ある日、高熱で倒れた私が床に臥せていると、ぼんやりとする意識の中、冷たい声が耳に届いた。
「お前なんて……死ねばいいのに……」
その言葉に私は鈍器で殴られたような強い衝撃を受けたかと思うと、意識がゆっくりと遠のいていった。
次に目
覚めた時、私は全てを思い出していた。
どうやら私は、乙女ゲームの世界に悪役として転生してしまったらしい。
しかし舞台となる乙女ゲームについては思い出せるが、なぜか攻略対象者については思い出せない。
転生した彼女が、悪役にならない様に手探りながら奮闘する中で、様々な思いが交錯する恋愛模様をお楽しみください。
表紙イラスト:San+様(Twitterアカウント@San_plus_)
※短編で投稿しておりました、【乙女ゲームの世界は大変です】の連載版となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-22 21:00:00
355370文字
会話率:19%
「エレン=ワイドナリー嬢、君には悪いがこの場において、君との婚約を破棄して、僕は新たにここにいるマリアン=ジョーンズ嬢と婚約する事にする」
エレンはその落ちくぼんだ瞳を限界まで見開いて、驚きの表情をした。そしてこう呟いた。
「破棄? 何故
? 私は貴男に何か悪い事をしたのでしょうか?」
学園の卒業パーティーで、トマス=アシュリーは突然婚約者に婚約破棄を言い渡した。しかし、その二か月後に、今度は自分がその新しい婚約者に捨てられてしまった。
何故こんな事になったんだろうな。何故あんな女に夢中になったのかな? 彼が絶望して自分の商会でぼんやりしていると、ドアを叩く音がした。
そして中へ入ってきた人物を見て、トマスは思わず目を見開いた。つい二か月前まではこの場所で一緒に仕事をしていた相手だった。しかもそれは、もう二度と会えないし、話も出来ないと思っていた人物でもあった。
突然現れたエレンは挨拶一つもせずに、いきなり元の婚約者に対してこう言った。
「私をここで雇って下さい。
当然雇って下さいますよね? 婚約破棄の慰謝料を支払う代わりとして・・・」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-19 22:00:00
16546文字
会話率:35%
男が湖の畔でぼんやりしているとうさぎが自転車に乗っていた。 自転車に乗っていたウサギは湖の近くまで来る、空には満月や満月には少し足りない三日月が浮かんでおりそれを見ずそれが写っていう湖の月を一生懸命救おうとしているのだ。
最終更新:2020-11-14 12:00:00
2378文字
会話率:49%
空を覆う巨大な樹木の群生する広大な森。
陽の差さない地上は中空を浮遊する発光苔類によって淡くぼんやり明るい。
神秘の森はいつも静かな賑わいに満ちている。
森を歩き旅をする、活発で好奇心旺盛で心優しい少女リリス。
行く先々で出会う人
々との触れ合いは暖かいものをもたらしてくれる。
やがて湖で偶然出会った黄金蝶のムノから灯り集めの祭りの話を聞き……。
おしゃべりな鶯、逆さまに生えた樹木、お洒落で紅茶好きな黄金色の揚羽蝶、泣き虫で笛師のマリオネット、不愛想な飾り物売り、ドーナツ広場のお祭り、水に沈んだ古代遺跡、管理者の姫……。
不思議で優しさに包まれた森の幻想譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-10 19:15:00
31988文字
会話率:23%
書こうと思っているのに、どうしても小説を書けない。
そんな時って誰にでもあるはず。
いや書けよって皆が思うだろう。僕もそう思う。でも、本っ当に、なーんも書けないときがあるのだ。
そんな時の言い訳をぼんやりと、あれこれ考えているうちにどんどん
スケールがでかくなっていったので、じゃあそれを書けば小説になるな、と思ったんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-10 00:44:10
2927文字
会話率:16%
我が輩は猫である。なんて賢そうな事は一切考えていなさそうな馬鹿面。自分のペットとはいえ、お世辞にも器量よしとは言えない、ぶくぶく太った三毛猫をぼんやりと眺める僕。
ゆっくりと通り過ぎる雲。退屈は午後の空気。
いつもと同じ日常を、ほんの
少し彩る不思議。
彼は、僕の親友だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-09 22:57:52
1797文字
会話率:55%
とある高校で、夏の日にぼんやり外を眺める凛香と和樹。何となく話し始めたのはそれぞれが考えたラノベのストーリー……のはずだった。日常系ファンタジー?です。
最終更新:2020-11-09 18:49:11
5336文字
会話率:66%
図書室で、ぼんやりしているわけではないのです。
読書相談、レファレンス、新刊購入、蔵書点検・・・
意外とやることが多い司書の仕事。
気が向いたら書く、といいつつ気が向くのか・・・。
ゆるい
学校司書の独り言
最終更新:2020-11-08 00:03:20
800文字
会話率:4%
※このお話は、「歌うぼんやり静か」(https://ncode.syosetu.com/n9576gn/)の続編です。
本編だけでも楽しめますが、「歌うぼんやり静か」から読んでいただければ、より本編が楽しめると思います。
ぼんやりとし
ていて、静かだけど、歌のうまいクラスメイトがいる。
彼女の名前は水原美紀子。
歌が誰よりもうまいくせに、人前で歌うのが苦手な水原。
そんな彼女にぼくは、文化祭で開催されるカラオケイベントの出場を勧めた。
しぶしぶながらも、彼女は出場するという。
水原は、うまく歌えるだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-06 05:37:16
28226文字
会話率:28%
ぼんやりとしていて、静かなクラスメイトがいる。
彼女の名前は水原美紀子。
ある日、ぼくは彼女の意外な一面を知ってしまった。
実は彼女、めちゃくちゃ歌がうまいんだ。
なのにどうしてか、それを認めようとしてくれない。
なぜだろう?
