そんな風に思って可愛がっていた私の息子なんですが、本当に私の目の中に入ってしまってですね……。
最終更新:2024-09-13 23:25:55
3981文字
会話率:52%
短い粗筋:
魅了の魔女の魂を受け継いだクリスティンが、稀代の魔力持ちであるライアンとともに、生贄となる運命を打破し、厄災から世界を救う物語。
冒頭紹介:
聖騎士オーランドに、王家をかどわかす魅了の魔女の断首が言い渡される。
突きつけられ
た魔女は学院時代の同級生であり兄の婚約者のリディアであった。
鬼哭の森にある古代神殿に旅立ったオーランド一行は懇意にしている男爵が住む古城に立ち寄った。タイミング悪く、男爵夫人は分娩中であり、さらに悪いことに産まれた赤子は死産だった。
断首されるリディアは命と引き換えに赤子を蘇らせる。
リディアの魂を受けついだ赤子はクリスティンと名付けられた。
男爵やオーランドに見守られ、クリスティン・カスティルは健やかに育つ。
リディアを古代神殿で断首しその血を捧げなかったために、クリスティンが産まれて以降、森から流れる瘴気の悪影響は増すばかりであった。男爵領内は、作物や家畜へ被害により他領に移住する領民も出てきていた。人口も農作物の生産量も減るばかり。
もうすぐ十六になる何も知らないクリスティンは、領地のことが心配でならなかった。
リディアの記憶が戻らないまま、魔力だけを発現させたことで、クリスティンは師から王都の学院で学ぶように薦められ、旅立つことになる。
王都で暮らし始めたクリスティンは、朝はパン屋の売り子、平日は貴族学院の一年生、休日は剣豪オーランドの直弟子として三役をこなすことになる。
その三役すべてに絡む学院の先輩ライアンへの対応に困りながらも、彼に助けられ学院生活を過ごしていく。
順調に見えた学院生活の最中、リディアの魂を受け継ぐことが判明したクリスティンは、国により命を脅かされる。そんなクリスティンをライアンは助け、二人は世界を飲み込む厄災を鎮めるために動き始める。
・ぶった切るのは第三章後半。
・『公爵令嬢に婚約破棄を言い渡す王太子の非常識をぶった切った男爵令嬢の顛末(短編版)』なろうコン一次通過作の長編化。1万字台の短編が100万字ぐらいになりそうです。https://ncode.syosetu.com/n6459hd/
・執筆期間22年11月25日~23年月日:(C)礼
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 07:00:00
435803文字
会話率:32%
修学旅行を楽しんでいた佐藤敏央は、憔悴しきった母からの電話を受けて凍り付いた。
菓子作りの好きな妹が行方不明になったと知らされたのだ。謎の集団失踪らしい。
それほど仲の良い妹ではなかったが、目の中に入れても痛くない存在だった。
なればこそ、
その意味を理解するにつれて彼は取り乱してしまった。
友人には気を遣わせてしまい、担任教師へ相談すると一足先に帰宅する許しを得る。
そんな時に、事件が起こったのだ。
ホテルへ帰るために貸切バスへ乗り込むべく、観光先のトンネルをくぐり抜けたら……そこは異世界だった。
今までテレビの中でしか見たことのない派手な王宮に、敏央は――敏央たちは招かれていたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-24 00:30:01
9443文字
会話率:39%
不注意から事故で死んでしまった主人公。
彼が転生した先は、彼女の目の中だった。
最終更新:2014-08-30 19:38:06
9647文字
会話率:8%