都会暮らしが嫌になって、ふっと姿を消した。何の前触れもなく消息を絶ったから、僕のことを心配している人はたくさんいると思う。けれど、家出をしてから心配されても遅い。もっと早い段階で、僕の異変に気がついて欲しかったのだ。学校に息苦しさを覚え、友
人関係に疲れて、家族との距離感がわからなくなり……。いや、こんなものはただのワガママだ。世の中の十六歳は、みんなそれぞれ心に闇を抱えながらも頑張っている。だから僕は、落ちこぼれである。けれど、落ちこぼれて初めて見えるものがあったのだ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-11-20 12:41:13
2606文字
会話率:34%
お母さんっていったいどこから来るんでしょう。そんなお話です。
最終更新:2015-03-29 21:08:58
7263文字
会話率:7%
ある日父がいなくなった。
高校3年生の歩(あゆむ)は、決まらない進路を誰にも相談できずに焦っていた。そんな中、自分のやりたいことを見つける為、周りに対する赤裸々な心持を記す為、簡素な日記をはじめるのだが――。
進路に対する漠然とした
不安と、実に普遍的かつ煩わしい家族との確執をリアルに描く。
今年3月までに、新潮文庫様に投稿しようと考えております。
ご指摘、ご感想、アドバイスなんでも、お待ち致しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-15 01:01:37
13441文字
会話率:33%
合掌造りの古風な家には、四代にわたる家族が住んでいる。
大晦日の今日は、囲炉裏の周囲に布団を敷き詰めて皆が枕を共にする慣わしだった。
家族とともに夜明かしすら許される大晦日は、一番年下の椛にとって、年に一度の楽しい行事なのだ。
夜が更けて
、眠りを促す祖母に椛は昔話をねだった。
困惑げな祖母に代わり、曾祖母が話をすることにした。
「雪うさぎ」の話を望んだのに、曾祖母はなぜか「雪女」の話を始める。しかも、子供をおいて山へ姿を消した、その後の物語だった。
妹の椛、姉の楓、そして曾祖母の三人は頭から布団をかむり、真っ暗な中で話に引き込まれていった。
話が終わったとき、曾祖母の双眸が赤く光っていた。
姉の楓がギラギラと、妹の椛も淡いピンクの光を放っている。
二人の娘が初めて目を光らせたのだ。
それは、二人の由来を示しているのだが、それを証明するように母も祖母も赤く光る目をしていた。
神棚の横に納めた鏡を覗けば先祖に会える。
照明を落とした室内に、五対の赤い光が蛍のように乱れ飛ぶ大晦日の夜だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-21 09:28:59
5747文字
会話率:47%
徐々に身体が宝石になっていく奇病を持つ少年ルロイ。
相棒の小鮫アビーと共に、気味が悪いと家を閉め出されてしまう。
独りで放浪していると、アクセサリー店を営む男ジムに保護され、その日からジムとの生活が始まる。
彼の店を手伝いながら日々は過ぎて
いくが、彼にはどうしても思い出せない事があった。
それは母の事。彼は父に捨てられたショックで両親の事をほとんど忘れてしまっていたのだった。
毎日見るのは母と認識している女性と楽しく遊ぶ夢。枕はいつも涙でびっしょりと濡れていたが、夢から覚めるとまた忘れてしまうのだ。
徐々に思い出す記憶の欠片を頼りに母を探すが、残酷にも病は彼の命を蝕んでいき――
(不定期で更新します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-17 14:57:00
1821文字
会話率:49%
読んで字の如くな作品です。神が実在する現代日本で巫女になった女の人と、幼女な邪神と勇者の疑似家族風ほのぼの生活の話。「皆の者、わらわの話を読むのじゃ!」「随分と上から目線ですねえ」「姫神様、シェリル派なんです」「ああ(どうでもいい)」勇者暴
走の危険と触手注意報発令中の為、R15とさせて頂きます。なお相方の登場は第2章から。「フフフ、もっと早くても良いんですよ?」※反省文:邪神様が夢枕にお立ちになられたので至急。「ずいぶんとかかったがのう」遅筆でえろうすんません。※このお話には神様が多数登場予定ですが、宗教的な深い意味は一切ありません。元夢だけに、ややダイジェスト的展開かも?※弁才天様が「ケースバイケースで」と仰っていたので、行間多め、文字数少なめのゆとり仕様でお送りいたします。(注:このお話には弁才天様は出て来ません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-16 08:00:00
70954文字
会話率:37%
「今晩は枕元に靴下でもつるしときなさい」
とつぜん母ちゃんがそんなことを言うからオレは目を丸くした。
……両親の離婚で急にビンボウになってしまった男の子。
今年はクリスマスプレゼントなんてもらえないと思っていたけれど……?
