※若干ネタバレ含みます。
人と妖と意思が織り成す、妖怪バトル(ヒューマン)ドラマ。
それは、数百年前の話。
「妖伝」という書物がある。「妖」と呼ばれる化物がいたという話だ。
妖は人々に襲い、不運をもたらすという「迷信」から生まれた化物だっ
た。
あるとき、その化物を身体に宿す人間が現れる。
「鵺」と呼ばれた男は普通とは違う「特別に異なった人間」、「特異人間」として残酷な人生を送る。
そんな鵺に、「灯火」という女が救いの手を差し伸べる。ふたりは灯影妖団と名乗り、人々に自分たちの存在を「人」として認めてもらうために動いた。
その行動は幸を成す事なく、2年の月日が流れる。鵺は灯火に心を開き、信じ合える仲になっていた。二人で笑い合い、二人の世界だけは鵺にとって落ち着ける場所だった。
ある日。鵺に村人から重厚が向けられる。化物を消すため。しかし、放たれた弾は灯火の身体にあたる。彼女は鵺を庇い、死んでしまう。
「妖」は人の魂や意思の具現化。
後にそう記されるきっかけとなることが起きる。悲痛に泣き叫ぶ鵺から「人に対する殺意」という意思によって無数の妖が生まれる。「迷信」であった妖が、本当に存在するようになったのはそれからだった。
現代。その二人の話は殆ど消え、妖は存在しながらも「迷信」と認識は戻っていた。
そんな昔話など廃れた時代、中学の頃、苗字と名前の頭文字をとって「妖怪君」というあだ名で呼ばれていた、ひとりの高校生「吉烏頭凱斗」はひとりの女と出会う。
「伊那瀬霙」と名乗る彼女は、妖狐を宿した特異人間だった。人に戻りたいと願う彼女に協力することになった吉烏頭は人に戻る条件となる妖を全て倒す(浄化)するという壮大な道のりを霙と共に行くことになる。
この終わりの先は誰も知らない。また昔話として未来に語られるのかもしれない。
あなたの「意思」の中に眠っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-24 00:00:39
84336文字
会話率:49%
天文学部の夏。部員二人が恋をする。
きらめく星は二人を照らす。
ミスティーブルーは咲き乱れる。そして、散る。
前作「あの夜にふたり」につながるものがあります。
最終更新:2012-10-01 00:03:49
19540文字
会話率:42%
ある夜に、一人の死神と少女が出会う。
いつしか死神は、成長して、真実を知る。
変わらない景色ほど、失いたくなくて。
いつもどおりの景色が、あんなに暖かくて。
最終更新:2012-09-30 23:27:28
10146文字
会話率:33%
時空を駆ける能力者、礎 秋はとある理由から大の王候貴族嫌い。
それなのに、彼女に仕事を依頼してきたのはよりによって大嫌いな王族 - 地球国唯一の王子、東雲宮 緋室。
地球が一度滅んで、再び息を吹き返した遠い未来を舞台に、意地っ張りなツンデ
レ少女と天然たらしの王子様が歴史を巡る旅に出る!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-23 15:09:11
88413文字
会話率:39%
絵の道を志す者たちの目標、王国絵師。
才能を国家に認められた彼らの使命は「国のために絵を描くこと」
ある者は王のために、ある者は街で、ある者は世界を旅しながら描く。
とある小国の王国絵師たちに若き王から命令が下った。
「私は世界を知
らなさすぎる、私は見てみたいのだ世界の真実を。だから絵師の君たちに頼みたい。私の知らない世界を描いてきてほしい。」
命を受けた絵師の一人、少年メリィと聖獣クレドの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-19 22:00:00
7052文字
会話率:59%
幻想旅団の公演で訪れた国でクレドは偶然、塔に幽閉されているという王子の姿を目にする。聞けばもう二年そこに閉じ込められているのだという。そんな状態では退屈に違いない!クレドは王子と友達になる計画を立てる。
旅芝居一座の少年クレドと王位継承問
