「アニエス・コルトー!貴様との婚約は破棄させてもらう!」
「その婚約破棄、ちょっと待ったぁー!」
大精霊士シャンタルの弟子で精霊士見習いのアリエスは、第二王子のマティアスと婚約していた。だが夜会の場で突然、マティアス王子から婚約破棄を告
げられる。
それに納得いかない大精霊士シャンタルは口喧嘩の末、マティアス王子を魔法で吹っ飛ばしてしまう。
もうこの国にいる必要もない。
アニエスの婚約が、シャンタルをこの国に縛り付ける理由だったのだ。
弟子を連れた出奔しようと考えるシャンタルのもとに、隣国の王子フェリクスが訪れる。大精霊士の力を借りたいという彼に、シャンタルはある提案をする。
※ ◇のついたエピソードは主人公以外の視点となります。
※ アルファポリスにも投稿してます。アルファポリス先行投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 19:27:42
262298文字
会話率:40%
魔術というものが衰退し昔の栄華を無くした時代。地・水・火・風の四大精霊を操る元素術と呼ばれる新たな術法が台頭してきた時代の物語。
療術師見習いの少年ルキフォは診療の帰り道、銀の瞳の少女エスティと出会う。
少女の銀の瞳は、総ての精霊の主であ
る精霊皇の力を継いだ証であった。
その力故に、エスティは元素術四門派から狙われる。
「泣いてる女の子がいま目の前にいる。ここで助けなきゃ、絶対に俺は後悔する」
エスティを巡る元素術四門派の抗争へ、ルキフォは自らの意思で踏み込んだのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 20:10:00
118601文字
会話率:45%
ルティーナ・クワイエットはクワイエット公爵家の長女である。
サラデイン皇国は精霊の加護を受けた国。多かれ少なかれ皆、精霊の加護を持っている。
クワイエット公爵家は古くから闇の大精霊ヴァレリーの加護を受けており、ルティーナの傍には生まれたとき
から加護精霊ウリちゃん(黒マメシバの姿)が付き従っているぐらいに、その加護は強大なものだ。
闇の大精霊とは魅了の力を持つ。
ルティーナは幼い頃は無自覚に周囲を魅了し、浄化によって魅了がとけた友人たちから蛇蝎のごとく嫌われることを繰り返してきた。
そのため、すっかり人間不信い陥り、陰の者として部屋に閉じこもってきた。
強い闇の大精霊の加護を持つ――ということで王太子殿下であるカイネ・サラデインの婚約者に選ばれた十五歳の時、ルティーナは夢を見る。
これから入学するサラデイン貴族学園で、は、ルティーナとは真逆の可愛く明るく人気者である子爵令嬢ステラ・エルナンに心を奪われる。
嫉妬に身を焦がしたルティーナは、魅了の魔法をカイネに使用しようとして失敗し、その罪を断罪されて投獄されて、ルティーナの持つ力は危険だという理由で処刑をされる。
そんな未来はおそろしいのでできることなら穏便に、婚約破棄に辿り着きたい。
というかそもそも、カイネが明るすぎて眩しすぎて、光属性の加護が強すぎて、逃げ出したいんですけれど……!