最終更新:2020-10-11 09:11:16
7570文字
会話率:33%
生きるのに疲れた人が一人、水辺に座ってぼんやり水面を眺めている。そんなワンシーンです。
特に何が起こるわけでもなく、ふわっとした終わり方です。
最終更新:2020-11-04 06:00:00
1124文字
会話率:2%
様々な事情を抱え込み世俗に疎くぼんやりとした日々を過ごしていた自称・普通の男子高校生──相模 奏は、五月特有の穏やかな気候を満喫できる屋上でのんびりと過ごしていた。
「何者にも囚われず、何事にも干渉しない」をモットーに、今日も今日と
て自堕落な学生生活を送っていた奏。
けれども彼には、誰にも言っていないような大きな秘密があって──
そんな最中に出会った女神の歌声。
これは、ぼっちの思考回路を有していながら色々巻き込まれがちな少年と、学校では女神と讃えられているものの目指す場所には到底届かないことを嘆いている少女が、互いの利益の為に利用しあうつもりだったけどなんだかんだ惹かれあっていくだけのお話。
※この作品は不定期です。作者の筆が進んでいる間はある程度貯めた話から適当に投稿していきます。
※ペンネームは猫ノ助にしてる通り、作者は極度の猫好きです。が、猫アレルギーなので猫自慢の感想はご遠慮ください。作者が発狂して泣いちゃいます(にゃー)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-02 23:00:00
12915文字
会話率:38%
主人公の僕は学校生活に不満を持っていました。《面白くない奴らが面白くないことをしている。》《世の中、同じメンバーで同じことをして楽しんでいるだけで、傍から見るとつまらないものである。そこに入れない人はそれをただぼんやりと眺めるのみだ。眺め
られている人たちは、そのことを意にも返さず楽しむだけだ。》
そう思っていた僕はある日、交通事故にあった。しかし、怪我することなく知らないうちにいつもの電車の中で目を覚ましました。そうしていつも通りの不満の学校生活を送ると思っていたが、個性的な人との出会いで学校生活が不満でないものになっていき……
主人公が受身的な人間から能動的な人間へと成長していく成長物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-29 23:11:04
73635文字
会話率:62%
女子高生がうざい。特に花川弥生がうざい。
花川に会ったのは夜中のことだった。俺はその日、会社の飲み会で帰るのが遅くなって、大した量は飲んでいなかったのだがほろ酔いの楽しい気分で駅から自宅までの道を歩いていた。すると道端で女子高生が蹲って
泣いてやがった。街灯のぼんやりした灯りを頼りに自転車をがちゃがちゃやっている。どうやらチェーンが外れたらしい。「どうしよ」、「帰れない」とか掠れた声が聞こえてくる。
いい気分だった俺は珍しく親切心を出してしまった。「だいじょうぶかぁ?」と酔っ払い特有の間延びした声で呼びかける。街灯に照らされた女子高生がキッ、と鋭い目で俺を睨みつけたが泣いているからその白い顔は随分と力なく感じる。まあ知らんおっさんに急に声をかけられた若い女の反応しては妥当なところだろう。
JKに絡まれたおっさんが鉄壁のガードで女子高生を撥ねのけるお話。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-10-28 14:38:49
8442文字
会話率:57%
星が死ぬ夢を見た。
【sny: sen の複数形。夢、睡眠。】
取り返しのつかないことをした。だが僕は他人事のように、出来事の輪郭をぼんやりとなぞるだけだ。僕は目覚めているのか、夢の中なのか。それすらどうでもよかった。
壊れた左耳
で弟の声が囁く。
「これを直せるのは僕──でも、いったいどうして僕が直したりする?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-24 20:00:00
20701文字
会話率:22%
生まれも育ちも北海道。
うっかりぼんやり生きてます。
どうでもよすぎる日常エッセイです。
じゃっかん、投げやりなのかもしれない。
月一更新くらい。
最終更新:2020-10-23 09:20:56
4111文字
会話率:4%
自転車で登校中、頭が暇になったある高校生はぼんやりと、ただぼんやりと先を見る
最終更新:2020-10-10 16:10:45
3033文字
会話率:0%
日々覆面を被り、子供のころ憧れたヒーローとなって街の治安を守るヒーローを目指していた今井真一。だが現実は厳しいもの。ヒーローとはなろうとしてなるものではなく、結果としてなっているものであり、そも現実世界に正義の味方など存在しない。わかりきっ
ていた現実に打ちひしがれた彼は覆面を脱ぎ、一般人となってぼんやりと街を散策するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-28 20:36:57
5872文字
会話率:46%
たった一人の文芸部少女と、たった一人の漫画研究会少年。
ぼんやりとした夢を抱いて漫然と過ごしていた二人が出会い、一緒に過ごしていく内に生まれた、かけがえのない新しい夢。
「いつか一緒に――――」
※カクヨム、ノベプラにも投稿してます
最終更新:2020-09-27 17:52:46
1600文字
会話率:17%
観劇のようなーー、感想をしたためてみました。
ぼんやりとした舞台で。
最終更新:2020-09-27 01:00:00
200文字
会話率:0%
勢いです。この間お墓参りに行きました。
最終更新:2020-09-25 20:35:31
321文字
会話率:0%