少女は母親が長話をする傍ら、暇を持て余していた。すると、見知らぬ老人にこう尋ねられた。
お嬢ちゃん、空は好きかい?
最終更新:2021-07-09 08:22:24
2813文字
会話率:56%
魔人族、ローリエは冒険者になると決意する。
元奴隷、おまけに排斥されている魔人族……それが、粗野な輩ばかりの冒険者の巣窟でなにも怒らないはずもなく……。
最終更新:2021-02-11 17:41:59
2676文字
会話率:47%
天気を読みながら畑を耕す。種をまき、苗を植え、余分な枝は処分する。受粉ためにミツバチを飼い、はちみつをもらう。
前世の理科の授業で得た知識を実践すれば、なぜか人々に「魔女」と呼ばれ、村八分にされた。
そんなアナンが農業の祖となる話。
最終更新:2021-01-03 00:28:28
3724文字
会話率:41%
元プロバーテンダーが描く異世界酒場譚!
「よっし、じゃあまーちゃん今日もやるぞ、どっちが先にナンパして奢ってもらえるか勝負!」
「望むところだゆー君よ。我の無詠唱口説き文句をとくと見るがよい」
「そこは詠唱しとけよまーちゃん」
王都の
平民区にある歓楽街——旧バスク通り。通称酔いどれ小路。
そこはあらゆる種族が集まり、酒を飲み、欲を満たす場所だった。
「触手マッサージアルヨ! ヤスイヨ!」
「あ、オススメのサキュバス館案内しますよー」
「占い一回2000ゴル! 当たるよ! そこの兎獣人のお嬢ちゃんどう!?」
「ライカンスロープ専門店【モッフモフ】新規オープン! 今ならセット料金格安!」
そんな歓楽街で今夜も二人の男が飲み歩く。
2000年前に世界を左右する決戦へと赴いたまま行方知れずとなった人類の希望——勇者
勇者によって虐げられた魔族達の救世主であり2000年前に勇者との一騎討ち後、消息不明になった王の中の王——魔王
二人が決着をつけられないまま2000年後の世界に戻った時には——世界は平和になっていた。
「……どうするよ魔王」
「どうしようか勇者よ」
「……とりあえず飲む?」
「そうだな……そうしよう」
世界を変えるほどの力を持った二人はこうして2000年の時を経て進化した数々の酒に溺れていくのであった。
今宵も陰から歓楽街の平和と存亡を守る最強の二人——勇者と魔王のはしご酒が始まる。
*異世界ですが、偉大なる賢者達によってとある世界から色々な文化を輸入しています。
……異世界だってば!
*カクテルやお酒の知識は基本的にノンフィクションです(異世界設定の為、一部地名や名称、原材料、生産法、逸話等を変更しております。ご了承ください)
*お酒に関しては、諸説あることが多いので、致命的な間違いがあった場合は感想などで指摘いただければ幸いです
*作品内に出てくる飲み方やマナーはフィクションです。リアルでは用法用量守って楽しく飲みましょう!
毎日更新→予想以上に執筆カロリーを奪われるので、週3〜4更新に変更します
アルファポリスにも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-26 19:05:21
23023文字
会話率:60%
とある廃ビルの屋上で、中年の男が飛び降り自殺をしようとしていた。
意を決して踏み出したその瞬間、男は一人の少女に大声で呼び止められる。
男が驚いて振り返ると、そこには、金色の髪に青い瞳をした、小さな外国人の少女が立っていた。
少女は
青い瞳に涙を溜め、大きな声で「ワタシは生きたいぞ! 生きていたいぞ!」と叫んだ。
わけがわからず自殺する気がそがれた男は、少女の言葉に耳を傾けることにした。
それからこの廃ビルの屋上で「お嬢ちゃん」と呼ばれるようになる、生きたがりの少女が、「おっちゃん」と呼ばれるようになる、死にたがりの男を、生きたくなるようにさせるための、二人だけの不思議な密会が始まった――
※カクヨムにも同時掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-22 00:09:56
36874文字
会話率:57%
お菓子あげるから、おじさんについておいで。
最近、あちこちの小学校で、下校時間になると、、、?
見知らぬおじさんに遭遇する事があるらしい...。
そのおじさんは、1人で家に帰る小さな女の子のところにやってきて
こういう風に言うらしいんだ
よ、、、!