そう――カイネはルティーナの幼馴染だった。
昔から、しょっちゅう家に乗り込んできては、遊びに誘ってくるのだ。
あぁ、今日もカイネの声がする。
「ルティ、ここをあけてくれ。雪を降らせたから、雪合戦をしよう!」
「こごえてしまいます……!」
「海に行こうか、ルティ」
「とけてしまいます……!」
粛々と婚約破棄を受け入れますから、どうか構わないでくれませんか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 10:21:14
173559文字
会話率:33%
魔法が使えて当たり前の世界で魔法の使えない少女が精霊と契約することで無双していくお話。
※不定期投稿です
最終更新:2024-04-06 20:07:31
12816文字
会話率:44%
ある日、村の掟を破り聖域に入った少年セオドルはそこで祀られているという大精霊と出会う。▼この世のものとは思えぬほどの美しさを持つ大精霊エインセルに彼は魅入られてしまう。▼セオドルはそれから数年間毎日聖域に忍び込みエインセルと過ごす。▼そんな
毎日を過ごす彼がいつものように聖域から帰ったある日、国からの任でやって来た神官に魔法の適性があると告げられ、学園に入らなければならない聞く。▼学園入学は義務で絶対だと聞いたセオドルは入学を決意する。▼これは、そんな少年セオドルが学園に行き、魔法と精霊に向き合う話。▼尚、主人公は男ですが中世的な顔をしていて外見はほぼ女の子みたいなものです。▼男の娘ではないので注意を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 19:59:12
179884文字
会話率:30%
五大ダンジョン。
世界にダンジョンは無数にあるが、その中で特別なダンジョンが5つある。
5つ全てを踏破した者はどんな願いでも叶う、と言われているのだ。
ラーズもそれを目指す一人だ。
冒険者に成れる15歳になると幼馴染のクリストフ
と一緒に『始まりの街』へ向かった。
ラーズは仲間を集め、パーティー『無窮の翼』を立ち上げた。
彼らは1つ目のダンジョンを3年、2つ目を1年半という、記録を大幅に塗り替えるスピードでクリアした。
そして、ラーズ以外のメンバーは皆、強力なユニークジョブを授かった。【勇者】、【剣聖】、【聖女】、【賢者】。
一方のラーズは不遇職と言われる【精霊術士】。
数十年に一人というレアなジョブだが、その評価は極めて低かった。
普通の人には精霊が見えないからだ。
それゆえ、精霊を使役して支援するラーズの働きも、パーティー内で評価されなかった。
『無窮の翼』のリーダーはラーズから【勇者】クリストフに変わり、いつの間にか『勇者パーティー』と呼ばれるようになった。
クリストフはラーズを役立たずと罵倒しこき下ろす。ラーズを侮る空気はパーティー内に広まっていき――。
3つ目のダンジョンを攻略中、ラーズは唐突にクリストフから追放を告げられる。
クリストフは長年ラーズにコンプレックスを抱いており、その復讐としてラーズの追放を果たしたのだ。
失意の中転がり込んだ宿、夢の中でラーズは精霊王に出会い、新たな力を授かり、もう一度最初から五大ダンジョン攻略するよう命じられ、決意とともに『始まりの街』に向かう。
数少ない友人だった回復職の女性シンシア。
四大精霊王の子ども達。
自分を信じて付いて来てくれる仲間たちとともに、ラーズの快進撃は止まらない。五大ダンジョンを踏破するその日まで。
一方の『勇者パーティー』は、ラーズがいなくなってから、どんどんと落ちぶれて行った。
格上の先輩パーティーからメンバーを引きぬこうとすれば散々にコケにされ。
冒険者ギルドの対応は冷たくなり。
ようやく新メンバーが入ったと思ったら、初戦闘でボコボコに。
潰走する姿を見られ、嘲笑されるように。
クリストフらには破滅への道しか残されていなかった。
※勇者パートは猟奇的な描写を含みます。苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 21:09:10
556812文字
会話率:32%
妖精と一緒に繁栄していた大国が、衰退していくお話。
最終更新:2024-02-22 15:54:31
2407文字
会話率:32%
現代を生きる男子高校生【有寿】はひょんな事から事故に遭い死亡してしまう。次に目が覚めた時には、目の前に知らない人物がふたりいた。彼らは悲しそうにしてその場を去っていった。そう、有寿は捨てられたのだ。捨てられたのは大精霊の住まう森。大精霊の元
、健康に育ったアリスは18歳の誕生日に森を巣立つ。なぜ、自分は捨てられたのか。親を辿るうちに世界の真相が見え始める。
