―正義が必ず勝つ―
幼いころ(確か六歳ぐらいだったか…)母親に読んでもらった絵本にそう書いてあったセリフ。
それが僕の一番好きな言葉だった。
悪い怪人を正義のヒーローがみんなの為に傷つきながらも戦っている姿がとてもかっこよかったのをよく覚
えている。
良いことをするとたくさん褒められお菓子ももらえた。
逆に悪いことをするとたくさん怒られ、ただ心がチクチクするだけ。
正義とは良いことをする事、そう教わったのだ。
悪いことをするとみんなから嫌われる。そうも教わった。
だから良い事をするヒーローに、そんな姿に憧れていたんだ。
でも最近わからないんだ。良い事ってなんだろう。
暴力が振るわれている子を助けたはずなのに僕が悪者だってミンナが言い始めた。
それどころか助けたはずの人にも嫌われている。
…ねぇ母さん正義って何だろう。
鐘を鳴らし手を合わせる。
今日も日課をこなし、浅い眠りにつく。
軋む身体を起こし着替え、今日も学校に行く。
これは僕が前へ進み出す。
過去の自分と戦う物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 14:46:59
59903文字
会話率:33%
前世では吸血鬼とその恋人として、悲しい結末を迎えた二人。
生まれ変わり再び愛すると誓った二人の、今世でのお話です。
前世の記憶が蘇り出会った二人は、前世で誓い合ったように、今度こそ幸せになれるのだろうか。
通学途中に偶然出会った女の子。
初めて会ったはずなのに、彼女の名前を呼ぶ声が突然頭の中に響き、困惑する慶一。
何故だか分からないが、ただ彼女に会いたい一心で、彼女を見かけた駅で待ち伏せをする日々。
無駄に時間だけが過ぎていき、心が挫けそうになっていた時、再び彼女と会うことが出来た。
彼女も自分を探していたと知った時から、二人の時間が動き始める。
何故こんなにも、彼女の事を心が求めているのだろう。
その答えは、幼い時から見続けてきた夢の中にあった。
そしてその答えを知った時、慶一がとった行動とは......。
とにかくピュアで甘々なラブストーリーです。糖分過多にお気を付けください。
ねぇすず、お前は俺に永遠の愛なんて望めないと言ったね。
だけど、俺にとってお前への愛は永遠だったよ。
俺が生きてきた300年という時の中で、本当に愛したのは「すず」お前だけだった。
そしてきっとこれからもお前だけだよ。
次この世に生を受ける時は、絶対に人間に生まれ変わってお前を探し出して見せるから。
その時は、俺の人生の全ての時間を捧げてお前を愛するよ。
ねぇすず、今度こそきっとお前を幸せにするからね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 13:25:18
64554文字
会話率:46%
世界には精霊がいた。生き物には魔力があった。そして人間は魔法を持ち、同時に科学も発展させていった。
ここはそうして魔法と科学が共に積み上がった世界。
誰もが学び習うのは、魔法で、科学で、運動だ。
そんな世界の学園に、一人の少年が入学
する。
自らの信念の下、身の丈に合わぬその場所へ、だけど彼は確かに降り立った。
そうして彼は出会っていく。
己よりも強い人。遙かな高みに根差す人。共に笑い、語らうそんな人達に。
これは信念を貫き、前へと進み続けんとする一人の少年の物語。
彼と出会い、並び歩かんとする少年少女達の、楽しい学園生活物語だ。
この作品は『カクヨム』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 19:00:00
206255文字
会話率:24%
この物語の主人公「霧原零」はある日、世界を襲った謎の大災害によって家族を――妹を失った。その天変地異の原因は当初は不明であり、人類は絶滅するかに見えた。だがそこへ、世界各地で忽然と姿を現した存在が居たのである。
それは『龍』と呼ばれる物語
の産物であり、現実世界にはもう存在しないと云われていた神話的な存在だった。その存在が前へ進めば地は割れ、吼えれば周囲のあらゆるモノを吹き飛ばしていた。後にその存在を応用し、この天変地異の名は『龍災』と呼称された。だが異変は大災害だけには治らず、その影響は人類にまで発展した。成年を迎えていない少年少女の中から、『龍』と同等の能力を持った人類が現れ始めたのである。それが「ドラグニカ」――これは、その者達の成長を描いた物語である。
※不定期ですが、毎日更新です。読者様のお声をお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-29 13:34:04
