1978年、中学2年生になった高藤哲治は勉強が大の苦手。受験戦争についていけない哲治は新しくオープンしたゲームセンターでインベーダーゲームと出合う…。
神経症の両親が作る「心をがんじがらめに縛り付ける家庭」で、条件付きの愛情しか与えられずに
育った哲治が、外の世界で友情を培う中でどう変わっていくのかを、家族の視点を交えながら丁寧に描いていきます。
#作者自身と家族が神経症に苦しんでいた経験から誕生した小説です。テーマは「神経症は世代を超えて引き継がれる」です。
家族という小さなグループの中で、子供たちがどんな風に神経症を患っていくか、親たちが神経症でどんな苦しみを抱えて生き続けているのかを3世代にわたって描きたいと思っています。
今回お届けするのは、3部構成のうちの第2部です。
この物語で子世代にあたる高藤哲治が、「自分を本当には大切にすることができない」神経症という病を発症した両親とどのように関わっているか、自分を傷つける存在からどう逃れようとあがいていくのかを描きます。
毎週水曜日に更新する予定ですので、共感いただける方に読んでもらえたら幸せです。
長丁場ですが、引き続き精一杯書いてきます!
#第一部は夫婦の日常生活だったこともあり、念のためにR18にして「ミッドナイトノベルズ」に入れました。作品タイトルは
『Egg〈神経症一族の物語〉』第1部 1964です。
#第二部は思春期の日常生活を描いているため多少の性描写があります。また関東大震災についての描写があるシーンでは多少残酷な描写と差別的な描写があります。念のためR15をつけています。
#この作品は「あまやどり出版note(https://note.com/amayadori_syupan/m/m67001378c666)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 15:25:46
70162文字
会話率:41%
私は絶望を覚えていた。
危機に瀕したプロジェクト。システム開発部との組織的な軋轢。連日に渡る長丁場の会議と、責任の所在を押し付け合う同僚たち。会社中に緊迫した空気が流れる中、私にとって喫緊の課題はただ一つ。
――トイレに行きたい。
私は子どもの頃、まさかミケ猫先生の短編小説集を枕にして寝るような少年であった。擦り切れるほど読んだ『吾輩は猫じゃニャいです』には、私の人生哲学が全て詰まっていると言ってもよい。この主人公のように、人のために真っ直ぐ行動できる男になりたいと思って生きてきたのだ。人生で悪いことなど何一つしていない。だから。
――今、トイレに行かせてほしい。
昼食に食べた牡蠣フライカレーがいけなかったのか。突き刺すような強烈な便意に、私の額には脂汗を浮かび、背筋にはゾクゾクと悪寒が走っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 17:01:04
13259文字
会話率:43%
与ひょうの子孫を夫に持つ鑑識官の私は、長丁場を終え有休をもらった。
最終更新:2023-05-17 18:36:36
3132文字
会話率:45%
手配中の連続窃盗犯の自宅アパート前での張り込み。
長丁場の捜査に備えるべきだ。
俺はバディの新人女刑事に、あんぱんと缶コーヒーの購入を頼んだ。
なろうラジオ大賞4 応募作品です。
・1,000文字以下
・テーマ:缶コーヒー
最終更新:2022-12-27 21:33:48
998文字
会話率:65%
永遠より、刹那に燃える焔がある。
季節より、瞬間に咲く花がある。
咲き誇れ ROCK'N'ROLL FLAME。
最終更新:2022-07-31 16:11:45
410文字
会話率:0%
舞台は中世、ベルロッド王国。
名門イヴスナー家嫡男、エルクハルド公は憂鬱な表情を浮かべていた。
彼がその若い背に負っているのは一家の命運。その手に食い込む爪の後は、彼の深い後悔の傷。
馬車に揺られ、エルクハルド公はとある伯爵令嬢の元へ向
かう。
彼の目的はその彼女が負った闇。“亡き者とされた”彼女の爵位。
様々な思惑を背負って彼はゆく。
すでに、後退は許されない。
***
長丁場になる予定ですが、もしよろしければご感想などいただけますと励みになります。
