本書は『アイダシャフト』という概念を提示する哲学書です。
私の人生で感じてきた全てを、スクールカーストの物語の中にぶちこんでいます。
物語のあらすじは、
超イケメン陽キャラ高校生の時舛君が、超モテモテライフを送っていると、
ひょんなことか
ら、なぞなぞクラブと風紀委員会にダブルブッキングで入会してしまい、
それが原因で、風紀委員長のDQN女子先輩にボッコボコにされ、更にリアルスクールカーストの陰キャラガチ勢の女の子にボッコボコにされ、
それでも翌朝には健気に立ち直る時舛君でしたが、学校はこの時舛君ボッコボコ事件をきっかけに、世界大戦さながらの大論争に発展する。
というお話です。
また、本書では普通の青春小説にはないような概念を取り扱います。
例えば以下のようなトピックです。
・学校の中の笑いと舞台の笑いの違い
・リアルな空気感を加味したうえでのコミュニケーション
・体育会系と不良系のスクールカーストの違い
・陰キャラという言葉の真実
・硬派恋愛主義に対するヤリチンの弁明
・スクールカーストになぞらえた天皇批判
・性を見せ合った男女は対等の関係でいられるか
・組織の目を通した時の高校生キャラクターの幼さ
・指導者として政治をする人の精神
このように本書では様々な話題を取り扱いますが、それらの根底にあるのは『連続性VS超越性』の構図です。
本書は人の世には決して超越の力はありえず、あらゆる局面で連続性が優位とした上で、
『連続性VS超越性』の中に、新たに『アイダシャフト』という概念を提唱します。
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本作は2023年春の星海社FICTIONS新人賞の落選作品を微修正したものです。
またカクヨム様にて同一内容の作品を投稿しております。
(https://kakuyomu.jp/works/16817330659490406369)
長い作品ですが読んでいただけると嬉しいです。
皆様から率直な感想をいただけると更に嬉しいです。
作者の気持ちなど考えなくてもよいので、めっためたに批判してください。
-------------------------------------------折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 07:34:47
664361文字
会話率:39%
★星海社FICTIONS新人賞受賞★書籍版発売中★
「お前はアレだな、俺の想像以上に嫌な奴だな」
「貧弱な想像力が基準では説得力に欠ける意見だ」
蒸気機関の煙が街を覆う正暦1873年。勤め先を失った一人の傭兵に、とある小説家から依頼が舞い
込む。それは『地図に載らない山』への取材の護衛だった。背に腹は代えられない傭兵と、それを消去法で選ぶしかなかった小説家。罵り合いの絶えない二人の旅は、やがて国家を巻き込む謀略へと巻き込まれていく……大陸横断鉄道が完成した高度成長の時代、しかし電気の灯りがまだ生まれていない薄暮の時代。そんな19世紀アメリカに『何故か』似た世界の物語。
◆第一部 不死王の帰還 完
◆第二部 人形図書館のイヴ 開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 23:37:08
667261文字
会話率:43%
《アルファポリスにてジャンル別日間最高3位/3900作、同週間6位、同月間23位、MAGNET MACROLINK第5回小説コンテストマグネットランキング最終28位、2018年夏の星海社FICTIONS新人賞の座談会で編集部より好評価を頂い
た作品です》
高一の桐畑瑛士《きりはたえいし》はサッカー強豪校にスポーツ特待生で入りサッカー部に入るが、活躍できず辞めていた。ある日、桐畑は突如現れた大昔のサッカーボールに触れてしまい、十九世紀イギリスにタイムスリッブした。容姿はパブリックスクール、ホワイトフォード校のフットボール部のケントとなっていた。そこには高校での級友で、年代別のサッカー女子日本代表の朝波遥香《あさなみはるか》がフットボール部のアルマと入れ替わっていて……。
作者はサッカー経験者でマンCとバルサの大ファンです
19世紀の大英帝国の雰囲気がよくでていると感想を頂くことも多く、その点でも楽しめるかもしれないです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-17 18:47:38
93196文字
会話率:22%
舞台は1939年のドイツ帝国。開戦を目前に控えた帝国空軍には箒に跨り哨戒飛行をする魔女がいた。
首都ベルリンから南西600キロに位置するシュランベルク航空基地、そこに属する第33飛行小隊。そこで十一人の部下を率いるシャーロット・アップルト
ン軍曹は、開戦の足音に心を怯え震わせていた。
魔女というのは民族であり、種族であり、主義であり、宗教だった。彼女らは差別を受けながらも、自分と家族、友と誇り、自由のために国に尽くす。
本作は2014年春の星海社FICTIONS新人賞における座談会において編集の方々にコメントをいただいた作品になります(賞からは落選しております)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 02:16:44
171614文字
会話率:34%
Q誰が? A.僕は、私は、、、
Qどこで? A.東京で、名古屋で、神戸で、中国で、アメリカで、ドイツで、フランスで、、、
Q誰に?
『エミリー・ミレットに、出会った。』
私が出会ったひとたちを、フィクションも織り交ぜて、私じゃない視
点からお話にしてお届けします。
(内容はお会いした方々の了解をとっています。ガマンできないときは私目線になってしまいそう。でもガマン。)
楽しんでいただけたら幸いです。
Here are the short stories about the people I met in the world.
The stories are developed from the lover’s sight, not my side.
All stories(maybe) are produced with the certain amount of fictions and reality.
These are more than essay, more likely, yes, “the love story”.
I hope you to enjoy them!
