時は天元元年、魑魅魍魎が跳梁跋扈する時代――。安倍晴明の弟子となって久しい蘆屋道満は、都で何人もの人を殺しその生き血を飲む”人食い女鬼神”を退治する。そうして、平安京に短くも平穏な時が訪れたと思われた――が、
しかし、暗雲は再び平安京を覆い
始める。――再び連続吸血殺人事件が再発し、犠牲者たちの血が流れる。増え続ける被害者のその状況を見た時、その事件の先に道満への憎悪を宿す”模倣者”を見ることとなる。
一方で、安倍晴明は弟弟子である賀茂光栄との因縁に悩む。光栄は晴明に対抗心むき出しであり、晴明の存在が彼の前途に立ちはだかるものとなっていたのだ。
かくして凄惨な、”連続吸血殺人”事件ははじまり――、それはとうの道満たちすら思わぬ方向へと転がっていくのであった。
「ふん? ――いまさら拙僧(おれ)にそれをことわるとは――、何か企んでおるな?」
「フフフ――、とりあえずは”解決”とするのですよ」
「――は、解決? これでしまいにすると?」
「ええ――、事件は解決いたしました。道満には宴の席を準備して頂こうと――」
蘆屋道満と安倍晴明が、お互いを相棒として平安京の闇に立ち向かう、呪法奇伝ZERO最終編。
”呪法奇伝ZERO~平安京異聞録~”開幕であります!!
※ 本作品はノベルアッププラスでも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 10:45:23
213869文字
会話率:47%
令和元年10月。機動捜査隊の井上保と安藤恵は白いワンピースを着たミイラ化遺体を目にする。捜査が始まって数日。遺体の身元もわからない中で現場近くのアパートに別の自殺遺体が見つかる。その足元に置いてあった遺書には先の事件の詳細(非公表のものを含
む)と自分が犯人である旨が綴られてあった。その遺書を元に被疑者死亡のまま書類送検、捜査本部は解散。事件に疑問を持っていた井上と安藤は占い師兼探偵の井上佑に被害者と容疑者の調査を依頼する。
それと時を同じくして、安藤恵宛に疎遠だった親戚から祖母安藤四葉が亡くなった事による遺産分割協議通知が届く。彼女は記憶に無いその親戚に亡き父の代襲相続権を提示されていた。まるで誘われるかのようにその地に足を踏み入れる。
先日の事件の後から恵は奇妙な夢を見ていた。忘れていた祖母と忘れていた場所の夢。安藤恵の”普通”が暖かい笑顔と気味の悪い幻想に侵されていく。知りたくなかった自分とその家族の血濡れた過去を知ってしまい少しずつ綻び始めた日常。大切な人達の許されざる行為。彼らの異常性を知った時、恵はあの日の事件との関連性にも辿り着いてしまった。法の下に正義の行使を求められる警察官としての覚悟は、もう2度と一人になりたくない、そんな子どもじみた感情にいとも簡単に負けた。大事なものを無くしたくない恵はそれでも最後までその良心の呵責に苛まれる。しかし自分の隠された異常嗜好に、その過去の過ちに確信を持ってしまった時、その葛藤は全てをこの手で終わらせる、そう決意させてしまった。最後の時、恵は”普通”だった頃の日々に想いを馳せてしまった。郁とその補助をしていた多野卓を手にかけた後、どうしても最後に”普通”だったあの日々に触れたくなってしまったのだ。その状況はもう確実に思うものとは違う。それはわかっているのに、最後に欲が出てしまった。井上を緊急通報を介して半ば脅迫的に呼び出すと、同僚だった警察官に包囲される中で彼に感謝を伝えた後、安藤恵は自害した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 18:20:00
118746文字
会話率:47%
2024年5月10日金曜日の夕刻、
羽熊有流羅(はぐまあるら)は、誘拐された。
突然の事態に身を置きながらも、彼女はどうにか冷静に思考する。その延長として、未成年誘拐被害者の生存率を鑑みた結果、まずは脱出を試みようと決意した。積極的に犯
人と会話して情報収集していると、9年前に失踪した母が事件に関係しているのではないかと疑いを持ってしまう。
悩んだ末、2日後に「母の日」を控えた娘として有流羅はこのまま逃げ続けるだけではいけないと自らを奮い立たせる――そうだ、わたしがすべきなのは解決RTAだ――誘拐によって引き起こされた問題を解決するため、少女は思考を止めない。
時間軸に対応して全17話を投稿します!
