異世界に来た主人公、佐藤勇人。しかし特殊能力は何もない。
魔法あり、剣ありのこのファンタジーな世界で勇人はどう生きるのか。そう、嘘で足りない部分を補うのであった。
最終更新:2024-12-26 16:32:13
2512文字
会話率:50%
伯爵令嬢オフィーリアには、嘘がわかるという特殊能力がある。
その能力ゆえに、人付き合いができずに引きこもって暮らしていた。しかし、見目麗しいと評判の公爵クラウディオ見たさに夜会に参加してみたものの、周りの貴族の嘘ばかりの会話に混乱し、おかし
な行動を取ってしまう。嘘が大嫌いなクラウディオにその特殊能力を買われ、彼が長官を務める刑部省へ強引に引き抜かれてしまう。
嘘を見抜ける能力を使い、刑部省で行われる犯罪者の取り調べに参加しているうちに、オフィーリアは神殿で行われる儀式にまつわる事件にかかわっていく。
個性豊かな同僚に囲まれなんとか長官室勤務を続けているうちに、オフィーリアはクラウディオの婚約者であるステッラにまで目をつけられてしまうのだった。
☆月~土 AM11:00毎日更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 11:00:00
153470文字
会話率:57%
不具合女神のお陰で、単なるオウムに転生してしまったシステムエンジニアの|城島瑛航《きじまえいこう》。
現世でも恵まれていなかった彼は、あっちの世界でも幸せを捕まえられるのでしょうか?
剣聖の能力を貰ったのですが、鳥故に使えない……。たまたま
知り合った癖のある魔女達を助け、助けられる、そんな彼の冒険譚です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 23:10:00
375437文字
会話率:62%
ダンジョンの存在する現代日本。
どこにでもいるごく普通のダメ人間――朝霧那由多は会社を辞めて無職になった。
そしてソシャゲにハマって貯金を使い果たすと、家賃を払えず大家から立ち退きを迫られる。
じゃあダンジョンとやらに行って金稼ぐしかねーだ
ろ!
というアホな思考で、ナユタは意気揚々とダンジョンに潜って――そして死んだ。
が、あらゆる偶然が重なり、ナユタは一緒に潜った陰キャ少女の死体(ゾンビ)に乗り移る形で蘇る。
しかし少女は、男にモテなさそうな要素をこれでもかと詰め込んだような、いわゆる底辺喪女だった。
それでもナユタは挫けない。
少女の体に秘められし特殊能力を覚醒させ、最強無敵の美少女に成り上がれ!
これは底辺喪女ゾンビにTSしてしまった俺が、最強で最高の美少女を目指す物語である!
※TSは5話から。4話まで男主人公です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 19:10:00
539064文字
会話率:37%
一九四四年、世界に『黒い霧』が現れた。
世界各地に現れては消えるその『黒い霧』は、触れたものを異形の怪物『鵺』に変貌させた。
だが、人類の中には『黒い霧』に感染しても怪物にならず、それどころか超能力を獲得する人達がいた。
彼らは特殊能力
者『アーベント』と呼ばれ、超能力を持つ故に怪物『鵺』を退治する役目を担っていた。
そんな世界になり、九〇年経った二〇三四年。
『復讐姫《クローザー》』と呼ばれた一人の女アーベント――月原紅音が、鵺の巣《スポット》を解消、そして『復讐』を終わらせてから数ヶ月が経った。
二〇三四年の末、例年通り、ディーポンド財閥のホテルで、ARSS独立記念パーティーが開催することが決まり、鵺の巣《スポット》を解消の立役者である紅音と相棒の雲林院葉月も当然招待される。
いつもよりも特別なそのパーティは、とある組織に狙われていて――――
※本作品は、『紅き復讐姫の英雄譚《カタストロフィ》 ―ABENSHEE―』(https://ncode.syosetu.com/n7067ih/ )の続編になります。
また、『紅き復讐姫』シリーズは、合同創作企画『ABENSHEE』を構成する二つの物語の内の一つとなります。
もう一つの物語及び他の作品については、Twitterアカウント 『ABENSHEE_情報局(https://twitter.com/abenshee_portal/ )にて随時公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 03:07:55
