すとれぷとかーぱすのあやしごと │ 死にたいなあ、とぼんやりと思う。自殺を試みるほどの強い衝動ではない。ただ特に思い当たる節のない、薄く薄く引き伸ばされた感情が、もうずっと剥離することもないまま喉元から背中にかけて張り付いている。──そんな
感情を抱えながら、高校生・井々城千草は生活を送っていた。ある日、千草はセーラー服を身に纏った少女に出会う。その正体は、誰かの《代わり》であることに嫌気の差したドッペルゲンガーだった。死にたがりの人間と、人間になりたいドッペルゲンガー。二人は出会った。出会って、しまった。 │ 2週間足らずのやさしい話。2015年1月に発行した同人誌の再録です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-27 15:21:39
57547文字
会話率:30%
その子はセーラー服を着ている不思議な子で─と夢で出会った少女を「私」からの視点で見た少し不思議な短編小説。
最終更新:2018-04-22 16:22:23
494文字
会話率:0%
高度経済成長期の東京。下町の開業したばかりの小料理屋に突然現れたのは仕立ての良いセーラー服を着た身寄りの無い少女だった。
天涯孤独の女将はこの少女を引き取り、彼女は小料理屋の看板娘として街に馴染んでいった。そしていつしか、常連客の若い男と
深い仲になったものの──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-20 00:00:00
871文字
会話率:32%
「どこにも行き場所が無いんです」
開いたドアの隙間から、顔を見せたのは女の子だった。
セーラー服を見る限り、そして、その顔を見る限りは、まだ学生なのだろう。
中学生か、高校生か。
目元は、泣きはらしたように赤い。
―
―冒頭はそんなところから。
多分、最後の最後まで描かれることはありません。日常系です(にげ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-15 05:40:46
11948文字
会話率:49%
今年の春、ぼくは男から女になった。ある日、大学病院から来た手紙がきっかけで病院の先生や何処かの役所の人、いろんな大人に説得されて最終的に僕に断る権利がないことを突きつけられて、「はい」と答える以外の選択肢はどこにもなかった。
ついこの間まで
着てた学ランは押し入れの中に眠り、新しく買ってもらったセーラー服はハンガーにとどまったまま。僕は変わってしまった自分を見られたくなくて学校に行かなくなってしまった。
うちの中でだらだらと過ごしていたある日、長らく会っていなかった幼馴染が訪ねてきた。僕が男だった頃に実の姉のように慕っていた人。僕は少し気まずく思ったけれど、ふたりで散歩に出かけることにした。
この小説は自身のブログSweetish trip!からの転載です。
ブログトップ:http://sweetytrip.jugem.jp/
小説ページ:http://sweetytrip.jugem.jp/?eid=185折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-04 16:17:05
9642文字
会話率:44%
僕、香川信(かがわしん)は半年前の大学2年在学中に、影を失った。失うしかなかった。何もかも失った彼が一筋の光として、見た目は高校生、年齢は38歳、私服はセーラー服の何でも知っていて、秘めた力を持った吉川彩音(よしかわあやね)と出会う。
そ
の出会いは香川信によってどんな運命を描いていくのだろうか。
香川信と吉川彩音が出会う、怪異現象に立ち向かう爽快ワンパン、ミステリー小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-01 19:37:54
4572文字
会話率:40%
SF×野球×青春。
日本小学生野球の最高峰「ジュブナイルリーグ」の優勝投手、鬼頭友は野球から足を洗った。
それから五年。かつてバッテリーを組んでいた伊勢湯始歩は、過去からやってきたセーラー服の叔母と友を引き合わせるのだが――
挫折からの回
復を描いた、ノスタルジック時間遡行モノ青春群像劇……的な?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-28 00:00:00
31989文字
会話率:24%
遙か昔にひとつの王国が終わりを告げた。
現在の地球。選ばれた五人の戦士が立ち上がる!
