著名な電子機器メーカーである杉電器は画期的な液晶SXVを開発した。その応用技術から派生する莫大な経済効果を見込み、時の宰相立花太郎は自己資産をなげうって援助を与え秘密裏にプロジェクトを組んだ。原材料がアラスカ産のものが最適であることから日米
両国双方の国益となることが予測された。
応用技術の白眉はビルの外壁材にSXVを用いることであった。コンピュター制御でビルの外観を瞬時に変更出来る。換言すればビルは超大型の四Kハイビジョンスクリーンになるのである。
その効果をデモするため、杉電器は新・杉ビルを建築して米国大統領ら通商閣僚をほど近い迎賓館に招き、その歓迎式典にてアピールする計画をたてた。そしてその準備はほぼ完了していた。
これは秘密にされたが、米大統領と立花はハーバード大からの友人で歓迎会でSXVを働かせて大統領に少しの熱戦を浴びせる。これが立花のジョークだった。立花からの親書で知った大統領も是非楽しみにしてるということだった。
ところが、あと一週間に迫ったある日、意外な出来事が生じ、そのデモを悪用しようとする敵の陰謀が露わになった。ビルにほど近いところで行われた大学駅伝のランナーが先導する警察官とともに背中から湯気をたてて倒れたのである。
プロジェクトの関係者はシステムがハッカーのアタックを受けて変造されていたことが判明した。そのことから敵のねらいはその式典で用いるデモプログラムに便乗してそのクライマックスで大統領に遠赤外線を浴びせて火傷を与えることだと推測できた。
思いが至った関係者は愕然とする。しかしシステム修復にかけられる期日はほんの数日しか残されていない。担当SEは誘拐されており、バックアップも詐取されていた。
プロジェクトのセキュリィ担当官である遠山警視監は科学捜査に実績のある佐野警視を指揮官にし特別捜査本部を立ち上げる。しかし手掛かりが少なく唯一の手掛かりだった男にも尾行をまかれ捜査は暗礁に乗り上げてしまった。そのとき捜査陣にひとりの人物・伊能亮一が現れる。
プロジェクト幹部のエリート達、特別選抜の刑事たち、闇の人材斡旋屋、ハッカー、鬼才と呼ばれるSE、同じくその管理者。ともに個性有る様々な人物が裏に表に交錯し、やがて危機一髪で事件は無事に解決する。その人間劇を天才能力の持ち主である伊能亮一の活躍を軸にした暗闘を描く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-23 11:14:42
120768文字
会話率:48%
高校駅伝を舞台とする連載小説です。
逆境から勝ち上がるといった、よくあるサクセスストーリーとは違い、
栄光を知った者の苦悩を描いていくような作品です。
以下、あらすじ。
中学時代、陸上競技の1500mで全国優勝を果たした高道 駆(た
かみち かける)。
かつての強豪、山滋高校の全国優勝をテレビの前で観た駆は、
山滋高校に入り全国高校駅伝優勝を夢見る。
しかし、そこは近年低迷する「堕ちた名門」と呼ばれる学校であった。
皆が皆決して同じ方向に足先を向けている訳ではないその環境に苦しみながら、駆は夢に向かって走り続けていくー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-23 17:26:06
9688文字
会話率:55%
高校時代、陸上部男子のエースだった佐藤修(さとうしゅう)は3年の春に足の怪我を負い、しばらくの間走ることができず、クラスメイトで同じ陸上部女子の清少紗英(せいしょうさえ)と共に部活を中心とした高校生活を送っていた。
だが、ある日、紗英は
試合のレース中に突然倒れてしまう。紗英は脳の重い病気に侵されており、体を動かすことが次第に困難になっていった。修は怪我から復帰して、11月の駅伝大会に向けて練習に取り組み、病気になった紗英を支えていく。
かつて、修と紗英は、高校1年の秋の夜に満月がきっかけとなって出会った。既に陸上部にいた修は紗英の走りを偶然見たことにより彼女を陸上部に誘った。当時、紗英は家庭が原因で走る情熱を失い陸上を辞めていたが、修の彼女に対する思いやりにだんだんと惹かれ陸上部への入部を決意し、2人は満月の夜に月に向かって全速力で一緒に走った。
