よくある卒業パーティーでの断罪式、裁かれるのは公爵令嬢スザンナ。
彼女は第2王子の婚約者だったが、王子が懸想するとある男爵令嬢へのイジメを責め立てられ、外界との接触がほぼ不可能である有名な塔へ幽閉されることになったのだが……。
これは、悪役
令嬢にされたスザンナが自身の才能と幸運で誰にも邪魔されない快適な生活を手に入れるまでのお話。
※カクヨムにて投稿していた同名の作品を加筆修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 20:23:01
12950文字
会話率:36%
モーリスは幼馴染のナタリーの取り巻きに暴力を振るわれてけがをした時に男爵令嬢のクラリスに声を掛けられた。暴力を振ってきた相手はクラリスの元婚約者。
ナタリーはいろんな男を取り巻きにして、モーリスをサポートキャラだと呼び自分の取り巻きにモー
リスを脅させ、いろんな道具を作らせ続けてきたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 13:00:00
6951文字
会話率:45%
いつもの通り男爵令嬢を虐めている最中に、ここが前世でプレイしていた乙女ゲーである事に突如気がついてしまった。
このままではみんなの前で断罪された上で婚約破棄されて闇堕ちしてラスボスになって討伐されてしまう!
前世の記憶を頼りに先手必勝で運命
を変えてやる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 17:20:00
9304文字
会話率:31%
「この婚約を破棄する!」
とある夜会で婚約者の王太子が、唐突にそう告げた。
彼の後ろには不安げに眉を下げる桃色の髪の男爵令嬢。
周りの貴族たちは訝しげにこちらを見ていて、公爵令嬢のユーリアはその状況を瞬時に把握した上で思った。
『わさわざこ
うして大々的に宣言するからには、きっと山よりも高く海よりも深い事情があるに違いない』
○婚約破棄された公爵令嬢が深読みした結果、真実の愛を暴いてしまう話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 20:25:57
8457文字
会話率:36%
公爵令嬢のローズ・ブライトはレイ・ブラウン王子と婚約していた。
婚約していた当初は仲が良かった。
しかし年月を重ねるに連れ、会う時間が少なくなり、パーティー会場でしか顔を合わさないようになった。
そして学園に上がると、レイはとある男爵
令嬢に恋心を抱くようになった。
これまでレイのために厳しい王妃教育に耐えていたのに裏切られたローズはレイへの恋心も冷めた。
そして留学を決意する。
しかし帰ってきた瞬間、レイはローズに婚約破棄を叩きつけた。
「ローズ・ブライト! ナタリーを虐めた罪でお前との婚約を破棄する!」
えっと、先日まで留学していたのに、どうやってその方を虐めるんですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 22:25:06
14708文字
会話率:37%
ここはセントリア学園。
貴族から平民まで、様々な身分の人間が通う学園。
その中でもカーストのトップに位置しているマーガレット・エドワーズ公爵令嬢の取り巻きBをしているごく普通な私は。
──推しを見つけた。
主人公エマ・ホワイトはある日、マ
ーガレットの恋敵であるクレア・アワード公爵令嬢の秘密を知ってしまう。
それは『美少女として知られるクレアが実は女装した男性である』というものだった。
秘密を知られたクレアはエマと共に行動するようになり…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 20:57:00
185144文字
会話率:45%
それはパーティー会場でのことだった。
「イザベラ・スミス! お前との婚約を破棄する!」
イザベラの婚約者であるエドワード王子はイザベラに突然婚約破棄を叩きつけてきた。
エドワードは隣に見知らぬ女性を連れ、守るように肩を抱いている。
「見損な
ったよ。姉さん……」
そしてエドワードの隣には弟のアランもいた。
「エドワード様、どういうことでございましょうか?」
「お前はこの男爵令嬢のケイトを虐めていただろう! だからお前との婚約は破棄する!」
「エドワード様! 私、怖かったです……!」
ケイトは涙を流しながらエドワードに抱き着いている。
それを見て、イザベラは察した。
ケイトに冤罪を着せられたのだと。
そしてイザベラは決意した。
「自分に冤罪をかけた人間を、全員殴り飛ばす」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 21:25:58
5688文字
会話率:44%
「仲のいいふりをしてくれたら1日5カードゥ払います」
伯爵令息セオドア・ダウンゼンドは悪い男だ。伯爵家の長男でありながら、その悪評はとどまることを知らない。
なにせ、婚約していた公爵令嬢を陥れて庶民の娘と結婚しようとしたあげく、ことが露見す
ればみっともなく庶民の娘を捨てて公爵令嬢にすがりついたのだから。
そんな男の次の婚約者として引きずり出されたのは貧乏な男爵令嬢オリヴィアであった。セオドアと良好な関係を築こうと努力するオリヴィアであったが、セオドアはオリヴィアをいじめて面白がっている。
そんな2人を見て、オリヴィアの母は心を痛めて寝込んでしまった。
オリヴィアは決意する。
「仲のいいふりをしてくれたら1日5カードゥ払います」
オリヴィアが金策に奔走していると、ひとりの男と出会い、金欲しさに騙してしまって……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 18:00:00
17648文字
会話率:40%
公爵令嬢キサラと、その親友の公爵令嬢バレンシアは仲が良く、今日も高位貴族専用のサロンで話をしていた。
だが、婚約者であるパロマ殿下と、男爵令嬢が浮気していると聞いて?