49543文字
会話率:42%
一九四四年、世界に『黒い霧』が現れた。
世界の各地に現れては消えるその『黒い霧』は、触れたものを異形の怪物『鵺』に変貌させた。
だが、人類の中には『黒い霧』に感染しても怪物にならず、それどころか超能力を獲得する人達がいた。
彼らは特殊能
力者『アーベント』と呼ばれ、超能力を持つ故に怪物『鵺』を退治する役目を担っていた。
そんな世界になり、百年経った二〇四四年。
日本の都会に四人の少女アーベントのチームが居た。
心を読む大人しい少女、有栖川周寧。
身体能力を高める不良少女、七瀬恋桃。
銃使いのお嬢様、高殿灯雲。
翼を生やす明るい後輩少女、棘園真宵。
鵺退治に勤しみながらも高校生活を送る彼女達に一つの指令が届く。
それは北海道で発見された『能力による焼死体』の犯人を見つけろというものだった。
ーーたった一つの小さな、だけど無視はできない悪意に立ち向かう話。
※本作品は、合同創作企画『ABENSHEE』の中編SSとなります。
本作品だけでもギリ楽しめるかもですが、本作品は基本的に千馬弘久さん著のABENSHEE漫画の主人公の番外編に当たる位置付けなので、以下のURLの漫画を読んでいると一層楽しめるかと思います。(https://www.pixiv.net/user/18168103/series/203218)
他の作品については、Twitterアカウント 『ABENSHEE_情報局(https://twitter.com/abenshee_portal/ )にて随時公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 23:22:15
35736文字
会話率:39%
これは、一人の女による愛と復讐の英雄譚
アメリカのカリフォルニア州には、怪物――『鵺』の巣があった。
1984年、世界はこれの解消を望み、その土地に二千人の特殊能力者『アーベント』を派遣した。
しかし、そのほとんど全員が死亡し、とある少
女の夫……月原一騎もその内の一人だった。
故に、そのとある女――月原紅音は復讐を願い、『不老の白き復讐姫』として何度もその怪物の巣に攻め込むようになる。
そんな日々が続いて五十年後の2034年、終わりの見えない復讐を臨む月原紅音に初めて後輩が出来る。
まだ新人であるその後輩の名前は雲林院葉月。
月原紅音はその少女と共に、解消不可能と言われた鵺の巣最終攻略に挑む。
――白い女は、復讐の刃を振るう。
幸せだった日々を、夢に見ながら。
※本作品は、合同創作企画『ABENSHEE』を構成する二つの物語の内の一つとなります。
もう一つの物語及び他の作品については、Twitterアカウント 『ABENSHEE_情報局(https://twitter.com/abenshee_portal/ )にて随時公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 01:01:26
420900文字
会話率:33%
無杉運牙(なさすぎ うんが)には、好きな幼馴染な女の子がいた。告白を保留されていた彼が、ひょんな事から放課後の教室に向かうと衝撃の場面を目撃してしまう。
そこから、とんでもない事態へと巻き込まれてしまう。
※異世界転生とか、ざまぁ系では
無いことだけはお知らせしておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 19:15:48
39909文字
会話率:54%
特殊能力保持者、いわゆる能力者が存在する現代。
無能力者であった柊史朗はある日、能力者となる。
彼はほとんどの人員を能力者で構成された警察組織「特殊能力警察」に引き取られ、数々の事件に巻き込まれていく。
最終更新:2024-12-07 15:26:45
9276文字
会話率:53%
異世界へ呼ばれた三人は、元の世界を快く思っていなかった。
全てが並である凡人の者は聖女となった──
身体は貧弱だが頭の回る者は社長と名乗った──
荒々しいが真っ直ぐな者は主任と名乗った──
呼ばれた時に特殊能力や加護なぞ当然のよ
うに貰えず、呼んだ本人すら見当たらず、ただただ知らない世界にその身一つで放り出された三人はいったい何を想い、何を目指し、何を求めるのか。
