西暦2608年の日本。度重なる戦争や政治的反乱等で、世界遺産などの重要な文化物が焼失してしまった世界。一度滅びかけた文明も数百年で大分元通りとなるが、人々にとって”過去”を物語る”歴史”を知る術が欠けていた。
主人公の緑山沙智は、自分が属
する国立考古学研究所の命でAI“サペンティアム”(通称サティア)と共に時空移動がインストールされた転送器を使って、時空を旅する。
サティアは”ヴィンクル”という量子型端末に内包され、その端末には情報を記録する専用のハードディスクがある。
時空を遡って旅をする沙智の使命は、そのハードディスクに過去の世界で自分が得た知識や経験を記憶し、集めること。
しかし、その機械を使いこなすためには、一つの代価があった。
それは”時代を超える度にそこで出逢った人々の事や感情が記憶からなくなってしまう”事。
”自分にしかできない事”と思い日々取り組むも、18歳の少女らしい普通の生活も望んでいる沙智。そんな葛藤を抱えながらも、彼女は己の使命に日々向き合う事となるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-13 17:45:07
202690文字
会話率:46%
蒼井総一郎は事件屋である。
ある日彼は相棒の坂崎悠之介に裏切られ重要なデータを持ち逃げされる。
悠之介を探して彼の自宅を訪れる総一郎だったがそこはすでにもぬけの殻だった。
丁度その時常連客から依頼が持ち込まれる。
依頼内容は坂崎
初香という幼女の誘拐。客によればそれは悠之介の娘だという。
聞いたこともない元相棒の隠し子話に不信感を抱きつつも交渉の札とする為これを引き受ける総一郎。
人気のない山奥の廃墟のような一軒家。更にその地下室というあまりに世俗からかけ離れた場所。そこに確かに娘はいた。
娘は突然侵入して来た大男に驚き気絶する。総一郎はその身体を担ぎ上げ家を後にするが一歩出たところで突然の襲撃を受ける。
全身黒ずくめで異様な体術を使う襲撃者に傷を負わされつつも何とか切り抜けて逃走する総一郎。
騒ぎの中目を覚ました娘を連れ事務所へと戻った総一郎を待ち受けていたのはバイトの川原浮音。彼女は依頼主に子守として派遣されたという。
浮音に初香の相手を任せた総一郎は呼び出した知り合いの医者に黒ずくめから受けた傷の治療を受ける。
医者は帰り際、初香の体質について総一郎に忠告する。
長く付き合うつもりもない総一郎はあまり気にしていなかったが、翌日起きてテレビをつけると事態は急変していた。
初香の自宅焼失と悠之介の死亡がニュースに流れていたのである。
慌てて依頼主へ電話し初香を引き取るよう交渉するが、それを聞いた初香は事務所に残ることを希望し、自身の誘拐をネタに総一郎を脅迫。
子供の脅迫に屈するわけにはいかないと総一郎が出した条件は悠之介の反故にした契約の違約金を初香に支払わせる事だった。
事務所で働きつつ返済し、その期間だけ事務所に住まわせるというこの提案を初香は渋々ながらも了承する。
こうして事件屋、蒼井調査事務所に坂崎初香という幼女メンバーが加わることになったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-31 12:25:18
22528文字
会話率:33%
目が覚めるとそこは病院だった。全身の75%を焼失し、機械の体を得た青年。フレディという仮称を付けられた彼は、様々な人間と出会い、成長していく……。
最終更新:2016-03-18 19:22:11
63288文字
会話率:31%
主人公神崎昭太郎は大県神社の、レストラン茶舗で牛島裕一と再会する。
ヒトラーについての調査が続く。
ヒトラーはナチス入党後14年で独裁者になる。軍備拡張後第2次世界大戦に突入、ほぼヨーロッパ全土を占領していく。イギリスに触手を伸ばすが叶
わず、ソ連に進攻する。日本の真珠湾攻撃に歩調を合わせるようにアメリカに宣戦布告する。
1945年敗北。
神崎は牛島にヒトラーの政治と戦争政策について尋ねる。
ヒトラーは負けると判っている戦争をしているが、その一連の行動は―――ハーケンクロイツの秘法成就のためだった―――と語る。
ヒトラーは自らをキリストに擬していたフシがある。しかし彼は大のキリスト教嫌いだった。ヒトラーの宗教観を調べるとハーケンクロイツの秘法の一端が垣間見えてくる。
