南の湖の湖畔で稼働する火力発電所の燃料として生きる「火の馬」たちは、施設で働く少年(彼の頭には、他の大人の職員のような鬼の角は生えなかった)と共謀し電力の供給先である「街」を襲う計画を立て北上する。
サンソンくんは深い森の開けた場所で
ひどく年を取った「火の馬」といる一人の少年に出会い、古からの伝承に耳を傾ける。遥か昔の「火の馬」は、かつて存在したという「街」で何をし、何を見たのか等々。そしてまたそこに登場する「氷の狼」の話には、サンソンくんの旅の目的地である「場所」に関する情報も含まれるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-19 22:34:06
35028文字
会話率:18%
ーまだ見えぬ 斜陽に落つる 鬼の角 待ち焦がれては 小袖を振るうー
大学生の千代の家には古くから伝わる和歌が残されていた。
お盆に帰省し、のんびり過ごそうと友達の由紀と企むが、
和歌の謎と対峙することになる。
最終更新:2021-08-13 21:52:01
11324文字
会話率:23%
主人公は、栗原奈津美、18歳。
平凡で地味などこにでもいる真面目な普通の女子高生。
ただ、少しだけ変わったところがあった。
生まれつき、彼女には額の真ん中、髪の毛の生え際付近には、小さな突起物があり、まるでそれは鬼の角のようであった。
最終更新:2021-02-24 04:22:11
19996文字
会話率:15%
鬼と人間が共存するこの世界。
鬼と言っても、見た目や言語、食べ物ですら、ほとんど人間と同じ。
違うのは、頭に小さい角が生えていることだけ。
鬼と人間の恋愛、結婚は許されていない。
人間と恋愛をする方法はただ一つ。
鬼の角と染色体を取る手
術を受け、人間として生きること。
自分を産んでくれた親や、今まで共に過ごしてきた鬼の仲間たちに、白い目で見られることを覚悟して。
そんな世界で起こる鬼と人間の禁断の恋。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-14 23:56:14
2860文字
会話率:26%
煎り豆が大好きな加藤は黒髪ショートカットでちょっと眼付きの悪くて鬼の角を持つ美少女と出会う。
最終更新:2019-05-11 20:37:43
3110文字
会話率:38%
都に日暮らす孤児のトグラは、ある日のねぐらへの帰り道、橋のたもとで得体のしれない輩に出会う。
そいつは、鬼の角を探しているという。
夏のホラー2018参加作品。和ホラーな中編。
最終更新:2018-08-09 05:06:12
25097文字
会話率:47%
私の前に現れた貴方は眩しくて、私の英雄だった。
俺の後ろに隠れる君は誰よりも愛おしくて、俺の最愛だった。
鬼の角を持って生まれ、異型だと蔑まされる日々を過ごす"あやめ”と英雄に憧れる"つばき”
性格も考え方
も違う二人が徐々に惹かれ合うが--
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-19 12:29:59
2202文字
会話率:31%
鬼の角を折るための力のはなし
最終更新:2017-09-23 01:47:47
547文字
会話率:0%
いたずらもののかん太は、黒雲に乗って天んじゃ鬼のいたずらをします。
するとかん太の頭ににょきにょきと・・・
最終更新:2016-05-22 06:00:00
6672文字
会話率:43%
それはそれは昔々の噺でございます。
とある山深い渓谷にある里の、それまた奥にひとりの娘が住んでおりました。
その娘は大層美しかったのですが、他の者と違うところがありました。
白魚のようにしなやかな指先の爪はどこか長く、花のように赤く色づく
口からは白い牙が、艶やかな黒髪を割るようにしてその額には獣のような角がふたつ生えていたのです。
――とある国の伝承御伽より抜粋――
今は昔のお伽噺の伝承が色濃く残るその国では、年に一度の大祭に想い相手と自ら手作りしたある贈り物を交換する儀式がある。
しかしそれは手先の不器用な者においては苦痛でしかない。
こんなものを渡せるものかと美しい幼馴染みを囲む人垣を見てさらに少女は固く心に決めたのだった。
角もつ彼らの恋愛奇譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-05 22:00:00
14636文字
会話率:21%
〇季節外れの鬼灯は、白い雪上に紅く染め上がった。鬼の御霊はとおりゃんせ。さ迷う女の躯は、まるで夏の蛍のように舞う雪虫の誘いとともに、提灯の燈に似た鬼灯を摘み紅く染まる。愛しき者を待つ御霊を、かつて如何なる刄をもってしても掠り傷一つ付けられな
かった地獄の鬼の角を斬り落としたと伝わる名刀“角落とし”を腰に携えた流浪人に浄化を求めるのであった※どの地方にもよく聞く昔話のひとつでです。ジャンルを歴史にしたのは、物語の源が実話を元に構成されていたためです(盗賊征伐)◆郷土資料提供、昭和・伊原哀護/著、(´з`)y-~~~前トキしろう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-12-05 18:01:35
12115文字
会話率:34%