忘れられない思い出がある。
あの人と一緒に過ごした五月のこと。
あの人の顔も名前も、もうどうでもいいのだけれど
あの人が隣にいた五月のことだけは、どうしても忘れられない。
五月の桜を見ると
思い出したくもないあの人の匂い
が、ふと風にのってやってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 09:02:26
1639文字
会話率:3%
父親を介し、自身の婚約者候補と対面した貴族令嬢・ティーリアは、呼ばれた名前などの情報から、今自分が居るのが乙女ゲーム(兼ギャルゲー)の世界だと理解する。
家族は両親を除けば、みんな攻略対象という中で、唯一普通(モブ)顔に近いティーリアは、
主人公や悪役令嬢でも無いし、断罪やざまぁも無いし、と『メインイベント』には割と遠い位置に居ながらも、特に何かすることもなく、同じく転生してきた婚約者候補の一人とともにゲームについて語ったりしながら、幼少期を過ごす。
転生によるチートなんて、(魔力チートを除けば)ほとんど無いようなものだけど、ふと前世の名前を思い出したり、やってきた義妹に危うく落ちそうになったりしながらも、「攻略対象である家族を守るためなら」と少しだけ、主人公たちや他の攻略対象者たちと関わって、良い関係を築いてみようではないか。
【毎月二日に更新予定】
【前半部分は、恋愛要素がほとんどありませんので、ご了承ください】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 09:00:00
84966文字
会話率:52%
5年前にある日突然 別れを告げて自分の前から消
えてしまった女性へ
もう一度会いたい想いを 過去への葛藤を
詩に込めて ただ 彼女に届けたくて…
最終更新:2021-09-28 17:13:19
443文字
会話率:0%
今年25才になるフリーターのマサトは、人と同じである事を嫌い、周りとの違いに違和感を感じていた。
今日もアルバイト先へ向かう途中、ふと過去にあったかけがえのない経験を思い出す。
最終更新:2021-09-28 00:39:17
4520文字
会話率:30%
ふと立ち寄った文学館。
蓄音機の音色、山桜。
あの夏の日の思い出。
最終更新:2021-09-26 11:24:55
2529文字
会話率:20%
ずっと焦がれていた。
ずっと忘れようとしていた。
ずっと思い出さないようにしていた。
あの笑顔も、あの匂いも、あの声も——。
幼い頃から共に過ごし、遊び、喧嘩して、その度に泣いて仲直りして、共に苦楽を味わってきた幼馴染の彼女。
まるで空気の
読めない優太日々に——「しょうがないわね」と笑ってついて来てくれた彼女。
そんな彼女も、四年前のあの冬の日。
ついに、その彼女でさえも、優太は掌からこぼれ落としてしまった。
残ったは、灰色の青春と乾いた彼女との思い出だけ。
そんな時だった。
日常に指した影が日々濃くなる中、桜の季節共に一段と綺麗なった彼女が再び優太の前に現れたのは——。
だけど、四年の月日を経て一段と綺麗になって帰って来た彼女の横顔は、常に側にあったその横顔は、今もう遠目に眺めていることしかできなくなっていた。
——それでも。
あの日、あの時、あの場所で、優太自身が選び抜いた選択肢は、間違いではなかったはずだから。
ずっと、信じている。
またいつの日か、優太は彼女と笑い合える日々が来たることを、いつまでも——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-10 21:10:12
222555文字
会話率:36%
大人になったからか、ツマラナイ。
子ども頃は最後まで見つかるまいと、息を殺しうずくまっていた事を思い出す。見つからず、最後のひとりになる事が大事。
楽しかった。ドキドキがあった。でも今は、
……、つき明かりはうすらぼんやりと。
ホラー企画参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 19:09:43
1245文字
会話率:25%
昼日中、庭に立ち眺めると。
逝ったお前の姿が蘇る。娘に戻り笑んでる。蛍を共に眺めた夜。白地の浴衣がよく似合う、しとやかで貞淑なお前の姿。初めて恋した気持ちを思い出し噛みしめる。
アスチルベの白い花が咲いた。