『お嬢ちゃん! おじさんがお菓子あげるから、おじさんについておいで。』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-16 03:00:00
1317文字
会話率:11%
逃げて、逃げて、逃げ続けて、でも逃げ切れなかった私――兎束遥姫(とつかはるき)は、ボロボロになって街の片隅でうずくまっていた。
――もう……ううん、やっと終わりかな。
そう覚悟をし、ゆっくりと目を閉じようしたとき、一人の大学生が偶然を装
って飄々と私の前に現れた。彼――黒廼刻矢(くろのときや)は、非合法且つ営利最優先団体である何でも屋『パンドラボックス』の所長であり、そして――
「ねぇ、お嬢ちゃん。その命、捨てるつもりなら俺にくんないかな?」
悪そうな魔法使いだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-07 19:00:00
14689文字
会話率:50%
-あらすじ-
中1のときに「女の子になりたい」と目覚めた少年―文彦。
親には内緒で女の子が好きそうな服、アクセサリー、小物etc.を買うなり何なり過ごしていた。
高1になったある日、自分の趣味がバレてしまい まさか、自分の息子がこんな趣味を
持っていたのかと思うと信じられなくなり ついには文彦は棄てられてしまう。
バレてしまった以上、正直に話そうと決意し話したがそれも全く耳を傾けてもらえず 路上で嘆いていたところに
―「お嬢ちゃん?大丈夫?」と男性の一言。
心理士である孝文に出会う。
-キャラクター-
永野 文彦(文香)(ながの ふみひこ(ふみか)):16歳の性同一性障害の少年。内気だけど、心優しい。好奇心旺盛。
北川 孝文(きたがわ たかふみ):36歳。酒と女が大好きな心理士。いざというときは、ちゃんと真剣に向き合う一面も。
福永 京一(ふくなが けいいち):36歳。孝文の大学以来の友人。子供嫌い。必要最低限のことしか喋りたがらない。精神科医折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 22:58:15
1230文字
会話率:40%
魔法使いは罪人、と信じられている国で生まれた主人公・リル。
塔の部屋に十年間幽閉されていたが、ある日大きな鳥がリルを迎えに来る。
「俺の仕えている先生が、お嬢ちゃんの力を必要としている。俺と一緒に行かないか?」
魔法を知らない魔法使いの少
女が出会ったのは、魔法使いのシャル先生、魔鳥のアーク、弟子のリオ。
はじめての魔法、はじめての家族、そしてはじめての――恋。
リルは「魔法道具店シャルル」を通して、たくさんのはじめての気持ちと向き合っていくと同時に、シャル先生やリオの秘密にも迫っていく……。
☆フェアリーキス大賞に応募しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-15 23:50:08
133470文字
会話率:59%
なんじゃ、おぬし、悩んでおるのか。
よいぞ、わらわにすべて打ち明けてみよ。
ん? 『お嬢ちゃんに話してもなあ』と?
わらわはこう見えて千年の時を生きておるのじゃ。人生経験は豊富じゃぞ。
エルフ? 違うわ。どう見たって獣人系じゃろ。
まあまあ
まあ。いいから、わらわのことはいいから、とにかく悩みを話してみよ。
わらわはな、他者の悩みが大好きなんじゃ。
(解決するとは言ってない)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-05 22:50:59
24841文字
会話率:45%
ステラは田舎出身の新米冒険者。目が見えない姉を連れて国内を旅して回ってゆく……が行く先々でトラブルに会い…?
それでも私は旅を続ける。何故かって?そこに旅があるからさ‼︎「意味わかんないわよステラ」
貴族のお坊ちゃんもお嬢ちゃんも王様も王妃
様も宰相様も異世界から来たとかいう奴も巻き込んでステラちゃんは今日も行く。
※ステラちゃんは強くなっていきますが最強にはなりません(予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-23 12:27:45
7711文字
会話率:50%
■短編■
マッチ売りの少女は40クローネのマッチを売っていた。
年越しの直前、少女は寒さの余り、売れないマッチをこすった。すると、驚くことに焼きたてのターキーが現れた。少女が売っていたのは魔法のマッチだったのだ!
