卵形の顔≪かんばせ≫、すらりと通った鼻筋、近すぎず遠すぎない配置にある平行二重の目、花は小鼻が小さく絶妙な配置にある。口紅を入れずとも桜色の唇はふっくらとしている。雪のような白い肌に、紅潮した頬、光の当たる角度で色が変わる神秘的な紫色の瞳は
長いまつげに彩られている。波打つようなゆるいウェーブを描く濡れ烏色の長い髪は絹糸のようで窓から入るそよ風に揺られている。もう、5年ほどすれば類い希なる美女として名を轟かせるであろう少女は、まるで精巧な人形のように椅子に座っていた。
「リーゼロッテ、誕生日プレゼントはなにがいいかい?ドレスかな?毛皮のコートかな?それとも花束かな?」
聞かれた件の麗しい少女はこう答えた。
「お父様。わたくし、権力がほしいです。」
真顔で。
自由になるために自分を磨くリーゼロッテの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 00:00:00
5389文字
会話率:34%
さまざまな女性の恋愛の1コマを切り取ったストーリー
最終更新:2021-05-09 23:58:49
464文字
会話率:0%
とある喫茶店、その窓際に座るひとりの女性の、ある一幕。
最終更新:2021-04-21 18:22:48
2338文字
会話率:5%
近未来の出来事。
人の心にイライラが募って、それが爆発寸前までになった。
政府は、それを鎮めるために、対策室を設置する。
その結果、1つの法案が可決された。
街から、赤い色を排除するというものだ。
赤い色には、人の感情を高ぶらせる効果がある
という。
つまり、イライラしている国民を更に、イライラさせるというのだ。
だから、赤を排除するという。
街の看板も赤はダメ。
女性の口紅も、青か緑だ。
しかし、その効果は絶大で、すぐに街に冷静が戻って来た。
なのだが、弊害も見つかって、出生率が極端に落ちたのだ。
原因は、赤が無い街では、恋愛の気持ちも高まらない。
人口減による税金の減収を恐れた政府は、また1つの法案を通した。
外国人を、即、日本人にする法律。
これで、税金の確保も出来たし、街も冷静で犯罪もない。
メデタシ、メデタシ。
だが、その60年後の日本列島には、もといた日本人は、誰もいなくなっていた。
大人の童話
エブリスタとカクヨムにも、同じものを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-10 08:32:14
3653文字
会話率:24%
昨日から考えていることです。
最終更新:2021-01-11 12:00:00
428文字
会話率:0%
――これは、すべての悲恋を幸せな恋に変える物語。
地味で目立たない女の子だった理沙は、失恋の時に美しい青年から口紅を贈られる。
それをきっかけにオシャレを意識するようになり、やがてメイクの勉強をするべく、単身フランスにわたった。
そこで仕
立て屋『トワ・エ・モア』とかつての恩人・レイヴンを発見する。
以前の礼をしたいと手伝いを願い出る理沙に対し、レイヴンは難色を示すばかり。
それでもと追いかけた理沙は、そこで『世界を崩壊に導く悲恋を、幸せな恋に変える』という、彼の奇妙な裏稼業を知ってしまうのだった。
美貌の店主と天真爛漫なギャルが織り成す、不思議な仕立て屋の異世界ファンタジー!
