ヴィオレッタは、ずっと一人だった。子爵家の娘である彼女は、なぜか一人だけ離れに押し込められていたのだ。家族は彼女のことを『はずれの子』と呼び、疎んじていた。
本だけを友として過ごしながら、彼女はぼんやりと夢見る。いつか王子様が助けにきて
くれる日を。もちろん彼女は、そんなことがあるはずもないと分かってはいたけれど。
しかしそんな孤独な日々は、ある日急に終わりを告げる。なんと彼女は家族の手によって、とある伯爵のところに嫁がされることになってしまったのだ。それも、今までに二人も妻をいびり殺したという噂のある恐ろしい男性のもとに。
みすぼらしいぼろぼろのドレスを着て婚約パーティーに出た彼女は、鈴の音に導かれるようにして一人の青年、フェリクスと出会う。彼は突然、ヴィオレッタをさらうと宣言して――。
これは、理不尽に虐げられてきた乙女が、不器用で優しい青年とすれ違いながら歩み寄り、幸せを手にする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 12:07:57
121041文字
会話率:37%
王太子殿下の婚約者候補だったアグネスは、ひょんなことから田舎の伯爵家の後継ぎではない長男に嫁ぐことに……
『期待されなかった僕たちは』のアグネスサイドとその後のお話です。
最終更新:2022-10-02 18:00:00
17357文字
会話率:35%
「いつか王子様が私を迎えに来てくれる」
「パンをくわえて走っていたら、曲がり角で運命の王子様にぶつかり、恋が始まる」
私'辻ひよこ'は、そんな優しくて素敵な王子様との出会いを夢見ていたのに、、
実際に出会ったのはいじわるな王子様!?
「っ痛ぇな、、このチビ!!」
「はぁぁー!?私が100%悪いけど、チビって何なのよ!?撤回しなさいよ!!」
夢に夢見る大学2回生の'ひよこ'と
イケメン秀才'那智'の
ドタバタラブコメディ!!
※この作品は以前他のサイト(どこか忘れてしまった)に投稿したことのある作品です。自分では見つけることができなくなってしまったので、どんな内容だったのかを思い出したくなり、新たに書き起こしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 21:59:40
1434文字
会話率:19%
子どもの頃に出会った無邪気な王子様と、十年後のひどく荒れた世界で、再び出会う話。
最終更新:2021-12-19 18:03:14
984文字
会話率:36%
「君との婚約を破棄する」
それこそが、テレサ・ドルステンが待っていたものだった。
世に溢れるロマンス小説のごとく、王子の恋を邪魔する少女として婚約破棄を宣言される。それをもとにして、自分で物語を書く機会がようやく訪れたのだ。
従者の青年は
主人に問う。
「盛りすぎじゃないですかこれ」
「大袈裟なぐらいでちょうどいいの、本当のことを書く必要はないの」
「悪役の立場である少女が主人公じみているのですが」
「流行りらしいわ。王子の恋を邪魔する少女は、公衆の面前で断罪されるのですって。悪趣味よね」
第二王子に婚約破棄された、物語を愛する伯爵令嬢。
彼女を待っているのは、さて。どんな結末?
**********
ごく簡潔に言うと、「悪役令嬢ポジションで婚約破棄の現場を体験して、それをネタに自分でロマンス小説を書こうとする伯爵令嬢の話」です。
投稿先:エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-14 20:09:36
7998文字
会話率:26%
いじわるな継母と義姉たちに、召使のように扱われるエレノア。境遇の似ているシンデレラに憧れ、いつか王子様が、、、なんて乙女チックな脳みそ、このエレノアは持ち合わせておりません。
幸せは自分でつかみ取るもの。魔法使いのお婆さんを待つくらいなら、
自力で魔法を習得いたします。
ひょんな事から、イケメン悪魔を召喚してしまいました。私はいつになったら、幸せになれるのですか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-20 15:05:48
41221文字
会話率:27%
いつか王子様が迎えに来てくれるの。
女の子ですもの、昔はそんな夢みていましたよ。でもね、そんな血塗られた王冠はいりません。返してきて!
年下の幼馴染に、結婚を迫られるラブコメです。
最終更新:2018-10-31 22:36:53
1377文字
会話率:55%
夢見る少女は、いつまでもその時を待っている。
最終更新:2018-06-20 04:32:39
233文字
会話率:7%
誰だって1度は夢見たことあるはず。
いつか王子様が…って。
でも、いつの間にかそんな夢物語があるはずない。そう現実に戻る。
平々凡々な私は平々凡々な人生を送る。
そしてそれが一番幸せなんだって。
王子様もいらない。デンジャラスな経験もいらな
い。
だから、
丁寧に頭を下げて逃げ出す準備をする。
この状況はノーセンキュー!
ほんと、夢だったら良かったのに。どこのどいつだ媚薬を盛るなんてアホなことしたの!