醜聞がこれ以上広がり、公爵家に害が及ぶ前にキサラは動く事にした。
最終更新:2024-06-08 23:03:10
14186文字
会話率:28%
毛色が違う公爵令嬢と王子の次回へと続く物語。
最終更新:2023-05-14 00:00:00
959文字
会話率:50%
公爵令嬢のエルフィーナの婚約者であるラウルハルト王太子殿下は、近頃、男爵令嬢のリナに夢中だ。
婚約は白紙にするしかないとあきらめた矢先、彼の態度が急変して?
ざまぁはありません。ゆる設定のご都合主義、細かい点が気になる方はブラウザバッ
クでお願いします。
R指定は一応つけました。描写はほとんどありません(当社比)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 19:00:00
15481文字
会話率:25%
「エリザベス! お前との婚約はただいまを持って破棄とする! 貴様のような何を考えているか分からない無表情女など、願い下げだ!」
このグラストン王国の第一王子アークロイドは婚約者であるエリザベス ロイシュタイン公爵令嬢に対し婚約破棄
を宣言した。
王子のその腕には、庇護欲をそそる可愛らしいピンクブロンドの男爵令嬢がぶら下がっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 18:00:00
8608文字
会話率:35%
公爵令嬢は男爵令嬢に対する嫌がらせの冤罪で糾弾され、首を傾げる。
ありがちな断罪に対する反応から始まる、公爵令嬢と王子と男爵令嬢の三角関係の行方。
血が飛ぶような場面はありませんが、婚約者である王子の精神的なダメさ加減という面で、残酷な描写
にチェックを入れています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 20:55:08
9138文字
会話率:59%
「あなた方を、らぶらぶカップル創設特別執行部に任じます」
稀代の天才にして筆頭魔術師であるアーネストと、その助手ラリサに課された新たな任務。それは「らぶらぶカップル創設特別執行部(命名は陛下)」だった。
その内容は簡単。王太子イヴァンが、
男爵令嬢にうつつを抜かし、長年の婚約者を蔑ろにしている現状をなんとかすること。つまり王太子イヴァンと、公爵令嬢アリーナをくっつけること!
ただし。
「それではラリサ。どんな理由があろうと、イヴァン殿下とアリーナ嬢が婚約破棄した瞬間に、あなたは解雇です」
とんでもない条件付きで。
宰相の立てた作戦に従って、ラリサたちは首のかかった無理難題に挑む。吊り橋効果。単純接触効果。魔法を使って色々仕掛けてみるも、ダメ王子はやっぱりダメ王子で……?
天才(変人)魔術師×突っ込み気質な押しかけ助手
ラブコメディの皮を被った純愛、のふりをしたコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 21:06:07
24862文字
会話率:50%
第一王子に媚びを売り、公爵令嬢との婚約を破棄に追い込んだことで、キャロルの義妹は夜会で糾弾された。
古代魔法の大家であるランサ公爵家を虚仮にするとは不届き千万!
王国に仇なす者を滅する古代魔法が放たれる。
義妹の身代わりで魔法を受けてしまっ
たキャロルは、なんと小鳥の姿になってしまった。捕まったらどうなるかわからない。
(ひとまず撤退よ!)