「俺がヒーローになるの!?」
『チェンジ・オープンライツ!!』
「リミッター解除!」
俺、明星晴彦(あきほし はるひこ)。春から高校生になった
のはいいけど変な人形が現れて敵と戦えとか言い出して・・・どうなるんだよ!
それは俺、俺達と地球の未来をかけた戦いが始まる。
変身特撮ヒーローっぽい高校生バトルアクションです
男子版セーラームーン的なの書きたくて書きました
主人公の名前は「あきおはるよし(明星晴好)」でしたがロゴとかの諸事情で変えました(おい)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-23 21:59:02
22111文字
会話率:58%
安楽島琥太郎(ウラシマ コタロウ)はバイトをバックレて、カフェで一服していると、突然異世界へ召喚された。
「汝、異世界のモノよ。私に異世界の怪奇譚を伝えよ。」
美しき召喚師アスビー、エルフ娘の騎士キャトル、謎のセーラー服占い師ヨミたちと
共に異世界で、遭遇する怪奇と冒険に呑み込まれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-05 22:08:01
316535文字
会話率:32%
都内の剣山《つるぎやま》学園は、校舎は古くて制服も古風なセーラー服の、冴えない中学校。
そこに、SNSで話題の“チェニー”が転入してくることになった。
宇宙を制覇し、魔王を倒し、人は死後どうなるのかを知っているなどと宣言している彼(
彼女?)は、毎日のように騒動を起こし、剣山学園やSNSを掻き乱しながら暴走していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-23 22:43:26
2444文字
会話率:52%
この夏があっさり終わったみたいに、秋も冬も過ぎて春になったら、もう受験生。
その前にどうしても、このセーラー服になじみたい。
できればちょっとはきらきらした日常も送ってみたい!
という、どこかにいそうな女子高生のお話。
最終更新:2018-01-02 18:52:19
940文字
会話率:0%
12月14日、突然に核ミサイルが水上 早苗(みずかみ さなえ)の居る街に向けて発射された。
街は大パニックを引き起こし、ある人はシェルターに逃げようと人を押しのけ踏みつぶし、ある人は終末論を大声で叫び、ある人は犯罪に手を染める。
その
横を早苗は駆け抜ける。
荒れた吐息は白を残し宙に消え、ずっと走り続けた足は疲労で悲鳴を上げて、筋肉がこわばる。そして着ていたセーラー服にはじっとりと汗が滲んでいたが、それでも早苗は脚を止めることはない。
目指す目的地は海岸線にぽつんと立つ無人の『灯台』
早苗は最後の刻を家族で過ごすのでは無く、夕闇迫る灯台の展望台で過ごすことを決めたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 16:38:48
3141文字
会話率:18%
仕事の都合で家にいないことが多い両親の代わりに、家事や二人の妹の世話をしている高校生の篠岡塞(しのおかとりで)。
学校の進路指導で将来就きたい職業を考えたとき、塞の頭には自然と「専業主夫」が浮かんだ。
塞は家事をするのが好きだった。
妹たちの世話をして料理を作ることも、洗濯をすることも、掃除をすることも、塞にとっては苦ではなく、むしろ喜びだった。
それだから進路指導に「専業主婦」と答えたのに、理解のない教師陣から、ふざけるなと言わんばかりに一蹴されてしまう。
そこで塞は、校内で同じ志を持つ仲間を集め「主夫部」を立ち上げた。
「主夫部」は部員個々の家事の能力を磨くと同時に、校内で困っている女子を助ける活動をして、徐々に周囲から理解されていく。
これは専業主夫になりたい男たちの熱くて微笑ましい物語です。
※カクヨムとの重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-30 21:08:17
1136611文字
会話率:30%
