信号は青のはずだった。
今日はやけに空気が冷たく、両手を温めないと悴んでしまいそうだった。昼に見たネットニュースで、過去最低気温と言われていたことを思い出す。雪は降っていなかったのに、踏みしめる地面は確かに凍っていた。滑らないように気をつ
けながら歩くと横断歩道に着いた。歩行者信号は赤で、待っているのが俺を含めて5人。学校帰りの高校生2人組、時計を気にしてるサラリーマン、買い物袋を持った主婦。
俺は大学の講義が終わり、バイトに向かう途中だった。車道の信号はもうすぐ赤になるところだ。3秒数えて足を踏み出す。信号は既に青だ。尻ポケットの中からスマホを取り出し時間を確認する。十分に間に合う時間だった。
真ん中に差し掛かったところで五月蝿いくらいの不協和音が響いた。咄嗟に振り向くと視界に飛び込んできたのは、白いトラックと運転手の見開いた目だった。
急ブレーキ、タイヤのスリップ音、クラクションの音。
瞬間、暗転。
頭の中でファンファーレが鳴る。
「おめでとうございます。この度、厳正なる抽選の結果、貴方は転生者に選ばれました」
「第2の生をお楽しみください」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-20 01:05:06
1776文字
会話率:44%
自分の人生がどうでもよくなってしまった男子高校生、結斗(ユイト)はある日、寝不足と疲れでぶつかられた拍子にふらつき、車道に飛び出してしまった。そして、ちょうど走行中だった車と衝突。撥ねられてしまった…。
しばらくすると、女の人の可愛い声が聞
こえ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 19:11:18
11806文字
会話率:25%
現代日本で社畜として働く主人公、谷地耕助は人の役に立てることに何よりの幸せを感じる人間。
ある日、公園でボールを追いかけて車道に出てしまった子供を身を呈して守った耕助はあっけなく死んでしまう。
しかし、その後やってきた神?に来世のこと
を聞かされ、異世界に転生することとなる。
せっかく与えられた第二の人生、人の役に立つことをしてやろう!
そうして異世界で人々の優しさに触れながら、みんなのために尽くすセカンドライフが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-18 23:03:43
24100文字
会話率:44%
※素人作品です。誤字脱字多いと思います。教えていただけると幸いです。
主人公:藤堂 廉次は友人の書いた小説のアニメにおけるラスボスのアフレコを終えた帰り、打ち上げには行かずに帰ろうとする。
しかし、その小説を書いた友人である、向峰 夏美が廉
次の不在に気づきスタジオまで迎えに来る。
廉次はあきれながら夏美をみると、その後ろに居眠り運転のトラックが見えた。
トラックは車道を飛び出し、歩道の夏美に一直線に向かう。
その夏美を突き飛ばし、代わりに轢かれた廉次が次に目を覚ましたのはなんと過去!?
自分の記憶と神の依頼を胸にやり直しの人生が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-04 07:00:00
22455文字
会話率:41%
1950年 日本は降伏をし終戦を迎えてから5年後国民の士気が下がっているのを問題として政府が「戦車道」、「艦艇道」、「空挺道」を新たなスポーツとして打ち出した。そんな新しいスポーツができて50年が経過し世界的に広がった三つのなかの一つ「艦艇
道」をする人たちの話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-21 18:26:11
24663文字
会話率:59%
人の記憶は曖昧かもしれません。
最終更新:2019-09-09 18:52:03
201文字
会話率:0%
シュウは父の転勤を機に北海道へとやってきた。随分と田舎だ。車道を挟んだ向こうに見えるのは広大な畑。その時期になると羽根を休めるためであろう、白鳥が訪れたりする。冬になると結構な量の雪が降り積もる土地柄でもある。
大阪から引っ越してきたシュ
ウは、父と「絶対にせーへんからな」と約束していたにも関わらず、ひょんなことから雪かきに打ち込むことになる。頑張ったところで決して面白くはないのだけれど、”彼女”のおかげで、その作業に意義を感じることができるようになる。
たかが雪かき、されど雪かき。
単調な作業でも、慣れるとどうってことはない。
むしろ楽しさが増してくる。
そして、そこに恋が生まれたりもする。
不器用だから互いに遠回りをするけれど、それでも二人の気持ちは決まっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-23 03:24:26
8945文字