飛び出した小鳥キャロルが辿りついたのは、魔法使いの塔。
そこに住んでいた魔法使いイグナシオと暮らしながら、元の姿に戻る手立てを探すことにしたキャロル。だが、王国に監視されているイグナシオの孤独に触れ、いつしかお傍にいたいと思うようになっていく。
キャロルの未来はいかに。
※他サイトにも掲載中
※エブリスタへは改稿した形で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 20:02:50
11350文字
会話率:35%
とある小国で起きた、王族の婚約の白紙撤回。
公爵令嬢の頭を長年悩ませていた、駄目王太子がまさかの行動だった。
自由になった公爵令嬢は、初恋であったさる国の王子と結ばれる事なる。
一方、駄目王子と揶揄されていた王太子だが、彼が婚約破棄ではなく
、婚約の白紙撤回に動いたのは、ある男爵令嬢の影響があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 21:48:25
18167文字
会話率:18%
とある国で婚約破棄が行われた。
婚約破棄を起こしたのはその国の王太子で、彼は国の学園で出会った男爵令嬢に惹かれ彼女と共謀し、婚約者であった公爵令嬢を陥れ、断罪しようとしていた。
その日は学園の卒業式であった。
記念となる式で行われた婚
約破棄に学園は騒然となる。
公爵令嬢は、突然の婚約破棄に毅然と対応するも、王太子達は取り合わなかった。
婚約は破棄され、断罪が行われようとしたところに、突如威厳のある声が響き渡る。
卒業式の来賓としてこの国に赴いていた、魔導帝国の皇太子であった。
人とは異なる種族である、魔族の国の皇太子の登場に会場は更に混乱した。
圧倒的な美貌と、迸る威厳は会場にいる者全てを飲み込むほどの存在感があった。
公爵令嬢は短期間であったが、魔導帝国に留学しており、そこで彼と出会い交流を深めていたのだ。
王太子が婚約破棄をする理由として、男爵令嬢の虐めを上げていたが、その時期彼女は留学しており、この事実から皇太子は彼女の潔白を証明した。
その後、王太子の不義理や数々の矛盾を一つ一つ暴き、遂には公爵令嬢の名誉を回復させた。
王太子達は逆に断罪された。
その後、皇太子は公爵令嬢に婚約を申し込み、婚約破棄劇はまさかの展開を迎える事になった。
後年の歴史学者は語る。
此処で全てを終わらせていたら……と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 09:34:21
33169文字
会話率:18%
踏切内で転んで動けない老婆を助けて命を落とした琴子。
目を覚ますと、見知らぬ世界に転生していた。
琴子が転生した少女の名前はユリアンナ・シルベスカ。
それは琴子が生前遊んでいたスマホアプリの恋愛ゲーム『ドキドキ♡イケメンパーティー!』(通
称イケパー)に出てくる悪役令嬢であった。
ユリアンナは第二王子の婚約者の公爵令嬢として登場し、第二王子を始め高位貴族の令息たちに可愛がられるヒロインの男爵令嬢、ミリカ・ローウェンに嫉妬して執拗に嫌がらせをする役どころで、ヒロインがどのルートを選んでも断罪されるという悲しい運命。
その中でも最悪の結末を回避するためユリアンナが考えた作戦は───『ヒロインと協力すること』!
果たして作戦は上手くいき、ユリアンナは幸せを手に入れることができるのか?
※貴族制度、世界観はオリジナル設定でふんわりしています。細かい部分はお目溢しください。
※プロローグ+本編59話+閑話4話+エピローグ。完結まで書き上げ済み。
※長いので1日3話ずつ公開します。
※アルファポリスでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 22:00:00
177899文字
会話率:30%
卒業式の前日。寮の部屋を片付けていた私は、作り付けの机の引き出しの奥に見覚えのない小箱を見つける。
ベルベットのその小箱の中には綺麗な紅玉石のペンダントが入っていた。
最終更新:2024-05-14 09:03:25
9249文字
会話率:42%
短い粗筋:
魅了の魔女の魂を受け継いだクリスティンが、稀代の魔力持ちであるライアンとともに、生贄となる運命を打破し、厄災から世界を救う物語。
冒頭紹介:
聖騎士オーランドに、王家をかどわかす魅了の魔女の断首が言い渡される。
突きつけられ
た魔女は学院時代の同級生であり兄の婚約者のリディアであった。
鬼哭の森にある古代神殿に旅立ったオーランド一行は懇意にしている男爵が住む古城に立ち寄った。タイミング悪く、男爵夫人は分娩中であり、さらに悪いことに産まれた赤子は死産だった。
断首されるリディアは命と引き換えに赤子を蘇らせる。
リディアの魂を受けついだ赤子はクリスティンと名付けられた。
男爵やオーランドに見守られ、クリスティン・カスティルは健やかに育つ。
リディアを古代神殿で断首しその血を捧げなかったために、クリスティンが産まれて以降、森から流れる瘴気の悪影響は増すばかりであった。男爵領内は、作物や家畜へ被害により他領に移住する領民も出てきていた。人口も農作物の生産量も減るばかり。