それから2年経った秋の満月の夜、修は、病気で体が動かなくなる前にもう1度走りたいと願う紗英と再び月に向かって一緒に走ろうとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-18 21:18:48
71667文字
会話率:59%
某年神奈川県高校駅伝大会。全国を目指してきた県立高校の試合当時のお話。
周りからどんなに無理だと言われても曲げなかった「優勝」「都大路」という目標をつかんだ日を傍観者であった筆者が振り返る。
最終更新:2017-09-06 01:28:46
1898文字
会話率:17%
ソフト部のエース忽那アリスは不調で補欠になってしまう。更に追い打ちをかけるように彼氏からも振られる。今のソフト部のエースと彼氏が付き合ってるところを目撃し、ショックでソフト部をやめる。悶々としていたある日、駅伝大会のポスターが目に止まる。
この小説はリレー形式で掲載していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 07:57:29
84627文字
会話率:43%
とある県の公立学校に次木西高という高校があった。学力もスポーツも平均的な学校。その次木西高校にある生徒が入学してくる。神谷七海(かみやななみ)15歳!特に目立ってすごいわけではなくいたって一般的な生徒!
学力は中ぐらい、運動能力も高くはない
けど低くはない。手先は器用で意外と飲み込みも早い自信がある。
中学時代はユニフォームが可愛いという理由でテニス部に所属していた。だから、気分転換ぐらいでしか取り組んでいなくて目立った結果はだしていない。
高校ではそこまでやりたくなかったのでてきとうな部活を探してやるつもりだったが…ある部活に興味をもってしまう。それが【駅伝部】だった。
神谷七海とその仲間たちの話がはじまる…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-18 22:01:36
2061文字
会話率:47%
淳一は、神戸の下町で生まれ育った。父は震災で亡くなり、再婚した母も15才の時、病気で喪う。義父は新たに再婚したので、高校から一人暮らしを余儀なくされる。水泳部で記録を伸ばし、駅伝にも出場して好タイムで走り注目される。
高2の秋、生活費が途
絶え、バイトをしながら学校に通う。担任の吉見から励まされながら防衛大を目指すが合格できず、奮起して国立の六甲大文学部に入学する。
大学では陸上競技部に入部し、長距離選手として頭角を現す。足を痛めて病院に行き、医師の次女、由佳と出会う。彼女は聾学校3年で同級生からの暴行事件で心を閉ざしていたが、淳一と知り合い、彼の走りを支えることで立ち直る。
淳一は、ロンドン五輪に出たいと由佳に打ち明け、神戸マラソンで2位、びわ湖毎日マラソンでは日本人1位になり五輪出場の夢を果たす。由佳にメダルを渡したいという一心で、2位入賞を果たす。帰国した夜、初めて淳一と由佳は結ばれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-30 07:00:00
199335文字
会話率:17%
とある中学生の駅伝物語
みんなでもっと走っていたいと思う蒼だがー。
最終更新:2016-12-20 23:26:17
768文字
会話率:0%
無理に感動させようとするスポーツ。どうでもいい。
メジャースポーツとマイナースポーツ。
その区別って、一体どこにあるんだろう。
最終更新:2016-11-14 23:26:51
838文字
会話率:8%
A県K市第1中学校での話。
陸上部の長距離に所属している中原裕樹。彼は、親友の浅井和也や中学の個性的な駅伝メンバーと共に全国での頂点を目指す。甘酸っぱくてほろ苦い、青春駅伝小説。
最終更新:2016-06-16 23:00:00
21867文字
会話率:51%
全国高等学校駅伝競走大会(ぜんこくこうとうがっこうえきでんきょうそうたいかい)とは毎年12月に京都府京都市で開催される駅伝大会である。
最終更新:2016-06-15 23:00:44
2330文字
会話率:21%
恋愛物の短編集です。
一つの高校の様々な場面、場所で起こっている恋愛を各短編で一話ごとに書いています。
全五編です。
最終更新:2016-05-16 00:00:00
35534文字
会話率:26%
私立・依古島高校に入学した江口勇気(えぐちゆうき)は女に飢えていた。