1092389文字
会話率:49%
このは中央国家モナルキーア、剣と魔法の入り乱れる王国。そこに1人の美女がいた。
名はデイジー・マリア・モナルキーア、現国王ジャード・ソフィー・モナルキーアの第三皇女である。彼女はその日、幼馴染みのエドモンドとその隊を少し連れて嫌気の指し
ていた城を抜け出してしまう。そこで2人は外の空気の清々しさを感じ、青の望月の美しさを見、かつてのクリスマスの日を思い出すのであった。
そして、次の日。昨日彼女の姿を目にした男達達100人近くもう一度その姿を見たいと城へと押し掛けてくる。騎士たちはその応対に追われるばかり。そんな騒動を収めるべく、彼女は自ら民衆の前へと現れた。
しかも、全三次の試験に全て合格した者に嫁ぎましょうと婚姻を募るのである。もちろんこの日集まった100人の中にその募りに飛び付かない者はいない。
そう。これはそんな男達が試験をしながら姫様との婚姻成立を目指す十二月末の小さな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-28 00:21:58
5600文字
会話率:51%
僕は、一生恋ができないんだろうな……。
作り物の自分で居ることに、
苦痛を感じ、
悩み、傷付き、もがき、傷付けながら、
少しずつ前へ進んでいく、
高校生の話です。
※他の小説投稿サイトにも、投稿する予定です。
最終更新:2019-12-23 15:10:58
8670文字
会話率:40%
とある秘密を抱えた男子高校生の大上大雅は同じクラスの少女、玉木美希に恋をしている。しかし付き合う為には彼女に自分の秘密を打ち明けなければならない。それは自分が『狼に変身できる亜人』であるという事で。
そして玉木美希は同じクラスの少年、大上大
雅に恋をしている。しかし彼女にも抱えている秘密があり、それは玉木が『猫に変身できる亜人』であるという事で。
共に過去の出来事に縛られた二人が、周りの人や亜人達と助け合いながら二人で並んで前へと進んでいく。
これは、狼の少年と猫の少女、二人の亜人の恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-21 23:15:37
6484文字
会話率:27%
父の死によって高坂グループの社長となった高坂亜紀子は、専務と常務に振り回されて、悩んでいた。
そんな時、謎の男、西堂信樹と知り合い、彼のアドバイスで一歩ずつ前へ進んでいく。
やがて、彼は亜紀子と結ばれるが、亜紀子の会社が、衆議院議員中田
時太郎と、高坂グループの専務、常務の陰謀により実権を奪われそうになる。
しかし、話の席上、経営コンサルの柴藤は、西堂信樹が、かつては西藤信として、三〇年にわたり、日本経済を動かした影のドン、渡 秀一の晩年を支えた懐刀であったことを知る。
勝ち目がないことを悟った柴藤は、中田を説得するが彼は引かない。
まだ表舞台に返りたくない信樹は、民自党の幹事長へ電話し、中田を押さえつける。
彼は信樹を敵に回したことにより、次回選挙では公認を取ることが困難となり、慌てるがもうどうにもならなかった。
また社内の専務を筆頭とする反乱グループは、辞職を強いられ、それでもなお、賠償請求を突き付けられ、不当に積み上げたものの報いを受けることとなる。
信樹は、不当な利益を積み上げてきた者の最後を見つめる中で、自らの人生を見つめていこうとする。
やがて、最愛の娘、沙也加を授かった彼は、初めて両親の死に疑問を持ち、祖母が何故、渡秀一と知り合いだったのかと言うことを不思議に思う。
遺言として残された渡秀一の手紙によって信樹は真実を知る。
それは、衆議院議員の古賀一典、倒産した町工場の社長だった芝山忠一、銀行の融資課長、坂田正和によって、信樹の父は陥れられ、罪人にされ、亡くなってしまったという事実だった。
復讐に燃え動き始めた信樹は、人の道を踏み外そうとするが、最も憎むべき芝山の義娘、麻耶の人生に触れて踏みとどまる。実は、彼女は渡秀一の実の妹の娘であった。真実を知った渡秀一の妻、洋子は、血の繋がった者に巡り会えないまま逝ってしまった夫の悲しみを思い、麻耶に渡の家にはいることを勧める。
その後、復讐を遂げた信樹は、様々な人の心に触れ、渡秀一の思いを継いでいくことを決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-16 03:00:00
94535文字
会話率:58%