題に揺れる国の王子の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-18 15:43:40
27283文字
会話率:42%
聖は夢に悩まされていた。その夢の原因は、自分の過去に有るけど、それが分からない。それを解くには、何年か前に消息不明となった従兄弟の卓が出す問題だけ。そして、解いていくうちに聖は、怖いことに気付く。それに、気付き、聖は卓と対決することを決める
。それに辺り、聖は父に当主の座を譲ってもらう。それは、陰陽師の家業を正当に引き継ぐということ、そして、ここから聖の陰陽師としての活躍が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-31 16:14:36
80796文字
会話率:66%
30歳を目前に脱サラして探偵業を営むものの、依頼者が来ず怠惰な毎日を送る私立探偵の高野守。
そんな彼の元に記念すべき一人目の依頼者が訪れるが……。
最終更新:2013-05-20 23:20:38
7533文字
会話率:28%
衝突事故に遭い、入れ替わってしまった2人。
最終更新:2013-05-19 17:43:29
3267文字
会話率:83%
目が覚めた時、相原翔太は見知らぬ部屋に監禁されていた。
廃病院のようなその施設で彼を待ち受けていたのは、語るも悍ましい罠の数々。そして、同じように施設に監禁されていた無数の“犯罪者”たち。
「僕は犯罪者じゃない!!」苦しむ相原を映すように、
無機質な監視カメラは回り続ける――。
自分は何か罪を犯したのか? 自分たちを拉致した犯人の正体、そしてその目的は?日常への帰還と真実を求めて、相原は犯罪者たちと共に施設からの脱出を試みる。
―― ボ ク ハ 、 ナ ニ ヲ シ タ ―― ? (途中から読まれますと、面白さが著しく損なわれる可能性があります。初めて読まれる際には、なるべく一話目からお読み下さい。九十八章以降は特に致命的なネタバレを含みますので、予め御留意頂けると幸いです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-18 23:00:00
143630文字
会話率:19%
宇宙より飛来した怪物に制圧された地球から人類が逃げ出して数百年。人類は宇宙に生活圏を移しつつも地球を取り戻す日を夢見たり見なかったりしながらそれぞれの今を生きていた。古代文明の遺物が眠る“アーク”にて目覚めた少年は気付けば遥かな未来の時代に
居た。輝光機と呼ばれるロボットの中でも伝説の一機、エクセルシア。そしてエクセルシアの力を引き出す謎の少女、ウルシェ。自分を見付けてくれたサルベージ艦、デヴォンジャー号でロボットのパイロットをする事になった主人公。色々と大変な状況ですが、彼は元気です。数百年前の幼馴染と再会して戦ってみたり、この世界の秘密に近づいてみたり。鬱々とした出来事の連続、だがそんな事は気にしない。世界はお気楽な彼の双肩にかかっている! ゆるゆるせくしーSFロボット小説、出撃!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-09 04:34:47
124962文字
会話率:64%
アーティフェクタ。人型の神に光の鎧を纏わせた機神。月より出でる異形の天使、神話を掃討するために存在する同等の力を持つモノ。天空に突き抜けるように存在する要塞都市ヴァルハラ。幸せで平凡な日々を享受する少年にある日転機が訪れる。自分こそ世界を救
える力を持つ救世主であると。出会い、別れ、決意、挫折…。様々な想いは、やがて運命に立ち向かう力になる。自らの命と存在を賭け、少年は運命に抗う為の戦いを始める。全ては他の誰でもなく、自分自身の為に。巨大ロボットSFファンタジー、出撃。完結しました。続編連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-04-26 21:32:29
641257文字
会話率:40%
登場キャラ説明
(´Д`)……カオくん。時々熱くなることがある。基本的にシャイ。
今後、どんどん増えていくかも?
