長い銀髪を風に揺らしながら、ただ1人で整備されていない道を歩く少女がいた。
彼女は今日もクレア=モルダナティスと名乗り、旅を続ける。
その旅で自分の死が待ち受けていると知っていながら、クレアは今日も旅を続ける。
これは風のようにさまようクレ
アと旅で出会う人々のお話。
頑張って書こうと思います。
飽き性なので、完結まで書けたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-26 16:06:50
13720文字
会話率:30%
ある兄妹のバレンタイン小話です。
初出:2012年2月5日発行 同人誌「Pure assort」より
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私には、二人のお兄ちゃんがいる。
一人目のお兄ちゃんは、とても明るい人。いつもにこにこ笑っ
ていて、おやつはいつも分けてくれたし、両親がでかけて寂しい夜には、いつも絵本を読んでくれた。たとえるなら、春の野原に吹く風のように優しい人だ。
二人目のお兄ちゃんは、とても静かな人。あまり笑顔は見せてくれないけど、風邪をひいた時は隣で手を握っていてくれたし、疲れて動けなくなった小さな私をおんぶして帰ってくれたこともあった。たとえるなら、静かに見つめる冬の陽射しのように温かな人だ。
そんな二人のお兄ちゃんたちと私は一歳しか違わないから、物心つく前からいつも一緒に遊んでいた。春の山登りに夏の花火、秋のお祭りに冬のそり遊び。小さい頃のアルバムを開けば、三人一緒の写真であふれている。
私はそんな二人のお兄ちゃんが大好きだ。
その想いは、今も変わらない。
*******************折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 00:59:22
18444文字
会話率:51%
桜井悠斗は、高校三年生のごく普通の少年だ。進路に対する決断を迫られ、彼は不安にかられる。周りの同級生は次々と大学や就職先を決めていく中、悠斗はそのどれにも手を伸ばせずにいる。心の中で風のように自由でいたいと思う一方、何を選ぶべきか、どこに向
かうべきか、全くわからなくなっていた。
そんな時、彼の親友、高橋真一が悠斗に語りかける。「君は風のように生きればいいんだ」と。真一は、進路に悩む悠斗に対して、無理に決断を促すことなく、悠斗自身のペースを尊重し、あえて進む道を決めない自由さを勧める。悠斗はその言葉に、何となく心が軽くなるような気がする。
放課後、教室で悠斗が一人悩んでいると、普段は無口で目立たないクラスメートの田村が話しかけてくる。「私も、進路のことで悩んでいるんだ」と彼女が告白すると、悠斗は思わず驚く。そして、田村の言葉をきっかけに、少しだけ自分が他の誰かと同じように悩んでいることを実感し、そのことが不思議と心を楽にする。
進路という名の迷子になりながら、悠斗は少しずつ自分の「普通」と向き合い、風のように流れながらも、どこか確かな一歩を踏み出す準備を始める。それが彼にとって、どんな形の「自由」になるのか、まだわからない。しかし、少なくとも今はその「自由」を手に入れるための一歩を踏み出したのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 21:00:00
11326文字
会話率:48%
『この世界は高く、浮いている』
110の島と、1つの首都により構成されている『ブルーキャノピー』。
上空1万メートルに浮かぶ古代からの浮遊都市国家だ。
首都「スカイシティ」のとあるハイスクールに通う少年カラン・ノアは、四人の守護天使たちと
気だるげな日常を過ごしていた。
ブルーキャノピーは、国民誰もが知るある悲劇があった。
その名も『アラガンス島失墜事件』。10年前スカイシティから供給される浮力が失われ『アラガンス島』が落下し、およそ1万人以上の島民が犠牲になった凄惨な事故だ。
事故に囚われたままのカラン・ノア。
やがて彼らを取り巻く生活に新たな不穏な影が忍び寄る。
天空で暮らす人々。
彼らを取り巻く空、事件、魔法、天使。
高い、高い世界の物語が駆け抜ける風のように始まっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 00:41:54
38906文字
会話率:47%
この世界には、九大災禍と呼ばれる呪いがあった。
命を吸い取る嵐である死門。死者を蘇らせ徘徊させる黄泉雲など、九つの呪いはそれぞれ独自の力を持ち、台風のように世界を周回し、人々に呪いを振り撒いていた。
そんな世界の中である日、一つの事件が発
生した。とある村に封印されていた太古の呪いを、1人の少年が解き放ってしまったのだ。
少年は自らの罪を償うため、自らが解き放った呪いの獣を追う旅に出る。
そして少年は知るのだった。
獣の正体、
そしてーー世界の真実を。
ゲームオブスローンズ、進撃の巨人、そういった方向性の作品が好きな方は、是非一読下さい!