最終更新:2021-06-24 20:13:21
1568文字
会話率:3%
冷たい闇夜が密度を濃くし、ミッシリのしかかる様に落ちてきた。
途端。
ミシミシ。足元からスプリングが軋む音。
動いた?私。
途端。
鮮明に思い出す、忘れていた祖母の言葉。こわい話をして、とせがんだ私にしてくれた、昔ばなし
。
灯りは薄ら、あったほうがええな。外のお月さんのやお星さんのでもええ。
どうして?ゾクゾクを楽しみながら聞く私。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-01 08:06:12
2558文字
会話率:16%
これは主人公の私が10年前に体験したお話。
最終更新:2021-08-16 09:03:08
1621文字
会話率:33%
あの頃は、ずっとあなたを愛しつづけると信じて疑わなかった。今ではふたりの関係は壊れはて、お互い恋人の真似事をして、心の底では憎しみ合っている。でも、あなたは好きでもないのに好きだと愛しんでくれる。きっとわたしは幸せなんだ。
――あなたがくれ
た思い出を、大事に抱えて「愛してる」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 03:11:38
304文字
会話率:100%
ある日普通の女の子が710年の平安時代の○○の生まれ変わりだという夢をみて710年の平安時代にタイムスリップして、ある人と約束をかわし桜が咲く頃に君に逢いに行くと言われたことを思い出すでもそれが誰なのかわからない。少しずつ記憶が蘇っていき約
束した人の元へたどり着くというお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-10 14:14:41
774文字
会話率:0%
私はカレン・アルベルト。
王族の側近を代々任されているアルベルト家の長女です。
長女と言っても娘は私一人です。
お父様は王様であられる、サルセウス・オーディン様の側近そしてお兄様は第一王子であられる、ユリウス・オーディン様の側近をして
います。
なので必然的に我が家は王族の方々との繋がりがあります。
そう。私が私(侯爵令嬢)でいれたのはあの日まででした。
私が7歳に、なったある日風邪をこじらせてしまい高熱にうなされ意識を失い目覚めたら⋯色んな記憶が走馬灯のように頭の中に流れてきました。
どうやら私の前世は日本と言う国で社会人でOLと言う職業の女性、田中華蓮だったようです。
23歳の誕生日の日に交通事故に遭い死亡⋯。
恋人もいなくて、たった1人で死んだ私⋯可哀想過ぎます!!
突然前世を思い出したカレンの運命はどうなるのか?
お楽しみ下さい♪
☆乙女ゲーム転生モノではありません☆
☆ブックマーク登録ありがとうございます(〃▽〃)☆
☆傷つきやすいので作品に対する非難中傷はおやめ下さい…>_<…
アルファポリス様にも投稿しています!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-28 20:00:00
33479文字
会話率:44%
・・・あの日の約束を覚えてる?・・・
私は西田咲樹18歳
高校生になってから毎日繰り返し見ている夢がある。
着物を着た10代らしき少年に
「・・・あの日の約束を覚えてる?・・・思い出して○○・・・君と・・・逢いたい」とたった一言問われ
る夢を毎日・・・。
問われた私はいつも苦しく切ない思いを胸に抱く・・・。
そして目覚めたら私は必ず涙を流している・・・。
あなたは一体誰ですか?
私に何を伝えたいの?
あなたは私に何を思い出せと言っているの?
ブックマーク登録
感想・レビューお待ちしています(〃∇〃)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-02 22:22:35
7517文字
会話率:56%
昨年、祖母が他界した。今年の初盆、家族でお墓参りに来た。墓石を眺めていると、祖母と2人になった時に、祖母が秘密のお話しをしてくれたのを思い出した私、秘密のお話しは、祖母の処女喪失のお話しだった。
相手の男性は、特攻機・桜花の搭乗員、大空へ離
陸をしたら、もう日本の土を踏む事はない、大和撫子として育った祖母は、戦争の悲惨さを語りたかったのか?
それとも、女性の処女喪失の大切さを、私に語りたかったのか?
