神さま。自分と対等な力を持つ存在が現れることを夢見て、数多の世界を作り、数億年――。でも待ち人来たらず。
しかたがないので、自分が〝人間〟になることで力を落として、「俺より強い者に逢いに行く」ために人間界に降り立った。人間の肉体で、1京分の
1以下にスペックを落としても、苦戦する相手は見つからない。
「俺より強いやつはどこにいる!」
勇者と賢者の美少女二人を引き連れて、バトルジャンキーな神さまが、人類の〝常識〟を壊して回る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-06 19:00:00
24575文字
会話率:37%
平安時代中期。京を乱していた鬼、大江山の酒呑童子が討伐されてからも事件は後を断たず、人々は疑心暗鬼から醒めないでいた。鬼の残党が起こす事件を解決するため、武人・渡辺綱は主である源頼光の命の下、夜の警邏に出かけている。しかし、その心中はその日
の雨脚のように、穏やかなものではなかった。同輩の坂田金時が主の命に応じず、屋敷にこもっているためである。物思いに沈む警邏の最中、綱は一条戻橋のたもとで、人を待っているという妙齢の美しい女性に出会う。「京の夜は安全とは言えない。待ち人は諦められよ」と忠告して別れるが、綱の心は女性にすっかり奪われていた。「あのような姫君にもしものことがあってはならない」と綱は京の安全を守る決意を新たにする。しかし、この女性は綱をつけねらう酒呑童子の臣下、茨木童子であり、その日の激しい雨も人払いのために彼女がふらせたものだった。
翌日、綱は金時の真意を確かめに、住処におもむく。問いただすと、金時の答えは意外なものだった。「自分は山姥と人の間の子である」と出自を明らかにしつつ、金時は鬼の残党狩りに対してためらいを示したのだ。「例え人を食おうと、山姥は確かに自分の母であった」と金時は述懐する。彼の中では、大江山の一件も激しい葛藤の中で決断したものなのだという。これ以上手は貸せない、と金時は残党狩りを固辞し、説得には応じなかった。綱は友であった男の真意と出自を知り、動揺する。
一方、茨木童子も激しい葛藤の中にあった。一条戻橋のたもとで主の仇を討つつもりが、敵方からの思わぬ接触にあったためだった。果たして仇をとることが正しいのかと迷いながら、茨木童子は再び一条戻橋へと向かう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-24 22:39:58
12377文字
会話率:38%
そんな気持ちになったので、表現してみました。
三行の短文詩です。
いつもは、美味しそうな贅肉で幾重にも武装している私の小説ですが、今回は全て削ぎ落としています。
この作品は真面目です。注意!
最終更新:2019-02-09 16:44:28
365文字
会話率:0%
カイロのとある橋の上で、一人と一頭が、とある人物を待っていた。早朝から待っているのだが、昼になっても待ち人は現れない。ゆえに一人と一頭は駄弁る。
著者:N高等学校「文芸とライトノベル作家の会」所属 Yamash
最終更新:2019-01-24 17:26:09
4382文字
会話率:45%
星の光が最も強くなる日、万星節。
この世とあの世の扉が開き、死者の魂が戻ってくる。人々はその魂が迷わぬよう、目印としてガラスの角灯、星夜灯を灯す。
万星節の前に、ガラス職人コウのもとへ相棒のリオンが森から帰ってきた。
同じ日、婚約者を亡くし
たアナが「待ち人の星夜灯」の製作を依頼するために、彼らの工房を訪れる。
彼女が望む「待ち人の星夜灯」は、普通の星夜灯とは違い、灯せば想う人に必ず会える特別な明り。作るためには、死者との思い出が宿るものと、星屑が必要だった。
星と、人と、灯火。北方にある街の、冬の星祭りの話。
温かな明りの下で。
きっと、誰かと一緒にごはんが食べたくなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-25 16:43:19
30199文字
会話率:44%
あなたの影から あなたを見ている
最終更新:2018-12-21 04:42:51
345文字
会話率:0%
来るはずのない人をただ待ち続ける。
最終更新:2018-07-09 20:03:33
1022文字
会話率:0%
ずっと待っていた愛する人とのであい。
pixivにて重複投稿。
最終更新:2018-06-22 23:18:39
258文字
会話率:5%