女となった男と、男か女か分からない者と、狂気の男──それぞれの道(レール)が交差する物語。
その交差の先には、何が待っているのだろうか──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 23:41:22
586410文字
会話率:46%
とある地方都市の郊外にある自動車解体所。
両親の仕事の都合上、祖父母と暮らす高校3年生の沙菜は、バイト代欲しさに、特殊能力を使って祖父の解体所を手伝う。
そこにやって来たクルマ達の最期を看取り、残された前オーナーの痕跡から、その車達
の在りし日の姿が見えてきてしまう特殊な能力を通じて紡ぎ出される在りし日のドラマの数々を『車葬』を通じて残された人たちへと伝えていく語り部 沙菜とのちょっと切なくも温かい物語。
「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 00:06:44
334861文字
会話率:13%
赤崎隼人は寿命が見える――。
隼人には、物心ついたときから人の寿命が見えていた。しかし、その特殊能力は人の寿命が見えるだけで、それ以上の力は無く、この能力の意味を探し求めていた。
高校に入学した隼人は、容姿端麗・成績優秀の才色兼備、白鳥
怜に目を惹かれる。
ただ、惹かれたのは彼女の容姿ではなく、寿命の短さであった。
「白鳥怜は一年以内に――死ぬ」
神から与えられたこの能力の意味を知るため、白鳥の真相を知るため、隼人は彼女に声を掛けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 17:00:00
99390文字
会話率:30%
主人公・あやめは大病院の娘として、医師になり家業を継ぐことを決めた。これは、あやめの愛するおばあちゃんの希望に沿うためである。おばあちゃんはあやめが医師になる前に亡くなってしまうが、おばあちゃんには特殊能力があり、あやめはそれを引き継ぐこと
になる。あやめはその特殊能力を使って…
死後の世界と医療の世界、あやめの心の成長を描いたストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 20:34:14
12761文字
会話率:46%
保育士をしていた25歳。
マリカはある日気が付いたら異世界の子どもに転生していました。
その世界は魔王が勇者に倒されてから、誰もが不老不死を持っている「平和」で「幸福?」な世界。
ただし、子ども以外は。
子どもが幸せでない世界なんて我
慢できない。
異世界に転生した保育士は子どもだけが持つ「ギフト」を使い子ども達の未来と幸せの為に戦います。
住処はなんと魔王城。
目指せ、世界の環境整備。
誰もが望む不老不死を手に入れた世界は本当に幸せな世界なのか。
今のところは子どもとのスローライフほのぼの(?)系。
ですが少しずつ世界全てを敵にした子どもたちの逆襲が始まります。
1話に主人公のマリカイラストを入れました。
ハデな戦闘はもう少し後。
あまり主流のお話ではありませんが丁寧に描いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします、
一部、子どもの苦しむ姿や虐待の描写があるところもあります。R-15は今のところは念の為。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 08:10:00
5621648文字
会話率:33%
呪力という、特殊能力をもつ者によって守られている都市カオンがあった。
そんな都市で暮らす両親を亡くした主人公、星崎ムギも特殊能力を宿す少年の1人である。
「学校で信用できる人ができたらこれをあげなさい」
そう言われて渡された親の形見を手に、
呪力の学校へと入学をする。
そして卒業が懸かった日の前日、仲間と共にある作戦を実行に移すことに。その作戦とは……カンニングである。
問題用紙を盗むために夜の学校へと侵入するムギとその仲間たち。しかしそこで地下洞窟の存在を確認して……
閉ざされた町、果てしない大地、地下都市、幻想の国、未知なる魔物ーー