光園持(こうえんじ)信也は六歳で母、好子を亡くし、実父、真一の光園持家へ引き取られた。彼は決して愛人の子ではなく、時のずれの中で生まれた子どもであった。
社会とは無縁に生きている信也だったが、雨宿りをしている理穂に傘を貸したことから二人の奇
妙な関係が続く。思いを口に出せない信也と、婚約破棄された女だということを気にして前へ進めない理穂を結婚へと結びつけたのは彼の腹違いの姉、恵利佳であった。
自分達親子の犠牲の上に幸せを築くことはできないと言って去って行った好子
しかしそのその好子親子の犠牲の上に幸せを築いてしまった玲子……
光園持に関わった者には皆それぞれの悲しい歴史があり、その歴史が積み重なった上に今の光園持があり、それを根底で支え続けた祖父、欣也は、苦悩を重ねてもなお、道を踏み外すことなく、光園持家のもつれてしまった運命の糸を一本ずつ、丁寧にほどきながら生きてきた人だった。
理穂はその最期を看取り、人の生きる道を考えていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-06 10:32:22
122736文字
会話率:45%
この世は競争だ。
そう心に刻み、前へ進む者がいた。
誘惑に負けそうなりながらも前へ前へと進んでいく。
そんな矢先に世界の終わりのうわさが流れ始める・・・。
最終更新:2019-12-09 19:45:59
1401文字
会話率:0%
あの冬の日の出会いが、少年を「要らないもの」から「人間」に変えてくれた。これは、そこから始まった物語。
出会いが今の自分を作った。
別れが進めと背中を押した。
前へ進む。決して歩みを止めてはいけない。その先にある己が望む未来を掴み取るべく、
少年は修羅の道を往く。
これは覚悟を決めるための、最初の戦いの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 00:23:30
3652文字
会話率:26%
親の都合で海外生活を五年送り、父親の死後、高校二年の夏前に帰国した的場直樹。兄の貴樹と母と三人で祖母の家に住まうことに。
祖母の家の近所に住んでいる幼馴染の美少女姉妹、姉の鈴木風夏と妹の冬香と五年越しに再会し、直樹の風夏への想いを始めとした
各々の恋心が蘇り始める。
五年前、海外へ発つ前夜に風夏は貴樹に想いを伝えた。返事は要らないと告げた風夏だったが、五年経った今でも想い続けていた。同様に、直樹に密かな好意を抱いていた妹の冬香。姉にも、勿論直樹にも伝えていない。
そんな終着点のない四角関係は、父親の死、そして五年間の海外生活で様変わりした直樹と兄の変化と共に少しづつ変形していく。
父親の死を自分のせいだと咎める兄は家族の為に。
どこか控えめな性格の直樹は、亡き父が望むように「自分に嘘をつかない」為に。
五年前から時が止まっている幼馴染姉妹。
状況を打破する変化を望むようになった的場兄弟。
時に気遣い、時に争い、時に慰め合い。
あの時踏み込めなかった最後の一歩を踏みしめた時、全てが終わってしまうと分かっていても若い少年少女は結末を望むようになった。
何を望んでもそれはただの自己満足。ならば後悔だけはしたくない。
そんな自己中心的にも思える心持ちで、四人は前へと進み始めたのだった。
スロースタートのややシリアスめな恋愛小説です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-10 14:48:55
5856文字
会話率:25%
習作〼〼〼〼〼〼〼〼
キーワード:
最終更新:2019-11-02 01:15:30
1132文字
会話率:0%
目を覚ましたのは森の奥深く。
自分が誰なのかもわからず、ここがどこなのかもわからない。何1つ記憶のない主人公は穴の空いた胸にあった筈のものを取りに行くために前へと進む。
最終更新:2019-10-25 00:46:10
3259文字
会話率:10%
人外メインの問題提起。
苦み多めの、たまに微糖の短編集。
最終更新:2019-10-16 12:32:53
16208文字
会話率:14%
逃げることも必要だと言ってくれる人がいたから、私は逃げた。迫りくる足音から、黒影から、存在から。果たして私は横へ逃げることに成功しているのか。はたまた前へ前へと逃げ続けているのか。
最終更新:2019-10-12 00:01:47
512文字
会話率:100%
気付くとナギは見知らぬ小部屋にいた。
自称女神の忠告にしたがい、外に出るとそこは今まで自分が住んでいなかった別世界。
『生と死の狭間の世界』でナギは何を思い、何を考えるか?