「俺の転生には、ちゃんと意味があったんだ。」
本当の親を知らない少年が紡ぐ異世界ファンタジー。世界を知りアリスはいったい何を成すのか。
※こちらの作品は「カクヨム」にも掲載させていただいてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 20:48:44
5765文字
会話率:40%
――その国の王となるには、次期王候補者と精霊使いは、四つの属性の大精霊と大竜神の祝福を受けなければならない。
『ニュースです。昨夜、銀座のビルのテナントの一室で起きた爆発事故で、連絡が取れなくなっていた従業員とみられる男女四人の遺体が
発見されました。』
女子大生のハルナはMMORPGにどっぷり浸かった生活を送っていたが、PCパーツ貧乏となり親族のお手伝いで夜のアルバイトへ。不慮の事故により異世界へ転生し、精霊と出会う。
ハルナは失踪した精霊使いの少女と似ていたため、この世界の事情に取り込まれていくことになる。
※:基本的に毎週日曜日は休載させていただいております、ご了承くださいませ。
【以下のサイトでも掲載を始めました】
アルファポリス様
https://www.alphapolis.co.jp/novel/623593810/11277286
エブリスタ様
https://estar.jp/novels/25497426
カクヨム様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893181287
ノベルバ様
https://novelba.com/indies/works/913633
ノベルアップ+様
https://novelup.plus/story/867233065折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 01:00:00
2315836文字
会話率:33%
初投稿です。
2作品同時発表です。
カクヨム様にも掲載します。
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精霊を見ることができ、話もできると言う稀有な能力を持つゲオルクは、狩人の父から教わった弓矢の腕を生かして冒険者をしていた。
ソロクエストの帰りに西府の近くで土の特
大精霊と出会い、そのまま契約することになる。特大精霊との契約維持には膨大な魔力を必要とするが、ゲオルクの魔力量は桁外れに膨大だった。しかし魔力をまったく放出できないために、魔術師への道を諦めざるを得なかったのだ。
土の特大精霊と契約して、特大精霊に魔力を供給しつつ、特大精霊に魔法を代行してもらう、精霊魔術師となったゲオルクは、西府を後にして、王都、東府経由で、故郷の村へと帰った。
故郷の村の近くの大森林には、子供の頃からの友達の木の特大精霊がいる。故郷の大森林で、木の特大精霊とも契約したゲオルクは、それまで世話になった東府、王都、西府の冒険者ギルドの首席受付嬢3人、北府では元騎士団副長の女騎士、南府では宿屋の看板娘をそれぞれパーティにスカウトした。
パーティ仲間とともに、王国中を回って、いろいろな属性の特大精霊を探しつつ、契約を交わして行く。
火の特大精霊、冷気の特大精霊、水の特大精霊、風の特大精霊、金属の特大精霊と契約して、王国中の特大精霊と契約を交わしたゲオルクは、東の隣国の教国で光の特大精霊、西の隣国の帝国で闇の特大精霊とも契約を交わすための、さらなる旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 22:00:00
914783文字
会話率:46%
ブルーム伯爵家に生まれた、美しい姉のオリヴィアと、愛らしい妹のローレリアに挟まれた、平凡なウィスタリア。魔法の才を見せる長女と三女に対し、なにをさせても平々凡々な次女のウィスタリアは家に居場所がない。唯一彼女を無垢に愛してくれるのは、「知恵
遅れ」と言われている双子の弟のジニオだけ。季節が巡らず混迷の中にある王国にて、ブルーム伯爵家に「大精霊の愛し子」がいるとの報がもたらされたことで、運命は動き出す。
※あらすじにもある通り、差別的な用語が作中に登場しますが、作者には差別を礼賛・推奨・助長する意図は一切ありません。大精霊以外バッドエンドとなっております。
※他投稿サイトにも掲載。
※全5話、完結まで予約投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 00:00:00
11289文字
会話率:21%
精霊に愛され、精霊を信仰するこの国では昔から伝わる伝承があった。それは昔四大精霊を使役し『精霊姫』と呼ばれた娘がおり、その娘と愛し合っていた精霊王は娘が亡くなった事に耐えきれず今も尚、四大精霊を使役出来る娘を探しているという…。それを知った
