はるか遠い昔、精霊や伝説の怪物が人間のごくそばにいた頃のお話。
とある大国に生まれた皇女は、生まれてから一度も国民の前に姿を見せたことがなかった。
女性の少ないこの地では結婚前の乙女は戦の火種となりうる存在だった為、姫が成人するまで民の前に
姿を現してはならないという託宣が下されたという知らせに、国民は素直に納得した。
しかし、子供の気配がまったく無い王城の様子に、幼い姫は実はもう亡くなってしまったのだ、という噂がまことしやかに流れるようになった。
その噂が国内のみならず、近隣諸国の国民にも真実として語られるようになるまで、それほどの時間はかからなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-23 23:30:21
272624文字
会話率:49%
現在この日本では人間と吸血鬼が共存している。だが必ずしもお互いが相手の存在を知っているわけではない。そして吸血鬼の数は人間よりも圧倒的に少なく、彼らは表の世界にはほとんど姿を現さない。つまり裏の住人ということだ。
そんな彼らには秘密がある
。一見人間と見分けがつかない彼らは、人間の突然変異から生まれた存在なのだということである。ある日何の前触れもなく突然変異することもあれば、吸血鬼の身体に存在するVウィルスと呼ばれるウィルスに感染することでも、人間は強制的にそれらのウィルスに体細胞を変異させられてしまうのだ。
そして彼らの最大の特徴は、人間離れした運動能力に加え、能力(ゲート)と呼ばれる特殊な能力を各々が持っているということ。そんな彼らにもその能力の代償ともいうべき対価(ロスト)と呼ばれる弱点が存在する。それもまた各々が違った対価を持ち、それらは能力と同様にさまざまだ。一般的に知られるものとして、太陽の光を浴びることが出来ない、十字架に対する恐怖心、海水に触れられないなどがある。
ある日、春刀学園に通う“十叶兎”(とがのううさぎ)は、入学してから一度も話したことのない少女、“時雨乃涙”(しぐれのるい)と出会う。そして兎は彼女から衝撃の事実を聞かされる。それは彼女が吸血鬼であるということだった。
だが兎にもある秘密があった。彼は若くして警察非公式組織であり《人外特務課》に所属している身であった。言わば吸血鬼専門の警察といったところだ。そのせいもあって、彼女の悩みの種であり、彼女自身の対価である暗所恐怖症の治療に協力することになるが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-13 00:22:37
25675文字
会話率:56%
――とある夏。
俺の携帯に一本の電話がかかった。 電話の相手はばあちゃんからで、久しぶりに実家に帰 ってこい、といった内容だった。
去年は一度も家に帰っていなかったこともあり、俺は 二つ返事で了承した。
それが
恐怖の始まりだとも知らずに――。
久しぶりに帰った村。そこは俺の見知っている故郷の はずなのに、どこか雰囲気がおかしい。 じいちゃんもばあちゃんも、近所の人も友達も、みん なおんなじはずのに、不気味な違和感があった。
やがて夜になり、この村で毎年行われる祭りが開か れたのだが……。
――これは、さびれた小さな村で起こった恐怖の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-12 12:25:26
6089文字
会話率:31%
勇者を決めるための巫女様の御告げーーこの国ではその御告げが出たことは一度も、一度たりとも、ない。
そんな国の初代勇者に選ばれたのは……
ごくごく平凡な人物だった。
平凡すぎる勇者は無意識のうちに周りを巻き込み、魔王をも倒してしまう……!?
最終更新:2014-07-24 18:56:21
8181文字
会話率:40%
生活保護ケースワーカーの日常業務を、色々なエピソードを交えて描いた作品。
生活に困窮している保護受給者の悲痛な叫びや、悪事に手を染めてしまう話、中学を卒業して一度も働いたことのない青年の話等、笑いと涙と感動が盛り込まれた作品です。
最終更新:2014-07-22 23:57:46
5078文字
会話率:56%
ーーーそんな疑問一度もなかった。
大山 優衣、(15)。彼女が人生で発言したのは、先生に指名された時だけという超絶シャイな女の子。そんな彼女は、頭脳、ルックス、顔と三拍子揃った与那覇 亘博という男子と出会う。
『私、不毛な恋してる?それとも
恋に恋してるだけ?それとも自分にないものがほしいだけ?』
そんなあなたに送ります。
※前編・後編で完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-10 14:51:35
14141文字
会話率:13%
一度も誕生日プレゼントもらった事が無い、
瀬戸《せと》 歩《あゆむ》の人生逆転劇!!!