もうすぐ十六になる何も知らないクリスティンは、領地のことが心配でならなかった。
リディアの記憶が戻らないまま、魔力だけを発現させたことで、クリスティンは師から王都の学院で学ぶように薦められ、旅立つことになる。
王都で暮らし始めたクリスティンは、朝はパン屋の売り子、平日は貴族学院の一年生、休日は剣豪オーランドの直弟子として三役をこなすことになる。
その三役すべてに絡む学院の先輩ライアンへの対応に困りながらも、彼に助けられ学院生活を過ごしていく。
順調に見えた学院生活の最中、リディアの魂を受け継ぐことが判明したクリスティンは、国により命を脅かされる。そんなクリスティンをライアンは助け、二人は世界を飲み込む厄災を鎮めるために動き始める。
・ぶった切るのは第三章後半。
・『公爵令嬢に婚約破棄を言い渡す王太子の非常識をぶった切った男爵令嬢の顛末(短編版)』なろうコン一次通過作の長編化。1万字台の短編が100万字ぐらいになりそうです。https://ncode.syosetu.com/n6459hd/
・執筆期間22年11月25日~23年月日:(C)礼
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 07:00:00
435803文字
会話率:32%
【最終話予約投稿済(10話完結)】子沢山貧乏領地出身のクリスティンは三つの名前と姿を持つ。下宿するパン屋の看板娘、剣豪の直弟子クレス、そして、貴族学院に通う一年生男爵令嬢クリスティン・カスティル。ある時、学院でとある男性とぶつかってしまう。
彼は惚れっぽいと有名な王太子デヴィッド・グランフィアンだった。つきあってほしいといと王太子に言われた翌日から、その婚約者である公爵令嬢マージェリー・ウールウォードに目をつけられ、いじめられる。婚約者のいる王太子の求愛など迷惑千万。身分の上下関係もあり、クリスティンはなかなか本当のことを言えないでいた。そんな時、王太子の側近でもある公爵令息ライアン・ストラザーンに王太子が画策している園遊会の婚約破棄宣言の場で、本当の気持ちを告げるように迫られるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 07:00:00
28581文字
会話率:40%
舞台は王立学園での卒業パーティー。王太子が公爵令嬢に婚約解消を突きつけている。テンプレだが王太子はふわふわのピンクブロンド、水色の瞳の比護欲を掻き立てられる可愛らしい男爵令嬢を抱きかかえている。これまたお約束、隣国の皇太子が公爵令嬢に求婚し
、連れ去ったところで1人のモブ令嬢がピン!と綺麗に挙手をする。はい!私、公式愛妾に立候補致します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 05:33:57
1753文字
会話率:30%
公爵令嬢カトリーヌは、第2王子で吸血鬼であるフィリップ王子と婚約していた。政治的な思惑による婚約だったが、カトリーヌ嬢はフィリップ王子との婚約に満足していた。しかし、ある日、社交パーティーの会場で、ぽっちゃり系の男爵令嬢にたぶらかされたフ
ィリップ王子から婚約破棄を言い渡されてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 10:02:32
10350文字
会話率:42%
卒業パーティでお約束のように繰り広げられる婚約破棄劇場。
公爵令嬢のウェンディは、隣に男爵令嬢で聖女であるスミラを連れた王太子であるジャンに婚約破棄を言い渡される。
そうして始まるざまぁ劇……決まるのは、ビンタか右ストレートか。
――聖女
って前世がクソビッチでもなれるらしいですよ!力は使えないけどね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 17:44:51
12436文字
会話率:44%
「あのドレスは似合わない……いえ、ドレスそのものが似合わないのかしら」
彼女を目にした時、ミットー公爵令嬢ロメリアは、そんな感想を抱いた。
古くから優れた武官を輩出してきたミットー公爵家の屋敷の庭では、この日、お茶会が催されていた。
お節介焼きの祖母により、十歳になったばかりのロメリアは、半ば無理やりこのお茶会の主催に祭り上げられていた。
そんな中、彼女の取り巻きを気取る令嬢達が、会場の隅に置かれたテーブルで一人ポツンと所在なげにしている男爵令嬢メルを嘲笑う。
「ヒバート男爵といえば、昇級試験に四度も落ちて、今もまだ平民の文官の下で働いているそうですわ」
「そんな風だから、奥様にも逃げられてしまうんだわ。あのメルって子も、気の毒ですわねぇ」
自分を挟んでクスクスと笑い合う彼女達を、ロメリアは冷ややかに眺めていた。
そんな中、暴走した兄の馬が乱入し、お茶会は騒然となる。
その時、似合わないピンクのドレスを翻して馬の背に飛び乗り混乱を収めたのは、この場で最も格下として扱われていた、メルだった。
それを見たロメリアは、自分の心がかつてないほど浮き立つのを感じた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 19:53:10
6084文字
会話率:38%