次にヒトラーはチベットに興味を持っていた。チベットもナチスドイツに援助を求めて、両国は親交関係にあった。
緑龍会、緑の手袋の会の起源はチベットにある事を知る。そしてヒトラーの戦争原理はオカルトが基盤になっていたが、これはチベット密教の影響が大きい。
平成23年3月、神崎の家は放火により焼失。
以後、舞台は大県神社、鳳来寺山のパークウエイ近くの愛宕神社へと移る。ここで神崎は牛島達から超能力開発の訓練を受ける。
平成24年6月、ゆみは成一を出産する。
平成24年12月、神崎たちは五葉山に行く。ここにある地下神殿で、平成25年1月23日夜間11時から12時までにルシファが魔界から出現する。それを阻止するのが神崎達の生涯をかけた目的だ。ここでルシファの出現を助けようとする緑龍会との壮絶な戦いが繰り広げられる。ルシファは神崎に憑依しようとするが牛島の力により失敗して、再び闇の世界に消えていく。
これですべてが終わった訳ではない。緑龍会は復活して、ルシファもやがてこの世に姿を現す。
―――ナチスドイツは敗北する。しかしナチスは不滅だ―――ヒトラーの予言が不気味な響きを持ってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-11 09:24:35
46282文字
会話率:5%
『人が焼身自殺するときは、とてもとても苦しいらしいですよ』
最終更新:2015-04-27 22:09:45
438文字
会話率:0%
pixiv主催の「ミライショウセツ大賞」応募作品。
黒猫・琥珀が自由気ままに記す飼い主と同居人の恋模様。
年下残念男×年上和風女性。
橘琥珀の飼い主である橘京子は島原男子高等学校の保健医。彼女は、そこで【魔女姫】とあだ名されていた。
そ
の彼女が恋心を抱くのは、学校一のハンサムだが残念男。【Mr.残念】こと三沢知之。
この男、財布をトイレに落とすは、沖縄への修学旅行時に水着を忘れる等の残念伝説には事を欠かない。
生徒の中には【厄除け】と称して彼の写真を待ち受けにするものも。
このMr.残念。自宅が火事で焼失。
京子と琥珀と同居することになった。
そこで生じる恋愛ドタバタ模様を黒猫・琥珀がツッコミありの実況生中継。
【第一部】同居にまつわるエトセトラ (第1部〜第26部)
京子の自宅に来た知之の第一声は「結婚してください」。
どうやら、知之の理想の嫁=京子だったらしい。
同居初日からの二人の心の動きと琥珀のツッコミ。
そして。
知之のご両親が、二人が生活している自宅に来た。
【第二部】文化祭あれこれ (第27部〜第44部)
島原男子高等学校は今年、水野女子高等学校と合同で文化祭の開催が決まった。
其処で文芸部顧問である京子は江戸川乱歩原作の【黒蜥蜴】の仮装をして、文芸部部長・柏木正行と仮装ダンスバトルに出場。一方、剣道部顧問である三沢知之は、活動費獲得のため、執事喫茶をすることに。
二人の恋模様に黒猫・琥珀とお付の弟子のツッコミが冴える。
【第三部】クリスマスです。(第45部〜 第61部 )
クリスマスが近づいてきたある日、黒猫・琥珀は一匹の子猫を拾った。
子猫は「雪」と名付けられ、すくすく成長していく。
それに伴い、恋人同士となった二人のいちゃいちゃも激しくなり・・・
その裏では文芸部の二人が教頭の命令で動き出す。
苦労常識猫・琥珀がちび猫・雪に振り回せれつつ、二人のイチャラブ模様にさらなるツッコミが冴える。
もはや常識人は黒猫・琥珀のみ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-01 10:00:00
111000文字
会話率:36%
これは……奇跡に続く続編であり、外伝である。マルクト△マルコから4年の月日が経ち、世界の裏側から魔術という概念が焼失した世界……世間では最新の科学技術を用いた多目的VRSNS『アドナイメレク』の使用が一般化していた。そんな中、アイドルを夢見
る少女西原兎鞠は聖ヴァレンティヌス女学院中等部への進学と共に、同郷の親友山本勇魚と再会を果たす。しかし勇魚は、兎鞠には言えないという秘密を抱えていた。怪物と化した親友と二つの世界を救うため、少女は魔法を歌い上げる。 ※この作品は、魔法少女ケーニギンとまりんの再編集版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-12 13:01:50