祖母の秘密のお話しを聴いていると・・・
自分の名前の由来までも・・・
知ることになるのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 14:36:29
5433文字
会話率:2%
高校2年生の、春に起こった話である。
とある高校の学生をしている秋元 千里と、親友の清水 紗夜がひょんな事から不登校のクラスメイトと、出会ってしまった。
1階の廊下近くの窓からカバンが飛んできた…ちょうどその横の渡り廊下を通ってた千里に直
撃した…「痛…」という声に引き寄せられるように身軽で私の方に駆け寄ってくるその男の子は、一体…
朦朧とする意識の中で必死に思い出そうとするが一向に思い出せない。そんなことを考えているうちに意識が無くなり目が覚めると保健室にいた。
ベットの脇では紗夜がウトウトと居眠りをしてるなか、私が起きたベットの音で保健室の先生が近寄ってきた。「私は、何故ここに誰かがここまで運んでくださったんですか?」
と尋ねると、「あなたの同級生の子で、鈴木だったかしら?」と、先生もあやふやな答えが返ってきた。そんな誰かも分からない男子高校生と千里が繰り広げるハチャメチャ恋愛物語。
別アプリで連載:アルファポリス
名前:ポポ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 18:51:10
7152文字
会話率:56%
春風に舞った花びらが
ふわりと笑う きみに似ていた──。
最終更新:2021-06-28 16:13:53
408文字
会話率:0%
釣りエッセイが流行っている、さらにその釣りエッセイへの非難が流行っていると聞いて。
ここは乗らねばなるまいと思い、釣りエッセイを勢いで書いたのだ。
もー、釣りエッセイが流行っているなら、早く言ってよー!
そうしたら、前回の様な回りくどい
釣りエッセイの書き方じゃなくて、ストレートに釣りエッセイ書いたのに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-15 20:05:03
2573文字
会話率:0%
遥彼方さんが主催されている企画『ほころび、解ける春』の参加作品です。
ほぼ私事(わたくしごと)な私小説ですな!
少しだけ変えた所も有りますが、基本はほぼノンフィクションw
ゴリラ系トランスジェンダーの心の氷が少しずつ溶けていった時のお話で
す。
いつものアホなノリではないのでご注意を!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-25 07:00:00
4254文字
会話率:5%
桜乃(さくの)は高校でいつも通り勉強して家に帰って寝ると夢を見るようになる。過去の友達との思い出っぽいが時々違うところがある。夢を見た後起きると謎のメッセージが。これが何なのか知るため同じ夢を見ようとするが何度やっても見られない。どうしたも
のかと困っているとき、ふと思い出す。自分の今までの過去を。過去と現在の中で桜乃は考え苦しみ、それでも挑み続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-11 19:18:25
6013文字
会話率:39%
僕が抱えていた未練は三度目となる桜の花びら舞うこの季節。静かにひとつの夢へと変わった。
先輩は今──。
最終更新:2021-06-06 10:29:18
1555文字
会話率:15%
本小説は、文学作品朗読VTuberチャンネル「花詠(かえ)」との連動企画です。人に生と死を告げる天使・桜葉イリス(VTuber)は、あるミスのペナルティーとして、人界に降り、本を読み、人と交わることで「人を知ること」を命じられます。
【花
詠】
https://www.youtube.com/channel/UCB3N6DHLEH_kzCqImrS4ljg
イリスは命に従い、YouTubeで文学作品を朗読しながら、多くの人と知り合い、交流を深めて行きます。彼女が天界から持って来た花の鉢植え。エーデルワイスのように見えるその花は、まだ蕾のまま。これが満開になるまで天界に戻れないということのようです。エーデルワイスの花言葉は「大切な思い出」。花言葉が示唆するものとは?
文学作品朗読にちなみ、和洋の有名な作品、さらには、思考実験などをネタに織り込んだ日常系ローファンタジー。天使の輪のように見えるアホ毛がトレードマーク、しっかりしているようで、どこか天然なイリスちゃんの活躍をお楽しみください。
※1:VTuberとの連携、本文以外の箇所へのURL掲載については「小説家になろう」運営様に確認をとり、了解を得ております。
※2:桜葉イリスはじめVTuber、本小説に関わるキャラクター、ストーリーは、作者が所属する同人「花詠」が独自に創作したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 16:00:00
38110文字
会話率:64%
***平日に1~2回更新予定***
私(さおーちゃん)の食べ物に対しての思い出等を随筆風にまとめています。
※残虐な描写⇒いきなり海産物解体をしているので使用
最終更新:2021-05-31 00:25:50
8453文字
会話率:11%
桜と一緒に思い出す何か。
Amebaブログ「Blacktact-works」から転載。カクヨムにも同タイミングで掲載します。
最終更新:2021-05-28 01:00:00
396文字
会話率:0%