『華族』 『蝶族』
古より続く二つの一族には深い関係があった。
華は蜜を与え、その代償として燐粉を奪う。
蝶は燐粉を与え、その代償として蜜を奪う。
互いに子孫を残すため利用しあい、
血筋の運命に翻弄されていた。
だが、ある日
のこと。
華の一族には花殻の子が、
蝶の一族には蛾の子が生まれた。
彼らは一族から軽蔑の目にさらされ、
酷く扱われていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 23:44:07
2719文字
会話率:38%
ある黄昏時。庭を掃きながら待ち人を想う女性がいた。
「黄昏時コンテスト」用に書いた作品ですが、コンテストに参加するものではありません。一例としてお読みいただけたなら幸いです。
最終更新:2018-02-27 10:10:18
1679文字
会話率:0%