Ciao!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-18 05:00:00
10852文字
会話率:9%
星海社FICTIONS新人賞2018年夏の応募に際して「MEGA-KILLER ~地下衛生管理局特別殺虫係~」に大幅な改稿を施したものです。
人物・世界観設定と内容も一部変更しており、オリジナルの方とは別のものとなりますのでご了承下さい
。
星海社FICTINS新人賞座談会にて、「一行で」とのことながら一行コメント欄に何もありませんでしたので、どなたか親切な方、暇な方、慈愛に満ち溢れた方がいらっしゃいましたら、不躾ながらこの作品にほんの一行コメントを頂戴いたしたく存じます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-15 23:21:09
165369文字
会話率:41%
お仕事小説、ミステリ、コメディ、恋愛などの、ジャンルミックスノベル。初心者にも男性にも親切、安心安全な、BL設計。
゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜
「お金を持った腐女子って、タチが悪いですよ?」(一乗
寺家メイド・談)
「お嬢様。お風呂にお入り下さい、そのジャージはお捨てなさい、そろそろ美容院に……あっ、逃げたっ!」(一乗寺家家令の叫び)
大財閥の令嬢、一乗寺典子はピンクの好きな、ゆるふわ女子。フツーにかわいい。だが、その正体は、恐るべきヒモノだった。そして、どうしようもなく腐っていた。彼女の野望は、BL本を文学の棚に置くこと。その為に出版社を立ち上げた。
家令の古海龍は、日夜、監視の目を光らせていた。典子の暴走を喰いとめ、名門、一乗寺家を守る為に。
ある日、編集実務担当として典子に雇われた本谷直緒は、(本人には全く自覚はないが)絶世の美人……但し男……だった。
・2017年 エブリスタ・新潮文庫「ミステリー&エンターテインメント賞」予選通過
・2021年 オレンジ文庫「ノベル大賞」一次選考通過
・2022年冬 「星海社fictions新人賞」第34回座談会で取り上げられる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-12 13:50:58
389202文字
会話率:44%
【星海社FICTIONSより書籍化し、1〜3巻発売中】
「僕はこのサイトで小説家になる!」
怪我により幼い頃からの夢が絶たれた黒木昴。
目標を見失なっていた彼は、偶然一冊の小説を手にする。それはネット小説投稿サイト『ベコノベ』から書籍化さ
れた『アリオンズライフ』だった。
何気なく読み始めた昴だが、夢中となり原作の続きを求めベコノベにハマっていく。
そしてついに彼は一つの思いを抱く。自分もここから小説家になりたいと。
ネット小説のテクニックを伝授してくれる親友や書籍化作家、漫画家を夢見る美少女、立ちはだかるライバルたち。
激動のネット小説の世界で、小説家という二度目の夢を掴むことができるか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-12 00:00:00
427864文字
会話率:47%
一九〇九年三月。英国政府より命を受けフランス共和国内バスティーユ王国へと潜入することとなった娘、元村アリサは、相棒の日本人探偵、碓氷玲人郎と共に海路バロウィンハーネスを目指す。
しかし穏やかな船上生活の幕開けとなるはずだった貨客船最初の夜、
玲人郎が持ち込んだスーツケースから、大切な茶筒がひっそりとその姿を消す。
「わたしが見つけてあげる」と、小さな胸を張るアリサであったが……。
※星海社FICTIONS「牢獄のセプテット」のスピンオフ短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-15 10:00:00
10543文字
会話率:46%
星海社FICTIONS新人賞。星海社が誕生して間もない頃、鳴り物入りで開催されたその賞の記念すべき第一回に投降し、悪名高き(投稿者にとっては!)座談会でばっさり切られたままお蔵入りした作品です。
袈裟斬りに斬られたキズは塞がるどころか、怠
惰という毒に膿むだけ膿んで小説への情熱をも腐らせて三年。ようやく完治に経ったのはジャックヒギンズ『鷲は舞い降りた』を読み終えた先月末のことでした。
現在新作に手をつけ始めていますが、せっかく完成させた処女長編を眠らせておくのも惜しいので、新作を書き上げるためのリハビリもかねて、目に余る部分を推敲しつつ発表したいと思います。
一応完成作であるので投稿ペースは速いでしょう。また情熱が腐らなければ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-18 23:03:14
13808文字
会話率:51%
五つの人種を束ね、かつては広大な植民地を持っていた王国。その首都へ向かう街道は宗教的巡礼路としても機能していた。休暇で巡礼の旅に出た人間の留学生は、国家を揺るがす陰謀に巻き込まれる。魔法やドラゴンは(あまり)出てこない、オイルくさいファンタ
ジー。
初稿を「星海社FICTIONS新人賞」に応募。改稿を「講談社BOX新人賞Powers」に応募。前作の反省を踏まえ、世界観づくりにこだわり資料採集も頑張った結果、「長すぎる」と一蹴。読みやすい文量というのが、なかなかわからないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-15 16:21:22
216385文字
会話率:45%
火星の入植がはじまり、更には二つの軌道エレベータが建造された時代。その内の一棟「オポチュニティ・エレベータ」で働く日本人・ジュンペイは同僚のエレーナと共に、天王星軌道上で発見された未確認物体の回収作業に参加する。ところが、宇宙の果てからや
ってきたそれは、人類を進化に導くモノではなく―― 2012年春「星海社FICTIONS新人賞」に投稿した作品を改稿したもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-05 23:19:31
182229文字
会話率:52%