※アルファポリス恋愛小説大賞にエントリーしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-09 19:20:40
125806文字
会話率:45%
高校生の男の子が母親の口紅をこっそり使うという、ささやかなお話です。
最終更新:2020-09-02 02:01:50
1830文字
会話率:0%
英単語のgrinで短い小説を書いてみました(別バージョン)
最終更新:2020-08-03 13:10:39
1096文字
会話率:28%
可愛いものが好きだ。可愛くあるために自分は生まれてきたのだと本気で思っている。星屑をこぼしたアイシャドウ、モンシロチョウの羽を盗んだワンピース、背伸びしたハイヒールと口紅。母の持っていたそれらが羨ましくてたまらなくて、勝手に使っては叱られ
ることを繰り返していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 23:49:28
1300文字
会話率:71%
椿、桜、両者が共存してしまえるほどの狂気を持った母の世界。
最終更新:2020-07-11 20:31:38
1721文字
会話率:4%
出勤前の洗面台で化粧を躊躇う恭子は、幼い頃から続く母からの抑圧から逃げられずにいた。両親の引っ越しを期に、恭子は自分自身と母に向き合い始めた。
最終更新:2020-01-28 12:21:11
12285文字
会話率:37%
冴えない男主人公がある日、突然女性と付き合い始める
男は女性に喜んで貰えるように尽くし、男は幸せを感じているが
最終更新:2019-11-15 18:51:46
2264文字
会話率:35%
妻に正直になってと言われ・・・
最終更新:2019-10-31 11:18:01
2353文字
会話率:70%
人気声優の柊木美琴に憧れる青年、才谷圭一はある夜、一人佇む美琴に遭遇する。
思わずサインを強請った圭一だったが、持っていたのはバンドメンバーの使っていた口紅だけ。
笑いながら服にサインを施してくれた美琴の顔が忘れられない圭一だったが、ラジオ
の収録スタジオで再び彼女と再会を果たす。
不器用ながら、必死に想いを伝える男子高校生と、そんな彼に振り回される女性声優のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-18 23:00:00
8535文字
会話率:54%
没落貴族生まれのリリーナ(17歳)。
幼馴染で婚約者のジュリオと結婚して以来、愛する素敵な旦那様と幸せな生活を送って……
いたものの、家の掟ゆえに18歳までは、一緒に眠ることも許されない生活を与儀なくされていた。
それでも、大好きな旦那様を
愛でて愛でまくる毎日を送っていた矢先、最愛の夫であるジュリオに浮気疑惑が……!
この口紅は何!? 女ものの香水のカホリは何!?
どうして、半裸の殿方の絵姿が旦那様の寝室から出て来るの……!!
愛してるから信じたいけど、浮気の疑惑は募るばかりで……
様々な秘密を抱えた旦那様×家庭内ストーカーするほどに旦那様が大好きな変態若奥様のドタバタコメディ!
※性表現は一切出てきませんが、ふとどきな表現はポロッと出てきますのでご注意ください。
スパイス程度のBL・GL表現もあるかもしれませんが気のせいです。
【登場人物】
リリーナ・アプリコット
没落貴族の娘。小柄で華奢で平凡な容姿。
バイタリティーと食欲は常にマックス値。
旦那様が大好きすぎて、言動に問題あり。
ジュリオ・アプリコット
夢の国の王子様のような、甘い顔立ちの美形。
リリーナの夫で、非常に物腰は柔らか。大貴族の嫡男。
いろいろと、秘密を抱えている模様。
アリシア
リリーナつきのメイド
クールビューティーな美女で、辛辣。
リリーナのよき相談相手であり、調教師。
ゴードン
ジュリオの第一の側近。
寡黙な美丈夫。ジュリオに忠誠を誓っている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-24 18:00:00
84597文字
会話率:26%
初めに“おめでとう”が消えた。次に“ありがとう”が消えた。世界から言葉が消えていった。言葉が次々と死んでいった。
あまりに短く拙いですが、『残像に口紅を』へのオマージュのつもりです。
この作品はカクヨム、novel daysにも掲載してい
ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-29 14:49:11
1583文字
会話率:24%
《恋双翼》って、女性同士の相思相愛のこと?だっけ?
最終更新:2019-01-27 08:04:36
229文字
会話率:0%
「智恵子抄」に触発された女子高校生が、同じ場面、気持ちを、短歌にしてみました。
最終更新:2018-12-24 21:11:28
818文字
会話率:0%
その日、私は何かを忘れているような気がした。「ロスト アンド ファウンド(遺失物預かり所)」そこに忘れたものがあるかもしれない。そして見つけたのは一本の口紅。それから私は、かつて大好きだった嶺奈と再会した……
最終更新:2018-10-08 22:09:05
5148文字
会話率:58%
日本舞踊を習っていた時の師匠は、結婚して3ヶ月で旦那さんが戦地に行くことになる。
思わぬ死、そして、周りは女性が1人で生きるのは大変だから再婚(旦那さんの弟ーー当時は合法)を勧めたが・・・。
「私」の祖父母の戦争体験もよく聴いていた。近衛
兵として皇居周りの護衛に行った祖父。
空襲があり、帰る知らせを受けた祖母の気持ち。
混沌、混乱していた中で人々は何をどう考えて「生きる道」を選んできたのだろうか。
架空の物語りです。
*R15「残酷な描写」は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-13 00:00:00
7853文字
会話率:14%