貴族達は我こそはと揃って15歳になった自身の娘達に教会の噴水で信託を受けさせ、精霊を使役出来るか判断していた。使役出来なかった者は『無能』と見なされ追放される、そんな国に生まれ信託で使役出来なかったメアリー・グレーノルシア伯爵令嬢は自身の妹、ノアール・グレーノルシアが使役出来たため、『無能』と見なされ隣国に追放される事になる。
だが、メアリーは既に四大精霊を使役しており、隣国に追放されても精霊王に溺愛される始末。何処からか現れた謎の人物に絡まれたり、四大精霊とほのぼの暮らしたり、意外と嫉妬深い精霊王に溺愛されたりと母国では無かった幸せを手にしたメアリーだったが、精霊王と関わっていくうちにとある秘密を知る事になる…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 00:30:50
2597文字
会話率:52%
朝日春風は、現在の会社に嫌気がさして、転職することにした。労働環境が良い職場を求めた末に、お役所……政令指定都市のお勤め口を見つける。……と思っていたら勘違い。大精霊コウリュウが精霊府を置くと定めた精霊指定都市だった。
お仕事の内容は、
文書を作成し決裁を経て、精霊の奇跡を起こすこと。ファンタジーな世界なのに事務的な書類仕事がメインであることに戸惑いながらも、少しずつ順応し、仕事を覚えていく。精霊の助けを求める人たちの状況は、千差万別。一筋縄ではいかない様々な要望を叶え、皆を幸せにするため、がんばる物語。
そして、人柄の良い人たちに囲まれ、のびのびと仕事をして、徐々に人間的な生活を取り戻していく。
人間不信に陥るような職場にいたため、初期は性格がひねくれています。そのうち、本来の性格である素直で良い子(ちょっと足りない)に戻っていきます。
案件1:縄文時代の日本のような世界
案件2:剣と魔法のファンタジー世界
案件3:大正時代の日本のような世界
案件4:魔法がある現代地球的な世界
案件5:鈍感難聴系主人公がいる世界
案件6:紀元前のヨーロッパ的な世界
案件7:異世界召喚された勇者のお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 22:31:55
403791文字
会話率:42%
なにをやっても中途半端な伯爵家嫡男、ヘリオス・アークライト。
彼はあまりに何の才能もないことに愛想を尽かされ、勘当処分を受けることになった。そして追い出されるようにして街に出た彼は、支度金として渡された銀貨も使い果たし、途方に暮れる。
すると、そんな時だ。
『一つだけ願いを叶えてあげようか!?』
聞こえたのは、嘘のようなそんな声。
ヘリオスは上の空なまま、答えるのだ。
「中途半端な自分は嫌だ。とにかく、強くなりたい」――と。
その瞬間に、少年の運命は大きく動き出す。
何故なら、その声の主の正体は妖精や精霊の頂点に君臨する【大精霊】だったのだから。いつの間にやら彼女――ミクリアに見初められていた彼は、驚異のオールラウンダーとして覚醒する。
そして、その力を活かして最強の冒険者として成り上がるのだった。
……え、今さら帰ってこい?
ごめんなさい! 思ったより冒険者稼業が楽しいんです!!
これは誰にも認められなかった少年が、夢を叶える物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 16:50:24
52058文字
会話率:37%
とにかく思いついたことを書いてみたいです。自身のメモ帳(メモ小説として)代わりに出来るようにしていきたいです。多分発想力のメモ小説なので終わりはないと思います。
最終更新:2023-08-18 13:25:11
16597文字
会話率:27%
マカロニアン帝国の王子の弟である僕は街中で女性のムチムチの太腿を物色しに行く大変エロい男。太腿を覗くエロ行為に幼なじみのマリランに見られてしまい、ゲンコツをくらわされてしまう。マリランにデートに誘われるが、それも断ってしまったのだ。しかし
僕は忘れていた。実は僕とマリランと幼い頃の今日、婚約の約束をしていたと言うことを。
注意書き:変態描写がありますのでよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-12 20:08:25
2626文字
会話率:52%
「みんなが死者蘇生出来たとしたら命の価値は重くなるのだろうか?」の続きです。主人公マリナ・エンジェルが女神様になる物語です。
最終更新:2023-06-12 01:36:40
638文字
会話率:85%
