燃える森、赤く染まる夜空、轟く鬨の声、響く軍勢の足音。
喧騒から離れ、世捨て人として隠居していた稀代の大魔導師が異変に気付いた時には、四方を囲まれてしまっていた。
もはやこれまで、逃げ道なしと行うは「転生の禁術」。
現世を離れ、次世
で再び英知を極めんと、躊躇なく実行した禁術により大魔導師の魂は未来へと飛んだ。
そして、目が覚めると……幼い少女になっていた!
しかもこの少女、とてつもない魔力を秘めており、大魔導師が唯一使えなかった回復魔法の才能までもっているではないか。
禁術は大成功……と思いきや、なんと少女は災害に巻き込まれ死に瀕していながらも、まだ意識があったのだ。
「死にたくない」という少女の願いを聞き届け、窮地を救う大魔導師。
結果、少女の魂は残ったまま。
転生は失敗し、1つの幼い体に少女の魂と大魔導師の魂が同居する事態となってしまった。
頭の中に声が聞こえると不思議がる少女に、どうとでもなるじゃろうと楽観的な大魔導師。
ところが、少女といろいろと話していると「紋章」やら「神聖魔法」やら「オリファス教」、はては「魔王」などなどなど。
大魔導師が知らない事柄だらけ。
これはおかしいと確かめてみれば、なんと前世からとんでもない年数が経過していた!
さらにこの少女、オリファス教会が誇る養成機関の新入生で聖女候補生だった!?
これは、聖女を目指す少女と、暖かく見守りながら少女を最強へと育て上げる古の大魔導師による、成長と救世の物語である。
1章、2章投稿保証付き。
書き溜めが無くなるまでは毎日更新。
当作品はカクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 18:28:02
301271文字
会話率:37%
親が宗教にハマった結果、その身を差し出されかけた女子高校生、空野奏音。
公園に佇む彼女を偶然にも保護することになったのは家が太いことだけが取り柄(本人談)の男子、草城凛人。
これは奏音が元から奏音のことを大好きな凛人をガチ惚れさせる(もうし
てるけど)ために頑張るイチャイチャ甘々特化モノであるッ!(信念)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 22:56:59
5193文字
会話率:67%
幼い頃から苦しい日々を送ってきた花音。
自分を苦しめる根源を見つけ、そこから抜け出そうと考える。どうすれば、苦しみから逃れられるのか。
花音はその方法を見つける。
最終更新:2023-01-06 16:40:59
9409文字
会話率:14%
とある田舎村――仲睦まじく暮らす夫婦の元にひとりの子供が生を受ける。
元気に声を上げる我が子を初めてその腕に抱き、まさに幸せの絶頂を迎えていた夫婦に産婆が告げたのは、残り3年という我が子の余命宣告だった。
肩に現れた不自然な痣……それ
は〈呪い〉を持っていることを示す不吉な証左。
告げられた事実を飲み込みきれずにいた夫婦だったが、力一杯生きようとする我が子の姿を見て、運命に抗う覚悟を決める。
3年の月日が流れ、アクトと名付けられた赤ん坊は、両親の愛を一身に受けて穏やかな時間を過ごしていた。
そんな一家の元に忍び寄る足音。
一家を襲う凄惨な出来事がアクトの運命を大きく変えていく――
※最新話はカクヨム掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 13:00:00
56881文字
会話率:42%
主人公の海音は親の再婚を機に引っ越すことに。待っていたのは2人の義兄と義父。転校先では友達もでき、新しい環境に少しずつ慣れながら平和に暮らしていた海音。でもあるときから少しずつ平和が崩れていって……?
一筋縄ではいかない甘く苦い恋愛を描い
た作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 17:36:19
1202文字
会話率:45%
天井裏で奇妙な音がする。まもなく冬がやってくる
それはおかいこさんが、繭を紡ぐ音。
最終更新:2022-12-27 23:54:16
781文字
会話率:8%
以下に書き起こすのは、ある怪談師が深夜のラジオ放送にて語った“実話怪談”の一部である。
『――東京タワーにまつわるこんな都市伝説をご存じでしょうか?
