精霊が当たり前に存在する世界ユグリエル。
この世界では精霊と契約を結ぶことで精霊の力を借りて悪魔や邪霊と戦う精霊師と呼ばれる職業が存在していた。
精霊師育成学校ユートレア学院に所属する2年生ローク・アレアスも精霊師の一人として将来を
期待されているが、彼には少しばかり不思議な点があった。
精霊師になる上で欠かせないもの、それは契約の儀によって繋がる己の相棒たる契約精霊の存在だ。多くの精霊師たちが契約精霊と絆を深め、己の技量を磨いていく中で何故か彼だけは一向に自らの契約精霊を呼び出さないのだ。
けれども契約精霊を呼ばず、その確かな実力で多くの精霊師たちを倒していくロークの姿に気付けば学院内で様々な憶測が飛び交うようになっていた。
曰く、契約精霊が強大過ぎて呼び出すと周りに被害が及ぶから呼び出せない。
曰く、今彼は自分が本気で戦える相手を探しており、契約精霊を呼び出す機を窺っているのだと。
曰く、契約精霊を呼び出せれば学院最強の姫様にすら勝てるのでは無いかと。
そして気付けば隠れた実力者なんて呼ばれるようになったロークだったが、本人は決してそんなことは無いと否定する。
果たして真相は如何に?
この作品はハーメルンにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 21:08:03
313123文字
会話率:53%
人々が妖の存在を忘れてしまった現代。
そんな日本にも、呪術師は陰ながら存在している。
大家葵は、旧家主義の呪術師界隈で忌み嫌われる “一般家系” の少年。しかしある事件をきっかけに、道徳をも捨てて力を求めるようになった葵は、蘆屋道満や弘法大
師など歴代の呪術師が蓄えてきた膨大な知識を “取り込み”、学校でも独りで資料に顔をうずめる日々を過ごす。そのせいで、クラスメートからも虐げられる存在に……。
そんなある日、教室で一人の少女が言い放った。
「私、葵の嫁だから」
千年の間封じ込められてきた妖が解き放たれ、変わり行く日本。再度妖を封じるため、全ての呪術師たちが “神の缶” と呼ばれる神器を探し求める中、葵はたった一つの願いのために、それを妨害する。
どんな敵でも味方に変える? 自分に無頓着で他人ばかり助けてしまう? そんな正義感では、救えないものがある。
これは最強のアンチヒーローが送る、最も古く、そして新しい呪術物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 19:12:38
142934文字
会話率:31%
俺は都合の良い男であった。
両思いだと思っていた幼馴染から陰から聞いた言葉は
「あ、あんな奴、幼馴染だから一緒にいてあげているだけ! 都合の良い男よ! 私は先輩が好きなの!」
俺は感情をリセットして、幼馴染を応援してあげようと思った。
「な、なんで先輩があんたに渡したラブレター持ってんの!? ちょっとどういう事!?」
普通の学校生活を送りたいけど、俺には人間関係が難しい。
幼馴染もクラスの委員長も、バイトの仲間も、元気な後輩も……みんな俺の事を利用しているだけなんだ。
ああ、全部俺が悪い。
これは、都合の良い男が幼馴染から聞いた陰口から始まる――恋物語。
※ゆっくり更新に切り替えます。
4章終わるまで感想を止めます。集中して書きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 17:00:00
187617文字
会話率:32%
勇者召喚――それは空想の中のような夢と希望溢れるモノではなく、過酷で残虐で熾烈な地獄そのものだった。
勇者召喚は世界中の人々をランダムに異世界へと攫う災害として認知されていた。
高校二年生となる伊藤一総(いとうかずさ)も、そんな災害に巻き
込まれた経験のある『勇者』だった。
ただ、一総は他の勇者とは異なる境遇に置かれている。
それは『救世主』と呼ばれる勇者の中でも最上位の地位を冠しているにも関わらず、多くの者から『最弱の救世主』だの『異端者』だの侮蔑されているのだ。
とはいえ、彼はそれらの嘲笑を気にも留めない。彼は"とある目標"以外の興味など、ほとんどないのだから。
しかし、そんな日常に望まぬ転機が訪れる。
村瀬蒼生(むらせあおい)という記憶喪失の少女との出会いが、一総を新たな波乱に巻き込んでいくことになる。
それぞれが何かしらの瑕疵を抱える少女たちと出会い、触れ合い、一総は己と向き合う。
そして、意図せずして世界の真理へ近づいていく。
毎週土曜(か日曜)に更新中。
全八章予定。
現在、七章連載中。
※異世界転移タグはついていますが、異世界が本編に登場するのは五章からとなります。ご容赦ください。
※マグネットおよびカクヨムでも投稿しています。
※2020/04/15 あらすじを変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 14:44:18
1067651文字
会話率:32%
レインは戦闘スキルのないザコだと言われ、冒険者学校のFクラスに入れられる。
だがそこには異世界からきた女の子たちがいた。
彼女たちはとてつもない才能をもっていたのだ。
絆を深めていくにつれ、レインは彼女たちにその長年の努力を認められる。
特別なスキルがなくてもAクラスにあがれることを証明するんだ!
レインはクラスメイトたちとの絆で高みをめざす!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 17:06:24
6287文字
会話率:44%
突然の婚約破棄を言い渡されてしまうメリッサ。
能力があると嘘をつき、結婚詐欺未遂をしたということで王国内での居場所を失ってしまう。
しかし、隣国の王子であるヴァン=エウドレッドだけはメリッサに能力があると信じて疑わなかった。ヴァンは居場所
のない国内よりも、新たな生活を求めてヴァンの国へと移住する。
メリッサの影の能力によって支えられていた国は崩壊していきました、とさ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 01:16:45
3472文字
会話率:40%
10歳になると神殿から【クラス】と〔スキル〕が万人にあたえられる世界。
稀少クラス【医術師】を待つアレックスは、それまで治癒霊薬をつかって勇者パーティの回復係を担当してきたが、肝心の″回復魔術″が使えないという理由から、新しく入ってき
た【賢者】の登場で、実力者揃いの勇者パーティを追放されてしまう。
しかし、アレックスが持つ超稀少スキル〔細菌碩学〕は、極小の微生物の働きを促進して″どんな傷でも再生″させたり、人間進化・人体改造・人体強化まで可能にする常人には到底使いこなせず、理解することもできない最強スキルだった。
アレックスは″ある理由″からこのスキルを隠して生きていただけなのだ。
また、騎士団長を父親から次期騎士団長となるべく鍛えられていたアレックスは、肉弾戦でも、メス一本で勇者をあしらうほどの隠れた実力者である。
アレックスの〔細菌碩学〕に助けられてきたさまざまな強化をもらっていた勇者パーティは、それまでの力をまったく発揮できず、どんどん衰退していく、闇に落ちていく。
一方、勇者パーティを離れた、アレックスは彼の本来の目的『正義の施術』を完遂するために、『裏』でカツアゲする不良から、非行に走る冒険者、街に根付く巨大犯罪組織まであらゆる″悪″を断罪していく。
その過程で、『表』では多くの人々を病気や怪我から救い、優しく凄腕の天才イケメンドクターとして美少女たちに好かれ、戦闘能力の高さで魔物を倒して功績をたて、都市、貴族、冒険者ギルドからも認められて成り上がっていくことになる。
これはある青年の正義の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-28 20:07:18
14430文字
会話率:46%