婚約を取り消されたセシリアは、この国では嫁ぎ遅れと呼ばれる年齢になり結婚を諦めていた。そんなとき、セシリアの前に新たな婚約者として現れたのは、五歳年下という二十歳の若い青年だった――。
最終更新:2019-02-14 20:00:00
17872文字
会話率:27%
「ねぇ、もうこの関係終わりにしよう」
扇風機の前のベストポジションで、椅子にもたれてアイスをかじる彼女は、まるで今日の夕飯の話をするかのような気軽さでそう言った。
平成最後の夏。
僕と彼女はサヨナラするため、思い出を辿る旅に出る。
青空、
向日葵、アイス、鉄砲雨、海。涙に濡れた横顔。
僕は、君と一緒にさえいられれば他には何も要らなかったんだ。
※この作品はカクヨム・Twitterにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-13 07:00:00
18877文字
会話率:40%
中学三年の冬の事だ。
放課後、僕は近所に住む同い年のウエシマと住宅街の路地を歩いていた。
路地の角を曲がると、我が家の斜め向かいにあるゴミ集積所の前に、少女が立っていた。
少女は灰色のツナギ服を着て、両手に白い軍手をはめ、コンバット
ブーツを履いていた。
少女の指先が、ゴミ集積所の曜日分別指示の看板を指していた。
「むむむ」といった感じで分別の看板をにらむ横顔を見て、僕は一瞬で恋に落ちた。
それが銀河を股に掛けた大冒険の始まりだった。
少年と少女が宇宙を旅する話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-15 00:04:21
7624文字
会話率:39%
国王の寵が厚い賢妃と名高い女性の明かされることのなかった想い。
最終更新:2019-01-14 21:52:47
906文字
会話率:20%
仕事を失った。家を失った。家族を失った。
痛い、痛い、痛い。
胸が苦しかった。思い切り叫びたかった。この鳴りやまない鼓動さえも、心を抉り取った。
「涙、拭いたら?」
全てを失ったその日、俺は彼女と出会った。
冬の寒空が木々を靡かせ回る夜
。小さな暖かい手が、差し伸べられた。
※カクヨムで先行配信しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-11 21:00:00
5274文字
会話率:40%
『女神の試練』それは世界に伝わるおとぎ話。
100年に一度、虹色の雲が天から落ちるという。虹雲の中では女神の選定を突破した選びれた者『資格者』が試練を受ける。試練の内容は伝わっていないが狂気の沙汰であることは間違いない。命を賭けた試練を
行う。ただし。見返りは絶大に大きい、女神様に見定められた『資格者』は願いが叶うという。
世界中の誰でも知っている、おとぎ話。そうだたの空想。誰しもがそう思っていた。
虹色の雲が現れるまでは…………。
・10名の資格者に1人10石ずつ、秘宝を配られる。
・今から10時間後に秘宝を1石でも所有している資格者は願いが叶えられる。
・秘宝の所有数が0となった資格者は命が奪われ、試練失敗となる。
・10名の資格者の中に、1人『堕天使』が紛れている。
・『堕天使』は他の資格者、全員が死亡することで試練達成となる。
資格者の1人、ラクは女神のルール説明に驚愕しながら隣にいる、最愛の人アーリアの横顔を見つめていた。アーリアを救うために、この試練を受けた。なのに、よりによってアーリア本人も『女神の試練』を受けてしまった。
なら、アーリアを守りながら『女神の試練』を突破するしかない、そう胸に誓うが…………。
「あとあなたには忠告です。きっと、試験を受けたことを後悔するでしょう」
といわれた女神の言葉などラクは忘れていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-17 21:55:13
123406文字
会話率:41%
猫とあの人との穏やかな日々。
※この作品はTwitter(@ojitw)・カクヨム・小説家になろう・エブリスタ・pixiv等に掲載しています。
最終更新:2018-10-17 11:32:51
1811文字
会話率:8%
ぼくは毎日きゅうりを食べる。それは左隣の席の、またそのひとつ左の席の彼女の横顔が、美しすぎるせいなのだ。ぼくと彼女ときゅうりの、一瞬の思い出話。
最終更新:2018-10-16 18:50:36
9827文字
会話率:11%
高校3年のクラス替えで、隣の席になった樹(たつき)の横顔に、惹かれる裕子。
美術部の彼女は、内緒で彼の横顔を描きはじめる。
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最終更新:2018-10-15 13:00:00
26167文字
会話率:32%
ずっと、後悔していることがある。
転校することを、なぜ皆に言わなかったのかを、ずっと、後悔している。
もし、もう一度会えたのなら、皆は何と言ってくれるのだろうか。
喜んでくれるのだろうか。
蔑まれるのだろうか。
分からない。でも、ここでは
止まれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-05 08:00:00
1140文字
会話率:39%
主人公の「ミコト」は、ある夏の夜、一人の少女と出会う。しかし、その少女は幽霊だった。少女と話していると、少女は「あの景色をもう一度見たい」と呟く。星を瞳に浮かべる少女の横顔を見て、「ミコト」は、少女の願いを叶えようと決めた。
あの景色
とはどんなものなのか。
その景色を発見することはできるのか。
願いをかなえることはできるのか。
ミコトと少女の関係は――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-16 20:00:00
7665文字
会話率:31%