この世界は、ちょっとおかしい。いつのまにか、僕は男女が逆転した世界に来てしまったのだ。
でも今では、だいぶ慣れてきた。スカートだってスースーするのが、気になって仕方なかったのに、今ではズボンより落ち着く。服や下着も、カワイイものに目がいくよ
うになった。
今では、女子の学ランや男子のセーラー服がむしろ自然に感じるようになった。
女子が学ランを着ているとカッコイイし、男子のセーラー服もカワイイ。
可愛いミニスカの男子なんか、同性でも見取れてしまう。
タイトスカートにハイヒール。
この世界での社会人男性の一般的な姿だが、これも最近では違和感を感じなくなってきた。
ミニスカや、ワンピース水着の男性アイドルも、カワイイ。
ドラマ やCM も、カッコイイ女子とカワイイ男子の組み合わせがほとんどだ。
僕は身も心も、この逆転世界になじんでいく・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-04 11:00:00
23501文字
会話率:16%
さぁさ、終わりだ、終わりだ。
解体し、晒し、醜悪に負け惜しみを喚くのだ。
ウラメンは、好き勝手に世界を創り、時に気まぐれに世界をかえてきた。
ウラメンは、看板に突き刺さって死んだり、セーラー服の少女になじられたりしてきた。
結局、ウ
ラメンとはなんだったのか。
ウラメンの出来損ないが負け犬を伴って、死屍累々の中で、明るく楽しく解体していく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-27 19:13:55
4512文字
会話率:39%
三題噺
お題は地球儀、セーラー服、ティッシュです
最終更新:2017-10-27 03:44:40
1848文字
会話率:34%
霞城中央高校 贅理部に所属する、山田桜里子、バースデイ・ブラックチャイルド、そして綾波悠弐子の三人は普通の女子高生……とは掛け離れた、美少女二人と凡人一人のユニットである。
明るいJKライフをエンジョイする傍ら、日本征服を狙う悪の秘密結
社の壊滅を目指し、正義の執行活動に精を出す日々を送っていた。
ま、日本政府から感謝状が送られる、などという実績は皆無なのだが……
そんな贅理部一行、趣味のバンド活動が高じて、地方のお祭りへ招待されることに。
ところが、その祭りが上杉謙信に関する祭りだったことから、歴史好きの悠弐子とB子の少女爆弾が暴発、舞台を乗っ取りハチャメチャなステージを繰り広げてしまう。
そこまでは良かった(良くない)。
意気揚々と地元へ凱旋すると……なんと上杉謙信がお礼参りにやってきてしまったのだ!
どうする贅理部、どうする桜里子?
激突必死の上杉謙信と悠弐子たちを止められるのか?
頑張れ桜里子、負けるな桜里子。関東の平和は君の手にかかっている! …………いる?
ノンストップクレイジー女子高生戦隊ライフ、その第二幕、開幕です。
ゆにばぁさりぃ(霞城中央高校 贅理部)
綾波悠弐子:自称リーダー。セーラー服よりも十二単が似合う黒髪美少女。
反面、性格は目も当てられない陰謀論者で、霞城市屈指のトラブルメーカーである。
好きなものは歴史、嫌いなものは暑さ。
バースデイ・ブラックチャイルド:虎視眈々とリーダーを狙う金髪美少女。
ハッキングとDTMに並々ならぬ能力を見せるが、その使い方は完全に間違っている。
好きなものは野球、嫌いなものは暑さ。
山田桜里子:不肖主人公、物語の語り手。凡人を自認するコンプレックス少女。
特に秀でたスキルなど一つもないが、社会常識の分別に関してだけは二人には負けない、というか社会不適合の美少女を介添えできるのは自分しかいない、という悲壮な義務感で贅理部に所属する悲運の少女。
好きなものは宥和、嫌いなものは諍い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-28 20:26:07
114896文字
会話率:45%
乙女の夢見るハイスクールライフ、甘く切なくちょっとだけホロ苦い恋愛道楽の日々が待っている、そう確信して疑わない山田桜里子は入学式でいきなり思いを挫かれる。
それは!