10933文字
会話率:37%
ある村が焼失した。村の娘は火から逃れる途中で獣のような少年と出会う。少年と少女の出会いから始まる物語。
最終更新:2013-02-18 00:00:00
11066文字
会話率:22%
冬の京都の町に、はるばる群馬県の高崎からある依頼を受けて盲目の巫女『布施美夜子』がやってきた。その依頼とは「伏見の稲荷社をお護りすること」。
明治の廃仏毀釈運動によって伏見稲荷から取り払われた『愛染寺』。それは職能集団の手によって上野の
国高崎まで運ばれて、再び立て直されていた。美夜子はそこから派遣された『祓い巫女』であった。
同じ頃、武蔵国国立にはもうじき高校を卒業する『等々力観名』がいた。実家の事情で、高校を卒業すると祖父の神社に巫女として就くことが決まっているのだ。なので、観名はすでに人生が詰んだような諦めの気持ちで残り少ない高校生活を送っていた。
伏見の稲荷社、京の民衆の信頼と欲望に支えられて1300年が経つ。その間何度となく焼失しているが、民と巫女と修験者と、それに神霊の働きで再びよみがえってきた。
しかしそこには多くの因縁と怨念がからみつき、1000年の時を経て強大な怨霊となって21世紀の伏見稲荷に今襲いかかった。
奇妙な事情で京都までお使いに出された観名は、美夜子と出会って巨大な『野狐祓い』の神事に巻き込まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-03 13:12:14
189457文字
会話率:63%
ある一人の少年、リュウ。若くして何から何までありとあらゆる仕事をこなせる才能を持つ彼の不運はただ一つ、記憶を失われた事。だがひょんな事から手にする一つのネックレス。そのネックレスは己の力を引き出すと共に戦いへの引き金となり、そして失われた記
憶を取り戻しかねない過去の形見でもある。過去を、今を、そして未来を求め歩み出す彼の運命。この物語は失われた過去を求めてさすらう彼を行く先を描いた物語であり、彼が求めるルーツの先にあるは絶望か、それとも……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-19 13:52:40
28130文字
会話率:78%
あの日、俺はすべてを失い、そして死んだ。はずだった……。
一年前、蓮の見えていた世界すべてを奪った真呼村焼失事件。
唯一の生存者である彼は記憶を失っていた。
彼の身元を証明するものが何一つなかったために施設に送られることになったが、すぐに
養子にしたいという神足町に住んでいた那須野夫婦に引き取られる。
生活にも慣れ、ようやく平穏な生活を取り戻しつつあったが、ある日彼の前に一人の少女が現れ、やがて世界をも飲み込む争いに巻き込まれる。
そこで那須野蓮は知る。自分の過去と彼女の秘密を……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-02 22:38:02
10276文字
会話率:28%
時は1999年、ある日、隕石群の衝突が地球を襲い、世界は滅亡する―――。同じころ、双子の少女、沙羅(さら)と尼亜(にあ)は、貰った本の中から出て来た鉄の巨人に襲われるなど、奇妙な体験をする。やがて、本をくれた古本屋が焼失したのを期に、隕石群
の衝突が始まる。地球滅亡の危機、もちろん沙羅と尼亜に生き残る術はない――ないはずだった。だが、双子の持つ本の中から、鉄の巨人ゴードンが召還され、降り続いた隕石から、双子を守り抜いたのだ。お礼に、彼の仲間を探し出し、元の世界へ返すことを約束した双子。この日から、彼らの旅が始まった・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-09-11 20:34:01
24292文字
会話率:56%
笠置たまき、26歳。先月リストラで退職、三週間前に、二年付き合った彼氏に別れ話をきり出され、二週間前にバイト先の一つだったカラオケ店が焼失した。そんなついていない私が雑踏の中で見つけた奇妙な出会い。
最終更新:2007-03-23 21:49:15
13633文字
会話率:73%
牛舎の焼失から考える生と死。話すピエロと主人公を巡る話。
最終更新:2006-09-13 00:18:49
2453文字
会話率:3%