***折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 23:20:34
390文字
会話率:0%
幸田露伴の未完の連作長編小説「風流(ふうりゅう)微塵蔵(みじんぞう)」のうち、「きくの濱松」の現代語勝手訳。
「さゝ舟」→「うすらひ」→「つゆくさ」→「蹄鐡」→「荷葉盃」からの続き。
実際には題名に<6>の表記は無いが、話が次々と連続して
行くので、つながりが分かるように便宜的に付け足した。
今回の主人公は、金仙禅寺の栽松が懇意にしている筆屋の正太郎。
独身の正太郎は、知り合いの婆から縁談を勧められる。
女房を持つのがいいのか、持たない方が気楽なのか、色々悩んだ挙げ句、女房を持つに至るのだが、実はその女房となる女には色んないきさつがあった。
正太郎とその女房、それに関わる色々な人物がこの物語を彩る。
まず最初に、「さゝ舟」の九、十で語られていた『玉之助』が栽松に引き取られて『玉山』となり、金仙禅寺で我が儘し放題をする場面から始まる。
※ この「きくの濱松」は全51回の長丁場ではありますが、お付き合いいただければうれしいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-25 08:28:13
88641文字
会話率:10%
これは、濃厚な設定で異世界現実世界を同時進行しつつエッチなラブコメをやったら……という小説です。
長丁場にはなりますが、お付き合い頂ける方を募集しております。
現代日本に住む高校生、水上翼は異世界最強の魔王イカロスと身体が入れ替わってしま
う。
翼はゲーム好きなだけの高校生だった。彼は平和な日常から突然戦いの日々に放り込まれ、ボロボロになりながらも徐々に順応し、少しずつ強くなっていく。
異世界の男は話が通じない者が多いため、仲間になるのは女の子ばかり。守ってやらねば。
イカロスは最強の魔王、しかし元々無闇矢鱈に力を振るう事はしなかった。そんな彼は平和な日々の中に幸せを感じ始め少しずつ俗になっていく。
妹に、同級生に、先輩に絆され、性的にダメな感じになりかけるも魔王たる鋼の意思で耐える。
果たして二人は自分を失わずに生き残れるのだろうか。
そして二人は、元に戻れるのだろうか。
【内臓や切断を含むグロテスク表現】
【直接的な性行為表現を含まない程度(よくあるライトノベル程度)のエロチシズム表現】が含まれます。
苦手な方は夜道に気をつけてお帰り下さい。
もし読んで行かれるならば第一章 ◆3からどうぞ。
今後も数字が前後する可能性がありますが、品質には問題ありません。
それでは、用法容量を守って健康的にお読みください。
*ハーレム要素が整うまで相当話数がかかります ご容赦ください*
*4月中には再開します*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-02 00:00:00
102868文字
会話率:29%
佐竹夏美とその甥で高校一年の佐竹守、その友人高橋レナはある時突然異世界へ迷い込む。文明レベルは中世程で戦乱が絶えない世界。転移先の国は他国からの攻撃を受け危機に瀕していた。助力を乞われる三人。異世界で生き延びるにも日本に帰るにしても長丁場
を覚悟し当事国の王国に協力することになる。守はスマートフォンに百科事典のアプリとなぜか携帯用ソーラーパネルを持っていた。現代の豊富な知識を武器に異世界の戦乱は終息へ向かっていく。
一方、夏美の夫、佐竹光一。レナの父、高橋茂は行方不明の三人を探すため方々を駆け回る。超常現象研究家である茂は異世界へ迷い込んだと結論を出し、中々信じない光一を連れまわす。結果、光一の娘ヒカリと三人で異世界へ行くことになる。
日本への帰還法を探していた守らは、異世界「アガルタ」にかつて迷い込んだ日本人たちの記録を調べていた。彼らの足跡を調べるうちに奇妙なことが浮かびあがってきた。
ここはいったいどこなのか?無事に日本に帰れるのか?主人公たちを暖かく見守っていただければと思います。
異世界でも○ィキペディアを利用出来る設定を強引に作りました。主人公たちは知識チートで色々やらかします。結構エゲツない描写も入れる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-05 04:36:38
100074文字
会話率:54%