少しシビア
でどこかズレてて、それでも繋がっていく親子の関係。
同作者・短編集『みちくさびより』より。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-15 20:00:00
2234文字
会話率:16%
家族を失った大学生の瀬賀千鶴は生きる事を諦めたように何もしない日々を過ごしていたが、ある朝目を覚ますと枕元に見慣れぬスマートフォンが存在していた。
そして続くように同じスマートフォンを持った女、防人あさぎが現れる。
彼が強制的に巻き込まれた
のは星座を題材にした二つの世界の合同バトルロイヤル。
優勝者はパートナーの願いを叶える事ができるこの戦いに、二人はお互いの願いを叶えるために戦いに身を投じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-10 00:39:31
327780文字
会話率:29%
最近家族そろって食事をしていない。
そう思った主人公、亜実は父の部屋に向かった。
ベッドに飛び込み、枕に顔を埋めると…!?
「何…、コレ…!?」
結構ほのぼのしたストーリー。
最終更新:2010-09-12 18:06:42
2741文字
会話率:29%
100%作者の経験をリアルに描いたものです。(人物名、企業名等は仮名です。)思春期のミサトが恋愛、家族の問題に揺れ動きながらも人にもまれ、出逢い、成長するまだ24歳までのあおい発展途上の時代を描きました。
母、妹との三人の生活、三人の父、
複数の母の男性関係、離婚、三度の結婚、自身の男女関係、分散恋愛、大企業上司からの枕営業、夜の仕事で出会った店長との浮気、お金、肉体関係、拒食症、過食症、欝、心身症、そして22歳の時運命の人、正志に出会って気づかされる。自分は価値のある人間なんだと、愛される存在なんだと…
初めて体験する”普通の幸せ”を手に入れたミサト。ミサトの何が好きとかでなく、ミサトの本質を愛しているんだよと、初めて本当に愛されていると素直に感じれた…
少女から女性になろうとしているミサトの若い純粋な気持ちを書いた作品です。
2009年10月24日結婚、実際の作者本人の現在進行中のハッピーエンドの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-03 14:09:40
4442文字
会話率:0%
100%作者の経験をリアルに描いたものです。(人物名、企業名等は仮名です。)思春期のミサトが恋愛、家族の問題に揺れ動きながらも人にもまれ、出逢い、成長するまだ24歳までのあおい発展途上の時代を描きました。
母、妹との三人の生活、三人の父、
複数の母の男性関係、離婚、三度の結婚、自身の男女関係、分散恋愛、大企業上司からの枕営業、夜の仕事で出会った店長との浮気、お金、肉体関係、拒食症、過食症、欝、心身症、そして22歳の時運命の人、正志に出会って気づかされる。自分は価値のある人間なんだと、愛される存在なんだと…
初めて体験する”普通の幸せ”を手に入れたミサト。ミサトの何が好きとかでなく、ミサトの本質を愛しているんだよと、初めて本当に愛されていると素直に感じれた…
少女から女性になろうとしているミサトの若い純粋な気持ちを書いた作品です。
2009年10月24日結婚、実際の作者本人の現在進行中のハッピーエンドの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-02 18:04:35
3645文字
会話率:0%