『四本足のうちの一本が、かつて墓地だったところに建っている。』
有名な都市伝説
ですから、この番組を好き好んで聞くようなリスナーさんのなかには、ご存じの方も多いかも知れません。――
(中略)
――これはラジオ業界ではタブーになっている話なのです。
というのも、ラジオでこの話をすると、ありえないノイズが走ってしまうのだとか。
それは電波障害で起こる類のものでも、スタジオ内での、なにかしらの物音でもない。
それは決まって、『コ』、という音。
『コ、コ、コ、コ、……』と、等間隔で鳴りつづけるのだそうです。
そして、もしそれを聞いてしまうと“障り”があるというのです。
今回は、その音を聞いてしまったある男性が体験したお話です。』
※実在の固有名詞を使用していますし、『東京タワーの四本足のうちの一本が、かつて墓地だったところに建っている』という都市伝説は既存のものですが、本作自体はフィクションなので安心してください。“障り”はありません。なにかあったとしても本作のせいではありません。
※本作に歩きスマホを推奨する意図はありません。
●完結時予定
全11回/【文字数】全33,000字前後/【推定読了時間】全66分程度
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 23:04:34
32970文字
会話率:15%
田舎を舞台にした青春群像劇。
田舎で幼馴染や家族とそれなりに本人から見ると、平凡な、だが持っていないものから見ればそれは、とてもうらやましいそんな平穏な毎日を過ごしていた、主人公の朝日。
幼馴染と一緒に街に向かうときに、電車で薬と筒状の何か
が入った袋を忘れた女の子にそれを届ける。すると、女の子は迷惑そうに薬を受け取った。
「ありがとう」
明らかに、ありがたそうではなかった。
その後、町をぶらついていると、美術館に入っていくその女の子を見かける。
美術館の前には、17世紀ルネサンス美術展。
思い出したのは、届けた袋に入っていた筒状の何か、女の子を追いかけたときに聞こえた[カラカラ]
という音。
嫌な予感がした、アサヒは美術館へと入り女の子を探す。女の子がいたのは、”大公の聖母”と書かれた絵。その絵を見る彼女はどこか悲しそうで、しかし、悲しみの隙間には恨みのようなものが見え隠れしていた。絵を見ているだけかと、安心した朝日だったが女の子が袋に手を入れて瞬間にアサヒは、女の子を止めに入る。
「何する気なの?」
「離して。」
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女の子を止めた朝日はどうしてそんなことをしようとしたのか、聞かざるを得なかった。
朝日には、わからないのだ。平均的なしかし、最も完成された幸せが身近にある朝日には、なぜ展示されている絵にスプレーで落書きをしようとしたのかが。
「私は、神を信じていたの。これっていう神様はいないけど、神様が見ているよの神様。だけど、神様を調べてみると、最終的には権力やお金に行き着く。むかついたから、仕返ししてやろうと思って。」
悪びれもなく彼女はそう言った。自分の正義に一ミリも罪悪感が介入する隙はなさそうだった。
「神様…。君は、神様がいないから失望したの?」
朝日は、吸い込まれそうな彼女の深淵のような瞳孔から目をそらせなかった。
「神様にいつか助けてもらう予定だったからよ。」
俺は、その深淵から抜け出すことはできなくなっていた…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-18 00:13:38
8470文字
会話率:34%
一人暮らしと共に高校生活が始まって一ヶ月が経つ来栖結人(くるすゆいと)のクラスには学校中で噂になるほどの美女がいる。
お淑やかで品行方正、それ故周りには一歩引かれていて、様々な面倒事が絡む彼女ーー小鳥遊涼音(たかなしすずね)のことを結人は
気の毒に思っていた。
ある日の夕方、夕食の食材を買おうとした出先のスーパーでナンパに絡まれている女子を助けたところ、偶然その女子が涼音で…………。
「……そういえばエレベーターに消防点検を通告する張り紙がありましたけど、自分の階の日時とか確認してます?」
「あー、そんなのあったな……ってあれ?何でそれを?」
話しているうちに同じマンションの住人であることが判明して、それをきっかけに近所付き合いが始まる二人。
涼音を気にかける世話焼きな結人と、少しずつ結人に気を許してくれるようになる涼音。
色々な物事を通して互いを理解していく甘さ多めの日常物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 13:01:16
18266文字
会話率:35%
音楽一家に生まれた樫井麗音(かしい れいね)
しかし彼女はヒキガエル姫と呼ばれていた。
周りからの言葉に傷つき、自分の声を奥底に閉じ込めた麗音。
そんな彼女がもう一度声を出す勇気をあげたのは誰か。
ある寒い冬の一日の物語。
最終更新:2022-12-08 22:08:26
7192文字
会話率:16%
アラームの機械的な電子音。その音が鳴ってすぐに私は起きる。 隣のあの子はまだ寝てる。