初恋、恋と気付いたその相手にずっと恋をしています。彼とは小学校の時からの出会い。その想いを抱いたまま、心の中には恋を残したままで伝えられなかったけれど、ずっと恋をしています。
最終更新:2018-06-09 10:24:40
2633文字
会話率:49%
高校総体を半年後に控えた冬の朝。
俺の上に〝飛び落ちて〟きたのは────彼女だった。
────「はっあああああ────っ!!!」
「きゃあああああ────っ!!!」
顔が見えた。横顔? 否、全部見えた。
〝空に浮かぶ女の子
〟────(本文より抜粋)
初対面から、なぜか距離の近い後輩の女の子。
いつしか隣に居るのが当たり前になっていく日常、でも気づいたら彼女は俺の前にいた。
背中が見えた。
男なら、女の子の前を走りたい。
その決意が俺の足を動かしていく。
互いに素直で、まっすぐな思いはいつしか平行に、互いを魅せていく。
これはそんな先輩と後輩の、ゴールを目指す青春ラブストーリー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-22 01:16:19
56486文字
会話率:10%
小学5年生の頃のこと。ぼくははじめて地下鉄に乗り、無人駅に立ち、ボックス席に座って、電車の窓から花火を見た。全くの夢物語には思えないのだ。少なくともぼくは、あの日の「みことくん」の横顔を、今でも忘れられずにいる。
最終更新:2018-03-28 18:09:05
36843文字
会話率:22%
チコ、美しい母は僕の事をそう呼んだ。僕は母の美しい横顔を見る度、その瞳の奥に眠る憂いを子供ながら感じないことは無かった。そんなある日僕達親子の前に一人に日本人が現れた。カオルと呼ばれた日本人は僕達親子にとってとても重大なことを伝えにやって来
た。やがて大学生になった僕はカオルの故郷である日本のオリーブの輝く島へと向かい、そこで彼についてだけでなく自分にとっての秘密についても知り得ることになる。この物語は第一部より連盟と続く、芸術の系譜をたどり、やがてそれが空へと広がるような流れをチコと言う青年の青春で完結させる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-15 00:03:10
18653文字
会話率:15%
古き良き時代の日本、ある田舎町。わたしはこの町で商売をしているお父さんからお店の一つを任されることになった。隣町へ続く道にある電話屋。ここには色んな人が遠くにいる誰かに何かを伝えに訪ねてくる。
お客さんたちは電話で話したあとにわたしのいる小
さな小屋に寄ってくれる。お客さんの中で一番仲良くなったのは学帽をかぶったわたしよりも少し年上の男の人。わたしはこの人がやってくる事がいつも楽しみだった。いつしかわたしはこの人を待ち焦がれるようになっていたのだ。
この小説は自身のブログSweetish trip!からの転載です。
ブログトップ:http://sweetytrip.jugem.jp/
小説ページ:http://sweetytrip.jugem.jp/?eid=81
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-01 23:34:24
2425文字
会話率:4%
高校3年、転校してきたキミは僕の人生の『非凡』だった。
最終更新:2018-02-05 02:48:15
438文字
会話率:0%
一条舞 17歳の高校2年生。
ある日の出来事をきっかけに、恋が動き出す。
ーキスをする、あなたの横顔に恋をしたー
最終更新:2018-01-25 22:52:47
7607文字
会話率:50%
冒険者御用達の酒場『馬の横顔亭』で呑んだくれているピエロの隣に俺が腰掛ける。そして、グラスを傾ける音色に耳を傾けつつ話しかける。
「ずっと3人目を探してたんだ。俺の名はジョン・ジョガー・ジョーシャンク、まぁジョンと呼んでくれ」
「
私の名前はトルト・メタモルファンです。見ての通り、ピエロです。りんごの皮剥きのテクは神業と言われてはいますよ」
「じゃあ俺の相棒を紹介するよ」
ジョンとトルトの目線の先には、人目も憚らずに、無表情で抜き身の剣を素手で殴り付けるミレイと呼ばれた女性が居た。昨今、本気で冒険する気の無い人達に流行りのビキニアーマーを着けている。流れるような金髪に、露出の多い黒い鎧が映える。
「たまに居ますよね。彼氏と剣の区別がつかない位酔っぱらう人」
「あー、うん。でもあれはあれで区別は付いてるよ。彼氏も居ない…と言ってた気がする。ただ、病気?みたいなもんだ」
「わかります。剣を殴りたくなる病気ですよね」
……俺とピエロと暗黒剣士の凸凹パーティが織り成す、嘘みたいな本当の話はここから始まった。
↑第1話のザク切りです。
①1話2000文字程度です。多少長かったり短かったりは有りますが、サクッと読めてボリュームもそこそこと言うバランスです。
②伏線の回収漏れや表記揺れが無いようにある程度は管理しておりますので、安心して読んで頂ける様にしております。
③元々違う畑の農夫故に、多少の寄せを行いつつも文体やキャラがぶれる所はあります。容赦下さい。
④本小説はリレー小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-12 12:11:09
115760文字
会話率:56%
高校3年生の夏、僕、一ノ瀬翼の心は揺らいでいた。そんな僕を、西条さくらはいつものように茶化してくる。そんな彼女の横顔に、僕は何度救われたのだろうか。
ただ、僕と彼女の間には《秘密》があった。
誰にも言えない、秘密が。
長編ハイファンタ
ジー小説、「制約の魔法使い」も合わせて読んでいただけると嬉しいです。
凝った設定と世界観が見所の魔法モノです。
https://ncode.syosetu.com/n7393du/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-05 16:00:00
6151文字
会話率:56%