☆5月10日→6話分
☆5月11日→8話分
☆5月22日→3話分
2024年5月19日(日曜日)に開催される【文学フリマ東京】にて、
いくつも仕掛けを施した書籍版を販売します!
カバーやイラストは、がんばって描きました☆
当日お時間ありましたら、「新生ミステリ研究会」「名探偵、皆を集めてさて言い」に足を運んでいただけると嬉しいです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 17:10:00
93032文字
会話率:36%
世間でカップル殺人が起こる。そのカップルが同性同士ということで事件を調べるにも世間は非協力的であり、また警察内部も同様であった。
立て続けに起こる事件に挑む捜査一課の刑事・渋谷と神谷。二人は地道に捜査を重ねていくが、その事件にて被害者家族と
なり捜査から外れた上、全く違う部署に飛ばされて…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 16:03:22
4177文字
会話率:22%
刑事・犬塚拓巳は、担当している殺人事件の捜査の一環で、黒毛の柴犬・クロユリを一時的に預かることになった。
クロユリは殺人事件の被害者であり、大財閥のトップでもある東家宗一郎の愛犬であったが。
彼の遺言により、莫大な資産の間接的な相続相手とし
て指定されていたため、例外措置として警察にて身柄を保護することになったのである。
だが……クロユリは遺産相続以外にも、事件解決の「鍵」もしっかりと握っていた。
事件の真相を追う刑事と、保護対象になった柴犬。
彼らの共同生活の果てに見えてくる、事件の真相とは……?
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 12:06:41
119501文字
会話率:54%
暴力団の凶弾に斃れた刑事の忘れ形見・菱田と、極西会のお嬢・御堂麻里亜。
被害者と加害者というチグハグな組み合わせの2人だが。
訳あって暴力団入りした菱田は麻里亜の世話役として、かつての組長・御堂龍三の墓参りに同行していた。
思い起こせば、
11年前。
雨の日に不器用にも結ばれた縁に従い、菱田と麻里亜は極西会という組織の中で、同じ時間を分かち合って生きてきた。それは互いに望めば、そのまま続くはずの穏やかな時間。指定暴力団という組織では、あり得ないくらいに凪いだ時間である。
だが、お嬢・麻里亜には父・龍三が果たせなかった……菱田に対するケジメを着けようと、頑なに死を選ぼうとするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 21:22:21
10749文字
会話率:44%
1年半前、3人の少年少女が体育倉庫に監禁され、暴行される事件が起きた。
被害者の1人である福士悠人(ふくしゆうと)は相棒と共にその復讐を行いながら、事件の黒幕と真相を追う日々を送っていた。
そんな中、高校2年生となった悠人の前に、事件
のショックで自殺したはずの少女と瓜二つの人物が現れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 16:26:27
514417文字
会話率:56%
1年半前、3人の少年少女が体育倉庫に監禁され、暴行される事件が起きた。
被害者の1人であるこの物語の主人公、福士悠人(ふくしゆうと)は相棒と共に復讐を行いながら、事件の黒幕と真相を追う日々を送っていた。
そんな中、高校2年生となった悠
人の前に、事件のショックで自殺したはずの少女と瓜二つの人物が彼の目の前に現れる。
※コメディ中心の外伝もあるのでそちらもよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-11 16:44:22
495838文字
会話率:57%
俺はある日サッカーでのけがで保健室に行った時にある人に興味を持った。それは保健室登校をしている佐々木美香さんだ。彼女は過去に誘拐されたという事で、感情を失っているように見えた。俺にはそんな彼女と友達になりたいと思ってしまった。だが、佐々木さ
んとの溝は埋まらず、そんな時、二人目の誘拐被害者の存在を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 17:05:06
9359文字
会話率:53%
名家の御曹司、川上龍矢の妻である紗耶は、夫の浮気をきっかけに離婚を決意する。しかし、夫の龍矢は私利私欲で紗耶と結婚しているため、離婚に同意するどころか保身のために父親が亡くなるまで離婚に応じないと切り捨てる。
理想の結婚が実は龍矢の私利私欲