人生に疲れた踊り子エル。彼女が流れついた町のそばには、いにしえの時代から竜の住む山があった。竜の噂に惹かれたエルは、山の中腹にある巣を目指した。孤独な踊り子と孤独な竜の邂逅は、両者と世界にわずかな変化をもたらしていく。不器用な魂同士が触れ
合うファンタジー短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-29 20:34:21
21660文字
会話率:36%
あるフレンチレストランに「ケナゲさん」と呼ばれる、風変わりな常連客がいた。
毎年クリスマス・イブの夜に2人分の予約をしては、テーブルの上に赤い花束を置いて、待っている。たった一人で。そして、待ち人は来ない。
次の年のイブも。また次
の年も。
一体、彼の行動の理由は何なのか。これは従業員、大野京子が体験した「最悪なクリスマス」のエピソードである。
◇小説「少女サチと『言葉の化け物』」も連載しています https://ncode.syosetu.com/n6779er/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-16 13:36:39
3004文字
会話率:23%
待ち人はいつかはやってくるものだったりする
最終更新:2018-03-29 01:38:08
438文字
会話率:50%
ー物語の主人公は死なない。
その物語が、終わらない限り。
最終更新:2018-03-05 18:01:20
1971文字
会話率:6%
ある黄昏時。庭を掃きながら待ち人を想う女性がいた。
「黄昏時コンテスト」用に書いた作品ですが、コンテストに参加するものではありません。一例としてお読みいただけたなら幸いです。
最終更新:2018-02-27 10:10:18
1679文字
会話率:0%
不実な指切り肌身に貼って、迷い惑いのくるくる戻り。
呪うも私、願うも私、自縄自縛の雪女。
――たとえ救われざる者だとしても。
最終更新:2018-01-21 18:24:48
6149文字
会話率:58%
総員傾注せよ。
これは闘争の物語である。砲弾が飛び交い、人間が塵芥の如く宙を舞う中をひた走る幼女の復讐劇だ。だが、物事は上手く行かぬが世の常。どれほど恋い焦がれようと待ち人は姿を現さず、その胸に銃剣を突き立てることは叶わない。秩序は大波
となって彼女を戦禍と絶望の底に叩き落そうとする。もがき、苦しみ、戦場で自らの無力さに血の涙を流しながらも来るべき瞬間を待ち望む彼女の姿はさぞ無様なことだろう。
さあ諸君、幕は上がった。
哀れな人外が人間の真似事をしながら地を這いずり回る姿をご覧に入れよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-21 01:53:55
60042文字
会話率:29%
【待ち人すぐそば。】意中の相手を初詣に誘うことができなかった少年は、ひとり縁結びの神社を訪れるが――?
【待ち人来まくり。】初詣に誘われなかった少女は、ひとり近所の神社を訪れるが――?
最終更新:2018-01-01 12:05:48
7868文字
会話率:31%
僕はある丘の上で彼女とベンチに座って日の出を見つめていた。彼女は初日の出を見ながら、ぽつぽつと僕との出会いを懐かしそうに語り出す。僕はギターを握りながら、その言葉に耳を澄ませ、頬に熱い感触を感じる。新しい一年が始まり、そして彼女との日々が終
わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-19 19:58:41
3359文字
会話率:27%
僕は彼女と別れた傷心のまま、お正月を迎えることになった。初詣に行って列に並びながら、彼女にどんな言葉で貶すメールを送ろうか悩んでいたけれど、もうアドレスは変わっているかもしれないし、そうして怒りをぶつけることで、彼女を忘れられるかと思ってい
たのだ。そんな中、どこか聞き覚えのある声が聞こえてくる――。待ち人は来たけれど、それは最後の別れに違いなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-01 00:00:00
4892文字
会話率:37%
セイレーンの待ち人は・・・。
最終更新:2017-12-10 04:00:00
314文字
会話率:100%
その公園のベンチには一人の女性が座っていた。
何をするわけでもなく、ただそこに座っていた。
最終更新:2017-12-03 13:51:33
820文字
会話率:9%
深夜古びた街灯の下、ひたすらに待ち人を待ち続ける僕のとなりに一人の女が立った
最終更新:2017-12-01 02:26:24
3248文字
会話率:50%