※この小説には、確固たる意義など多分ありません。
あくまでシュールに、意味も無く、淡々と会話が続いていくだけの
ものです。
思いつくままに、流れるように、ただただ、呟いていくだけです。
※この作品は別サイトのアットノベルスにも同作者名で投稿している『雪路 歩』の作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-06 13:00:00
61856文字
会話率:3%
ひとを呪わばあなふたつ
ひとつ帰せばあなひとつ
ひとり呪えばひとりが幸せ
ひとり呪いつづければみなが幸せ
だから呪われるわたしはみなの幸せ……
だから呪われたわたしは幸せ?
――わたしを愛してくれる人なんてい
ない。
――僕を受け入れてくれる人なんているのだろうか?
守野青羽。高校一年生は、つい先日、クラスメートの三森水穂に告白して振られたばかりであった。
彼は一見極普通の少年であるが、実は病的なまでの御節介焼きで御人好しであった。
青羽は夏休み前日の登校日に、その身に醜い傷跡を負った、眠りに就く少女と出会いを果たす。
しかし、青羽は少女を助ける際に、異形の鴉によって左腕に呪いの傷痕を刻まれてしまう。
助けた少女の名前は灰羽鳥子。高校二年生。青羽よりも頭半分ほど背の高い、大人びた少女であった。
鳥子は一族の者が抱える呪いを、贄の儀により、醜い傷跡としてその身に刻むことで肩代わりする役目を負った呪巫女であると言う。
青羽の腕に刻まれた呪いを己の身に移すため、鳥子は青羽に同行を強いるのだった。
生まれも育ちも、通う学校すらも違う二人。そんな二人が織り成す、一夏の逃避行が始まる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-12 17:00:00
265281文字
会話率:30%
これはわたしたちの世界が、
地球温暖化に立ち向かわずにいて、
未知の隕石群の襲来によって崩壊した、
そんな偶然が重なってしまった、
少しだけ未来の話である。
前代未聞の隕石群の襲来から逃れる為、宇宙へと打ち上げられた八
機の宇宙船があった。その船の名前は《HOPE》――希望。その内の八番目の機体こそが我が国の船であった。
わたしは隕石群が降り注ぎ始めた運命の日、最後の宇宙船が空高く飛び行くのを、一人、山の上から見送った……
地球に取り残された人類の生き残りである主人公の少女“わたし”は、山の上にある父の遺した観測所で、一人、畑を耕しながら、見知らぬ生存者の《彼》とチャットをしながら、日々、何の目的も無く、惰性の様に生き、暮らしていた。
そんなわたしに対し、画面向こうの彼は次から次へと“するべき事”を与えてくれた。
その“するべき事”に対し、わたしは初めこそ乗り気ではなかったものの、“何か”を頑張ろうとしている彼の言葉が、かつての父の言葉と重なるのだった。そんな彼の言葉を、わたしはどうしても拒むことができなかった。いつしか彼に感化され、彼の提案である“風力発電機の修理”に前向きに取り組むようになっていた。
顔も見知らぬ彼と交流を重ねて行く内に、わたしは以前の精気をすっかり取り戻していたのだった。
そんなある日のこと、彼はわたしに対し、驚愕の真実を打ち明ける。
その瞬間、わたしのいた箱庭ほどの小さな世界は一変したのだった――
※この作品は『トータル・メガ‐ミッション』とリンクしています。先ずはこの作品から読むことをお勧めします。
※この話は別サイトのアットノベルスにも同作者名で投稿している『雪路 歩』の作品です。
※この作品はチャット部分があるため“横読み推奨”です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-21 06:47:44
43959文字
会話率:31%
学校の帰り道、九刃舘翡翠と桐嶋悠慈は異世界にとばさせる。そこは剣と魔法のファンタジーな世界だったが、ある日急に九刃舘翡翠は裏切り者にしたてあげられてしまう。彼はこれからどうしていくのか………
最終更新:2013-05-05 06:00:38
11239文字
会話率:68%
三年前に世界を滅ぼす魔王になるという神託が下りた。そのせいで、教皇領を追われ、親友と共に逃げたが、その代償は親友を教会に奪われることだった。命からがら魔族の住む黒き大地にやって来た少年、ハレ。じい(テトラス)に魔王としての教育がなされる毎
日に、やってきたのはシスター・アンヌ。彼女との出会い、自分のなすべきことをを理解していく。
