さて、今宵の話し手を務めますは、名もなき紅衣の吟遊詩人。
砂塵の中を駱駝が行き交い、酒と香料の豊潤なにおい漂う国ダバラッド。自らの腕を世に示す物語を作るため、〈魔宮〉と呼ばれる遺跡がある街にやってきた吟遊詩人タルナールは、剣士、魔術師、狩
人といった仲間とともに、〈魔宮〉の深奥を目指します。場景を飾るのは夜の獣、忘れられた王、熱なき炎を纏う妖霊たち。これは玄妙なる魔術と、富を求める人々の思惑、すべてを巻き込みながら、巡り巡る物語の物語でございます。
アラビアンナイトの風味を取り入れた正統派ダンジョンファンタジー。三日に一話ぐらいの頻度で更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 18:00:00
347493文字
会話率:25%
ローランド王国フランティア領クタナツ。
魔物はびこる領域『魔境』に最も近い危険な街として知られるクタナツ。
そんな街を吟遊詩人ノアは物珍しさと創作の糧のために訪れた。
しかし、自らの歌がいきなりの災難を呼び……
おまけに、悪い時には悪いこと
が重なるもので……
仙道アリマサ氏主催『仙道企画その1』参加作品です。
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/2082320/blogkey/2832790/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 22:00:47
19156文字
会話率:52%
とある小さな宿での夜ふけ。
吟遊詩人の青年の泊まる部屋に、幼い少女が訪ねてきた。
少女の名はミモザ。この宿を営む夫婦の娘だ。「寝つけないから何か歌って」とねだるミモザに、青年は「この時間に歌っては他のお客の迷惑なので」と一冊の本を手渡した。
その本には、青年が異世界までも渡り歩いて集めた話が、いくつも詰まっているという……。
掌編をつなぎ合わせて長編サイズに仕立てました。一日2~3編くらいずつ(土日は5編ほど)あげていく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-10 13:07:57
106686文字
会話率:25%
王立魔術学園でSランクパーティーに入っていた吟遊詩人のユーリ。しかし、Sランクパーティーの勇者たちは戦闘能力のないユーリを無能として追放する。ユーリは幼馴染で魔法使いのマチルダに転職を勧められ、大賢者の公爵のところに行く。そして、ユーリは賢
者としての才能を開花させていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 20:54:27
4686文字
会話率:62%
魔王討伐から三年。
女王戴冠と勇者の結婚で国はお祭り騒ぎの中、とある寂れた酒場に一人の吟遊詩人がやってくる。
客もろくにいない中、吟遊詩人は店員を相手にかつての勇者パーティについて語り始める。
これは、すべてが終わった後の物語。
『マ
ウス二人芝居』という朗読劇のシナリオです。
出演は、河西健吾さんと加隈亜衣さんです。
許可を頂いたので、投稿させていただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-29 15:10:35
21208文字
会話率:100%
「大陸一の力を得たこの大貴族ストローク一族に無能はいらん! 戦士になる気のないゴミは消え失せろ!」
強さが全ての世界。剣を、杖を、斧を、弓を、槍を、盾を、誰もがそんなものを求めている。なぜなら、最強の座……グランドヒーローになりたいからだ
。
グランドヒーローになれば、世界一の財宝と未知の力、そして国王より皇帝より上……最強の座が得られるからだ。
そのためには危険な魔大陸の最奥地にまでたどり着く必要があり、ストローク領では子供が生まれたその日から肉体改造する家もあるほどだ。
そんな世界に居る領主の次男として生まれたバードは、戦いよりも歌う事が大好きな『吟遊詩人』だった。だが、その歌もひどい音痴でどこに行っても笑いものにされる。だが、バードはそれで満足だった。
「元気いっぱいに歌って、皆が笑顔になる。吟遊詩人にも色々いるだろうけど、俺はそのくらいでちょうど良いや」
しかし、実はバードの歌には『古代魔法』を発動させられる声と歌詞があった。その力で最強の領土と噂されるほどに領民達を超強化していた。驚異的な治癒力に子供でもリザードマンを殺す力……ストローク領の異常な強さはそこにあった。どれだけ馬鹿にされ嘲られ終いには殴られようとも、バードは歌う事を止めなかった。
だが、領主はそんなバードに戦士としての才覚を見いだせず追放したのだ。
具体的には分からないでも、バードを好いていた妹だけが『バードの歌はいつか誰かを救う』と信じて追放された後も付いてきた。
「あんな領地、後で泣けばいいんですよ。兄さんみたいな人こそ、今は大事だっていうのに……」
