様々な事情を抱え込み世俗に疎くぼんやりとした日々を過ごしていた自称・普通の男子高校生──相模 奏は、五月特有の穏やかな気候を満喫できる屋上でのんびりと過ごしていた。
「何者にも囚われず、何事にも干渉しない」をモットーに、今日も今日と
て自堕落な学生生活を送っていた奏。
けれども彼には、誰にも言っていないような大きな秘密があって──
そんな最中に出会った女神の歌声。
これは、ぼっちの思考回路を有していながら色々巻き込まれがちな少年と、学校では女神と讃えられているものの目指す場所には到底届かないことを嘆いている少女が、互いの利益の為に利用しあうつもりだったけどなんだかんだ惹かれあっていくだけのお話。
※この作品は不定期です。作者の筆が進んでいる間はある程度貯めた話から適当に投稿していきます。
※ペンネームは猫ノ助にしてる通り、作者は極度の猫好きです。が、猫アレルギーなので猫自慢の感想はご遠慮ください。作者が発狂して泣いちゃいます(にゃー)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-02 23:00:00
12915文字
会話率:38%