帝國暦254年、帝王ガーラント・バルパルス崩御。
次帝を継ぐ長男シャル・バルパルスは齢十に満たさずして、広大な帝國版図を継いだ。
絶対な権力者を失った帝國政府は汚職が蔓延り、私利私欲に肥え、飢えた者達が、自分達に都合の良い政治を行った。
やがて一部の富裕層に権力が集中し、物資の独占が始まった。
帝國の、瓦解の時。其れは静かに始まっていた。
帝國暦260年、その年は例年に無い日照りが続いた。
帝國各地は深刻な物資不足に陥り、民が飢えた。
地方の有力な領主が帝國に叛旗を翻し、そんな帝政の舵取りに危機感を募らせた貴族、ブラント・ローウレン候が反帝政を掲げ、新党を結成。
しかし時すでに遅く、帝國の弱体化は誰の目にも明らかであった。
帝國暦266年、大陸北西部に位置する神聖国ククルトゥがバルパルス帝国に進軍。
“飢餓に苦しむ民の解放”を大義名分に帝國を強襲した。
腐食の進んだ政治、形骸化した軍、最早帝國に国力は無く、一夜にして帝都クリスタルパレスは崩壊。帝王シャル・バルパレスは、クリスタルパレスの中央広場にて公開処刑された。
大陸は北西部を統べる神聖国ククルトゥ、南西に広がる海洋小国家群、東部を帝國から離脱した有力三貴族が三分割した。
帝國という強力な抑止力を失った大陸は群雄割拠の時代に突入する。
大陸全土を戦乱の嵐が席巻する中、やがて戦災の火の粉は大陸南東に浮かぶ島にも飛び火していた。
此れは、ガレントの島の覇権を巡る戦記である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-18 23:35:30
50964文字
会話率:32%
introduction
西暦二一三〇年。
人類は二十世紀以降第三度目となる世界大戦を終え、表面上は平和を保っていた。
しかし、四度目の大戦の火種はそこかしこに転がっており既に燻りだしている。
日本では西暦2100年より教育機関から
技術力、つまりは国力を上げるために国立先進技術大学を設立。
そしてその附属高校として旧制(1890年代の高等学校令によるもの)高等学校の区分で八つの高校が翌年より設立された。
第一高校…東京、第二高校…仙台、第三高校…京都、第四高校…金沢、第五高校…熊本、第六高校…岡山、第七高校…鹿児島、第八高校…名古屋
それらはともに「一高」「二高」………と呼ばれることが多い。
総称して単に「技術高」と呼ばれることもある。
現在の学制は一八七二年に最初の学制が公布されて以降幾度となく改新されて来たが、一番長く続いている六・三・三を維持している。
しかし、国立先端技術大学に入学するためには必ず附属高校を卒業する必要がある。
これは差別ではなく、効率と能力による妥当な制度だ。
そして二一三〇年四月。
「一高」にある秘密を抱えた一人の少年が入学する。
名前は望月 潤。
その時から世界を変える、あるいは歴史さえも動かすであろう『日常』が幕を開ける―――――――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-01 23:51:21
17436文字
会話率:53%
今から何世紀も未来の話。アメリカは国力を広げるために侵略を開始した。日本もその標的となり少年少女達は心に傷を負い力を求める。力を手にした子供達はその強大すぎる力を使いまた傷ついてゆく・・・。抗うことのできない鎖をつけ生きてゆく者たちは今日も
一生懸命に生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-30 10:55:29
19090文字
会話率:10%
第三次世界大戦後、大国の国力は大幅に低下、世界のパワーバランスは崩壊を迎えた。そんなとき、南・東南・東アジアを我が手にしようとする国が現れた。日本はそれに対抗し、東アジア最強の国家として立ち上がる。艦魂達が命を失う戦場で、最新鋭戦闘機《烈火
》のパイロットである純也は何をおもうのか!?
近未来版の艦魂小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-22 00:00:00
89668文字
会話率:44%
高校2年の一学期末。異世界に召喚された生徒会の三人が頼まれたのは賢者となって国を導く助けとなる事!?国力増強、戦争終結、異文化交流、なにより勉強等々やることは多いですが、精一杯この世界の繁栄を目指します!
最終更新:2012-09-15 12:00:00
35277文字
会話率:42%
とある名家の末っ子、明澄は、家の秘蔵の学術資料を兄の勤務する研究所へと持っていくように父に頼まれる。だが、到着した現地ではある問題が起こっていて……?
