魔王の娘で魔侯爵の妹であるレモネッラ・ド・セッテマーリは、人間界のブルクハルト王国第二王子アルトゥーロ・フォン・ブルクハルトから婚約の解消を宣言される。
さらに兄の魔侯爵アンリには、魔界からの追放を告げられた。
しかしレモネッラは悲し
むどころか、二人に礼を言った。
なぜならレモネッラは、彼女の護衛を務める白銀の騎士ジュキエーレ・クレメンティと幼馴染みで、ひそかに彼を愛していたからだ。しかし二人は、魔界の姫と護衛の騎士という身分の違いから、お互い恋心を隠してきた。
アルトゥーロ王子と政略結婚させられることになったレモネッラは結婚式の前日、
「一緒に魔王城から逃げよう」
とジュキエーレを誘うが、彼の答えは、
「護衛としてあなたを守り続けるが、一人の男としては愛さない」
というものだった。
レモネッラはショックを受けるが、ジュキエーレの言葉の裏には彼の苦悩とレモネッラへの深い愛情が隠されていた……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 02:55:16
26166文字
会話率:47%
勇者として生まれるも勇者としての力を持たない少年サハリス。
ずっと一人で過ごすことの多かったサハリスは他人の愛情を求めていた。
そんなある日出掛けた場所で指輪を拾い、家に帰って付けてみると不思議なことに魔王の城に飛ばされて離れられ無くなって
しまった。魔王の城で暮らす勇者の生活はいったい…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-29 00:00:00
10127文字
会話率:66%
「今日から君は僕のお嫁さんだよ」
目覚めた時、魔王にそう言われた。
突然の事で何がなんだが分からない。
でも、お嫁さん?俺、男だよ??
って、俺の下半身についてた立派なものがいつの間にか消えていて、変わりに獣耳と可愛い女の子の姿に…。え
、俺可愛い…。
取り敢えず絶対に帰れないっということが分かったので、異世界であったことを日記を書くことにした。
新しい出会いと、隠された過去。
俺が、民に愛され慕われる立派な魔界の姫となるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-07 23:19:26
5056文字
会話率:49%
魔力の少なさから、生まれてすぐ魔界に捨てられてしまった主人公、リオン。だが、魔王軍四天王に拾われたことで彼の運命は一変する。世界最強クラスの実力者である四天王から直々に鍛えられ、可愛がられたリオン。時は経ち、彼はあらゆる魔法を『支配』する権
能を持った立派な魔王軍の兵士……そして、魔王の娘であるアリシアの護衛になっていた。そんなリオンに与えられた新たな任務は、『楽園島』と呼ばれる島の魔法学院に入学するアリシアを護ること。
「魔王軍の一員として、立派に任務を果たしてみせます!」
恩人であり、尊敬する魔王軍四天王のためにリオンは任務に挑む……
「「「「そんなことより、リオンが可愛くて仕方がない」」」」
「待ちなさい貴方たち。リオンはわたしのものよ。絶対に渡さないわ」
……本人をよそに、周りの四天王や魔王の娘アリシアはひたすらリオンを可愛がる。
「一緒に学院に通いましょうね、リオン」
「もちろんです、姫様!」
「だから一緒に任務をがんばりましょうね、リオン」
「もちろんです、姫様!」
「この任務が成功したら、結婚しましょうね」
「もちろ…………えっ?」
【お知らせ】
アース・スターノベル様より書籍化が決定しました!
イラストレーター様はmmu様。
全2巻が発売中です!
コミックアース・スター様にてコミカライズ連載が開始しました!
https://www.comic-earthstar.jp/detail/sitennou/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-01 07:00:00
296437文字
会話率:50%
善神と邪神の戦いによってかつて人の世界は崩壊した。大地五つに分かたれ、それぞれの陸地は位置関係から東西南北と中央の名を冠する大陸と呼ばれるようになった。
西大陸随一の強国であるゴルドアードラー王国。その辺境に位置するブラオスローザ伯爵領
アルト村のケント・シュヴァルツは、村外れの山小屋で狩人兼木こりとして生計を立てていた。そんな彼の元に魔王の娘を名乗る少女、サーリャが現れる。彼女の目的はかつて魔王と互角の戦いを繰り広げた後に友誼を交わしたケントの祖父、グスタフと接触すること。そして彼女は正気を失いつつある父、即ち魔王の討伐を依頼するべくやって来たのだ。
祖父の技を受け継ぐケントはサーリャの祖父の代わりに依頼を受け、彼女の用心棒として魔大陸までの護衛を引き受ける。相棒の魔族ルガールと親友の天才魔術師ヴォルフガング・アーヴィングを連れて二人は魔王を討つ旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-28 20:00:00
229805文字
会話率:55%
人間界から魔界に来て1ヶ月が過ぎ。ルーンとヴィルは「婚約」という事で一緒に魔界城で暮らしていた。ある日ルーンの元に小さい頃良く遊んでいた従兄弟が現れ・・・・。
最終更新:2011-02-07 02:19:06
4294文字
会話率:53%
時空のひずみにより人間界に行ってしまったルーン、そこで彼女は一人の青年と出会い恋をし、色々な人と出会う。そんな中彼女たちの事をよく思わない者達や彼女たちの敵となる者達と二人は戦う、二人の運命は!
最終更新:2010-12-31 21:14:45
29740文字
会話率:48%