アニ研女子なら喰えるという安易な策に溺れ、暗黒の中学生活を送った彼は、高校では運動部に入り、健康的なカワイイ女子とお付き合いすることを目論む。
ひょんなことから一目惚れし
た女の子と同じ部活に入ろうとするが、そこは男子禁制の強豪・女子陸上部だった。
動機は違えど邪な心で集った7人が、全国高校駅伝優勝を目指すスポ根小説になる……予定です。
※五月下旬、カクヨムで連載予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-13 00:06:07
17800文字
会話率:55%
誰よりも速く走ることを夢見ていた
小村雪兎(こむらゆきと) 17歳
高校3年の秋に駅伝の選手として出られるようになった
彼は天才ではなかったが、努力家だった
必死の思いで掴みとったチャンス
区間賞を取るつもりで大会に向かうが…
そんな
彼が元の世界から異世界に飛ばされた
そこでは、王の圧政に抵抗するために盗賊達が活躍していた
彼も盗賊達と共に活躍する物語
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初作品です、至らない所が多いと思いますが
温かい目で見てください
月2ペースを目標に更新します
ツイッターにて生存確認出来ます
https://twitter.com/sarubadool
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-18 01:00:00
133230文字
会話率:54%
素人同然の駅伝チームが、「仲間」を再認識する物語。
最終更新:2016-02-24 07:28:42
11192文字
会話率:36%
植物状態の姉を持つ西宮真奈美。「オリンピック選手の弟」という重圧、プレッシャーに悩む高瀬蓮。
2年前、2人は屋上で出会った。
この出会いが2人の運命を変えていく…
恋愛、陸上、家族。そのすべてが詰まった、青春ストーリー
最終更新:2016-01-10 20:00:00
432文字
会話率:0%
都内の女子校に通う主人公、高橋は駅伝部に所属しており同じ部活の先輩が好き。
でも、先輩は男の人が、好き。
しかも高橋は同じ部活の友人、旭川とも気持ちだけの関係を築いている。
絶対に進展しない。前進もなければ後退もない。
そんな感じの関係は卒
業式1ヶ月前に徐々に終わりを告げていく。
多感な時期の女の子にスポットライトがあたる。
青春、のひとことじゃすまされない。
若気の至りは加速する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-13 23:59:23
2513文字
会話率:29%
ここは桜ヶ丘高校。走ることから離れた米沢君と、走ることに憧れを抱く少女藤森さん、その他色んな人たちと
走る物語です。
目指すは全国優勝!
最終更新:2015-06-01 23:27:53
1367文字
会話率:34%
阪神淡路大震災から20年記念作品。
主人公高橋誠也(たかはしせいや)が神戸市東灘区で産声を上げた
1995年1月17日、
彼の父、高橋誠(たかはしまこと)は震災発生後の
消防士としての救助作業中に殉職した。
生まれながらに父を亡くして誠也
だったが、
小学校教員である母、星子(せいこ)と共に
地域の人たちの助け、
そして父の後輩たちの励ましに支えられて、
箱根駅伝も走った父と同じ長距離ランナーとして成長し、
駅伝の名門校、宮城の石巻本山学院で
全国高等学校駅伝競走大会への出場を目指すが、
そのさなか彼はもう一つの「震災」に遭遇する。
1995年と2011年、2015年、
神戸、宮城、東京、
多くの時間と場所、そして人を繋いで
託されていく願いの襷。
二度目の危機に直面した彼に語り掛ける声とは、
そして彼が「走り」に見出した意味とは。
走れ、誠也!
アイツが、
お前を待っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-01 23:26:42
12818文字
会話率:10%
箱根駅伝。
俺は過去から逃げ出した。
そして大学3年の冬。転機が訪れた。
さぁ、未來へ走り出せ。
最終更新:2015-01-07 23:58:49
10862文字
会話率:53%