「親友を取り戻す!!」
そして、教会との争いへと向かっていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-15 23:40:36
61452文字
会話率:52%
更新日9月16日
以前の『濃い霧の中で』の前編、中編を1つに纏め、新たに前編として公開しています。
狂いだした世界の中、人々は様々なものを失った。
家族を。愛する恋人を。共に語り合う仲間(とも)を。
『彼ら』もまたそうだった。
彼らは己の憎しみのために武器を取る。
真っ赤な鮮血に濡れたそれぞれの道。その先にいったい何が待ち受けているというのだろうか。
心に灯る憎しみの炎が今、動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-06 17:50:24
387179文字
会話率:39%
ある日拓人はクラスメイトの美少女、秤音闇朱から告白される。その時から拓人の平穏な日常は波乱の非日常へとシフトチェンジした。謎の少女剣士、平井義乃も加わって、強大な力を持った拓人を巡る三つ巴の攻防が幕を開ける。
特別な力を手にした主人公を巡
る、複数の勢力と対立し合うヒロイン達との交流と恋愛を描いたファンタジーバトルです。
互いの主張や思いをぶつけ合いながら、時に反発し、時に支え合う主人公と二人のメインヒロインが織りなす三角関係。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-01 17:01:40
145624文字
会話率:40%
王都の図書館には、人智の及ばない力を持った書籍が存在するという。植物どころか食虫植物が勝手に繁殖したり、焔が出てきたり、不思議な生物が現れたり。
それらの不可思議な力を持った書籍を総称して人は魔法書と呼んだ。
これはそんな魔法書を管理する
番人達による、あっちへこっちへと魔法書に振り回される日々と、彼女の願いと彼の覚悟と小さな恋の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-18 02:28:37
14820文字
会話率:35%
俺は現代に生きる高校生だ。ただ少し皮肉屋で、引きこもりで、無茶がひどいだけの。
作者の実体験が籠められた作品です。
最終更新:2013-01-17 17:33:26
20130文字
会話率:38%
第二図書室には、白髪の少女の幽霊が棲んでいる。
ありとあらゆる面において全国平均という平凡過ぎる高校生、朝比奈樹《アサヒナ シゲル》はある日の放課後、噂の幽霊少女と邂逅してしまう。
困惑する樹に少女が差し出した、一枚のタロットカード。
彼女に導かれるようにしてカードに手を伸ばした時、平穏であったはずの彼の日常に終止符が穿たれる。
幽霊少女とタロットカードが紡ぐ、学園ファンタジー。
※本作はフィクションであり、実在する人物や団体などとは一切関係ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-16 21:03:07
94974文字
会話率:54%
数々の難事件を解決する私立探偵・黒沢 聡の物語。
最終更新:2012-12-27 05:56:52
60625文字
会話率:66%
廃墟と化した街にはガラクタしかなく、子供達だけが唯一の住民だった。
永遠に明けることのない夜空に浮かぶ月を見上げながら、少女シキはとある夢を持っていた。
それは大人になって月へ行くこと。
そんな奇妙な世界に住む子供達の物語。
最終更新:2012-12-21 13:57:11
16121文字
会話率:39%
異形の者と生贄の話。
最終更新:2012-12-18 21:57:45
1203文字
会話率:43%
この世界ではエーテル・ギアと呼ばれる機械の研究、発展が進んでいた。それはエーテルというエネルギーによって動く歯車機構のこと。少年ゼンは自分の国から遠く離れたポートデバル国にある学校、エキュペンド学園に入学する。エーテル・ギアの技術を学ぶた
めに。
エーテル・ギアは様々な分野に使われている。交通、工業、そして軍事力。『ギア・ナイト』それはエーテルと歯車によって人の力を何倍にもする最強の鎧。エキュペンド学園ではそれの開発も行われている。
この学園でゼンは何を学び何を起こすのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-03 12:00:00
85273文字
会話率:63%