彼女のラブロマンティックを脅かしかねない恐怖の大王、彩波悠弐子とバースデイ
ブラックチャイルドの降臨に恐れ慄いた桜里子は、彼女たちの素性を探るべく潜入捜査を試みるが……入部試験とは名ばかりのアレやコレやに駆り出さされ、翻弄されてしまうことに。
果たして、成りたて女子高生、山田桜里子の運命や如何に?
登場人物
山田桜里子《やまださりこ》 霞城中央高校へ入学したばかりの恋愛戦士。中学時代の同級生からの期待(同調圧力)を一身に受け、華麗なる恋愛ネットワークの構築を目論むも……突如現れた【謎の美少女X】の襲来により、計画は頓挫の危機。
一人でも大変なのに二人に増えてしまった【謎の美少女X】の正体を探るべく、彼女たちの懐へ飛び込むが……
彩波悠弐子《あやなみゆにこ》 部活勧誘オリエンテーションに突如現れた【謎の美少女X】。その美貌によって校内を混乱の渦に突き落とす。
贅理部なる部活の部長らしいが、彼女の素性を知る者は(在校生には)誰もいない。
バースデイ・ブラックチャイルド《はーすでぃぶらっくちゃいるど》 霞城中央のセーラー服が全く似合わないコーカソイド少女。でも日本人。
めちゃくちゃ美人だけど、どうも悠弐子とはウマが合わないらしい……?
白木望都子《しらきもとこ》 桜里子と同じ進路を果たした唯一の友人。桜里子より、ちょっと可愛い。そこが優越感。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-10 21:39:23
149129文字
会話率:35%
裏山の絶好の読書スポットに行って買ってきたライトノベルを開くと、その本の中から光があふれた。
気が付くと私は見知らぬ森の中にいて、可愛らしい妖精が語り掛けてくる。
「シアは勇者として、この世界に召喚されたんだ」
セーラー服と、いつもの
ポニーテイル。私の姿はそのまま。でも運動音痴だったはずの私は、この世界に来たら超人みたいな能力を持っていて──
いつも教室の隅で一人で読書しているだけの、この世にいてもいなくても変わらないような私だよ?
物語の主役みたいなことをやるのには、あまり向いてないような気が……。
でもちょっとだけ、ちょっとだけ嬉しくて。
少しだけ頑張ってみようかな、なんて思ってみたりもするのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-17 15:57:13
74708文字
会話率:24%
少女が目を覚ましたのは、廃墟になった教室だった。
ここは何処なのか。どうしてこんなところにいるのか。――そもそも自分が何者なのかさえ、少女は思い出せなかった。
周囲には少女を追い立てるかのように、不気味な空間だけが広がっている。
意味不明な
黒板の落書き。ひび割れたガラス窓。ひしゃげた勉強机。元がなんだったのか想像すらできないガラクタたち。
分かることはひとつだけ。
ここに居たくない。一秒でも早く逃げ出したい。
そんな中、少女は一つの光り輝く何かを見つける。
少女はそれを知っていた。その小さな端末が、誰かと通信するためのアイテムであると。
少女の希望は、たったひとつ。
そのスマホの向こうにいる、《あなた》だけ。
――ねぇ、お願い。わたしを助けて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-26 23:25:08
5351文字
会話率:34%
「狐に騙されたようだ」
彼を追いかけた警察官は皆、口をそろえて言う。
彼を義賊と呼ぶにはやや、正義感が足りない。
こそ泥扱いするには、その手口は鮮やかで華やかで、茶目っ気が感じられた。
怪盗?そんなものは小説や漫画の見すぎだろう。
その
姿を見たという者は、髪の長いお尻の引き締まった女性だと言う。手錠を掛けたことがあると言う者は、白髪のじいさんだと。
太ったコンビニ店員が犯人と言われ追いかけると、そこには眼鏡をかけた、真面目なサラリーマンだったとか。セーラー服に身を包んだ女性を追うと、金髪の背の高い英国紳士にぶつかったり。
得体の知れない彼、いや彼女か?のことを警察内部では、フォックスと呼ばれるようになっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-23 10:00:00
23151文字
会話率:53%