-09-16 23:26:02
732文字
会話率:0%
これまでの既存の兵器、その全ては瞬く間にソイツらによって駆逐された。
もちろん本当に全部壊された訳ではないが、ソイツらがやろうと思えばやれるのだからたちが悪い。
"セル"と呼ばれるまったく新しいエネルギー資源の出現
は戦場を根本から変えた。いや、正確にはセルの出現によって生み出された『ウェポノイドセル』(weaponoid cell)……通称『ウィーク』(weac)が変えたのだ。
従来の燃焼機関とは比べ物にならぬほど高出力のセルエネルギーは、この人型兵器に恐るべき格闘能力(運動性能)と高性能兵器の個人運用を可能にさせた。
誘導ミサイルを易々と振り切り、ヘッドオンした戦闘機を真っ二つにし、戦車部隊を丸ごと消し飛ばす。
ウィークを倒せるのはウィークのみ。という定説が生まれるのは当然の事だった
これはそんな世界、その中のとある小国レファールにて、ウィークのパイロットとして基地に配属される事になった青年、ヴァレンタイン・ブラッドフォードの身に巻き起こる事件の物語。
●更新めちゃめちゃ遅いと思います。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 21:00:00
42109文字
会話率:30%
何だか暇な九尾「九炎」は、いつもどおりそなえものを取りに行くと「何か」が近づいて・・・いや落ちてきた。それは、少女妖怪「吹雪」だった。吹雪は、友達の雪女が次元のひずみに落としてしまった『お守り』をさがしているというが?どうせ暇だしと思い九炎
は手伝うことにした。さまざまなできごとがある中、九炎はつらい過去からたちなおれるのか?止まった時間が今、動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-26 11:33:05
55016文字
会話率:62%
ある日曜日の朝、菜野香がノンビリしていると異世界からウサギがやってきた!?
最終更新:2015-09-17 07:10:25
1567文字
会話率:0%
筋金入りの天文少女!小泉 雪…。どうしても天文部に入りたくて、超エリート学校!神永絵高等学校に入学した。
入学式の後、たまたま助けてくれた1人の男子学生。凄くドキドキしていたけど、恋愛経験が全くない雪にはこの感情が恋なのかよく分からない
…。
そして、入部してからたちまち天文部は逆ハーレム状態となってしまって!?
天文学とLOVE!雪は一体どうなっちゃうのー?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-08 16:36:24
1956文字
会話率:48%
瓦礫の中に埋もれた材木から
海へ眠る多くの人の声が聞こえて来た。
捨てきれない瓦礫からヴァイオリンが生まれ
からたちの花が流れた。
泣いた・・泣いた。
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最終更新:2012-10-09 18:38:35
949文字
会話率:0%
――私の想い人、愛しい人はあなた一人。なのに何故、何故あなたは去ってしまうの?だから私は、私は……。愛すべき人が愛せなかった、ある時代の話です。春・花小説企画参加作品。
最終更新:2009-04-05 02:04:45
9418文字
会話率:12%
漆黒の髪に金色の瞳を持つ自称宣教師ラグナ。彼の教えを聞いた人々は口を揃えてこう言った。『あれは人の皮を被った悪魔だ』と。ヘビースモーカーの上に腰には常に銀色に輝く装飾銃口を携えた非常識宣教師が繰り広げる異世界布教活動記。
最終更新:2006-12-03 16:59:45
1988文字
会話率:22%