突然赤ちゃんに生まれ変わり、気がつけば異世界、この世界の精霊達に加護を受け自由に生きる、しかし神はそんな俺に何かを成し遂げてもらいたいようだ、そんな事は考えず、自重もせずに自由に使わせてもらいます
最終更新:2023-08-12 11:00:00
147959文字
会話率:66%
「人生とは儚くも刹那に駆け抜けるものだ。
正に泡沫の夢のようである。
数多のその夢が紡がれることで、今日の世界は形成されている――。」
〇第一セクション
【目を覚ますと、記憶喪失で世界最強でハーレム?なプロローグ。】
とある戦いの
終焉で、男はついに力を使い果たし、海へと落下する。
次に目覚めたとき、そこは見覚えのない薄暗い石作りの部屋であった。
なぜこんなところにいるのか、自分に何があったのか、自身の名前すら思い出せない。
そう、彼は記憶喪失となっていたのだ――。
なにも思い出せないまま、薄暗い部屋が続く階層を上がり、ついに彼の記憶の片鱗を知る少女と出会う。
少女曰く、各地の大精霊に会うことで記憶が取り戻されるとのこと。
付け加えて、自身の能力が神という存在へと繋がる事を告げられる。
分岐世界からの転移により、彼は邂逅を果たすこととなる。
多くの出会いを積み重ねながら、彼は記憶を取り戻す旅へと歩みだした。
その記憶の中に、成すべきことがあると信じて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 20:43:41
229547文字
会話率:29%
この世界で唯一魔力をもたないミリア。魔法の縛りによって離婚できないというルールから唯一逃れられるミリアは、これまでに4回の結婚を行っている。そんな世界最弱令嬢であるミリアの5回目の結婚を境に5回目のループに突入した世界で、唯一ループに気づ
いている結婚相手のソルドは自身のためにもループから抜け出す方法を探る。そして、この世界で唯一大精霊と意志を交わせるミリアの守護精霊は、ループの原因を探るために、日本という国にいる白崎を通して現在の状況を発信する。
そんな中、ミリアの過去の結婚相手や病気の妹、第二皇子であるソルドに想いを寄せる令嬢や反対派からの暗殺者などと様々な人間が次々にミリアとソルドに接触し…。果たして、無事にループから抜け出すことはできるのか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 20:07:30
4570文字
会話率:36%
「スカウトはダサい。男はつまらん。つーことでラクター、お前はクビな」
――その言葉を待ってたよ勇者スカル。じゃあな。
勇者のパワハラに愛想を尽かしていたスカウトのラクターは、クビ宣告を幸いに勇者パーティを出て行く。
かつては憧れていた勇
者。だからこそここまで我慢してきたが、今はむしろ、追放されて心が晴れやかだった。
彼はスカルに仕える前から――いや、生まれた瞬間から決めていたことがあった。
一生懸命に生きる奴をリスペクトしよう。
実はラクターは転生者だった。生前、同じようにボロ布のようにこき使われていた幼馴染の同僚を失って以来、一生懸命に生きていても報われない奴の力になりたいと考え続けていた彼。だが、転生者であるにも関わらずラクターにはまだ、特別な力はなかった。
ところが、追放された直後にとある女神を救ったことでラクターの人生は一変する。
どうやら勇者パーティのせいで女神でありながら奴隷として売り飛ばされたらしい。
解放した女神が憑依したことにより、ラクターはジョブ【楽園創造者】に目覚める。
その能力は、文字通り理想とする空間を自由に創造できるチートなものだった。
しばらくひとりで暮らしたかったラクターは、ふと気付く。
――一生懸命生きてるのは、何も人間だけじゃないよな?
こうして人里離れた森の中で動植物たちのために【楽園創造者】の力を使い、彼らと共存生活を始めたラクター。
そこで彼は、神獣の忘れ形見の人狼少女や御神木の大精霊たちと出逢い、楽園を大きくしていく。
さらには、とある事件をきっかけに理不尽に追放された人々のために無料で楽園を創る活動を開始する。
やがてラクターは彼を慕う大勢の仲間たちとともに、自分たちだけの楽園で人生を謳歌するのだった。
一方、ラクターを追放し、さらには彼と敵対したことをきっかけに、スカルを始めとした勇者パーティは急速に衰退していく。
(他サイトでも投稿中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 21:39:27
200763文字
会話率:32%
大精霊ロジーと、谷の国プラムトリを治めた賢主マイアの物語。
最終更新:2023-05-14 16:37:19
10002文字
会話率:30%