魔法のマッチには二種類あ
る。夢を叶える赤いマッチと時間を巻き戻す金色のマッチ。
少女は全てのマッチを売り切って12月31日から抜け出すことはできるのか?
「マッチは要らないんだ。ごめんよ、マッチ売りのお嬢ちゃん」
「いやいや、そう慌てんと待ってーな。いま、うちから買うのが買い時や!」
「え、なんだいこのマッチ売りのお嬢ちゃん、ぐいぐい来る」
※連日投稿※全13話※あらすじ書き直し案キボウ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-09 22:00:00
42874文字
会話率:35%
女の子を見つけた私は
最終更新:2018-01-08 19:00:00
663文字
会話率:65%
病気により、若くして命を落とした鑑真(かがみ まこと)であったが、気が付くと、少女の姿で森の中に横たわっていた。
混乱しながらも思考を整理し、歩み始めた真が出会ったのは小さな村の女性とそれを追いかける魔物シルバーウルフだった。
異世界へと転
生した事を確信し、その変わってしまった肉体を無意識に振るって魔物を撃退。
その変わってしまった肉体性能と精神構造に困惑しつつ、異世界での生活が始まる。
魔法と技能(スキル)?
「ふむ、どうやらお嬢ちゃんには魔法を使う為の魔力も、技能を扱う為の才能も無い様だな……」
「なん……だとっ……」
狩人組合に所属し、魔法も技能(スキル)も使えないゾンビちゃんはその肉体性能のみで頑張ります。
転生ゾンビちゃんの異世界生活、始まるよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-05 19:07:44
10883文字
会話率:9%
「ねぇ、お嬢ちゃん。泣いてるの?」
地下鉄に揺られながら、懐かしい記憶が蘇る。
あの時私に声をかけたのは、誰だっけ?
この作品は【http://estar.jp】にも投稿しています。
最終更新:2017-05-19 17:59:08
2913文字
会話率:19%
“わたし”は限界だった。
人形みたいとただ褒められていた幼少期はよかった。婚約者は女遊びを繰り返し、遊び相手たちからは嫉妬を受け、友人には裏切られた。そんな中、半年後には結婚だと父の口から告げられる。
重いものを背負いながら寝室の扉を開ける
と、そこは見知らぬ部屋だった。
「ようこそ、お嬢ちゃん。ようきたのう」
ボーイソプラノが響き、“わたし”は気を失う。
これは、“わたし”の再生の物語。
賢者は“わたし”の頭を撫でる。「ようがんばったのう」と笑いながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-19 19:10:30
19581文字
会話率:62%
心がボロボロになったとある女の子のお話。ショートショート。
最終更新:2016-12-08 19:28:27
812文字
会話率:0%
お嬢ちゃんが銀行に来て、そこで挙動不審なオッサンを見つけて、色々話したりする話。
この作品は「http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7388890」にも掲載しています。
最終更新:2016-10-22 00:08:12
7287文字
会話率:43%
太陽神の加護を失い暗闇に覆われた世界。魔法使いのリセルは自身にかけられた『呪い』を解くため、一人、『聖なる山』へと向かっていた。幽鬼に追われながら闇の森へ逃げ込んだリセルの窮地を救ったのは、太陽神に仕える黒髪の神殿騎士の青年。
「大丈夫かい
? お嬢ちゃん」
「……お嬢ちゃんって、呼ぶな!」
ちょっと口の悪いリセルと、お人好しの神殿騎士の青年は、お互いにワケありな秘密を抱えながら、共に旅をすることになる。
その邂逅は偶然か、それとも必然だったのか。
「今ならわかる気がする。あんたに言われたこと。わたしは自分が何者か、ちゃんと知らなければ……ならない。でないと、わたしは……」
※自サイト(天竜堂)掲載作品ですが、こちらには加筆・改稿して投稿しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-12 09:35:39
95741文字
会話率:34%
ひょろりとした紳士はわたしに尋ねる
「お嬢ちゃんは、死にたいかい?」
「おっしゃっている意味がわからないです。死にたいわけないじゃないですか」
呆れ気味に返事をしたわたしに、彼はひねくれた笑みを浮かべた
死ねない死にたがりと、死にかけの
少女は、旅をする。
生きる為に、死ぬ為に。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-08 20:04:19
7806文字
会話率:67%