会話率:73%
幼少のころの事故により、車イスでの生活を送る14歳の少女、桜子。
一年前になくなった父、誠一郎の死に疑問を持ち、
幼少のころからの執事である黒木とともに真相を探っていた。
新たな出会いは東京都北区、王子駅前の交差点。
歩道橋の階段近
くで信号待ちをしていた桜子と黒木。
執事の黒木の一瞬の隙をついたのか、
桜子の乗った車椅子が強く押され車道へ放り出された。
激しいクラクションやブレーキ音が鳴り響く中、
一人の女性が車椅子ごと少女を強く歩道へ引き込んだ。
そして―…
一台の白い車が、その女性の身体を宙へ投げ出したのだった―…。
轢かれた女性―、薫は順調に回復し
ある日、桜子から屋敷でのパーティーへ招待を受ける。
少人数のパーティーで再会を果たす二人。
だがそのパーティーは、
それぞれの思惑が巧妙に入り組み用意された、
殺人の舞台だった―…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-28 00:36:40
8220文字
会話率:33%
ここは君たちが知っている世界とは、ほんの少しだけ違った歴史をたどった世界。
その世界に名前はなく、どうできたかはわからない。でも、地球が誕生した瞬間に生まれたのは確か。
この世界に集まれる人は決まっている。
それはとある代表で
あり、象徴。
彼らはここになにしに来たのか。
正解は、なにもしに来ていない。
ただ、遊びに来ただけ。
そんな人たちが、学校と言う箱庭に集まった。
騎馬戦と称し、戦車道をしたり、自分の郷土料理でのケンカで殺しあったり、ただそれだけの話。
最後にひとつだけ言えることがあるとすれば、それはこれだろう。
ここに登場するすべてはフィクションであり、実在するものとの関係は一切ございません。
※旧タイトル『集え、受験生。これが本物の世界史だ!』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-10 23:01:09
53808文字
会話率:41%
とある少女?少年?達の馬車の中 旅の途中のひとこまを。。。
紅茶あり?何でもあり?まったりとやります。
最終更新:2019-02-05 00:01:49
4277文字
会話率:52%
車道に飛び出した子供を助けようとして車に轢かれ死んでしまった一瀬暁(いちのせあき)は、異世界の神々に加護を与えられ代わりに世界のバランスを保ちながら発展させるように言われた。渋々了承したアキであったが、ろくに説明もされず次に意識がはっきりし
た時には赤ん坊に生まれ変わっていた。アキが生まれたのは剣に魔法にファンタジーな世界だった。アキは前世の記憶と神の加護を生かして異世界革命を起こすことができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 18:00:00
19449文字
会話率:33%
一般会社員の高嶺 守は海外転勤の話し合いに会社本部に向かっていた。その途中で車道に突き飛ばされた女性を助け代わりにトラックに轢かれてしまう。
気がつけば黒髪ロングの赤い着物を着たのじゃロリ少女天照大御神に転生させてもらう。
転生から始
まる新たな人生、スローライフを満喫します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-27 06:50:27
16567文字
会話率:44%
読みやすい文章量で、毎日のうpを目指しています。
随時、修正・加筆を行なっております。できるだけ最新のをお読みください。
よろしくお願いします。m(_ _)m
お断り:この話はフィクションで、実在の人物、名称、団体、施設、制度、過去
の出来事等とは一切関係ありません。
このお話は、一都六県出身の子どもたちで構成される少人数エリート幼稚園・関八州幼稚園とその園児たちの過激な日常を描写するというコンセプトです。
「とりあえず五歳!」の園児七人と「永遠の二十四歳!」の小池サリー先生とで繰り広げる「特定のジャンルから地域とその歴史を掘り下げる」インチキ授業の模様。
そしてそこに集う園児たちの「五歳」とは思えない言動を描いております。
<登場人物>
小池サリー先生
一都六県クラスの担任の先生。八王子市出身。「永遠の二十四歳」。熱血で単純な性格。その日一番成績の良かった園児の愛車にごほうびの「星の形によく似たステッカー」を貼る。コスプレマニア。
群馬県くん
国定忠治のような渡世人ぽい雰囲気。あの「上毛かるた」を暗記。栃木県ちゃんが気になる。茨城県くんを同族嫌悪。暴言吐きまくり。
栃木県ちゃん
物知りでかわいい優等生。誰にでも優しい八方美人。
茨城県くん
潮来笠をつけた渡世人風。群馬県くんにカッパと呼ばれる。栃木県ちゃんも好きだが、千葉県ちゃんを崇敬している。誰にでも話しかけられる外交的な性格。
埼玉県くん