最終更新:2014-07-09 23:02:04
666文字
会話率:16%
蒼野 均(あおの ひとし)。彼は草薙東高等学校、通称「ナギ高」の卓球部1年。中学時代を通して公式戦で一度も勝てていないため、皮肉を込めて「ブルー」と呼ばれていた。
そんな彼の同級生、蒼井 光(あおい ひかる)は蒼野と打って変わってナギ高
のホープであり、名前の光をもじり、「ライト」と呼ばれていた。
勝てないことへの虚しさ。勝つ者への悔しさ。そんな思いを抱えた蒼野が一人の心理カウンセラーに出会い、あることに気付いていく。「俺を負け犬にしてるのは・・・」
そこから負け犬「ブルー」の反撃の青春が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-02 11:41:12
1505文字
会話率:66%
主人公・水瀬結城が学園の治安を守る十二支へと配属され、小学校以来一度も会っていなかった幼馴染・逢坂愛結と再会する。
しかし、二人の関係は幼少期の事件をきっかけに最悪。そんな時、十二支の機密情報にその事件に関係するものがあった。
最終更新:2014-06-30 23:28:38
4065文字
会話率:55%
何故だか面倒事に巻き込まれる。もはやこの運命には逆らい様が無いという事を、私は若干の自虐を込めつつも既に受け入れている。
特段面倒見が良い訳でも無く、ましてや自分から首を突っ込んだ事など一度も無かったにもかかわらず、私は子供の頃から、面倒な
事に巻き込まれる人生を歩んできた。
幼稚園の時だった。
同じ「さくら組」の友達二人が、ひとつのおもちゃを取り合う喧嘩を始めた。二人は互いに自分が最初に遊んでいたおもちゃだという事を主張し、相手のことを嘘つきだと断罪した。
私はその様子を眺めながら、どっちかが後で使えばいいのにと、子供心にも冷やかな視線を送っていた。
だが、その様子を見るに見かねたキョウコ先生(独身)が言った「だったら隣で遊んでいた『私』に聞いてみたら?」という、幼稚園の先生としては、あってはならない解決案を提示したその一言が、対岸の火事を決め込んでいた私を一転、紛争の関係者へと格上げした。
私は、仲の良かった友だち二人からそれぞれ「ほんとうのこといってよ」と左右から肩を揺すられ責められ、その重責に耐え切れず思わずこぼした「わからない」という一言は、それぞれ二人から「うそつき」呼ばわりされるという情けない結果をもたらした。
今思えば、これが最初だった、と思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-10 23:25:51
10931文字
会話率:17%
小学生の時から9年和輝に片想いしてるあさひ。中学では一度も告白していなかったが、高校生になって、涼子に応援され告白しようとしている。でも、和輝はモテてて、小学校6年で頑張って告白したが、スルーされなかなか勇気がでない。
入学して、2ヶ月。自
然にあさひと涼子と和輝と涼雅で休み時間一緒にいるようになった。
あさひは、どうやって和輝に告白するのか・・・!?