でしかなかったと知って絶望する紗耶は、トラックにはねられ過去にタイムリープしてしまう。
目覚めるとなぜか高校時代の同級生であり、龍矢に対等できる権力をもった美姫になっていた。
混乱しながらも状況を受け入れた紗耶は、美姫の持つ超絶権力を使って高校時代の夫が隠し持っていた野望を潰すために復讐を開始する――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 23:15:50
16301文字
会話率:44%
南城圭太は同僚の木内が事故で亡くなったことをニュースで知った。
次の日、南城が会社に出勤すると、木内の荷物が全て無くなっていることに気づく。それを不審に思った南條は、木内の死は実は自殺だったのではなかったのかと疑問を抱く。
大岩玄はホスト
殺人事件を追っている刑事である。つい先日、山中から腐敗したホストの遺体が見つかったのだ。そしてホストの関係者を当たっていくうちに、とあるメイドカフェにたどり着く。
杉山一葉はメイドカフェでアルバイトをしている。ある日、常連の男性からある話を聞く。コンビニ前でのトラックの事故死を目撃していた
らしい。実は一葉は、事故の被害者の妹と友達だった。
様々な人物の視点から、木内の死の真相が明らかになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 19:00:00
78968文字
会話率:44%
俺は屋上から飛び降りた。いつからか始まった、凄惨たるイジメの被害者だったから。
天国でゆっくり休もう。そう思って飛び降りたのだが──
気がつくと、雨降る森の中。
そう、俺は捨てられた赤子に転生した。そしてとあるお爺さんに拾われるの
だった。
──数年後
自由に動けるようになった俺に対して、お爺さんは『指導』を行うようになる。
指導といっても『教える』のではない。
おじいさんが直接、魔法や格闘術を駆使して俺を『ボコボコにする』だけの時間だ。
それは過酷で、辛くて、もしかしたらイジメられていた頃の方が楽だったかもと思ってしまうくらい。
だけど、俺は強くなりたかった。
イジメられて、それに負けて自殺した自分を変えたかった。だから死にたくなっても踏ん張った。
俺は次第に、拾ってくれたおじいさんのことを『師匠』と呼ぶようになり、厳しい指導に喰らいつけるようになっていく。
「このおいぼれに負けるようじゃあ、外の世界では生きてゆけんぞ?」
師匠は俺をボコした後、倒れている俺に向かっていつもそう言った。
この言葉ももう、何度聞いたか分からない。
──更に数年後
師匠は死んだ。
寿命だった。
結局俺は、師匠が生きているうちに、師匠に勝つことができなかった。
「このおいぼれに負けるようじゃあ、外の世界では生きてゆけんぞ?」
師匠は死ぬ直前にも、この言葉を吐いた。
しかし、最後に一言だけ付け加えて。
「──外の世界には、ワシより強い奴がうじゃうじゃいる。どれ、ワシが居なくなっても、お前はまだまだ強くなれるぞ」
俺はその言葉を聞いて、外の世界へ出る決意を固めた。
※この作品はカクヨムとアルファポリスにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 23:08:46
72782文字
会話率:34%
自分たちを殺した犯人への怒りの復讐――怨霊となった彼女には生前の美しさも優しさも存在しない。
首を絞められたときに見た犯人の特徴を決して忘れない。呪い殺してやる――強い怒りと憎しみが心を支配した瞬間、意識が途絶えた。
殺害されたと
きの苦しみ怒り憎しみが、彼女のすべてを狂わせた。
復讐心とは執念なのか……それとも執念が復讐心となるのか……
怨霊、地縛霊、浮遊霊――念とは魂であり、それがこの世に存在する幽体の正体である。
誰もが住む可能性のある事故物件。死の連鎖が始まった理由とは――
遡ること三十年前――現在は廃村となり地図にも載っていない奇霧界村にて、母子とその恋人が、アパートの204号室で何者かに殺害された。彼らの死体は見つかっていない。同時期、幼女が誘拐されたが、この子は幽霊となり、自分の体と三人の遺骨を探している。
殺人事件から間もなくして、被害者が化けて出るようになり、それを境にして村は衰退し、廃村となった。いまでは若者たちの肝試しスポットとなっている。
田舎町に住む香田海斗(十六歳)は、殺人事件が起きたアパートと外観がそっくりな事故物件の204号室に母親と共に引越しする。
そこからが悲劇の始まりだった。理由があって怨霊に取り憑かれた海斗は、過去の事件に関わらざるを得なくなった。
当時女と関係があった者、事件に関係していた者たちが、自分と同じアパートに住んでいることを知る。彼らの目的とは?