その後、バードを追放した領土はバードの歌を失った事で、みるみるうちに体が衰え魔力も失われていき、また事務仕事も狩りもままならなくなる。戻ってきてくれと頼んだ所で、そこにはもう新たな生活を築き、帰ることなどないバードがいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-28 08:00:00
7548文字
会話率:53%
旅に出ようと思いついた時、最初に僕が考えたのは楽器を見繕わねばということだった―――。
1人の風変わりな吟遊詩人が、魔物の跋扈し、奇跡が実在する世界を旅ゆく物語。
何気ない邂逅を繰り返しては、時に旅の道連れとも出会う。喜び、嘆き
、楽しみ、怒り、愛、憎しみ。傭兵崩れの男、炭焼きの里の少女、国を追いたてる英雄、死罪を待つ老人。
それら全てが詩となる。
歩いて、馬を駆けて、一休みして。時には魔導汽車や船に乗ったりもして。
竪琴の音へ乗せておくろう。玉響の賛歌は高らかに。
―――――――――
紀行文?連作短篇のような感じになるでしょうか。完結未定。
色々な人が入退場しますが、風俗等は根拠があったりなかったりします。作者の妄想設定の中で、明らかにそれはおかしいのではというものがあれば、ぜひご指摘いただけるとありがたいです。
よろしければご覧下さい。更に気が向いたら、ブクマや評価など頂けると嬉しく思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-20 15:33:23
1878文字
会話率:0%
注意:今回、飲食物を摂取しながら、または近くに人がいる状態での閲覧はご遠慮ください。
上記に違反した場合、こちらは一切の責任を負いません。
ご了承ください。
最終更新:2021-07-16 06:00:00
4045文字
会話率:61%
拉致され放り込まれたのは獣人や異能者、魔獣の住む世界だった。チートも無い、魔力も無い、頼るは己の五体のみ。智史を待ち受ける冒険をお楽しみあれ。
第一章モキータ編は4話構成。
我等今宵王を戴く/魔獣 夜に咆哮す/魔王降臨/邪教・暴竜、そして真
実の愛
第二章 トナン編は3話構成。
伝説の復活/彷徨える吟遊詩人/神話の始まる時
第三章 ……あるの???
※辻褄の合わなかった箇所等を都度微修正しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-11 20:25:09
154778文字
会話率:59%
これは僕の中にずっと燻っていた情熱とそれにずっと目を背けてきた自身に対する叱咤かもしれません。拙いこの詩をどうかご自身の人生と照らし合わせて読んでみてください、新しい何かが開花するかもしれません。
最終更新:2021-06-23 01:24:28
616文字
会話率:0%
吟遊詩人は、歌を作るために勇者たちに同行している。
しかし、良い子ちゃんの勇者一行に大したトラブルが起きることはなく……。
最終更新:2021-06-08 23:41:38
6961文字
会話率:96%
青と白の市松模様の着物を着た、和風イケメンの唄。母のために薬を買いにいく途中、賊に襲われてしまった美少女カスミ。行き先の同じ二人は行動を共にすることとなるが、これは運命の分岐点だったのだ……
補足
和の地、中華の地、洋の地とはそれぞれ、日
本、中国近辺、ヨーロッパ近辺、と思っていただければ、と思います。そしてどの地域も共通言語を理解できる、世界線だと考えていただければ、と思います。
この作品はノベルアップ+、カクヨムでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 22:34:22
31748文字
会話率:61%
酒場に現れた女騎士から逃げ出したレーダーは、逃げ出した理由を友人に語る。
代官から仕事を請け負って悪事を為したのだが、その代官が舐めた真似をしたので殺してしまい、悪事をすべて彼にかぶせて告発したのだという。
だが、騎士の剣幕から押し付けた悪
事が露呈したと思い、逃げ出したというのだ。
やはり告発の際の嘘は露呈しており、レーダーは恩赦と引き換えに彼女からの仕事を請けることになるのだった。
これは吟遊詩人の語るレーダーの活躍の中では最初期かつ小規模なものだが、この事件によって彼は初めて権力との関わりを持つようになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 23:42:11
26663文字
会話率:34%
ジャール史学局発行 「英雄譚に語られる人物レーダーについて 無記名伐龍記事をめぐって」
史書に見える伐龍の記述は『将軍府龍文書』に多く見られるように「何某が幾らの軍を率いて何処にて龍を伐つ」という形式が主である。
例として『クラシテ王統
記』にて
キニン公、3万を以てクラシテに龍を伐つ。
とあるものが挙げられる。
しかしながら『アゲイア帝国年代記』のアーラブルフ5世の3年の条には
2月、ファリシタに龍現る。3月、これ屠らる。
