終戦翌年の昭和21年5月・・
九死に一生を得て命からがら 酷寒の満州から 祖国日本に引き上げてきた
しかし焦土と化した 故郷
祖国の地に再び戻ることができたが 復員兵の多くがそうであるように
二人の復員兵は 失意のどん底に突き落とされた
これからどんな希望をもって生きて行けと言うのか・・
物語はそこから始めます 長編小説になる予定
他の小説の執筆も愉しみながら ゆっくりと書いていきます(^-^)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 08:50:18
5213文字
会話率:33%
ユーラシア。
かつて、そんなふうに呼ばれていた広大な大陸があったことを、人々は掘り出した遺跡から知った。
そこに棲んでいた者達が強大な騎馬軍団を持ち、広大な大陸をあまねく征服し、支配したことも知った。
だが、いつしか彼らが消え去り、
悠久の時が流れた。
人々は、彼らの先祖たちが「ヨーロッパ」と呼ばれる土地に現れ、そこに棲み始め、天のあまねく星々にまで舟を出せるほどの高度な技を持っていたことも、知った。
だが、ある日、天地が鳴き、震え、太陽がそれまでとは別の方角から上り、それまでとは別の方角に沈むようになり、強大な力を持ちながらいつしか消え去ったいにしえの騎馬軍団のように、多くの先祖たちとその技もまた、滅び去ったことも、知った。
今、先祖たちの故郷の土地は、はるか北の、冷たい雪と厚い氷に閉ざされてしまったのも、知った。
酷寒の故郷から逃れた、わずかな先祖たちが、馬や羊を追ってこの草原の地に移り住んだことも知ったし、先祖たちがその草原の七つの丘のある地に自分たちの国を作ったことも、それから千年近い時が流れたことも、知った。
人々は、帝国を作った。周辺のまつろわぬ国や民と対峙し、日々戦っていた。
そんな帝国に、ある日、軍神の娘が舞い降りた。
娘の任務はただ一つ。それは、帝国に仇なす者を葬ることだった。
ノベルアッププラス、アルファポリスにてシリーズ連載中。すでに完結した第一作目を大幅に改変してお届けします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 19:10:00
184036文字
会話率:36%
西暦一九四七年夏、中央アジアの小国ウルルフル王国にソビエト連邦が侵攻した。孤立無援の防衛戦に臨む王国軍。その兵士の一人は、凍結した湖の氷に穴を掘って隠れ、敵を待ち伏せする任務に就いた。敵はなかなか来ない。
最終更新:2020-03-24 23:26:32
5172文字
会話率:0%
酷寒の週末になりそうだ。文字を書くにも、指先が辛い。ターミナルの人並みに、忘れ去られた片方の手袋。何かに掴まりたくて、指先を広げている。この冬が過ぎたら、忘れられてしまうのかな。
最終更新:2020-02-06 19:39:27
200文字
会話率:0%
酷寒になったから、背中を丸めて地下道に入った。この寒いのに、ギター弾きはいて、寂しげで、どこかに穴が空いてるような、ボロボロの声で歌っていた。何がいいとか悪いとか、生きているうちにしか、感じられないこどがたくさんあるから、そのまま続けてくれ
と言った。当たり前の暮らしはできなかったけれど、そんなことだけは、言えるようになった。滑稽だな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-27 21:19:47
387文字
会話率:0%