感動のラストに号泣!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-21 20:25:36
1543文字
会話率:30%
_____いつだってこの世界はつまらない。
戸田蒼馬、年は17歳、極平凡な家庭に生まれ特に目立ちもせずひたすら普通に過ごしている。
昔から分かってたんだろうな、それが一番楽に過ごせる生き方だと。
誰とも喧嘩せず愛想笑
いを続けてきた俺は本気で楽しいと思ったのことは一度も無い。頑張れば家族も褒めてくれるし、空気を読んで笑っていればクラスで浮くこともないし、俺が我慢すれば解決することもある。
面倒ごとには極力関わらず、兎に角他人へに気遣いながら生きてきた。
いつも通り、昨日と何も変わらない席に着くと窓の外を眺める。
黒板なんて見てられなかった。
xとyが連なる理解出来ない公式、この先使う事の無い古文や歴史、
あーもう必要ねぇだろ、俺は過去を振り返らない男だこの野郎…
何と言うか全て面倒で仕方が無い。しかも毎日同じ事の繰り返し…飽き飽きしてくる。
この世界を抜け出したかった、あぁ別に、死にたい訳じゃないからな?ただ単にこの先続くのであろう"いつも通り"を壊したいだけなんだ…
この時の俺はまだ気づいてない、
17年間の"平凡"がこの日を境に終わるということに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-18 00:21:09
795文字
会話率:0%
身体が砂になってしまうという病気に罹った少女、藤原めぐみ。
めぐみの家庭教師として病室に通うことになった少年、中村圭太。
原因不明、治療方法も不明の病にかかっためぐみは、生まれてから一度も外に出たことが無いという。
何も知らないが故に純粋
で、何も知ることが出来ない故に儚い少女は、いつしか圭太へと恋心を抱く。
そんなある日、彼女の”砂化”が最終段階に入り、彼女は心に秘めた想いを告げるのか、隠し通すのか――。
相手を想い、相手のことを考えるからこそ伝えられない、そんな恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-13 21:00:00
9625文字
会話率:43%
自分とはかけ離れた世界の言葉、「青春」と「恋愛」。
浩次は人生で一度も彼女が出来たことが無い。この世に生まれて26年、彼に大きな転機が訪れるが…。
最終更新:2014-05-07 20:21:41
2312文字
会話率:25%
りんごを売って旅をする少女がいた。
少女はとてもとても有名人だったが、りんごが売れることは一度もなかった。
それどころか少女はどんな村に訪れても、石を投げられ罵倒を浴びた。
これはとてもとても有名な、ある林檎売りの少女のお話。
最終更新:2014-04-25 21:00:00
4650文字
会話率:27%
私は雨に濡れるといつも風邪を引いた。
しかし、ある時から私が雨に濡れたことは一度も無かった。
少女と見間違うほどの美少年、暮井理愛(くれいりあ)
とある理由で丁寧語を使う少女、日道佐奈(ひみちさな)
彼ら
の過ごす日々は大きく変化した。
VRRPG「レアリタット」の発表である。
あまりにも生々しい世界と敵、熱中のあまり人生を狂わせる人々。
この世界を彼らはどの様に進むのだろうか…………
加筆のため一話を一時的に削除します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-12 19:29:46
24478文字
会話率:46%
籠目囲めでいなくなった男の子と、それを覚えていない人々。木下ゆき美は男の子の青い靴がどうしても忘れられなかった。大学生になり地元を離れてからはや2年、一度も帰省していない理由はそのことを思い出したくないからと言っても過言ではなかった。しかし
所属する映画サークル合宿で怖い話をすることになり初めて他所の人に話してしまう。
偶然にも合宿先はゆき美の地元の近く、ミステリーとホラーが大好きなヒデとアキ、渚が現場でショートホラームービーを撮ると言い出し…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-02 23:54:02
6395文字
会話率:49%
晴れて大学デビューを果たした僕だったが、変な上級生に押し切られてミステリー研究会という非公認のサークルに入ることに。
だが、ただの一度もミス研らしいことをしないままに大学祭の季節。
そんなときにこのサークルの本当の活動を知るのだが…
キーワード:
最終更新:2014-04-02 00:52:00
642文字
会話率:32%
菜々子は大学生。小さな背に一度も染めたことのない黒髪ショートヘア、だいたい同じ服の地味な女の子。好きな彼と可愛らしいあの子が手を繋いでいる場面を見た菜々子は可愛くなりたい、羨んだりしない自信に満ち溢れている女の子になりたいと思うが……?
地味な普通の女の子が可愛くなりたいと思い少しずつ変わっていく話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-31 02:33:05
2533文字
会話率:23%
我が家の近所にある、寂れた神社。一度も訪ねてこなかったそこに、初めて足を踏み入れた私は、そこで不思議な宮司と出会う。
最終更新:2014-03-26 09:31:27
6735文字
会話率:50%