★カクヨムで数話分先行投稿中
https://kakuyomu.jp/works/16816452218395059165折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 07:20:00
197287文字
会話率:29%
初秋の頃、風のように出会った名も知らない2人が親しくなり、また風のようにいなくなる。
秋に始まり秋に終わるヒューマンストーリー。
最終更新:2024-11-17 07:39:29
1562文字
会話率:18%
ガラス職人として小さな町で細々と暮らすニーナは、
ある日、軍に追われ、大怪我をした青年をかくまうことに。
ハーフォードと名乗った彼は、銀髪碧眼の魔術師だった。
しかし今は魔力を封じられ、取り戻すための旅をしているという。
そして、ニーナの
行方不明の父親について、何かを隠しているようだった。
芸術の都・カンティフラスの王都でガラス修行をしたいニーナと、
ひょうひょうと放浪の旅を続けたいハーフォードは、
なりゆきで、ともにカンティフラスを目指すことになる。
しかし、謎の魔術師に付け狙われ始めて——
鉄砲玉みたいに勢いあふれるガラス屋の女の子と、
風のように自由に生きたい魔術師が、
次第に心を寄せ合って、「家族」になっていくお話。
++++++++
『筆耕マギーは沼のなか』
https://ncode.syosetu.com/n3176jn/
のヒーロー・フィリアスのお兄ちゃん、
魔術師ハーフォード、17歳の頃のお話です。
フィリアスよりも人生に積極的なので、
いろいろとアプローチが早いかもしれません……(汗)
両作品あわせてお楽しみいただけると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 05:00:00
133603文字
会話率:46%
大陸の覇者・西白国。その首府で武官見習いを務める文輝がある晩秋の朝、突如として動乱のさ中に放り込まれる。同輩と共に反乱に立ち向かうが、その中で文輝は「正しさ」が何であるか、「国」を守るとは何であるかを自問する。中華風架空歴史大河小説
最終更新:2024-09-06 18:23:30
211945文字
会話率:37%
九州風雲録Ⅰ
北西部・荒州大漠
大唐代・隴右道
最終更新:2024-07-06 03:53:10
9496文字
会話率:25%
久しぶりにできた目標と、今の仕事についての話。
最終更新:2024-05-27 21:26:12
927文字
会話率:0%
この物語は2人の少年の朝を描いた作品である。
ぜひ一度!
読んでみてはいかがでしょうか?