―――「うーん…君を見てるとほっておけないんだよね。なんだかさ。」
―――「その気になるまで、振り向くまでいつまでも待つよ!ボク、頑張るから!」
―――「付き合ってみればいい。オレと。」
―――「君とこのままずっと、こうしていたい。」
―――「愛してる。だから、覚悟しとけ。お前に好きって言わせてやるから。」
「そう言ってくださるのは大変光栄です。丁重にお断りさせて頂きます。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-25 04:00:00
24092文字
会話率:49%
高校時代のあだ名は『王子』。
いつか王子様が…なんて邦題の曲があるけれど、王子様がやってくるのは、お姫様のところだって相場は決まっている。
今日は私の親友で『姫』の結婚式。もちろん彼女の隣には私じゃない『王子様』がいる。まぁ、その『王子様』
との仲を取り持ったのは紛れもなくこの私なんですけど…。
ウェディング・ハイとはよく言ったもので、みんなどうかしちゃってる。新郎新婦はもちろん、幸せムードに参列者だってイカれてる。
まぁ、私自身が1番どうにかしちゃってたって自覚、ありますけどね!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-23 08:37:46
11261文字
会話率:20%
私はいつか王子様が目の前に現れると夢を見ていた。
パーティーにいた王子様は美しい娘に囲まれていた。
とても近寄ることは出来ない。
私は諦めてバルコニーに出た。
そこで…
これは、私が見た夢の話。
最終更新:2015-11-19 12:57:08
775文字
会話率:29%
いつか王子様がという曲の曲調やタイトルから自分なりに想像を膨らませていけたらなと思います
思い付きで書いているため、オチが見つかっていません
ピクシブにあげていたものをこちらで投稿し直します
最終更新:2015-07-16 23:10:50
2945文字
会話率:35%
いつか王子様が迎えに来てくれると思っていたのに。私が結婚させられたのは平凡でつまらない人だった。私はお姫様なんかじゃなかったのだ――
物語のような恋に憧れ続けるライサ。夫にも結婚にも不満な彼女の前に現れた異国の美しい人は、夢に見た王子
様か、それとも……?
全6話3万字弱です。
***注意***
本作は「夫の愛に気付いて徐々に絆を育む」系の話ではありません。あしからずご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-11 16:02:20
28974文字
会話率:45%
本編完結から7年後の設定のお話です。
最終更新:2014-08-28 22:54:56
9679文字
会話率:45%
子供のままで居たいと願う子供
キーワード:
最終更新:2014-01-15 14:28:10
451文字
会話率:0%
白雪姫は王子様のキスで目を覚ましました。
誰もが知ってる私とあの人のお話だけど、ハッピーエンドの後は全然ハッピーじゃありませんでした。いつか王子様が迎えに来て一生幸せに暮らすだなんて夢見ていたけど。そしてその通りになっちゃったけど!
私、王
子様ーーあの人の不倫で目が覚めました。もうお姫様なんてうんざりよ!
と思っていたら、人生二度目の毒りんごで今度こそ死んじゃったわたしです。もうあの人のキスは効かないと思うとせいせいするわ!
ってちょっと、転生先までつきまとわないでもらえます?わたしはお姫様じゃない人生を楽しみたいの!毒りんごも七人の小人も、魔法の鏡もいらないんです!王子様なんてお呼びじゃないんですよ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-30 23:59:58
10717文字
会話率:23%
あるところに、火事で焼け落ちたお城にたった一人で住んでいるお姫様がいました。お姫様はひがな一日、お妃様の遺した鏡台に向かってお化粧をし続けています。いつか王子様が自分を迎えに来てくれる日を信じて。
最終更新:2013-05-21 03:54:00
986文字
会話率:0%
幼い頃は夢見る少女だった真澄も、年月を経るに従って現実を見据え、それにあわせて自分自身を変えていく。それでも依然として、彼女の中で変わらないものも存在していた。
【夢見る頃を過ぎても】のサイドストーリーで、【夢見る~】での設定やエピソード
を補完する形になります。アルファポリス、エブリスタにも掲載しています。
真澄の立場からの話で進めて行きますので、真澄幼少期から清人との出会いを経て、【夢見る~】ラストへと繋がります。その為、本編である【夢見る~】に対し、こちらは専ら過去から現在に至る話になります。
このシリーズはWeb拍手お礼のSSとして出して行く物を、順に再収載していきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-14 21:06:39
186375文字
会話率:64%
これまで年の離れた異母妹清香(さやか)を溺愛していた清人(きよと)だが、自分の妨害にも挫けずに食らいついた異父弟聡(さとる)と清香が付き合い始めた結果、未だ独身にも関わらず娘を取られた物悲しい父親気分を疑似体験中。そんな兄を心配した清香が
清人の縁談を画策するが、実は清香の知らない所で女性の出入りが激しかった清人には、以前から密かに想い続けている一人の女性が存在していた。
突如として浮かび上がった予想外の人物の名前に、周囲の人間は激しく動揺しながらも何とか二人の仲を取り持とうとするが、長年擦れ違っていた両者の間がそう簡単に近付く筈も無く……。そして本人達も知らぬ間に、運命の歯車が静かに回り出す。
【零れた欠片が埋まる時】続編作品。どこから見ても完璧と思われる、清人の数少ない弱点とトラウマが、恋の行方と話の進行を思い切り阻害する予定です。これの補完作品として、真澄側からの視点での【いつか王子様が……】があります。
アルファポリス、エブリスタにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-28 00:42:56
457630文字
会話率:63%