高橋裕作曲による『シンフォニック・リトゥルジカ』(1980)に着想を得て冒頭の場面を思い付き、そこからイメージを発展させて作った海洋奇譚である。黒森自身の言によると、執筆中はホジスンとポオを強く意識していたと云う。描かれる怪現象に対して何
等合理的説明を与えていないところが、この作品に対して「怪奇小説」と云う名称を使うのを躊躇わせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-09 11:04:24
14934文字
会話率:0%
隕石の落下により、全大陸が水没した地球。
隕石とともに飛来したアカシャと呼ばれる微生物によって汚染された海は、人の心の奥にある劣情を引きずり出す。
シロイルカの中に記憶を移植して生き延びていた旧時代の少女カチは、人の姿となって地上世界へと打
ち上げられ、月系地球人と異星人との間に生まれた青年、真朱(まそお)とであい……
殺されていった者達の、怨恨が世界を揺さぶり始める。
遠未来、海洋SF
あなたは、どこへ還る?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-11 20:00:00
157104文字
会話率:40%
2014年4月1日。まるでその日に相応しいニュースが世界中を駆け抜けた。なんと、マリアナ海溝の最深部で、さらにずっと深い所へ続いていると思われる洞穴が発見されたのだ。この未知なる新世界の調査の為、緊急に召集された調査チームに志願した日本の海
洋学博士の白石 洋三は、同じく海洋生物学博士でアメリカ人のジョナサン、地質学博士でイギリス人のポール、そして航海長の王林と共に最新鋭原子力潜水艦『ネオ・ノーチラス号』に乗って冒険の旅に出発するが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-24 11:06:17
19383文字
会話率:16%
とある「世界」を舞台とした、架空戦記。
内陸にある国家の空軍、東に押しやられた部隊での物語。
十二年前の大戦で余さず傷を負った世界が、あるひとつの国を火種に再び大戦へと傾いていく。
海洋国家の精鋭部隊から、わざわざ内陸へ来た青年。
先の
大戦で多くを失い、閉ざされた里から出てきた娘。
英雄と呼ばれながらも、砂漠の基地にとどまる男。
砂漠の「鳥」たちが、新たな戦いに際し、それぞれに描く空とは――
※自サイト「鳶の旋回軌道上」より転載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-20 10:00:00
42116文字
会話率:49%
戦乱の気配漂う異世界アルフヘイムへ召喚された「地球人」炎条武は改造人間では無かったが、「黒狼王」に変身する悪魔憑きであった。かつて繁栄した旧王国の血を引く少女クリスの護衛役として満更でもない異世界生活を送っていた武だったが、海洋貿易の利権
を巡る国家間の争いによって、その束の間の平和は失われてしまう。
公国の実権奪取を目論む帝国派はクーデターを実行。地球人を召喚し、クリスと武の抹殺を目論む。しかし「地球人」は絶大な能力を有しているものの、往々にして依り代である召喚主を殺してしまう制御が難しい危険な術でもあった。召喚された「赤牛王」は召喚主を殺害して暴走。それを止める為に武は「黒狼王」に変身、対決する。「地球人」同士の対決は武の勝利に終わり、赤牛王は光と還っていった。
クーデターは成功し、クリスは公王位を追われた。肉親は既に無く、そして国も失った。今あるのは依り代としての繫がりだけ。「私は、お前だけいればそれでいい」クリスは公国に背を向け、北を目指す。
(〜第一章)
クリスが北を目指していた頃、西方の大国「帝国」は別の国とも戦っていた。膠着する東方戦線に投入される「地球人」灰鷹鬼は、格上の金獅子王を倒して帝国を勝利に導く。その灰鷹鬼を召喚した地球卿と呼ばれる人物は言う。百人、地球人を斬ったら望みを叶えよう、と。その望みとは……地球への帰還。そして次の目標として指示したのは、黒狼王である武だった。
一方クリスは大陸の西端に築かれた古城に到着。それはかつてクリスの祖先が旧王国から落ち延びてきた先であった。クリスはその古城で、自分たちだけの国を建国することをささやかに宣言する。
(〜間章)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-26 18:03:18
111306文字
会話率:33%
16世紀イタリアの海洋都市国家ヴェネツィア共和国。両替商の娘チェチーリアは、婚約者エンリコ・ロレダンに婚約破棄をされてしまう。祖父から自身の婚約破棄の理由と、自分の出生の秘密を知ることになる。そんな彼女の運命は如何に?