この殺人事件の捜査は、何故かたった一年半ほどで打ち切られていた。その理由と隠蔽された黒い事情とは……
怨霊の呪いから解放されるには事件を解決するしかない。闇に葬り去られた未解決事件の真相を明らかにするため、高校生の海斗と、その同級生の結愛は、危険な世界に足を踏み入れることとなる。知ってはならない真実と、衝撃の犯人とは……
いままでありそうでなかった精神世界と繋がる異色の怨霊ホラーサスペンスがここに開幕。おもしろいので是非読んでみてください。年齢問わず楽しめます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 10:00:00
119994文字
会話率:46%
被害者が握っていたメモに書かれた6桁の数字。
大ベテランの刑事と鑑識員は、一目でその意味がわかったというのだが──。
※公式企画「春の推理2024」参加作品です。
最終更新:2024-05-06 07:48:53
3298文字
会話率:31%
一輪川ゆきこは、元聖女で元日本人。
ある世界で聖女として魔王を倒した、これで帰れると思った。
しかし、なんか召喚した国はそのまま居てくれとかほざいた。
断固拒否し続けたら、国が色々と言ってきた。
その時人間を止めて、全力であらがった。
何
とか日本に帰った。
また聖女として召喚されるか、巻き込まれる事となる。
以後色々とあれど、ほぼ共通していたのは『帰れない』とかほざく。
だから彼女は、ふざけた異世界の被害者を減らす事を考えた。
何時しかセイント・メッスルンと名乗り、異世界誘拐犯にイキリ散らす!
※この作品は短編を予定しております。
また、不定期更新です。
ノベプラの限定の『家族で国外追放されたけど、多少ムカついたので復讐を考えます』
長編の『VRゲームでも運と愛し合おう』
この二つに力をいれたいからです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 18:12:04
22146文字
会話率:41%
ダイイングメッセージ、それは死の間際、ただで死んでなるものかと、被害者が残る力をかき集めて残す、犯人へと到るメッセージ。 「犯人は、僕だそうです」――犯人はお前か!? なんで伝聞調なんだよ、から始まる殺人事件。 この物語は、悪役令嬢が死亡
により退場(おさらば)した、その後の物語です。 シリーズ三作目で、ダンスパーティーで婚約破棄を叫び(未遂)、男爵令嬢と婚約した第二王子(確定)した一作目悪役令嬢殺人事件、のネタバレが容赦なくあります。 探偵役は、一作目と同じく第二王子ら四人組です。 【あらすじ】学園で起こった悪役令嬢殺人事件から少し時が経ち。 改めて、正式に癒し手として、神殿にてお披露目することになった元・ドアマットヒロイン。 そこでまた、殺人事件が起こる。 今回の被害者はなんと、ダイイングメッセージを残していた。 そして、ダイイングメッセージが告げる犯人は、専属護衛騎士。 舞台は神殿、渦巻くは偽証、欺瞞、暗躍、陰謀。 物語は、犯人が暴き出される時を待つ! 全八話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 19:10:00
44540文字
会話率:23%
全9話。まず初めに。 ファンタジー世界での密室殺人事件、被害者の悪代官の名前はジョー=ダウト。 気軽に、ジョー! と叫んであげてください。 なお、遺体は真っ白に燃え尽きた灰や焼死体ではありません。 刺し傷で死亡してます(ナレ死)。 遺体は直
接には出てきませんし、グロ表現はありませんのでご安心ください。 探偵役が前作からの使い回しですが、前作を読んでいなくても問題ありません。 暗い過去も無く、謎の組織にも関係のない、背後関係のクリーンなただの探偵役です。 それでは、あらすじです。 王太子の直轄領で、代官が殺害された。 現場に着けば、なんと「密室殺人事件」。 しかも殺された代官には、後ろ暗いところが! 次々と発見される賄賂履歴! 登場人物A「代官と商人の癒着、金銭がらみか。もう犯人、商人でいいんじゃないか?」 相変わらず、フランクに犯人を決める登場人物A。 こいつに密室殺人の謎は解けるのか、犯人は本当に商人なのか。 暗闇に沈む隠された真実の扉を、いざ開かん! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-15 18:00:00