最終更新:2022-12-03 23:14:32
1595文字
会話率:0%
羽方雨音(ハカタアマネ)、血を降らせ平和をもたらす者である。
絶対にけがをしないよう慎重に学校生活を送っていた。
そこに妄想ではない、本物のテロリストがやってきてけがをしてしまう。
前を見るとテロリストは死んでいた。
殺人の容疑として逮捕
されかけたが帽子をかぶった入佐蜜(イリサミツ)が助けてくれて逮捕されずに済んだが、その代わりに世界を平和にしないといけなくなった。
入佐蜜の組織、ピースに入ったが単独行動中目の前に父が現れる。
父から世界を征服する組織、ウォーズに入れと誘われ心が揺らいでしまう羽方雨音。
どちらの組織にするか考えた末〇〇に入ることにする。
●●をつぶすには羽方雨音の力が必要不可欠なため自らを犠牲にして組織をつぶすまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 07:24:07
1338文字
会話率:21%
ある日、高校に転校生がやってきた。その子の名前は柏屋優音。人を惹きつける魅力的な女子高校生だ。その上驚くべきことに、その子には人を意のままに操るという不思議な能力を所有していた。
だが、主人公、糸瀬穂隆はその能力が効かないという、変な体質を
持っていた。
どちらも暗い過去を持ちながら、ともに未来を目指す。その過去とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 19:02:05
17496文字
会話率:51%
聖女召喚で呼び出された結花。ふざけんなと叫ぶダダ漏れな本音。ざまぁに次ぐざまぁ、そしてざまぁ。
これは、他力本願な女神サマにガチギレしながら逃げる、そんな聖女サマのお話。
桜月クオリティなので、ツッコミ必須。それでも良ければどうぞよろしくお
願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 08:00:00
6827文字
会話率:24%
天音と灯里は放課後の音楽室でピアノを弾き合う。
天音の探し求める音。灯里の探し求める音。
お互いが高めあい、やがて行き着く理想の音に。
「この世界には音しかない」
カクヨム様にも掲載しています。
最終更新:2022-11-06 16:00:00
12649文字
会話率:22%
中学卒業を機に、一人暮らしを始めた五宮夏樹。荷物の運び込みに手続き、面倒なことを済ませていざ一人暮らし——そんな夏樹の平穏は、父親から送られてきた一通のメールによって破壊される。
曰く、義理の妹ができると。
そしてその義妹が自分の家に
来ると。
そうしてやって来たのは見目麗しい少女、雪代天音。最初は他人として、探り探りの距離で接していた二人。一緒の家で暮らしている以上、二人は様々な交流を果たしていく。
面倒くさがりの夏樹でも、最初は冷たかった天音でもお互いのことを知っていく。
これは義理の兄妹になった二人が徐々に歩み寄っていくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 19:00:00
52515文字
会話率:34%
突然、異世界に送られてしまった大学生、箱部紫音。なんとそこには魔法が存在した。
漫画によくある異世界ものとはりきる紫音であったが、なんと紫音には魔力が存在しなかった。
魔力によって差別が行われるこの世界で魔力がないという事実に絶望する紫音で
あったが、その世界で出会ったアネモネとともに
この世界で生きながら現代への帰り方を探す。
初めての長編です。感想待ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 21:00:00
142760文字
会話率:47%
迫りくるオオカミの恐怖、試される兄弟愛、さらっと出る本音。 それぞれクズな3兄弟が、共に困難に立ち向かう。
最終更新:2022-10-17 12:00:00
6727文字
会話率:62%
極道の娘である璃音は、突然父親から新作のVRMMORPGである「AnOther Online」を紹介される。要件を聞けば人殺しを学べと告げられた。
実際にゲーム世界へダイブしたものの、特に何の変哲もないゲームだった。
しかし、敵からの攻撃を
食らった瞬間とある異常に気付く。
痛いのだ。
ゲームとは思えないほどの激痛に襲われる璃音。恐怖と混乱の中、あることを察した。
父親が求めるもの、それは「痛みを感じるリアルなゲームで殺しを練習すること」だと。
激痛に耐えながらプレイヤーキルを繰り返す璃音。大勢のプレイヤーが彼女の被害に遭った。
次第にプレイヤーたちは、畏怖を込めて彼女をこう呼ぶようになった。
「サイドアウト」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 00:03:35
4599文字
会話率:35%
――――夜の町。提灯の灯り。笛の音。 少年は夏祭りの喧騒を歩いてゆく。
※この作品は「カクヨム」、「ハーメルン」にも掲載しています。
最終更新:2022-10-16 17:59:14
2714文字
会話率:37%