史実のヴェネツィア
史をモチーフにしていますが、この話はフィクションです。しかし、彼女のような人物は史実にも居たかも知れません。当時の世界情勢と風習が出て来ますが、出来るだけ分かり易く解説するようにします。
最後に、この作品は作者が自分の技術を磨くために作った練習作品です。未熟な技量なので、読みづらい点も多々有るかと思いますが、最後までお付き合いいただけたら幸い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-14 19:33:37
13363文字
会話率:46%
人間に期待できる最善(核融合・軌道エレベータなし)の近未来での、メガフロートで生まれ育った少年少女の青春物語。
最終更新:2011-07-28 21:16:48
34462文字
会話率:46%
環境問題を専門とする科学者が、恋人や研究員と偶然に遭遇した事件に、自分達の研究知識や特技を使い、事件を解決して行く推理・サスペンスです。
最終更新:2011-04-21 04:19:48
84066文字
会話率:12%
舞台はマレーシアの沖、マラッカ海峡からアンダマン海へと続く
海賊船に乗っていた男と、海洋調査船に乗っていた男が大竜巻で
双方の船が巻き上げられ船は木っ端微塵となる。
皮肉にも二人の男が生き残った。
好むと好まざるに関わらず、生きて
陸に上がりたい一心で二人の
漂流生活が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-28 18:40:11
10615文字
会話率:23%
西暦1927年5月、アメリカ大陸では、「北アメリカ帝国連合」と「海洋連邦機構」の2つの国に分かれていた。アメリカ大陸統一を目指す゛北アメリカ帝国連合゛は、大陸の覇権を巡り、゛海洋連邦機構゛に宣戦布告をした。゛第二次アメリカ大戦゛の勃発である
。後にこれは゛神話の戦争゛と呼ばれる戦いの始まりである。
二つの部隊の視線から描いた、オムニバスストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-16 00:59:43
839文字
会話率:53%
有名な冒険家の息子、ローレンス・ラングマンは、父の死をきっかけに新しい局面を迎えた。
父の死の真相、自分にかけられた人魚の呪いについて調べるため、ローレンスは港町で商船に乗り込む。
しかし、その商船が海賊船に襲われてしまい、ローレンスの
運命はさらに、複雑に絡み合った思惑に取り込まれていく――。
海洋ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-02 02:11:17
27808文字
会話率:26%
テニスの名門校である海洋中。そこでイギリスからの転校生、港が来る。海洋中でもトップの実力を持つ炎は港の転校初日に勝負を挑む。
最終更新:2008-11-24 19:37:45
3421文字
会話率:53%
◇黄玉【おうぎょく】硬度8。トパーズ。◇◇11月の誕生石◇◇宝石言葉:誠実◇◇象徴:太陽◇◇別の惑星の出来事。この物語の黄玉は別の物質です。六角推の棘として登場します。海洋SFに挑戦してみました。宜しくお願いします。◇◇「空想科学祭」参加作
品です。◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-09-06 00:13:33
3611文字
会話率:16%
特殊部隊の少年。仲間と共に戦い成長する。撃つことを躊躇いながら。泣きながら、苦しみながら、殺す自分を憎みながら、敵と戦う。そして少年は引き金を引く。
最終更新:2008-08-10 06:37:12
45238文字
会話率:54%
近未来。「私」は海底をはしる列車の中で目を覚ます。列車の路線名は関東海底ライン。現在は海中に没してしまった関東平野を、縦断するように敷設された路線である。ここは新橋エリアあたり。海底海洋研究所の関連施設が幾つか点在し、そして、旧時代東京のシ
ンボルが放棄された海域でもある。そのシンボルの遺構は、海抜マイナス数百メートルもの海底に沈んだ現在も、『トウキョウタワー』と呼ばれている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-07-04 18:33:33
1887文字
会話率:36%
海洋貿易で発展を遂げた貿易都市タッフルール。貿易航路に出現した海竜によって、商人たちは交易を妨げられてしまう。海竜討伐に向った船団に乗っていた少年が、浜辺に打ち上げられる。それは破滅への秒読みであったが街の人々、世界は気がついていない。
最終更新:2007-11-25 19:39:05
21295文字
会話率:20%