38144文字
会話率:20%
軍を不名誉除隊となったラルフ元軍曹。きっかけは魔導手術によるアーティファクトの強制移植だった。
動かぬ左手、不快な左目。だがそれは叡智を超えたアーティファクトであり、女神の祝福をもって機能を回復する。
そもそもこの不運は悪意ある神の戯れだと
女神は告げる。その悪意ある神は女神にとっての宿敵であり、被害者のラルフを救済するのに十分な理由だと。
女神の祝福と救済は多岐に渡るが、人生を諦めた老境に差し掛かった元軍人にとっては困惑することばかり。だが混乱しつつもゆっくりと人生をやり直していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 14:05:53
126992文字
会話率:51%
【人類最期の魔女】の孫である耀子は、祖母との契約により、魔女としての責務を果たすため、高校生の間で流行している<おまじない>の被害者を救い、影で偽魔術師を葬る日々を送っていた。
一方で、魔法に遠からず縁のある家系で育った僕は、普通を装って生
きていたものの、彼女との出会いによって、日常を大きく揺るがされることとなる。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 03:42:38
10860文字
会話率:31%
エルフのルアは、魔王の娘とされるルナを母親に持つが、ある日母が過激派の刺客から研究施設を守って命を落としてしまい、さらに過激派の死人に口無しとばかりの声明により、勇者を誑かして世界を危機に陥れた毒婦に仕立て上げられてしまう。
それから約2年
後、ルアは母そっくりの人相を活かし、母が通っていた『バラウール魔術学園』へと、女子学生として入学する。
それは、母と同じ顔をしたエルフとして名を馳せることにより、母を敵視し貶めた勢力と、母を手にかけた黒幕への揺さぶりをかけるためだった。
それと並行して、母を貶めてきた集団の被害者と協力関係を築き、それらに対抗しうる形なき勢力を築き上げる。
ルアは母の復讐を成し遂げるべく暗躍する中で、世界的な影響を持つ巨悪と対峙することになってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 23:12:30
76362文字
会話率:34%
地球神の遊びによって人生を壊された男 瀧平 徹彦が神に賠償として異世界に転生させてもらいそこで色々する話
最終更新:2024-05-03 17:34:35
3272文字
会話率:60%
魔族。それは人ならざる怪物の総称だ。主人公ルシェは、そんな魔族を統べる魔王の娘だ。兄や弟共に、魔王の後継者として育てられている。ルシェの趣味はミステリーを読むことだ。熱血漢の兄と尖った弟をまとめながら、日常を過ごしている。今日は魔王生誕
100周年のパーティだ。ルシェはいやいやながらもパーティに参加する。魔王の一言が発せられる時。事件は起きた。突如明かりが消える。急いで明かりをつけると、会場で爆発が起きた。そして1人の魔物の遺体が発見される。殺魔物事件が発生してしまった。
科学捜査などない魔界。被害者の死因は爆破だと考えられていた。あれ程の爆破を行えるのは、魔王の娘だけだとルシェは疑われる。彼女は自分の疑いを晴らすため、事件の捜査に乗りかかった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 19:13:01
25123文字
会話率:40%
知っている人が犯罪者と被害者になる。僕は昔のその人を思い出す。
キーワード:
最終更新:2024-05-02 14:07:15
2098文字
会話率:42%