仲間と共に育った都市を守るヒーローになる予定が、いつの間にやら世界を巻き込み始め、思いもよらない真実へと辿り着く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 12:05:31
92136文字
会話率:30%
世界に存在する御伽話のような存在、特殊能力者。
普通の人間には耐えられない強大な力を持つ彼らは、その能力をときには善に、ときには悪に使いながら、今日まで人として、生きてきた。
その1人である少女、マチルダ・スカリターは「超越」の能力を持つ
。
過去彼女のみで一国を壊滅状態に陥れたことから、“破壊の怪物姫“と呼ばれ、世界三強の1人として恐れられていた。
しかし過ぎた力には代償がつきものだ。
彼らは力を使う代わりに、暴走を引き起こす。
それを食い止めるのが、特殊能力者の対となる鞘という存在。
彼らはただの人間であるが、それぞれ対となる能力者にのみ暴走を抑える等のことができた。
その方法はキス。
「他国の国王に拉致同然で嫁がされて、尚且つ、好きでもない男とキスしなきゃいけないなんて、嫌だ!ぜーったい、嫌だ!」
「ガハハハハ!諦めろ、マチルダ!其方は私と夫婦になるのだからな!」
「誰がお前みたいな筋肉だるまと結婚するかぁ!」
これは、無理やり他国へと嫁がされた姫が脱走を繰り返し、鞘となる国王との愛をなんだかんだで深めていく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 00:00:00
55884文字
会話率:23%
ごく普通の女の子「さやちゃん」の飼い犬「ポメ」は特殊能力が使えるエスパー犬だった。そんなポメはある日さやちゃんのつれてきた友達?を観察するうちに、重大なことに気がついたのだった。
(一話一話短いのでサクサク読めます。少女漫画風の挿絵があり
ます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 07:16:13
5536文字
会話率:28%
二十二世紀初頭、長いあいだ危惧されていた最終戦争がついに勃発。
NBC兵器の大量使用により地上からの避難を余儀なくされた人類は、かかる事態に備え建造が進められていたメギドという名の地下シェルターへ逃げ込んだ。そこはあらゆる機能がAIによっ
て管理された巨大地下都市。中央にそびえる人工知能塔は、汚染された水や空気の浄化機能や大規模な発電機能、さらには地下空間上部に疑似的な空を作り出す人工気象機能までも備えている。そして、随所に設置された無人倉庫には膨大な備蓄品を無駄なく平等に支給するための仕組みが組み込まれており、これらによって人類は絶滅を免れることに成功した。
それから数年、地下での暮らしがようやく安定の兆しを見せ始めた頃、思いもよらない災厄が再び人類を襲う。地上から突如として侵入してきた獰猛な変異生物――鬼獣が人々を襲い始めたのだ。それは環境汚染が生んだ突然変異体とも、戦前に研究されていた生物兵器ともいわれ、強大な力と恐ろしいまでの獰猛さで次々に人間を捕食していった。
地上での過ちを教訓にメギドへの銃火器の持ち込みを是としなかった人類は、徐々に支配領域を狭めていく。そんな彼らに救いの手を差し伸べたのは、またしてもメギドであった。都市を管理するAIは、当時の科学技術の粋を集めた人工知能塔の機能を用いて対鬼獣用人工生命体――騎士を生み出すことを決定。遺伝子工学的に特殊能力を付与された彼らの活躍により、人類はメギド第二層までの奪還に成功した。
それからおよそ一世紀、人類と鬼獣の戦線は第二層外壁を境に拮抗していた。そんな中、九十世代の騎士として生を受けたアキツは、騎士訓練校の卒業を間近に控えていた。生まれながらに背負わされた騎士としての重い宿命。それに不満を抱きながらも日々の訓練に励んでいた彼は、友人が足繁く通う孤児院で子供の失踪事件に巻き込まれる。友人たちと共に、草食鬼獣の生息域である森林公園に捜索に入るアキツ。果たして彼らの運命は? いま、大きな運命の歯車が静かに回り始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 22:10:00
123542文字
会話率:61%
「ふふっ雨竜くん、ようこそ秘密結社MAILISへ」
毒親と心中しようとした少年、雨竜が目を覚ますと、そこは警察の代理として闇の仕事を遂行する秘密結社、MAILISの拠点だった!