ナギは日本にて居合の道場通いをしていたので、武器の扱いは慣れている
が、
生き物と本当に戦った経験はない。
傷つけることに躊躇いながらも何とか毎日を乗り切って、一歩づつ前へ進んで行く。
最近多い、異世界に主人公が飛ぶと言う題材で作成してみました。
ナギは居合を使うと言う事で、前半でのナギの技の大半は実在する技を使っています。
流派の名前や技の名前は一応ぼかしてありますが。。。
もし居合経験者の方が読むのであれば、ナギがどういう体裁きで、
どう敵を倒したかより鮮明に想像できるかと思います。
刀に対する専門用語も沢山出ますが、分からない用語があれば是非、
感想等で質問していただけたらと思います。
気付けばお答えします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-29 22:00:26
188548文字
会話率:23%
気付くとナギは見知らぬ小部屋にいた。
自称女神の忠告にしたがい、外に出るとそこは今まで自分が住んでいなかった別世界。
『生と死の狭間の世界』でナギは何を思い、何を考えるか?
ナギは日本にて居合の道場通いをしていたので、武器の扱いは慣れている
が、生き物と本当に戦った経験はない。
傷つけることに躊躇いながらも何とか毎日を乗り切って、一歩づつ前へ進んで行く。。。
最近多い、異世界に主人公が飛ぶと言う題材で作成してみました。
ナギは居合を使うと言う事で、前半でのナギの技の大半は実在する技を使っています。
流派の名前や技の名前は一応ぼかしてありますが。。。
もし居合経験者の方が読むのであれば、ナギがどういう体裁きで、
どう敵を倒したかより鮮明に想像できるかと思います。
刀に対する専門用語も沢山出ますが、分からない用語があれば是非、
感想等で質問していただけたらと思います。
気付けばお答えします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-14 00:24:14
848767文字
会話率:27%
伝説の勇者は、苦難の旅をこえ、ついに魔王の前へたどり着きました。
魔王は、よくぞここまでたどり着いたと褒めてくれます。
装備や魔法に若干の不安を残しつつ、勇者の技がきらめく時、両者の決着やいかに。
最終更新:2019-09-23 21:16:12
1039文字
会話率:95%
縹の空(はなだのそら)
私の涙は枯れたから、前へと上へと進んでいこう。
あなたがいなくても笑えるから、奏でた想いを抱きしめよう。
私の踏み出す小さな一歩を、
いつかは消えゆくその記憶を、
心に刻んでいたいから。
最終更新:2019-09-23 00:00:00
94147文字
会話率:50%
その日少年は夢を見た。
絶え間なく降り積もる雪が視界を遮る白銀の世界。自分の物ではない黒い外套に身を包み、右手には創作物の中以外では見る事のない鋼の剣。
石で出来た広い橋の中腹に立って居た少年は、訳も分からぬまま前へと進み――――命を落とし
た。
現れたのは巨大な獣。鋭利な爪が自らの胴を切り裂く激痛と共に夢から覚めた少年は、自分の部屋のベッドの上で見慣れた景色に安堵の息を漏らす。
しかし、その晩。
再び少年は夢を見る。昨晩と同じ、白銀の悪夢を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-03 03:00:00
100889文字
会話率:30%
※注意・メリーバッドエンド、死ネタ、鬱展開、残酷描写あり。
家族で隣国へ向かった帰りに盗賊に襲われ、たった一人生き残ってしまった令嬢のイレーネ。
常に不吉な死が付き纏うイレーネは、その首の傷痕の事もあり死人姫と呼ばれていた。
その噂
を聞き付けた隣国の王太子が、友人でもあり臣下でもある伯爵のため、彼女を求めた。
だがその伯爵――クリストフには、人に言えない秘密があった。彼は呪われ異形の姿となっていたのだ。
死に怯え、生き残ったことに悩みながら前へと進むイレーネ。
死を求め、生きながらえてしまう己の身体に嘆くクリストフ。
呪われた者同士が出逢い、傷付くことを恐れながら、互いの心を知ろうとしていく。
死を恐れる令嬢と、死を望む伯爵。
歪み捻れた感情の行き着く先は、本人さえも分からない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-29 21:27:15
54593文字
会話率:26%