とあり、形式に沿っていない。この征伐者を明記しない形式はこれ以降各地での伐龍の記事に頻出するようになる。竜王戦争の時期に最も多く現れるようになりその後急速に減少するが、並行して旧来の形式も現れることから何らかの区別が行われているとみられるが、定説は得られていない。
ただ、この形式の伐龍記事について吟遊詩人はレーダーという英雄の活躍を語る。
『屠龍列伝』には以下のようにある。
レーダーは、アゲイア帝国ミャスラフの人。姓無く氏無く、家無く親無し。剣客。
殺した龍を数えること未だ並ぶものなし。
皇帝アーラブルフ5世の時に初めて龍を屠る。
しかしながら多くの無記名伐龍記事について、すべてをレーダーという一人の冒険者の事績であると考えるのは無理があるのでは無いだろうか……(後略)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-11 01:49:16
8123文字
会話率:41%
「あーもう滅茶苦茶だよ」
大手ギルドのリーダーであるピグレは激怒した。
激怒を通り越してあきれていた。
謎の新人ギルドメンバー、吟遊詩人であるバジラの行動により、事前に立てた計画は全て吹き飛んでしまったのだ。
ピグレはバジラにギルドか
らの追放を言い渡すと、バジラは思い当たったような表情をしてつぶやいた。
「強いて言うなら音楽性の違いって事か……」
「違うわ!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 10:40:31
1651文字
会話率:32%
子猫を助けてロードローラーに撥ねられるという極めて異世界転生向きの死に方をした私は、ひょんなことから転生者を異世界に導く女神として転生した。
ある日現れた絶世の美少女転生者「セイラたん」を前にして前世のアイドルオタクの情熱が蘇った私は、
彼女を異世界一のトップアイドル勇者にするべく、女神のお仕事そっちのけで推し事に邁進することになる。
待っててね、セイラたん。私が絶対にスターダムを駆け上がらせてみせるから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 18:41:38
50207文字
会話率:25%
これは一人の男が(知らない間に)民意を受けて起ち上がり(強制)、腐った王朝を滅ぼす(不本意)までを綴った男の記録(ほとんど愚痴)。
その裏で暗躍する(男を追い詰める)吟遊詩人は、それはそれは綺麗に笑った。
(※これは『没落メルトダウン』の外
伝となります。そっちの主人公ミレーゼ様の御先祖様と、御先祖様に狙い定められた可哀想な男達のお話です)
思いついた時にぽちぽち書く予定ですので、大体不定期です。
いきなり投稿に間が開いたりもするかもしれません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 20:01:36
194013文字
会話率:16%
旅を始めた吟遊詩人が、道端で出会った『仲間』とのお話し。
2017年のコミティア119で頒布した短編小説のWeb再録です。
でも元々は2006年に書いた短編を改編したものだったりします。こちらは自分のサイトにあります。
最終更新:2021-05-01 20:33:19
7790文字
会話率:51%
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これ
から彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
「アルファポリス」でも同内容投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-13 06:00:00
121290文字
会話率:59%
ファイはかつて吟遊詩人の母オリーティアとともに諸国を旅をした。ところが、母は病を得て、旅先の村で倒れそのまま帰らぬ人となった。
一人残されたファイはまた旅を続ける。ファイに残されたものは、母から譲り受けた一振りの剣のみ。
そんなファイをつけ
狙うものたちがいた。仲間に引き入れようとする者。殺して名を挙げようとする者。
ファイはひとりの戦士にすぎなかったが、ただ、誰もが恐れる最強の戦士だった。
そんな彼の明日をも知れない旅の果てにたどり着くものは折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-12 15:24:54
51992文字
会話率:41%
キャラメイクで魅力と吟遊詩人の才能に全ぶっ放し、さらにはお色気お姉さんスキュラになっちゃった主人公がいろんな魔物を仲間にしながら冒険をする物語。
その世界は、多種多様な魔物たちの支配する魔境がひろがり、おなじみの魔物が支配する都市があ
ったりします。だけどどこかTRPGじみたところがあったり。ぜひ一度読んでみてください。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-10 20:26:16
57902文字
会話率:16%