天候を自由自在に操ったり、時空を捻じ曲げて物を引き寄せたり、多
種多様な特殊能力を持つ先輩たちの中で、無個性だと悩む主人公。
しかし実は、心中に失敗した時の手術でマッドサイエンティスト「左神恒星」が彼を魔改造しており…
殺し屋たちの世界で生き延びろ!とある国「ソクラティア」を舞台に繰り広げられる激闘と感動。
「Q-或る少年と秘密結社」開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 12:00:00
23614文字
会話率:55%
これは遥か未来の地球で起こった異変から始まる異能バトルストーリー
ある時、宇宙から飛来した未知のウイルスとの戦いのため、地球管理委員会によって選ばれた7人のsevens star(選ばれし者)
彼らは特殊能力を目覚めさせるために
特殊な注射でさまざまな異能に目覚める。
例えば、そのsevens starの1人である古呂名 流星(ころな りゅうせい)は炎を自在に操る異能に目覚めた……炎龍(えんりゅう)との契約によって。
これからどんなバトルを繰り広げていくのだろうか?
それはまだ誰もわからない、神のみぞ知る運命というものなのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 15:18:01
1914文字
会話率:37%
音野小珠(こだま)と妥縒(たより)の姉妹には特殊能力が秘められている。決めた相手が心に思う二種類の声が分けられて聴こえるという物だ。この能力を使い、人の役に立つ仕事をしようと姉妹は決めた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-21 22:13:26
31130文字
会話率:60%
「この俺が婚約者になってやるのだから、光栄に思え」
初顔合わせで侯爵子息ハーネルドに言われた言葉に、伯爵令嬢のフォルティアナは齢十歳にして『結婚に必要なものは忍耐』と悟り、結婚に理想を抱かなくなった。
そんなフォルティアナが十五歳を
迎えた頃、大人の仲間入りを祝う華々しいデビュタントの日、婚約者のハーネルドを巻き込み盛大にダンスホールで転倒してしまった。
この失態をきっかけに、怒鳴り込んできた侯爵により婚約は破棄され、『どんがめ姫』という不名誉な汚名を授かることに。
その汚名を返上しようとひたすら二年努力するも、誰もフォルティアナとダンスを踊ってはくれない。
パーティ会場で元婚約者のハーネルドに暴言を吐かれ、その場にいるとみっともなく涙をこぼしてしまいそうになったフォルティアナはそっと会場を抜け出した。
人気のない庭園で、フォルティアナは普通の人には見えない『光る人』に声をかけられる。いつもなら両親の言いつけを守り、気付かないフリをして相手にしないのだが、その日はそれが出来なかった。誰でもいいから、話を聞いて欲しかったのだ。
フォルティアナの話を静かに聞いていた『光る人』である青年は、跪いて手を差し出す。
「僕と一曲、踊ってくれませんか?」
青年にリードされ、フォルティアナは失敗する事なくダンスを立派に踊りきり、苦手だったダンスの楽しさを知った。
自分が何者かも分からないという青年に、フォルティアナはリヒトと名前をつけてあげた。
それから王城でリヒトに秘密のダンスレッスンをつけてもらうようになり、いつしか彼に淡い恋心を抱くようになっていた。
そこへ元婚約者のハーネルドが現れて、あの時のリベンジをしたいと言う。
見事汚名を返上することに成功したものの、その日以降、リヒトは庭園から姿を消してしまった。
実はその青年、療養中の第二王子で――
※これは、婚約者に皮肉を言われ続け結婚に理想を抱かなくなった伯爵令嬢と、初恋を拗らせてやらかした過去を挽回しようとする侯爵子息と、その二人を面白おかしく眺めながら隙あれば横からかっ攫おうとする王子様の三角関係なお話です。
アルファポリスでも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 16:39:09
214764文字
会話率:45%