リアはお城で働く18才の掃除娘。担当は図書室である。
毎日、図書室掃除と司書カウフマンのアシスタント業務を頑張っている。
この図書室の一角に猫の絵が掛けられていて、それはリアのお気に入り。
仕事の合間に、“猫ちゃん”と呼んで、眺めていた。
そんなある日、老朽化著しい図書室が閉鎖となり、新図書室へ引っ越しすることになる。
引っ越しの大掃除で、リアのお気に入りの“猫ちゃん”の絵が処分されることになり……
二百年前に絵画に閉じ込められたお城の魔法使いと二百年後にそのお城で働く掃除娘の、曰く付きの指輪をめぐるお話です。
*読んでくださり、ありがとうございます。
おかげさまで、第八回ネット小説大賞にて、一次選考を通過することができました♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 04:00:00
233354文字
会話率:23%
ボンクラ王子の呪いの指輪をはめてしまった森の魔女、雪花(せつか)は、王子と一緒に外せなくなった指輪を外すため、ドワーフの棲む山に向かって旅を始める。ちょっとづつ仲良くなってく二人の恋のゆくえはー。
最終更新:2020-05-20 12:00:00
106688文字
会話率:34%
王家に代々伝わる婚約指輪が補修のために宝飾職人である祖父に託された。
私は好奇心のあまり小箱を開け、薬指にはめてしまった――までは良かったが、なんと抜けなくなってしまった⁉︎
祖父や両親は私の指を切り落としてでも返そうとするが、特殊な力が働
いてうまくいかない。
事情を説明するために城に行った私を待ち構えていたのは、美形だが冷酷非道と噂される王太子。
どんな手を使ってでも指輪を外すと宣言する王太子に私は託されることになって超ピンチなんですけどっ!!!!!
【呪いの指輪】が一度は切れたはずの縁を結び直すラブファンタジー。
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第九回書き出し祭り第四会場にいました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-15 00:38:15
24477文字
会話率:36%
五百年近い戦乱の世を経て千年、国々の争いによる戦火も数える程に減じ、政治的に安定している呼べなくもないフロータリア大陸には六つ国が存在する。
その中でも大陸の半分以上を占める、自由で豊かだが他五つの国とまったく異質な大国。
それがヴィル
シュアス王国である。
自国が軍事列強国だとか
国内に租税が無いとか
王は国民の前に建国以来姿を現さないとか
貴族などの身分制度が無いとか
大旱魃だろうが天変地異だろうが王立農耕士団が自国の国民を二月は賄える量の小麦を通年で毎月収穫して他国に売却し自国の国庫を賄っているとか
国の内務や外務から街の治安維持や医療教育公共整備など、すべてを二十四の騎士団が取り仕切っており、その騎士団を統率するのは立候補制の国王の名代である公正と呼ばれるただ一人なのに、不正を働くと死んでしまう呪いの指輪をつけるため誰もやりたがらないとか
千年近く続いているこの国の国民には、それが普通。
何を今更と言うくらい当たり前のことなのだ。
そんな国の首都シュアスに生活する少年ベルトは、今時の子供に違わず血沸き肉踊る冒険譚よりも
堅実に家業の農庄を継ぐべく学び舎の課外倶楽部である農研部で青春を謳歌している・・・
いや、していた筈だった!?
※長期間執筆していなかったリハビリ作品となります。不定期更新作品です。本作品に登場する国家団体等は総てフィクションですので、使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-13 20:58:30
21673文字
会話率:19%
呪いの指輪と、悪魔と女性。
女性を呼び止める悪魔。
周囲には多くの人が野次馬と化す。
騒めきは徐々に小さくなっていき、それに伴い緊張が空気を固定する。
まるで街中に舞台を持ってきたのような出来事が繰り広げられるのだった。
皆、興味津々となっ
て事の経緯を見つめている。
この静けさが関心の高さを表しているのだろう。
悪魔が意を決したのか、女性に言葉を発する。
悪魔が捧げ持つ呪われた指輪。
それを見つめる女性。
その驚愕が、大きく見開かれた眼によって見ている者によく伝わる。
思いの吐露を堪えるように口元を押さえる指先は震えている女性。
信じられないものを見て後退りし、僅かに首を振る様子。
紅潮した悪魔の顔が一変し青褪めていく様を見て、勘違いしているのだろうと周囲は思った。
婚約破棄。婚約の申し込みを破棄されたんだという悪魔の思い込み。
客観的に見ている周囲にはバレバレの行為を当事者たちは気付きもしない。
女性に共感する者。
悪魔に同情する者。
このまま拗れて地獄を見ろ悪魔、と心で詰る者。
女性に届かぬ声援を送る者。
それぞれの思惑の中で、この突然の物語を楽しむ周囲の者たち。
そんな視線の中でのそれぞれの想い。
そんな視点でのお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-01 06:00:00
1000文字
会話率:3%
大学の裏にある人通りの少ないカフェでアルバイトをするあかり。
そのカフェには、いつも常連の客として超美形の薄氷優心という男性がいた。あかりは薄氷が苦手で避けながらアルバイトを続けていた。
ある日、大学の先輩である石沢美香に、指輪を押し付けら
れた。なんとその指輪は呪いの指輪で持っている人は幽霊に襲われ、最悪の場合は死に至るという。あかりが、心霊現象を信じない質なのをいいことに押し付けてきたのだ。
それからと言うもの、あかりの周りでは変なことが起こるようになった。危険を感じたあかりはカフェのマスターに相談を持ち掛けた。すると、マスターは真剣な顔をして薄氷くんに相談すればいいよ。と言う。なんと彼は触れたものの感情、たまに記憶が見え、その影響で人の魂が見えるという。半信半疑で薄氷に話を持ち掛けるのであった。
殺人事件や幽霊騒動。次々と起こる事件が薄氷とあかりを襲う。
人の思いに触れる、スピリチュアルミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-11 15:01:47
3126文字
会話率:26%
「呪いの指輪」と呼ばれる指輪を買った主人公は……
最終更新:2015-11-08 17:56:44
5257文字
会話率:39%
ここはとある王国の片田舎。小さな町から離れた森の中、崖の上には、魔法使いが住んでいる。
そんな話を頼りに、ルシンダはここまでやってきた。
ところが、件の魔法師は超俺様で感じが悪い。果たして彼女は目的を果たすことができるのか……
最終更新:2015-08-08 22:51:11
10300文字
会話率:45%