最終更新:2024-01-20 21:55:59
1710文字
会話率:78%
小学五年生で、ある町に引っ越してきたばかりの匠(たくみ)は、山の中の古墳の近くで、夕子と名乗る女の子から手帳を渡される。そこには、なぜか最初から、『お化け捜査官 浜匠』と、自分の名前が書かれていた。色々と事情を知りたい匠だったが、風のように
消えた夕子と名乗る女の子とは、音信が途絶えてしまう。
その後、匠は、同じ、お化け捜査官の手帳を持つ、上野聡と出会う。二人は意気投合し、おばけ捜査官としての活動を開始した。お化け捜査官の活動とは、お化けに関する噂を調査し、それの審議を確かめると言うものだ。初めは、単なる遊びだったが、徐々に匠もその活動に夢中になっていく。
お化け捜査官としての活動の中で、二人は、三つ目の手帳の持ち主である、山口ゆきと出会う。ゆきは、二人より一歳年下の小学四年生だった。ゆきは、一本杉の根本を掘っている時に、手帳が出てきたと言った。しかも、匠や聡の時と同じように最初から自分の名前が書いてあったと言う。こうして、手帳の謎はますます深まり、三人をますます夢中にさせていった。
そんなある日、聡は、図書館で、『お化け捜査官の詩」という本を発見した。しかもその本の内容が自分達にそっくりであることに愕然とする。もしかして、予言の本なのか。三人は、その本の謎を確かめるために、本に書かれていた日時に、霧ヶ峰に向かった。本には、そこでUFOに会えると書かれていたのだ。
謎は謎として残されたまま、それから十年の月日が流れた。そして、大人になった彼らの前に、ついに全ての謎が明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 12:41:57
35209文字
会話率:39%
少女は少年のすべてを変えた。今日の闇を払い、明日に希望をもたらし、形骸の友情も、虚しいだけの恋も、少年の目に映る世界のすべてを色あざやかに塗り替えていく。しかし少年は気づいていなかった。本当は彼女こそが――少女が唱えた『魔法の言葉』と、そこ
に秘められた真実とは。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 14:57:45
74209文字
会話率:45%
人生は風のように流れて消えてゆくばかり (私の人生遍歴・瞑想ノートより)
キーワード:
最終更新:2023-09-01 12:39:26
1694文字
会話率:6%
「この橋本宏明さんは繊細なベルベットのような感触があります。口づけをすると、まるで森の中を散策しているかのような、フレッシュなベリーと野生のハーブの香りが広がって、それはまるで春の訪れを告げるかのような爽やかさです。デート中に見せる気遣いも
また春の初めの風のように優しいです。デートを終えた後の余韻についても、洗練されたオーケストラのように、長く静かに響き渡ります」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 22:00:00
2180文字
会話率:14%
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この作品は「pixiv」にも掲載しています。
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ある男が知り合いに勧められた公開風俗という店に行ったらしい。聞き馴染みがないが、何やら他の客との距離が近いようだ。一つひとつ区切られた部屋ではなく、あくまで屏風のように少しだけ仕切られた空間にすぎない所と聞いた。果たして、男はどんなことをするんだろう。どういうところなんだろう。気になる。ドキドキ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 16:59:16
490文字
会話率:0%
銀砂を撒いたような星々と、満ちかけた月が夜空に浮かんでいた。
風のない夜で、森は恐ろしく静かだった。
月はもう高い。獣道の中、ひとり帰路を急いでいた女は、自分の他に足音がある気がして、ふと足を止めた。
その時、背後から疾風のように何かが
近づいてきて、女の口を塞いだ。抵抗どころか、悲鳴を上げることすらできず、女の意識は闇の中へと落ちていった。
それきり、女の姿は消えた。森の小道の中には、疾風の名残りにそよぐ草が、さらさらと音を立てているばかりだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 02:08:00
81117文字
会話率:44%
露頭に迷う一人の女、小林広海はある不動産屋で見つけた家賃一万円の物件を契約をしてしまう。しかし、その物件いわゆる訳あり物件であった。その夜から違和感を覚えていく。気のせいだ気のせいだと言い聞かせ日々が過ぎていくが、違和感は怪異となり広海に
降りかかっていく。
毎夜起こる怪異に精神をすり減らし屋敷を出るか迷っているところある民家に一枚の張り紙が。
そこには「怖い話、聞きます」の一文があった。
そこは酔狂な噺家の家。
幽霊絵から女幽霊が抜け出してきたようなほけきょうと、春風のようにさわやかな青年、ねんぶつと広海は出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 11:50:23
67114文字
会話率:30%
足を踏み入れたこともない国に来た旅人は、人を探していました。会ったこともない、だけれど、会わなければならない人を。
探し出せば、華々しい暮らしが家族共々約束されている。
風のように消えた人を、見つけ出さねばならないのです。
最終更新:2022-09-10 19:26:36
4751文字
会話率:3%
秋風冽冽(しゅうふうれつれつ)
――厳しく寒い秋風が冷たい様
――または、寒い秋風のように厳しく冷たい様
最終更新:2022-09-06 11:00:00
532文字
会話率:0%