魔術による後押しを受け、科学が飛躍的な進歩を遂げたここではないどこかの世界。その世界にお
いて覇権を争う二大国家連合の片方、魔術をもって圧倒的な国力を誇るウィオス連合帝国の植民地を舞台にした物語。
その連合帝国の同盟国である天穂皇国出身の神術士の少女が巻き込まれる、SFファンタジーバトルアクション。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-06 22:00:00
28745文字
会話率:34%
澄空(すみそら)ひまわりは過去、正義の味方だった。
彼女は合唱サークルの仲間とともに、味方の宇宙人から力を与えられ、歌声戦隊セイレンジャーとして、侵略してくる悪い宇宙人と戦っていた。
やがて侵略は収まり、力は封印され味方の宇宙人も地球を去
った。
だがその直後、ひまわりは政府の研究施設に拘束され、ひどい実験を受けることになってしまう。
宇宙人から与えられた力を研究し、国力増強に役立てようという狙いだった。
しかし、突然ひまわりは解放される――。
正義の味方のその後を描いたストーリー。
精神を壊してしまった、いとこのさくら。
迫り来る怪しげな組織の人間。
そして再開を果たすかつての仲間たち。
その行く末に待ち受けるものとは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-16 23:57:10
90147文字
会話率:19%
山あいの小国アスク。アリシア王女は大国グランドール皇帝カーライルに強烈に望まれ婚約した。そして3年。17の歳になり、輿入れも半年後と間近となった時、カーライルは急死。国力の差を考えて当然、破談となると思っていたが、新皇帝となった皇弟アイルバ
ーンはそのままの日程で輿入れを望む。混乱を隠して、アリシアは輿入れを決めた。結婚から始まる恋愛物語り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-29 04:17:18
382文字
会話率:20%
この世界は二つだけだった。北か南か。北大陸は小さな魔法しか使えず、集団で生活するため、豊かな自然、国力を持っていた。南大陸は大きな魔法を使うことができ、個々に生活を送っていたが、魔法の使用が禁止されている。一人の魔法使用で莫大な被害が出うる
からだ。両大陸の王は仲が良く、相互不介入の条約を結んだ。仲が良かった以前に、北大陸は南大陸には勝てないと思っていたし、南大陸も豊かな国力を持つ北大陸とやりあってまで土地を得る意味があまりなかったからだ。長らく平和は続いた。しかし、南大陸の王族に圧倒的な魔力を持つ子どもが生まれる。そして、その力を持ってして、北大陸併合を企てた。同じ頃、北大陸の王族にも双子が生まれた。その魔力はとても微々たるものだった。そして12年後。南の攻撃により大陸間戦争が始まる。当初圧倒的と思われた南大陸だが、北大陸はそれに対し、圧倒的人数で肉弾戦を仕掛けた。一進一退の攻防が続くこと4年。物語は始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-05 17:49:54
2894文字
会話率:30%
月を慕う国、セレーネ。
その国を放浪する一匹狼の旅人・スサムが出会ったのは、国力ともいえる“月の巫女”…に、なるために都“月の宮”を目指す女性だった。
彼女の依頼は、月の巫女になるためのテストに協力すること―――
最終更新:2011-03-30 14:38:16
7242文字
会話率:47%
現代の日本のようで、日本ではない国「日本共和国」
その国には、高校不合格者に対する兵役義務制度が存在していた。
国力増大の事を第一に考える政府。
自分の子供は大丈夫だと思う親。
自分だけは大丈夫だと思う子供。
そんな彼らの話し―――
最終更新:2010-11-08 03:36:53
9743文字
会話率:27%
もし、太平洋戦争で日本とアメリカがほぼ同じ国力を有していたら……という架空戦記です。
そのため、一部不快な場面も出る場合がございます。
もしその場合は、速やかにご退場願います。
作者の都合上、更新が不定期になり、長期連載中止などが起こりえ
るのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-04 23:44:43
6773文字
会話率:1%
ある日、突然見知らぬ女子高生が家に押しかけてきた。その子は、少子化対策委員会から派遣されて来たという。
モテない男は、人の手により救われることが出来るのか? また、少子化を食い止め、国力の衰退を防ぐことは可能なのか?
最終更新:2009-11-26 22:48:49
15890文字
会話率:65%
注意 作者実力不足、想像力不足により、ただ今連載休止中。
その昔、この世界では造国技術が盛んだった。国力を示すために自分の国を四神になぞらえ、国自体の形を変えていった。そして5つの大きな国ができた。南に朱雀、北に玄武、西に白虎、東に青龍
、そして中央の大穴を包むような形に位置するウロボロス。白虎の国の学者がある機械を発明する。機械の名はMARS。軍神と名付けられたこの機械が、この世界全てをまきこむ大きな戦いを起こす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-02-20 08:20:13
20362文字
会話率:31%
「アレクサンドロス大王のペルシャ遠征が、中国「秦」の国力を充実させ、始皇帝による統一を実現させた。その余波は、弥生時代の日本にも及んだ(東方へ)」など、深くて渋い歴史的エピソード満載。意外性のショットガン。本格歴史エンターテーメントのエッセ
イ集第3弾!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-02-01 10:44:03
48767文字
会話率:4%
続編連載開始しました☆ある宇宙の話。太陽系連邦とアストレーデ教圏という宗教を基盤とする諸国の二つに大別された世界。アストレーデ教圏諸国のうちの大国、若年にして王位についたラーフェドラス王国の王は、衰退する国力を憂慮しながら、半ば幽閉された暮
らしを送っていた。そして、隣国ファーマムール王国による侵攻作戦が開始される。人の思いと憎悪、悔恨と裏切りが満ちる陰謀の宮廷小説の一幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-01-31 17:00:36
117812文字
会話率:22%