引きこもり気味で無口。でも口を開いても無視されがち。少しヲタが入っている。
千葉県ちゃん
以前は真面目な良い子だったが、オヤジ週刊誌に中傷されたためグレかかっていて、超不機嫌。
神奈川県ちゃん
懐かしのアニメ「エースをねらえ!」のお蝶夫人のようなお嬢様。戦車道をやっていて自家用戦車を持っている。
東京都くん
無気力・無関心・無感動の三無主義のつかみどころのない園児。三多摩を無視しがちで、サリー先生と対立気味。
<舞台>
渋谷の高層ビル屋上に設置された広域行政事務組合・公立関八州幼稚園。通称カンパチ。ここの年長組の授業の様子がここでのお話になっている。園児たちはみんな「とりあえず五歳」だ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-27 00:05:19
161142文字
会話率:63%
その世界には魔女という存在がいた。
それは人間が持つ神秘を失う代わりに世界の神秘を身に宿した存在だ。
死せる森、誰もいない森の中に居を構える泥沼の魔女アテナもまたその一人で、ひっそりと暮らしていた。
最近、彼女のそばには一人の少年がいた。そ
れは普通ではなく、バケモノと呼ばれる忌み子のロキ。
これは人である事を辞めた魔女と、人ではない少年、世界に嫌われた二人がそれでも世界と生きる物語。
『もし君が悪魔と契約しなければいけないほど、重篤な何かに患ってしまったのなら――その時は、その魔女に頼るといい。
そうでないのならやめておけ。』
『蛙の橋をまっすぐに、馬車道の途中崩れた祠で曲がれ。』
『悪霊の木を恐れるな、しがらみの蔦を断ち切るな。』
『安寧の泥はなく、絡みつくのは畏怖そして鉄錆色の希望だろう。』
『それでも進め、進む理由がるのなら。
倒木二つ、支え合う門が見えたのなら、右の木を二回叩き名を吼えよ。
さすれば光が可能性を指すだろう――。』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-21 22:38:03
107626文字
会話率:42%
私は仕事の疲れから赤信号を見落とし、ふらふら車道にさまよい出たところを運悪くトラックに撥ねられ、真っ白な空間で長いひげの神様と対面するというどこかで読んだ様な体験をしている真最中だ。
どんな希望でも叶えてやろうという神に欲張りな願いを言った
結果とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-16 20:29:34
2418文字
会話率:19%
日鷹夏目(ヒダカナツメ)は日課の幼女観察をした帰り道、
トラックに轢かれそうになっていた幼女を助けようと咄嗟に車道に飛び出していた。
しかし次に目を覚ましたナツメが居たのは異世界。
そしてナツメは何故か高いレベルの隠密系ス
キルばかりを会得しており、
とあるショタの手解きにより自分の力を自覚した。
便利な魔法と隠密系スキルを駆使してロリショタを救い出し
今日も皆を愛でまくる! カワイイヤッター!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-19 00:21:31
292969文字
会話率:27%
ある日それは車道にいた
本来居ないもの
居てはいけないもの
キーワード:
最終更新:2018-06-04 17:56:20
692文字
会話率:0%
ある日立花勇気は進路希望調査の提出遅れで学校に残されてしまう。そこには自分が嫌いな幼なじみの花咲香織が居た。関わりたく無かったらため早歩きで帰りながらなぜ花咲のことが嫌いになってしまったのか考えていた。いつのまにか車道に出ていたらしく車に轢
かれそうになったときに自分の体が淡い光に包まれなぜか花咲と一緒に王様らしき人の前に倒れていた。
「勇者よ、この世界を救ってほしい。」
「うん、なんともありがちな展開だな!おい!ところでなんで花咲がいるんだ?」
「それはな、なぜかこの召喚は毎回召喚の直前に考えている人と一緒に転移するんだよ」
「一気にやる気失せたね、これは。でも協力はさせてもらいます」
こんなことから魔王を討伐することになったやる気のない立花は花咲と二人で世界を救う!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-27 04:00:00
1212文字
会話率:49%
自転車道路隊と国家が戦っていく物語。またその中で自転車のインターハイをする青春もあるが異次元戦記である。
最終更新:2018-05-16 15:00:00
16235文字
会話率:16%
オレと彼女の不思議な出会い。
しかしオレは彼女のことを最後まで何も知らないまま生きていく。
現実の恋愛と隠れた陰謀の交わりがそれぞれの立場で異なった異色作。
最終更新:2018-05-11 17:59:55
9438文字
会話率:20%